U-20関東大学選抜 – U-18日本代表 / IBARAKI Next Generation Cup 2023


12月21日は、水戸市サッカー・ラグビー場(ツインフィールド)へ。

U-18日本代表、U-20関東大学選抜、U-22 ALL IBARAKI、U-18ウズベキスタン代表が出場する茨城県サッカー協会主催のIBARAKI Next Generation Cup 2023が開幕を迎えました。
この大会は、総当たりでリーグ戦を行い、各試合の最後にはPK戦を実施。試合の結果による勝ち点のほか、PK戦を制したチームには勝ち点1が加えられ、もっとも多くの勝ち点を得たチームが優勝という方式。

U-18日本代表に川崎フロンターレU-18のGK濱﨑知康、MF由井航太、DF土屋櫂大の3選手が選ばれ、U-20関東大学選抜には、川崎フロンターレU-18出身、拓殖大のMF田鎖勇作、中央大のMF田中幹大が選出。

初戦は、U-20関東大学選抜と、U-18日本代表が対戦しました。


【IBARAKI Next Generation Cup 2023 U-20関東大学選抜 vs U-18日本代表】
12月21日(木) 午前11時キックオフ 水戸市サッカー・ラグビー場(ツインフィールド) 晴れ

U-20関東大学選抜の先発は、GK1岩瀬陽(中央大)、最終ラインは右から19常藤奏(中央大)、キャプテンの22丸山大和(東海大)、8飯島大地(桐蔭横浜大)、4入江羚介(順天堂大)、MF15佐藤未来也(関東学院大)、10田鎖勇作(拓殖大)、右MF6杉山耀建(中央大)、左MF3田中幹大(中央大)、前線には11岡本岳(拓殖大)、9本間凜(国士舘大)。

U-20関東大学選抜の先発メンバー



U-18日本代表の先発は、GKキャプテンの1濱﨑知康(川崎フロンターレU-18)、最終ラインは右から2本間ジャスティン(ヴィッセル神戸U-18)、4土屋櫂大(川崎フロンターレU-18)、3塩川桜道(流通経済大柏)、5梅木怜(帝京高)、ボランチは20佐藤龍之介(FC東京U-18)、6由井航太(川崎フロンターレU-18)、右MF7石井久継(湘南ベルマーレU-18)、左MF17中川育(サンフレッチェ広島ユース)、トップ下14廣井蘭人、前線には9塩貝健人(慶應義塾大)。

 

U-18日本代表の先発メンバー


フロンターレU-18の3選手、フロンターレU-18出身の2選手がそろって先発に名前をつらねました。

青空が広がり、穏やかな気候のツインフィールド。平日にもかかわらず、スタンドには多くのサッカーファンらが集まる中、キックオフの時を迎えました。

立ち上がり、サイドに展開し、裏を突く動き出しを見せていくU-20関東大学選抜。田中幹大も浮き球のパスに反応。エリア左へ仕掛ける姿勢を見せていきますが、U-18日本代表の守備も最後のところで粘り強さを発揮。
うまく中央でセカンドボールをおさめ、前を向いた由井が右サイドに展開しようとしていきますが、これに対してはU-20関東大学選抜も、切り替えの良さを見せ、阻んでいきます。

3分には、U-20関東大学選抜、左サイドに展開し、うまく流れた本間がエリア前に仕掛けようとしていきますが、土屋がカバー。

さらに6分には、中央で田鎖がうまくボールを動かし、右へ展開。常藤が高い位置へ抜け出し、クロスを入れると、遠いサイド、田中幹大が飛び込みますが、これは上に。


すると次第にU-18日本代表は、土屋や塩川、濱﨑、由井や佐藤も加わってボールを動かしていけるように。
8分には、下がり目でおさめた塩貝から右サイドに展開すると、本間が高い位置へ上がり、クロス。遠いサイドで中川がおさめ、シュートを打ちますが、これはワンタッチあり、右コーナーキックに。

U-18日本代表はショートコーナーを選択。拾いのクロスに、塩貝が頭で合わせますが、岩瀬がセーブ。
直後には、右サイドで石井がカット。エリア右、塩貝へつながり、塩貝はシュートを打ちますが、ここでも岩瀬が阻んでいきます。

U-20関東大学選抜も、丸山や飯島、常藤もかかわって動かしていき、10分には、丸山がうまく間を突くパス。これを受けた杉山に対しては、U-18日本代表、梅木がカバー。
さらに縦パスに、本間が反応しますが、濱﨑が前に出て、カバーしていきます。

すると11分、U-18日本代表は、高い位置で塩貝がカット。エリア外右へ持ち込み、シュートを打つとこれが決まり、0-1。先制点はU-18日本代表に入ります。

慶應義塾大の塩貝亮太選手のゴールでU-18日本代表が先制する



U-20関東大学選抜は、杉山が左MF、田中幹大が右MFとポジションをチェンジ。

すると14分には、U-20関東大学選抜、入江が前に持ち出し、右サイドを突くパス。これに田中幹大が反応。背後に抜け出しそうになりますが、梅木がカバー。

さらに右に開いた常藤が間を突くパス。これに田中幹大がまたも反応。ここでも、梅木の対応に遭い、シュートにはつながりませんでしたが、いい動き出しを見せ、揺さぶる場面をつくっていきます。

U-18日本代表が中央にパスを差し入れ、動かそうとする場面では、田鎖がプレスバックにいき、マイボールにしていくU-20関東大学選抜。
16分には、スルーパスに、本間が反応。エリア右へ抜け出しますが、U-18日本代表は、塩川が粘り強く寄せていき、シュートは枠はとらえられず。

田鎖や佐藤が中央でうまく受けながら、前に出ていくU-20関東大学選抜。
19分には、中央からパスを引き出した田中幹大が、右サイド、高い位置へ抜け出し、折り返しますが、U-18日本代表は、これをブロック。最後は中央で由井がマイボールに。

20分には再び、U-20関東大学選抜、中央で岡本がカット。そのパスに、田中幹大が右サイドの高い位置へ。しかし、これに対しては梅木が体を張った守り。

右コーナーキックとなり、入江が左足で精度の高いボールを入れると、エリア内、こぼれ球に反応した本間がシュートを打ちますが、これは上に。


中央で田鎖や佐藤、由井や佐藤が厳しくボールを奪い合う場面が続き、21分には、U-18日本代表、左サイドに展開すると、中川が斜めに仕掛け、正面へ持ち込み、左へ展開。エリア外左、塩貝がシュートを打ちますが、これはU-20関東大学選抜が体を張って、阻み、得点とはならず。

コーナーキックをしのいだU-20関東大学選抜も、田鎖が下がり目で受け、うまくサイドを突くパス。U-18日本代表も集中しており、これに対応しましたが、うまく間で受け、背後を突くプレーを続けていきます。
23分には、丸山の縦パスをうまく中央に顔を出し、受けた田中幹大から田鎖とつながり、田鎖は左に展開。杉山が高い位置へ抜け出していきますが、石井が低い位置まで戻り、カバー。

さらに縦パスに、本間が高い位置へ動き出していきますが、土屋が前に出て、これを阻む出足の良いプレー。
27分には、U-20関東大学選抜、エリア外左でフリーキックを得ると、キッカーの入江は遠いサイドに供給。こぼれ球に、常藤が迫りますが、梅木が対応。

29分には、再びU-18日本代表のファールでフリーキックを得たU-20関東大学選抜。
エリア外右、入江が遠いサイドに入れると、折り返したボールがエリア内へ入りますが、土屋がクリア。

直後には、左サイドでのスローインの流れから、田鎖がエリア左へ進入。シュートを打ちますが、濱﨑がセーブ。

 

エリア内へ進入。シュートもうち、攻撃でも存在感を見せた田鎖勇作選手




31分には、さらにU-20関東大学選抜、中央で佐藤が浮き球のパス。エリア正面左、うまく田中幹大が抜け出し、シュートを打ちますが、これは上。

32分には、右サイド、高い位置へ抜け出した田中幹大がクロス。正面でボールを拾い、左へ展開すると、下がり目で受け直した田鎖から左サイド、高い位置へ展開。
抜け出した杉山が折り返しますが、エリア内を佐藤がカバー。

U-20関東大学選抜の高い位置でのプレーが続いていきますが、それでもU-18日本代表は最後のところで集中した守り。
GKの濱﨑も後ろからしっかり声をかけ、選手たちを動かしていきます。

すると36分には、U-18日本代表、縦パスを由井が中央でカットし、左へ展開。これに抜け出した塩貝に対しては、佐藤が対応していくも、塩貝が高い位置で奪い返し、そのパスに、石井がエリア外右へ。
石井はシュートを打ちますが、岩瀬がセーブしていきます。

U-18日本代表も、GK濱﨑や土屋、塩川、間に由井や廣井が顔を出しながら、ボールを動かす時間をつくり、40分には、由井のパスに、塩貝がエリア外正面右へ。
由井は高い位置へオーバーラップ。うまくU-20関東大学選抜の選手を引き付けると、塩貝はシュートを打ちますが、これは上。

さらに由井が中央、うまく間で受け、左サイド、背後を突くパス。中川がこれに反応しますが、U-20関東大学選抜は、これをカット。
しかし、右サイドから攻勢に出ようとしたところを、由井がカバー。


エリア前で組み立てを図るU-18日本代表に対し、田中幹大や岡本、本間らが連動し、プレスをかけに行くU-20関東大学選抜。
43分には、中央でうまくボールを受けた田中幹大が縦パス。右サイド、高い位置へ常藤が抜け出しますが、これはオフサイド。

U-18日本代表も、直後には中央で廣井がカットし、右サイド、高い位置へ抜け出した石井へ。石井のパスに、エリア右、塩貝が抜け出しますが、ここはU-20関東大学選抜の守りに遭い、シュートは打てず。

すると44分には、中央、田鎖から右サイド、田中幹大へ。田中幹大から正面で再び受けた田鎖は縦パス。これにエリア正面右、抜け出した岡本がシュートを打ちますが、濱﨑がセーブ。

前半は0-1。
U-18日本代表がリードし、ハーフタイムへ。

 


後半、U-20関東大学選抜は交代はなし。U-18日本代表は、梅木に代わり13池田春汰(横浜F・マリノスユース)、中川に代わり10鈴木陽人(名古屋グランパスU-18)。廣井が右MF、石井がトップ下とポジションをチェンジ。

立ち上がりには、U-20関東大学選抜。
浮き球のパスに、左サイド、高い位置へ抜け出した杉山が粘り、左コーナーキックに。
入江が遠いサイドにボールを入れると、こぼれ球にエリア外右、おさめた佐藤がシュート。しかし、上に。

さらに中央で本間がカット。高い位置へ持ち込み、左へ展開すると、これに対して、U-18日本代表はファール。
フリーキックを得たU-20関東大学選抜は、入江が直接狙いますが、これは上。

U-20関東大学選抜の攻勢は続き、7分には、正面へうまく抜け出した塩貝がシュート。これはワンタッチあり、左へそれ、左コーナーキックに。

入江がボールを入れると、遠いサイドで丸山がヘディングシュート。エリア内で混戦となりますが、U-18日本代表も集中した粘り強い守り。得点とはさせずしのいでいきます。

9分にはまたも、U-20関東大学選抜。縦パスに、正面へ本間が抜け出しますが、シュートは濱﨑がセーブ。

U-18日本代表も、中央で由井が浮き球のパス。左サイド、流れた塩貝がボールをおさめようとしますが、飯島がこれには対応。そこから左サイドに展開。杉山が高い位置へ。
これに対してはU-18日本代表、廣井が自陣でカバー。

なおもU-20関東大学選抜が佐藤や田鎖、田中幹大もうまく顔を出しながらボールを回していきますが、U-18日本代表も、コンパクトに、粘り強く対応。

15分には、フィードに本間が正面へ抜け出しそうになりますが、土屋が前に出てこれを阻む好守。
すると16分には、U-18日本代表、土屋から由井につあんがり、由井の縦パスに、塩貝がエリア右へ。しかし、シュートは岩瀬がセーブ。
それでも、U-18日本代表もしっかり組み立てを図り、間にボールを付けながら、ゴールに迫る場面をつくっていきます。


16分には、U-20関東大学選抜、右サイドからうまくエリア正面右へパスが通り、本間がシュートを打ちますがこれは上。

ここでU-18日本代表は、本間に代わり8保田堅心(大分トリニータU-18)が入り、ボランチ。佐藤が右MFに。
18分には、U-20関東大学選抜に交代。岡本に代わり17松森堅誠(産業能率大)。


22分には、U-18日本代表、濱﨑や塩川、土屋、由井がかかわって組み立てを図ると、浮き球のパスに鈴木が反応。正面へ抜け出しそうになりますが、飯島がカバーしていきます。

23分、U-20関東大学選抜は、杉山に代わり18石本勝悟(山梨学院大)、本間に代わり14佐藤遼(城西大)。石本が左MF、佐藤が前線へ。

U-18日本代表は、佐藤の縦パスに、塩貝が高い位置へ動きすなどしていき、さらに間にパスを差し入れていきますが、少しパスがずれる場面もあり、なかなか、シュートには至らず。

U-20関東大学選抜は田鎖や佐藤が低い位置に顔を出し、ビルドアップ。時には丸山が縦に鋭い好パスをつけ、攻撃のスイッチを入れに行きますが、由井がこれに対応。U-20関東大学選抜も、いい連係を見せながら、シュートにはつながらない時間が続いていきます。

30分、U-18日本代表は塩貝に代わり19近野伸大(柏レイソルU-18)、石井に代わり16花城琳斗(JFAアカデミー福島U-18)。

32分には、U-18日本代表、土屋のフィードに、近野がエリア内への動き出し。しかし、ここは飯島のカバーに遭い、近野のファールに。

36分には、右サイド、高い位置へうまく抜け出したU-18日本代表、鈴木がクロス。ニアに近野が飛び込みますが、U-20関東大学選抜もこれに対して、粘り強いカバーリングを見せ、最後は岩瀬がセーブ。

U-20関東大学選抜は、田鎖に代わり16井野佑優(国士舘大)、佐藤に代わり7松橋啓太(東海大)。

38分には、U-20関東大学選抜、縦パスに、佐藤が正面へ。しかし、これには土屋が対応。

40分には、U-18日本代表、中央で保田がうまく間に付けるパス。花城がおさめ、間を抜けていき、左サイド、高い位置へ。
折り返すと、エリア右、抜け出した佐藤がシュート。決定的な場面でしたが、これは左。

すると直後には、U-20関東大学選抜。入江のフィードに、うまくエリア左へ抜け出したのは石本。シュートを打つとゴールネットを豪快に揺らし、1-1。
U-20関東大学選抜が追いつきます。



直後にはさらにU-20関東大学選抜、松橋のスルーパスに、佐藤が正面へ抜け出しそうになりますが、濱﨑が対応。濱﨑がすばやく前にボールを送ると、エリア左、近野が抜け出しますが、これにはU-20関東大学選抜が粘り強く対応。左コーナーキックとなり、ショートコーナーを選択したU-18日本代表は、池田が頭で合わせますが、枠はとらえられず。

U-18日本代表はここで佐藤に代わり15石原未蘭(サンフレッチェ広島ユース)、本間に代わり11小嵐理翔(実践学園高)。


アディショナルタイムは、2分。46分には、U-20関東大学選抜。右コーナーキックを得ると、入江が入れたボールは直接枠をとらえますが、濱﨑がパンチングでこれを阻む好守。
右サイドでのスローインとなり、ロングスローから最後はエリア内、飯島がヘディングシュート。しかし、濱﨑がセーブ。

試合はタイムアップ。1-1。



規定により勝者が勝ち点1を得られるPK戦は、U-20関東大学選抜のGK岩瀬が1人目の保田、2人目の花城を止める好セーブを見せるも、U-20関東大学選抜は2人目の常藤はバーに。
それでも、4人目を終えた時点で、3-2とU-20関東大学選抜がリード。

しかし、決めれば、決着という5人目丸山を、濱﨑が見事に止めると、3-3で迎えたU-20関東大学選抜の6人目、佐藤のシュートも濱﨑がセーブ。
U-18日本代表は6人目の石原が決め、3-4。

この結果、U-18日本代表は勝ち点1を上積みし、勝ち点2。U-20関東大学選抜は勝ち点1という結果で初戦を終えることになりました。


前半0-1 後半1-0 計1-1
PK3-4

得点:石本勝悟(U-20関東大学選抜) 塩貝健人(U-18日本代表)

U-20関東大学選抜の先発:
1岩瀬陽(中央大)
19常藤奏(中央大) 22丸山大和(東海大)=c 8飯島大地(桐蔭横浜大) 4入江羚介(順天堂大)
15佐藤未来也(関東学院大) 10田鎖勇作(拓殖大) 6杉山耀建(中央大) 3田中幹大(中央大)
9本間凜(国士舘大) 11岡本岳(順天堂大)

交代:岡本→17松森堅誠(産業能率大) 杉山→18石本勝悟 本間→14佐藤遼 田鎖→7松橋啓太(東海大) 佐藤→16井野佑優(国士舘大)
控え:12笠島李月(拓殖大) 2竹田航晋(拓殖大) 

U-18日本代表の先発:
1濱﨑知康(川崎フロンターレU-18)=c
2本間ジャスティン(ヴィッセル神戸) 4土屋櫂大(川崎フロンターレU-18) 3塩川桜道(流通経済大柏) 5梅木怜(帝京高)
20佐藤龍之介(FC東京U-18) 6由井航太(川崎フロンターレU-18) 7石井久継(湘南ベルマーレU-18) 17中川育(サンフレッチェ広島ユース) 14廣井蘭人(筑波大)
9塩貝健人(慶應義塾大)

交代:梅木→13池田春汰(横浜F・マリノスユース) 中川→10鈴木陽人(名古屋グランパスU-18) 廣井→8保田堅心(大分トリニータU-18) 塩貝→19近野伸大(柏レイソルU-18) 石井→16花城琳斗(JFAアカデミー福島U-18) 佐藤→15石原未蘭(サンフレッチェ広島ユース) 本間→11小嵐理翔(実践学園高)
控え:12後藤亘(FC東京U-18)  18谷田壮志朗(ジェフユナイテッド市原・千葉U-18)

 

試合後、U-18日本代表として出場した川崎フロンターレU-18の3選手のコメントは次の通り。

それぞれ、手応えや課題、自分自身のプレーへの不満などさまざまなものを抱いている、と感じさせられました。残りは2試合。それぞれがいいきっかけをつかむような、そんな試合になることを願っています。

 

「勝ち点3とって、PKでもう1点とって、勝ち点4とることが一番大事だと思うので、

次の試合もそのまた次の試合も勝って、優勝して連覇できたらな、と思います」

GK濱﨑知康

濱﨑知康選手

-お疲れさまでした。まずは今日の試合、振り返ってみて、どうでした?

そうですね。年上相手でしたけど、そこは関係なく、年齢関係なくやろうという話はしていたんですけど、やっぱり押し込まれる展開が多くて。
そこで1点取れたのは良かったんですけど、最後失点してしまったというのは、自分もチームも、課題なのかなというふうに思いました

 

-流れの中で、いいセーブもあったと思うんですけど、自分のプレーに手ごたえは感じました?

そうですね。やっぱり「最後は自分が止める」っていうのは常日頃、思っていることではあるので、ただ、その前に、シュートを打たせない、コーチングの部分が自分の武器だと思っているので。
そういうところをもっと増やしていけば、スーパーセーブも少し少なくできるのかな、と思いますけど。そういうところで止められたのは良かったのかな、と思います。

 

-スーパーセーブが出たのは良かったけど、自分としてはそういう場面を少なく?

そうですね。そういう場面にさせたくはない、っていうのは自分が一番思っているので。そういうところも突き詰めていけたらな、と思います。

 

-今日はPK、ひとつは相手がバーに当てて、二つは止めましたけど、どうですか? 振り返ってみて。

そうですね。相手のキーパーが最初2本止めていて。でも自分のメンタルはぶれずにやろうと思っていたので。最後5人目のところで足でしっかり止めることができて。
そのあともチームの人たちの声援があって、しっかり止めることができたかなと思います。

-今までPK戦であれだけ結果を出したってあります?

いや、ジュニアユースの時には、小さな大会で止められていたんですけど、ユースではなくて。クラブユースでもヴェルディ戦(2022年、ラウンド16)で止めていれば、勝てたというところで、止められなくて、少し悔しい想いをしていたので、トラ(岡崎寅太郎)とか、カイト(土屋櫂大)とか、シバ(柴田翔太郎)とかと少しPKの練習したりとか、昨日とかもキーパーコーチとかと「どのようにPK止めようか」という話をできていたので。そういうところが出せたのかな、と思います。

 

-来年大学に進むということで、今日は大学生が相手でしたけど、来年の大学でプレーすることも踏まえて、とかそういったものってありました?

そうですね、やっぱりあれが大学の20なので、トップじゃないと思うので、でも、そこで自分の力、出せたのかなと思うので。
もっともっと大学始まるまでの期間、大事にしていきたいと思います。

 

-ちなみに大学はどちらに?

明治大学です。

 

-今日は対戦相手、幹大君(田中幹大)と勇作君(田鎖勇作)がいましたけど、それはどうでした?

そうですね、やっぱり2個上で一緒にみてきて、敵でプレーするのは違和感がありましたけど、勇作君のシュートとかも止められたので。良かったです。

-なるほど。それでは次戦以降の意気込みを教えてください。

試合で勝ち点3とって、PKでもう1点とって、勝ち点4とることが一番大事だと思うので、次の試合もそのまた次の試合も勝って、優勝して連覇できたらな、と思います。

-サポーターにメッセージをいただけますか?

いつも応援ありがとうございます。自分はトップ昇格かないませんでしたが、4年後しっかりと帰ってきて、皆さんの前でプレーできることを望んでいるので。
大学4年間も追っかけてくれたらなと思います。よろしくお願いします。

 

「球際のところはほぼ勝たないといけないぐらいの気持ちで。あとはボールを失う回数を減らしていければ」

MF由井航太

由井航太選手

 

-お疲れさまでした。まずは今日のプレー振り返ってもらっていいですか?

ボールも失う回数多かったし、あんまり球際とかでも勝てなかったので。良くなかったです。

-久しぶりのボランチだったと思うんですけど、どうでした?

やっぱりあんまり覚えていなかったので。いいプレーはほぼなかったかな、と思います。

-でも、そういったなかでも球際で戦う姿勢とかは見せていたのかなと思うんですけど。

いや、全然です。

-全然ですか。

全然。だめでした。

-なるほど。今日を踏まえて、これからどうしていこうとかそういったものはあります?

やっぱり球際のところはほぼ勝たないといけないぐらいの気持ちで。あとはボールを失う回数を減らしていければ、いいかなと思います。

-今日は対戦相手に幹大君と勇作君がいましたけど、それはどうでした?

やっぱり両方ともうまかったし、やっぱりいい選手だな、って思ったので。あの人たちぐらいに、試合こなせるように、なりたいです。

-この大会を通しての目標って何かあったりします?

優勝です。

-自分はこういったプレーをしたいというものは?

個人としては、ボランチに慣れることです。

-CBからボランチに戻すってけっこう大変だったりします?

難しいです。

-難しいですか。じゃあ、残り頑張って…

はい。

-最後にサポーターの人にメッセージなどいただけますか?

来年からトップ行くので。トップで出れるように、練習からアピールしていきたいので応援よろしくお願いします。

 

 

「相手の速いプレッシングを剝がす、自分の個の能力を出すとかそういったところはまだまだだったのかな、と思うので。

自分に目を向けて、残り2試合あるので、自分の成長につなげるためにもやっていきたい」

DF土屋櫂大

DF土屋櫂大選手

-お疲れさまでした。まずは今日、試合振り返ってみてどうですか?

そうですね。相手、自分たちよりもレベルが高い。スピード感もあって、最初は慣れない部分はあったんですけど。
でも、前半の途中からですかね。自分の目も慣れてきて、相手のスピードにも対応できることもあったので。最後失点してしまいましたけど。
あの失点は、今後。あの失点で、ワールドカップ終わってしまうかもしれないですし、最後の試合終了まで、ゼロで終わり切るというのは、今後意識してやっていきたいと思いました。

-上の年代の代表、初めてだと思うんですけど、それはどうですか? やってみて。

17と違って、18はプロを経験した選手がたくさん集まる場で。スピード感とか、プレースピードだったりとか、自分も速いっていう感じではあったんですけど。

いざ試合になってみると、多少はスピードも速かったですけど、慣れてきた部分もあったので。そういったところはもっともっと自分が成長していくなかで。このなかでやれるということは、自信になっていくと思いますし。
そこで自分のプレーを発揮できたら、プレミアでも、来年、自分の良さを出せていけるのかな、と思いました。

-ある程度カバーリングとかできていたのかなと思ったんですけど、手ごたえとか感じました?

そうですね、カバーリングだったり、相手のFWのランニングに対して、ついていくというのは、試合中意識してやっていたので。そこは少しはできたのかな、と思うんですけど、ビルドアップの部分で、相手の速いプレッシングを剝がす、自分の個の能力を出すとかそういったところはまだまだだったのかな、と思うので。そこは自分に目を向けて、残り2試合あるので、自分の成長につなげるためにもやっていきたいと思います。

-この大会を通して、こういったプレーを見せたいというものがあったら教えてください。

大学性相手でも、ウズベキスタンU18相手でも、競り合いと空中戦の部分だったり、地上戦のデュエルっていう部分でも自分は負けていられないですし、ここで負けているようでは世界で通用しないと思うので。
ここで自分の良さ。球際だったり、デュエルだったりというところは存分に発揮したいと思います。

-サポーターの人にメッセージなどいただけますか?

今年成し遂げられなかったプレミアリーグ優勝、クラブユース優勝っていう目標を自分たちの代で、かなえるためにも、まずは自分が今回の大会で成長して、自分がリーダーシップ持って、来年やっていけたらなと思うので。
来年に目を向けて、まずは目の前の試合で自分が成長できるようにやっていきたいと思うので。来年も応援よろしくお願いします。

 


(文中敬称略)

濱﨑知康選手
田中幹大選手



田鎖勇作選手
田中幹大選手

田中幹大選手と濱﨑知康選手

U-18日本代表の先発メンバー

U-20関東大学選抜の先発メンバー

コイントスに臨むキャプテンの濱﨑知康選手

濱﨑知康選手
由井航太選手

田鎖勇作選手
塩貝亮太選手がシュート
U-18日本代表が先制する

土屋櫂大選手
田鎖勇作選手
コーナーキックの場面。田鎖勇作選手と濱﨑知康選手
田中幹大選手

精度の高いボールを供給し続けたU-20関東大学選抜の入江羚介選手
田鎖勇作選手と由井航太選手。マッチアップする場面も多くあった

土屋櫂大選手
由井航太選手
エリア内へ進入する田鎖勇作選手。この後のシュートは濱﨑知康選手がセーブ
田中幹大選手。いい動き出しからシュートを打った
土屋櫂大選手
何度もいいカバーリングを見せた

由井航太選手
田中幹大選手

田鎖勇作選手
田中幹大選手
土屋櫂大選手
前半は0-1
田鎖勇作選手
後半に臨むU-20関東大学選抜

濱﨑知康選手
由井航太選手

田中幹大選手
ゴール前、クリアする土屋櫂大選手
濱﨑知康選手
田中幹大選手
濱﨑知康選手
由井航太選手、田鎖勇作選手、土屋櫂大選手

由井航太選手
濱﨑知康選手
田中幹大選手
由井航太選手
田鎖勇作選手
土屋櫂大選手

田鎖勇作選手、由井航太選手
プレミアリーグEASTでは、フロンターレU-18から2ゴールを決めた柏レイソルU-18の近野伸大選手
土屋櫂大選手とともに、U-17ワールドカップのメンバーからU-18日本代表に入ったFC東京U-18の佐藤龍之介選手
土屋櫂大選手

終了間際の入江羚介選手のコーナーキック。直接ゴールへ向かうが、濱﨑知康選手がパンチングで阻む

大会規定により、勝敗に関わらずPK戦が行われる
岩瀬陽選手と濱﨑知康選手

2人を止める素晴らしいプレーを見せた岩瀬陽選手
由井航太選手もPK戦に臨んだ

由井航太選手はPKを成功

PKを止める濱﨑知康選手

2人続けてPKを止める

最後は石原未蘭選手が決め、決着

 

 

 

 

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