2月17日の等々力第一サッカー場。川崎フロンターレU-12の6年生たちのLEGA FUTURO、横浜F・マリノスプライマリー戦に続いて、川崎フロンターレU-15等々力の1年生たちが、神奈川県(U-13)サッカーリーグ、エストレーラFC戦に臨みました。
【川崎フロンターレU-15等々力(1年) 神奈川県(U-13)サッカーリーグ vs エストレーラFCインファンチル】
2月17日(土) 午後3時キックオフ 等々力第一サッカー場 くもり 30分ハーフ
ここまで3部リーグ2ndステージを、5戦5勝、首位のフロンターレ等々力。
先発は、GK1小坂一、最終ラインは右から15岩﨑海澄、4猪俣聖生、キャプテンの20野田永輝飛、3木田悠司、ボランチは8笠原宏仁、5坂西叶羽、右MF7遠山頼斗、左MF9平野杜和、前線には17中矢温仁、11林凜太朗。
横浜市港北区を拠点に活動しているエストレーラは、4勝1敗で2位。
先発は、GK8小山内実蘭星、最終ラインは右から30樋口優大、25田村碧大、14北村研登、6遠藤篤人、ボランチは23滝川詠丈、21高橋翼、右MF35山本凌大、左MF37吉本翔、前線には33森勇翔、20島田真岬。
LEGA FUTUROの後半には、少し晴れ間も見えたものの、再び雲が太陽を覆い隠す曇り空の等々力第一サッカー場。
フロンターレ等々力も、エストレーラも多くの選手の家族らが集まり、エストレーラ側のピッチ脇のスタンドには、多くのメンバー外の選手らが集まり、スティックバルーンを手に、にぎやかに声援を送る、素晴らしい雰囲気をつくりだす中、キックオフの時を迎えました。
立ち上がり、猪又や野田が開き、間に坂西や笠原が顔を出し、ボールを回していこうとするフロンターレ等々力。それに対して、エストレーラはラインを高め、前からプレス。間には簡単に入れさせないようにし、フロンターレ等々力に対峙していきます。
それでも、フロンターレ等々力は中央をうまく笠原が持ち上がり、左サイドを突くパス。これを平野がおさめ、高い位置へ仕掛ける動き。
これに対し、エストレーラの樋口がしっかり対応し、前には行けませんでしたが、間を突いて、前に起点をつくっていきます。
右サイドでは遠山頼斗や岩﨑、笠原がかかわり、裏を取った岩﨑が高い位置へ抜け出すなどしていくフロンターレ等々力。しかし、エストレーラも1対1で粘り強さを見せ、シュートにはつながらず。
さらにフロンターレ等々力は、猪又のフィードに、うまく林が右サイドに流れ、高い位置でプレーする時間をつくり、最終ラインに戻して、猪又や岩﨑、間で受けた笠原が中央から左へ運び、平野につなげていきますが、平野に対しては、エストレーラの田村が対応。田村から前線の森につなげ、エストレーラも守備から攻撃へつながるようにして、プレーしていきます。
8分には、フロンターレ等々力、エリア外右で受けた遠山頼斗がカットインから左足でシュート。しかし、これは小山内がセーブ。
さらにフロンターレ等々力は、中矢や平野が高い位置で連係。最終ラインの猪又、野田が多く触れ、野田のフィードに高い位置へ林が動き出していきますが、決定的な場面はつくれず。
それでも、間で笠原が受け、左サイドの木田や、下がり目に顔を出した坂西、野田もかかわって、しっかり組み立てを図っていきます。
12分には、前に持ち上がった猪又が右サイド、裏を突くパス。これに岩﨑が反応。エリア右へ抜け出しますが、惜しくもボールをおさめられず。
すると14分には、エストレーラ。エリア外正面でフリーキックを得ると、キッカーは森。右足で直接狙うと、弧を描くようにしてボールはゴールの中へ。
0-1。これには、ピッチ脇で声援を送っていた多くのエストレーラの選手たちからは、歓声。先制点はエストレーラに入ります。
追いかけるフロンターレ等々力は、右サイド、おさめた遠山頼斗や岩﨑、笠原が連係。笠原がうまく左サイド、木田につけるなど、ピッチの幅を使いながら、ボールを動かしていきます。
しかし、野田の縦パスに抜け出した平野に対しては、しっかり2人がついて、対応するなど、エストレーラの守備も距離感がよく、なかなかチャンスをつくれない時間が続いていきます。
フロンターレ等々力は、平野が前線、中矢が左MFと入れ替え。
21分には、下がり目でおさめた平野の縦パスに、林が仕掛けていきますが、これには田村が粘り強く対応していきます。
エストレーラも、島田がおさめ、うまく間につけ、きわどい浮き球をエリア前に入れていきますが、小坂が対応。
23分には、田村のフィードに、森が高い位置へ動き出していきますが、猪又が対応していきます。
26分、エストレーラは、島田、高橋が下がり、39若林晴絆、13加藤寧生がピッチへ。
27分にはフロンターレ等々力、中央で坂西から平野とつながり、平野から右へ展開。遠山頼斗のスルーパスに、林がエリア右へ動き出していきますが、これには小山内が対応していきます。
一方のエストレーラも、29分には、中央に酔った吉本から左サイド、遠藤へつながり、遠藤から中央で受けた加藤が縦パスを入れると、エリア外正面で受けた山本は鋭いターンからシュート。枠をとらえますが、小坂がセーブ。
再び、坂西や笠原が間で受け、遠山頼斗が右に開いて、正面へ持ち込む動きを見せるなどしていくフロンターレ等々力。
30分には、高い位置から連動してプレス。中央でボールをカットすると、笠原がミドルシュートを打ちますが、小山内がセーブ。
右コーナーキックとなり、中矢がボールを入れると、セカンドボールを拾ったフロンターレは、岩﨑のパスに、平野がエリア正面左へ。
平野はカットインからシュート。しかし、右に。
なおもフロンターレ等々力は、岩﨑や笠原、、遠山頼斗が右サイドでかかわってボールを動かしていくも、チャンスにはつながらず。
前半は0-1。エストレーラがリードして終了となります。
後半、フロンターレ等々力は、中矢に代わり6遠山煌斗が入り、ボランチに。笠原が左MFへ。
立ち上がり、野田や猪又、岩﨑、木田がかかわり、うまく左サイド、高い位置で受けた笠原が仕掛けていくなど、エストレーラの陣内で時間をつくっていくフロンターレ等々力。3分には、猪又が持ち上がり、そのパスに岩﨑が右サイドの高い位置へ。岩﨑がクロスを入れると、これに反応した林がシュート。しかし、惜しくもポスト。
こぼれ球を拾ったフロンターレは、左サイドから木田がクロスを入れていきますが。小山内がセーブ。
しかし、前半と比べると、セカンドボールを拾う場面が増えたフロンターレ等々力。
ボールを握る時間が増えていき、4分には、中央で林が遠山頼斗との連係からエリア外正面右へ。林はシュートを打ちますが、クロスバーに。
5分には、右サイドでのスローイン、おさめた林n対して、ファールがあり、フロンターレ等々力は、エリア外右でフリーキックを得ます。
キッカーは遠山頼斗。左足で遠いサイドに入れると、うまく合わせたのは林。ボールはゴールへ。1-1。
ついに追いついたフロンターレ等々力。ボールを拾い上げ、ゴールを喜びながらもセンターサークルへ。
間に入れてきたボールを坂西がカット。間で受けた遠山煌斗のパスに、木田が高い位置へ抜け出し、クロスを入れるなどしていくフロンターレ等々力。
9分には、右サイド、下がり目の岩﨑から中央右寄りの遠山煌斗とつながり、そのパスにうまく背後を取った遠山頼斗がエリア正面右へ持ち込み、シュートを打ちますが、小山内がセーブ。
10分には、坂西の縦パスを正面で遠山頼斗がおさめ、正面右へ持ち出し、遠山頼斗のパスに、遠山煌斗がエリア外正面へ。ミドルシュートを打ちますが、これは右。
一方のエストレーラも、左サイド、うまく流れて森が受け、正面へ持ち出す動きを見せていきますが、フロンターレ等々力はコンパクトにしてこれに対応。
中央に寄った笠原がマイボールにし、木田とのパス交換から一気に高い位置へ。クロスを入れる場面をつくっていきます。
エストレーラは、13分には3人を交代、遠藤に代わり21高橋翼が左SB、山本に代わり31宮尾翔央が右MF、森に代わり20島田真岬が前線へ。
それでも、ボールを握るのはフロンターレ等々力。左サイド、中央寄りで笠原がうまく受け、高い位置で受けた木田がクロス。エリア内へ、林、平野が飛び出す場面をつくっていきます。
ラインを高め、野田や坂西、岩﨑、下がり目に平野も顔を出し、ボールを回していくフロンターレ等々力。
15分には、林が正面でキープし、左へ展開。木田が切り返しからミドルシュート。しかし、小山内がセーブ。
16分には、猪又の右サイドを突くパスに、岩﨑が抜け出して、背後を取りますが、エストレーラは体を張り、ブロック。
コーナーキックから、ゴールに迫るフロンターレ等々力。エリア内での混戦から再度の右コーナーキックとなり、平野が右足でボールを入れると、セカンドボールを拾った笠原の縦パスから、林がエリア内へ。シュートを打ちますが、ここでも小山内がセーブ。エストレーラも素晴らしい守りを見せていきます。
18分、エストレーラは加藤に代わり22高見一輝。
19分には、フロンターレ、小坂から左サイド、笠原へ正確なパスが通ると、笠原から中央の遠山煌斗とつながり、遠山煌斗のパスに、木田が左サイド、高い位置へ。
木田が左クロスを入れると、これはクロスバーに。
フロンターレ等々力はさらに下がり目で笠原が受ける一方で、遠山煌斗が高い位置へ。
セカンドボールも、坂西や遠山煌斗らがよく拾い、岩﨑の縦パスに、林が斜めに仕掛ける動きを見せるなどし、22分には、左サイド、高い位置から笠原がクロス。
ワンタッチあり、左コーナーキックに。平野が右足でボールを入れると、遠いサイドに坂西が飛び込みますが、惜しくもさわることはできず。
小山内に、北村、田村、高橋がかかわって、低い位置からボールを回していこうとするエストレーラに対し、高い位置から連動してボールを奪いにいくフロンターレ等々力。
エストレーラも高い位置でボールをカット、うまくサイドにつけ、フロンターレ等々力の陣内へ入り込んでいきますが、野田がカバー。さらに猪又が1対1でボールを奪い取るなどしていきます。
25分にはエストレーラ、宮尾に代わり33森勇翔が再びピッチへ。
野田が足をつり、いったんは10人に。それでも再びピッチに入り、11人となり、ゴールを目指していくフロンターレ等々力。
しかし、エストレーラも中央をうまく締め、フロンターレ等々力に対応。
フロンターレ等々力はラインを高め、野田のパスに木田が高い位置へ。笠原も左サイド、高い位置へ仕掛ける動き。
エストレーラも、それをしのいで、高橋が左サイドの高い位置へ抜け出す場面をつくりますが、岩﨑がカバー。
さらに中央に寄った森のパスに、樋口が高い位置へ抜け出す場面をつくりますが、木田が対応していきます。
アディショナルタイムに入り、33分には、フロンターレ等々力、林が中央、うまく間で受け、遠山頼斗にいったん預け、そのパスに正面右へ進入。
しかし、エストレーラの体を張った守りで、右コーナーキックに。
平野がボールを入れると、林が合わせますが、これは右に。
試合はタイムアップとなり、1-1。勝ち点1を分け合うことになりました。
1位と2位という上位対決にふさわしい素晴らしい試合。後半、多くのチャンスをつくりながらも、勝ち越すには至らなかったフロンターレ等々力としては、少し悔しい試合に。それでも、こういった接戦を通して、得た経験は必ずこれからにつながっていく、と思います。
前半0-1 後半1-0 計1-1
得点:林凜太朗(フロンターレ等々力) 森勇翔(エストレーラFC)
フロンターレ等々力の先発:1小坂一 15岩﨑海澄 4猪又聖生 20野田永輝飛(c) 3木田悠司 8笠原宏仁 5坂西叶羽 7遠山頼斗 9平野杜和 17中矢温仁 11林凜太朗
交代:中矢→6遠山煌斗エストレーラの先発:8小山内実蘭星 30樋口優大 25田村碧大 14北村研登 6遠藤篤人 23滝川詠丈 21高橋翼 35山本凌大 37吉本翔 33森勇翔 20島田真岬
交代:島田→39若林晴絆 高橋→13加藤寧生 遠藤→21高橋翼 山本→31宮尾翔央 森→20島田真岬 加藤→22高見一輝 宮尾→33森勇翔
(文中敬称略)
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