フロンターレU18 – ベルマーレユース / 新人戦 2014


【川崎フロンターレU-18 新人戦準決勝vs湘南ベルマーレユース】

3月14日(土)午前9時3分キックオフ 45分ハーフ

馬入ふれあい公園 晴れ
前半1-0後半2-0計3-0

得点:岸晃司 島崎竜 宮代大聖

メンバー:21名良橋 25島崎 4長谷川 2伊従 14原島 10村田→5池谷 31田中 22猪狩→13柴原 18三笘 23岸 17瀬川→36宮代
※数字は背番号

1月末に始まった新人戦も準決勝。新しいメインスタンドのお披露目となったホーム開幕戦の前に平塚駅でレンタサイクルを借りて馬入へ。この日は湘南はアウェーで鹿島戦。平塚駅には鹿島へ向かうサポーターの姿もありました。

先発はGKに名良橋。DFは右SBに島崎、左SBに原島。CBに長谷川と新1年の伊従(いより)。ボランチが田中と新1年村田。2列目は右が猪狩、左が三笘。FWは岸、瀬川の新3年生コンビ。対するベルマーレはトップチームと同様に3-4-3。

白いユニホームのフロンターレに対し、緑と青のベルマーレ。穏やかな晴天のなか、予定よりわずかに遅れてのキックオフ。

立ち上がりから両SBが高い位置まで上がり、ボランチの片方がCBとパス交換をして、ボールを後ろからつなぐフロンターレに対し、ボールを奪ってからの速攻が光るベルマーレ。中盤でフロンターレからボールを奪うと一斉に緑と青の選手たちがかけ上がる。トップチームと同じように迷いのない走り。対戦相手ながら気持ちの良いものでした。

フロンターレは21分に三笘を起点に瀬川、田中が立て続けにシュートに持ち込むも、これはブロックされ、長谷川の右CKにファーで合わせた田中のヘディングシュートはわずかに外れる。29分には長谷川のフィードから岸がシュートするもこれはGKが防ぎ、直後の右CKから瀬川が頭で合わせるなどだんだんと流れを引き寄せる。

先制点をもたらしたのは新3年生の息のあったコンビネーション。最終ラインの長谷川がDFとGKの間にフィードを送ると、反応した岸が抜け出し1対1に。オフサイドはなし。これを決めてフロンターレが1-0。GKが前に出ることのできない、DFが触ることもできないボール。この日のトップチームの2点目を生み出した憲剛のロングパスにもひけを取らないものでした。

追加点のチャンスは決められないものの、湘南の速攻を抑えて前半はこのままのスコアで終了。

後半開始前の両ベンチのうらには期限付き移籍中の可児壮隆の姿が。湘南の練習着姿で、アカデミーダイレクターの後藤さんと5分ほど、話をしながら試合を見つめていました。

後半の立ち上がり、攻めたのはベルマーレ。2分には左サイドの展開から右へボールが出てエリア右からフリーでボールを受けた右アウトサイドの22番の選手がフリーでシュートするもゴールの左へ流れて同点とはならず。このあともフロンターレの高い位置までSBが上がる左サイドのスペースを突くような攻撃を湘南は展開。新1年の伊従を長谷川がうまくカバー。クロスに対してはしっかり中で弾き返したり、名良橋がミスなくキャッチをして失点にはつなげません。

18分には瀬川に代わって宮代がFWに。

22分には左から三笘が右の高い位置の島崎にサイドチェンジ。これを島崎がドリブルで持ち込み、エリア右わずか外から左足を振り抜き、ゴール右すみへ決めてついに追加点で2-0。

24分に猪狩に代わって柴原が右MFに。31分に村田に代わって池谷がボランチに。

43分に細かいパス交換から最後は岸とのワンツーにエリア内へ抜け出した宮代が流し込み3-0。午前10時49分、タイムアップ。フロンターレが決勝へ。

U-15では左MFをやる機会が多かった村田、ここまであまり出ていなかった伊従の二人は少し初めは硬いかな、という感はあったものの、長谷川をはじめ、経験豊富な上級生のカバーもあってか、後半はのびのびとプレーする姿が印象に残りました。

昨春の時点ですでに182センチあった伊従は、長身というだけではなく、縦パスで最終ラインから組み立てるところも印象に残っていた選手。板倉滉のようになれるか、これからが楽しみです。

決勝は22日(日)午後1時、日産フィールド小机にて横浜F・マリノスユースと対戦。昨年のプリンスリーグ最終戦と舞台も相手も同じです。フロンターレの将来を担う選手たちをあたたかく見守ってもらえたら幸いです。
(文中敬称略)

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