4月28日、川崎フロンターレU-15生田は、関東ユース(U-15)サッカーリーグ1部第7節、FC多摩戦に臨みました。
当日はプレミアリーグEAST第4節、川崎フロンターレU-18 vs 昌平高校のあとだったため、筆者が試合会場に着いたのは前半25分過ぎ。
途中からですが、試合について、書かせていただきます。
【川崎フロンターレU-15生田 関東ユース(U-15)サッカーリーグ1部第7節 vs FC多摩】
4月28日(土) 午後3時45分キックオフ 南豊ヶ丘フィールド 晴れ 40分ハーフ
ここまで1勝3分け2敗のフロンターレ生田。
先発は、GK1植木琉斗、最終ラインは右から4今廣遥碧、2對馬羽琉、3坂井暉絃、39吉田琉海、ボランチは8小田脩人、6加藤昊、右MF15渡部真己、左MF11児玉昌太郎、トップ下7武内勇人、前線にはゲームキャプテンの9十河晟央。
FC多摩は、0勝3分け3敗。
先発は、GK16山本康雅、最終ラインは右から2本橋璃玖、4松本涼真、3嘉陽彪、8有山弾、ボランチは6峰尾隆之介、13並木蹴聖、右MF9菅井翔、左MF14日野篤宏、前線には11大石輝陽、キャプテンの10樋口佳。
青空が広がり、いくぶんか暑さも和らいで、多くの両チームの選手の家族らが見守るなかでの試合。
フロンターレ生田は、十河がPKを決め、1-0。先制点をものにします。
27分には、FC多摩がラインを高め、フロンターレ生田のエリア前に迫り、日野との連係から高い位置へ抜け出した有山のシュートは枠をとらえますが、植木がセーブ。
さらにFC多摩がエリア外右でフリーキックを得て、本橋が遠いサイドに入れたボール、嘉陽が反応しますが、さわることはできず。
フロンターレ生田も、32分には、左サイドで木村がカット。そのパスに十河がエリア内へ。しかし、ここではFC多摩が人数をかけた厳しい守り。最後は山本がセーブ。
フロンターレ生田も、十河がボールをおさめ、渡部がうまく間に持ち運び、最終ラインの坂井へ戻し、そこから吉田へ。吉田が間につけたパスをおさめた武内が正面を持ち上がり、スルーパス。エリア内へ小田脩人が抜け出しますが、GKの山本が前に出てこれを阻む好守。
34分には、今廣の縦パスに、渡部が抜け出し、エリア右へ。しかし、ここでもシュートは山本がセーブ。立て続けにチャンスをつくるフロンターレ生田。
しかし、FC多摩も最後のところでの素晴らしい守りのプレーで、これを阻んでいきます。
フロンターレ生田はさらに中央でボールをカットした加藤昊がうまく前に持ち出し、右サイドに展開。流れて受けた十河はエリア右へ縦パスを入れますが、これはつながらず。
それでも、FC多摩が右サイドに展開するところでは、吉田に加えて、武内も低い位置まで戻りカバー。
そこから武内から加藤昊へつながり、右へ展開。それに対して、FC多摩はカット。大石が縦に仕掛けていきますが、今廣がカバー。
37分には、FC多摩、日野から中央の峰尾につながり、峰尾から左サイド、流れた大石へ。大石は折り返しますが、對馬が対応。
さらに右サイドから折り返しが入り、左へ流れたところ、フロンターレ生田はブロック。左コーナーキックとなり、本橋は右足で遠いサイドに供給。
しかし、樋口はさわることはできず。
FC多摩はここで選手を交代。菅井に代わり23髙橋有柾が入ります。
前半は1-0。フロンターレがリードしハーフタイムへ。
ともに交代はなく、始まった後半。立ち上がりにはフロンターレ生田、中央に持ち出した今廣から左サイドに展開。下がり目でおさめた十河のパスに、木村が高い位置へ持ち出していきますが、これに対しては、FC多摩、本橋が対応。
さらに右サイド、今廣の縦パスに、渡部が高い位置へ。しかし、FC多摩は有山、日野が挟み込むようにして対応。
右サイドでのスローインとなり、高い位置で十河がキープ。右コーナーキックに。
武内が右足でボールを入れると、ニアで坂井が右足でのシュート。これは枠はとらえられませんでしたが、いいかたちをつくっていきます。
一方のFC多摩も、峰尾が右サイドを突くパス。これに髙橋が抜け出し、正面へ仕掛けていきますが、小田脩人が対応。
さらに大石、樋口が正面でかかわり、左へ展開。有山、日野の連係からフロンターレ生田のエリア近くでボールを回していきますが、今廣や小田脩人がカバー。粘り強い守りで対抗していきます。
7分には、左サイド下がり目の日野から右サイドに展開。髙橋が右サイドからパスを入れると、ニアで樋口がシュート。しかし、植木がセーブ。
右コーナーキックとなり、キッカーの髙橋は左足で精度の高いボールを入れていきますが、これをしのいだフロンターレ生田。
FC多摩が後ろから組み立てを図るところ、木村や吉田が連携してプレス。高い位置からボールを奪う姿勢を見せていきます。
9分には、右サイドで渡部がボールをカット。下がり目で今廣がフィードを入れると、こぼれ球を拾ったフロンターレ生田は、左サイドに展開。木村から吉田とつながり、吉田は高い位置へ。これに対して、FC多摩は体を張り、ブロック。
左コーナーキックとなり、武内が右足でボールを入れると、セカンドボールを拾ったフロンターレ生田は、對馬がフィード。エリア左、十河が抜け出しますが、FC多摩の守りに遭い、シュートは打てず。
そこから攻撃に転じたFC多摩は、左サイドを有山が仕掛け、受けた大石が左サイドから中央へ。しかし、加藤昊が寄せ、最後は大石のファールに。
13分にはフロンターレ生田、下がり目で十河がキープ。右サイドに展開すると、渡部がドリブルで仕掛け、そのパスに武内がエリア右へ。ここはオフサイドとはなりましたが、ゴールに迫る場面をつくっていきます。
ラインを高め、ボールを回していくFC多摩に対し、コンパクトにして対応。
武内がボールを奪い、そこから右サイド、十河がキープする場面につなげるなどしていくフロンターレ生田。
スローインの流れからエリア内へ抜け出そうとする十河に対しては、FC多摩の守備の対応があり、シュートにはつながりませんでしたが、追加点を狙う姿勢を見せていきます。
23分には、FC多摩、エリア外右でフリーキックを得ると、髙橋が左足で入れたボール、遠いサイドに樋口が飛び込みますが、さわることはできず。
さらに左サイド、日野から右サイド、髙橋へつなぎ、オーバーラップした本橋が右クロス。
しかし、小田脩人が正面をカバーしていきます。
フロンターレ生田も25分には、十河がカット。受けた加藤昊は左サイドに展開。抜け出した木村が仕掛けていきますが、ここは本橋が対応。
直後には、FC多摩、最終ラインの松本から中央、大石へ縦パス。大石は前に持ち込もうとしますが、加藤昊が対応。
27分にはフロンターレ生田にファールがあり、右サイドでフリーキックを得たFC多摩。髙橋がボールを入れると、こぼれ球を拾い、エリア外左で有山がシュート。しかし、渡部がブロック。
左コーナーキックとなり、本橋が右足でボールを入れると、遠いサイドで大石が折り返しますが、エリア内で木村がクリアしていきます。
フロンターレ生田はここで渡部に代わり10全天海。十河から腕章も引き継ぎ、キャプテンとしてピッチへ。全がトップ下に入り、武内が右MFへ。
ラインを高め、クロスからゴールを狙ってくるFC多摩は、大石に代わり22岩川真己がピッチへ。左サイド、日野から有山とつながり、攻勢に出ていきますが、武内が低い位置をカバーしていきます。
フロンターレ生田も、GKの植木が正確なボールを全に供給。全のパスに、木村が左サイドから背後を取る動きを見せ、加藤昊も流れの中で高い位置へ。
FC多摩の守備を破るには至りませんでしたが、前に出て相手陣内で時間をつくっていきます。
両サイドを使いながら、前に出てくるFC多摩に対して、コンパクトに焦れずに対応を続けていくフロンターレ生田。正面で岩川が受ける場面では、對馬や加藤昊がはさみこむようにして対応していきます。
FC多摩はさらに交代。松本に代わり19林幹大。
35分には左サイドでスローインを得ると、ロングスローから右サイドから本橋がクロス。しかし、フロンターレ生田は人数をかけ、粘り強く守り、FC多摩が左サイドに展開していく場面では、今廣が体を粘り強く入れ、前には行かせず。フィードに対しては對馬がしっかり対応していきます。
37分、フロンターレ生田は武内に代わり17藤間貴洋。
38分には、FC多摩、右サイドに展開すると、クロスにニアで日野がシュート。しかし、枠はとらえられず。
40分にはさらにFC多摩。日野から有山へつながり、有山の左クロスに合わせた樋口がヘディングシュート。しかし、右に。
アディショナルタイムに入り、41分にはFC多摩、樋口から岩川へつながり、岩川の斜めのパスに峰尾がエリア正面へ。しかし、オフサイド。
一方のフロンターレ生田も、42分には、左サイドに展開すると、木村のパスに全がエリア左へ。全はシュート。しかし、FC多摩の林がブロック、惜しくもゴールとはならず。
右コーナーキックを得たフロンターレ生田は、高い位置でキープを図りますが、その際に反則があったとして、小田脩人が退場に。
しかし、右サイドで加藤昊がキープ。左サイドに展開し、吉田のパスに木村が高い位置へ顔を出すなどして試合はタイムアップ。1-0。
粘り強く戦い抜いたフロンターレ生田。リーグ戦2勝目を挙げました。
前半1-0 後半0-0 計1-0
得点:十河晟央=PK
フロンターレ生田の先発:1植木琉斗 4今廣遥碧 2對馬羽琉 3坂井暉絃 39吉田琉海 8小田脩人 6加藤昊 15渡部真己 11木村風斗 7武内勇人 9十河晟央(c)
交代:渡部→10全天海 武内→17藤間貴洋
控え:16加藤直介 5笹倉拓真 13田中瑛登 22草野心音 14沓野楓 23オビオラ クリスティアン チノンソ龍 18西川航雅
FC多摩の先発:16山本康雅 2本橋璃玖 4松本涼真 3嘉陽彪 8有山弾 6峰尾隆之介 13並木蹴聖 9菅井翔 14日野篤宏 11大石輝陽 10樋口佳(c)
交代:菅井→23髙橋有柾 大石→22岩川真己 松本→19林幹大
控え:1佐藤慶和 5久米朔太郎 12對知樹 7佐久間明人 18金子怜生 27新井翔太
このあとの練習試合では、フロンターレ生田は、GK16加藤直介、最終ラインは右から17藤間貴洋、5笹倉拓真、13田中瑛登、22草野心音、ボランチは25徳本櫂斗、14沓野楓、右MF24土屋瑛大、左MF23オビオラ クリスティアン チノンソ龍、トップ下10全天海、18西川航雅というメンバーで臨み、途中から全と入れ替わってトップ下にポジションを上げた徳本が2ゴールを記録し、2-0。
まだリーグ戦にそこまでかかわっていない選手たちもまた活躍を見せたことが楽しみになる。そんな練習試合になりました。
攻守に奮闘を重ねているフロンターレ生田。力もだんだんと増しているように思えます。
これからの戦いと、さらなる成長をとても楽しみにしています。
(文中敬称略)
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