プレミアリーグEASTは第17節。
川崎フロンターレU-18は、10月6日、横浜FC・LEOCトレーニングセンターにて、横浜FCユースとの試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-18 プレミアリーグEAST第17節 vs 横浜FCユース】
10月6日(日) 午後0時キックオフ 横浜FC・LEOCトレーニングセンター(人工芝) くもり 150人
フロンターレは前節流通経済大柏に3-2、後半戦初勝利を挙げ、8勝1分け6敗。
先発は、GK16松澤成音、最終ラインは右からゲームキャプテンの柴田翔太郎、23楠田遥希、29藤田明日翔、15関德晴、ボランチは31山川陽平、10矢越幹都、14八田秀斗、11児玉昌太郎、前線には27ステンパールカ大翔、17恩田裕太郎。
代表招集時を除きすべての試合に先発してきた4林駿佑がメンバー外。前節途中出場でプレミアリーグEASTデビューの山川が初先発。
横浜FCユースは、10勝2分け4敗、首位。
先発は、GK21大亀司、最終ラインは右からキャプテンの3小漉康太、4秦樹、28家田唯白、22佃颯太、ボランチは10朝見友樹、27管野心人、右MF11中台翔太、左MF20岩崎亮佑、前線には10柴草哲晟、9庄司啓太郎。
6月18日、保土谷公園サッカー場で行われた第8節は、1-2。横浜FCが勝利しています。
◇フロンターレU18 – 横浜FCユース / プレミアリーグEAST第8節
空には雲がかかる一方で、太陽が顔を出せば蒸し暑さを感じる横浜FC・LEOCトレーニングセンター。
ピッチ脇の観戦者向けのスペースには、選手の家族らはもちろんのこと、フロンターレも横浜FCも多くのサポーターが集まり、幕を掲出。
非常にいい雰囲気の中キックオフの時を迎えました。
立ち上がりは横浜FC。うまく右サイド、スペースを突くパスからフロンターレのエリアの近くに。これは藤田がカバー。
1分には、さらに横浜FC、中台が右サイドでボールをカット。しかし、クロスは松澤がセーブ。
フロンターレも、3分には、左サイドでスローインを得ると、関はロングスローを選択。横浜FCはクリア。
左コーナーキックとなり、フロンターレはショートコーナーから柴田がクロス。山川がヘディングシュートを打ちますが、枠はとらえられず。
すると5分には横浜FC、やや低い位置に降りた庄司がおさめ、左サイドに展開すると、朝見が高い位置へ抜け出し、クロス。
しかし、フロンターレは体を張りブロック。
左コーナーキックとなり、小漉が右足でボールを入れると、セカンドボールを拾った横浜FCはラインを高め、うまく右サイド、抜け出した朝見がクロス。
しかし、フロンターレはエリア内を関がカバー。
さらに横浜FCがフロンターレ陣内でボールを動かす時間をつくりますが、フロンターレは恩田も戻り、コンパクトに、じれずに対応を続けていきます。
するとフロンターレも次第に最終ラインの藤田や楠田、間に山川、矢越も顔を出しながらボールを動かし、関のフィードにステンパーが高い位置への動き出し。
横浜FCの対応に遭っても、厳しくプレス。自分たちのスローインにするなどして、横浜FCの陣内へ。
10分には、中央で矢越や山川がボールにかかわり、山川から右サイドに展開。柴田が高い位置からクロスを入れようとしますが、横浜FCは体を張りブロック。
さらにセカンドボールを拾って、間にパスを差し込みながら前に出ていくフロンターレ。それに対して、横浜FCも1対1での強さを見せ、11分には、横浜FCは右サイドでボールをカットすると、柴草が右サイド、高い位置へ流れ、ボールを引き出そうとしますが、フロンターレは、山川に加え、ステンパーも自陣の低い位置まで戻り、これに対応。
再び自分たちでボールを動かす時間につなげていきます。
15分には、山川から児玉とつながり、児玉のパスに抜け出した関がエリア左へ持ち込み、シュート。しかし、大亀がセーブ。
横浜FCも、秦から間で受けた管野から佃とつながり、佃は高い位置へ持ち込んでいきますが、柴田がカバー。
さらに横浜FCは右サイドで小漉や中台、管野がかかわってボールを動かしていきますが、フロンターレはコンパクトに対応。
最後には自分たちのボールにしていきます。
18分には、フィードに恩田がエリア外左、高い位置へ抜け出しますが、横浜FCの秦が粘り強く対応。
左サイドでのスローインとなり、関がエリア内へボールを入れると、こぼれ球を拾った矢越がミドルシュート。これは右に。
さらに浮き球のパスに、ステンパーがエリア内へ。横浜FCの対応に遭い、最後にはステンパーのファールとはなりましたが、球際の厳しさも見せながら、フロンターレは前に出ようとしていきます。
矢越や中央に寄った八田、高い位置へ顔を出した柴田がかかわってボールをつないでいくフロンターレ。うまく右サイドで回していくと、22分には八田のクロスに恩田がヘディングシュート。しかし、左に。
横浜FCも庄司がおさめ、管野のパスに中台が右サイド、高い位置へ持ち込む動きを見せるなどして、フロンターレの陣内へ。
23分には小漉のパスに、中台が裏を取り、エリア右へ持ち込もうとしますが、児玉が対応。中台のファールに。
25分には、管野の縦パスを正面で受けた岩崎から左サイド、佃へ。佃は仕掛けていきますが、八田が体を張り、ブロック。
フロンターレも高い位置からステンパーや八田らが連動してプレス。中央で山川が出足の良さを見せ、ボールを奪うなどし、守備から攻撃へつなげようとしていきますが、なかなか決定機をつくれず。一方の横浜FCは小漉のフィードに、庄司が右サイドの高い位置へ。しかし、エリア内へクロスを入れようとしたところで関がブロック。
体を張り、対応していきます。
30分には横浜FC、左サイドでのスローインの流れから庄司が高い位置へ抜け出し、左クロス。
しかし、関がゴールの前をカバーする好守。
さらに31分には、おさめた庄司から右サイド、中台へ。中台は速いクロス。しかし、楠田が対応。
フロンターレも中央に八田が寄り、矢越や山川、関や藤田、楠田もかかわってボールを動かし、35分には山川から右サイド、柴田へ。
柴田のパスを受けた恩田が高い位置でファールを受け、フリーキックに。
しかし、このフリーキックはシュートにはつなげられず。
36分には、中央で山川がボールをものに。そのパスに、左サイド、高い位置へ抜け出した恩田がクロス。
しかし、シュートには結びつかず。
さらにフロンターレは、関や児玉が左サイドでかかわり、藤田のフィードに、恩田が高い位置への動き出し。
しかし、オフサイド。
すると今度は横浜FC、左サイドからの攻勢に。岩崎との連係から佃が上げようとしたクロスに対しては、柴田が体を張り、対応。
さらに横浜FCがうまく間を突くパスに、柴草が高い位置へ動き出していきますが、藤田が対応。
42分には、やや低い位置で庄司がおさめ左サイドに展開。エリア外左でおさめた岩崎がミドルシュートを打ちますが、右にそれていきます。
次第にサイドを突いて、フロンターレのエリア近くでの時間を増やしていく横浜FCに対し、コンパクトにじれずに対応を続けていくフロンターレ。
45分には横浜FC、家田のフィードに庄司がエリア右へ。
しかし、藤田が対応。
右コーナーキックを得た横浜FCは佃が左足でボールを入れると、これに頭で合わせたのは管野。ボールはゴールの中へ。
前半はここでタイムアップ。0-1。最後の最後に横浜FCが先制。フロンターレが追いかける展開となってハーフタイムへ。
後半フロンターレは山川に代わり28平塚隼人、ステンパーに代わり9香取武。平塚が右MF、八田がボランチ、香取は前線へ。
立ち上がり、フロンターレは平塚が中央によってうまくボールを受けるなどして、八田や矢越とかかわりあいながら、横浜FCの陣内へ。
しかし、横浜FCもそれをしのいで右サイドに展開。2分には、いったんフロンターレがボールを奪ったところ、奪い返した横浜FC。エリア外正面で岩崎がシュートを打ちますが、これは上に
さらに横浜FCは、右サイド、高い位置でボールを引き出した庄司がキープ。しかし、フロンターレは藤田や関が対応。
5分には、左サイドに展開した横浜FC。エリア左へ庄司が持ち込みますが、松澤が飛び出し、これを阻む好守。
フロンターレも、7分には左サイドで香取がうまく体を入れ、スローインを得ると、間で受けた八田は左サイドに展開。高い位置へ抜け出した児玉に対しては、横浜FCが対応。
しかし、高い位置で奪い返したフロンターレは、パス交換から香取がエリア外正面へ。しかし、横浜FCは体を張った守り。
8分には横浜FC、中央でボールをカット。左サイドに展開すると、エリア外左で岩崎がシュート。しかし、松澤がセーブ。
10分には、フロンターレが右サイドから持ち込もうとしたところ、しのいだ横浜FC。右サイドに展開すると、中台のパスに小漉が高い位置へ。
小漉は折り返しますが、楠田がカバーしていきます。
フロンターレも、児玉が左サイド、仕掛ける動き。平塚が中央によって矢越や八田とかかわり、楠田がフィード。
そこから高い位置で恩田がプレス。ボールを高い位置から奪いに行きます。
13分には、藤田から間で平塚、香取とつながり、香取のパスに児玉が左サイド、高い位置へ。
児玉はクロスを入れますが、横浜FCの守備の対応に遭い、今度は横浜FCが左サイドからの攻勢に。
しかし、左サイドからの折り返しに対しては、八田がエリア内をカバー。集中した守りで対抗していきます。
矢越、八田、平塚がボールを動かし、恩田が右サイド、高い位置へ流れボールを引き出し、相手陣内での時間をつくっていくフロンターレ。
18分には、平塚から柴田とつながり、柴田がクロスを入れると、遠いサイド、香取が飛び込みますが、大亀がセーブ。
一方の横浜FCも19分には正面でボールをカット。エリア左、抜け出した佃がキレのある動きで翻弄。シュートを打つとゴールへ決まり、0-2。
横浜FCが突き放します。
さらに21分には横浜FC、左サイド、佃がクロス。庄司のヘディングシュートは枠をとらえますが、松澤がセーブ。
攻撃に転じたフロンターレは、恩田が左サイドをドリブルで突破。クロスを入れるとエリア正面、平塚が飛び込みますが、これは右に。
23分には、八田から児玉、関とつながり、関はクロス。遠いサイド、柴田に対しては、横浜FCの対応があり、右コーナーキックに。
キッカーは柴田。ボールを入れると、恩田がヘディングシュート。しかし、大亀がセーブ。
フロンターレは矢越に代わり6齊名優太。
最終ラインの楠田や藤田、齊名や八田、香取も下がり目に顔を出しながら、ボールを回していこうとするフロンターレ。
横浜FCもそれに対して、しっかり対応。26分にはカウンターに持ち込み、岩崎が左サイド、高い位置へ。しかし、折り返しにはつながらず。
27分にはフロンターレ、間で受けた平塚から恩田とつながり、高い位置へ持ち込んだ恩田からエリア正面、平塚へ。しかし、横浜FCは体を張り、ブロック。
28分には、正面でボールを奪い、平塚から左サイドに展開すると、エリア左、持ち込んだ児玉がシュート。しかし、上に。
一方の横浜FCも直後にはフロンターレの組み立てを狙い、正面で岩崎がカット。
しかし、楠田がカバー。最後には松澤がセーブ。
平塚の縦パスに恩田がうまく右サイドから正面へ動き出すなどしていくフロンターレ。しかし、横浜FCの守備も集中しており、シュートにはつながらず。
31分には横浜FC、佃のフィードに、柴草が左サイド、高い位置へ抜け出し、折り返しますが、フロンターレは体を張りブロック。
横浜FCの左コーナーキックとなりますが、小漉がボールを入れたところ、横浜FCにファールがあり、シュートにはつながらず。
横浜FCはここで柴草に代わり37鈴木晴弥。
横浜FCは鈴木、庄司の連係で高い位置で時間をつくりますが、フロンターレは児玉も自陣のエリア近くに戻ってカバーするなどしていきます。
34分フロンターレは八田に代わり20藤井漣祐。
藤井が間で受け、出してから前へ顔を出す動きも見せ、横浜FCの陣内へ入り込んでいくフロンターレ。
しかし、横浜FCもしっかりブロックを組んで守り、これをしのいでいきます。
35分には横浜FC、右サイド、中台から庄司とつながり、庄司は右クロス。遠いサイド、管野が飛び込みますが、さわることはできず。
すると36分にはフロンターレ、左サイド、児玉が抜け出しクロスを入れると、エリア内、飛び込んだのは恩田。ボレーシュートを打つとこれが決まり、1-2。
後半戦初ゴールの恩田はこれでリーグ戦でのゴールは7に。フロンターレが1点をかえします。
横浜FCも鈴木が間で受けて庄司とかかわり、フロンターレの陣内で時間をつくりますが、フロンターレは柴田が粘り強く対応。
最後には横浜FCのファールにするなどしていきます。
間で齊名が受け、左サイドに展開。関と児玉の連係からスローインを得ていくと、39分には、恩田のキープから最後は児玉がシュート。
しかし、横浜FCのブロックに遭い、フロンターレの左コーナーキックに。
左コーナーキック、柴田がボールを入れると、セカンドボールを拾ったフロンターレは齊名が正面でシュート。
しかし、ここでも横浜FCは体を張りブロック。
右コーナーキックとなり、柴田がボールを入れると、エリア内、藤井が粘り、再び右コーナーキックを得たフロンターレ。
柴田がボールを入れると、香取のヘディングシュートは枠をとらえますが、大亀がセーブ。
41分には、齊名から平塚とつながり、平塚のパスに恩田がエリア左へ。
恩田は折り返しますが、大亀がセーブ。
横浜FCは庄司が高い位置でキープ。しかし、フロンターレは人数をかけ、ボールを奪いに行き、そこから前へ。
横浜FCの戻りも速い中、ゴールへの糸口をつかもうとプレーを積み重ねていきます。
横浜FCは、足をつった管野に代わり7笹歩陸。
45分はフロンターレ、左サイド、児玉から香取、恩田とつながり、最後は走り込んだ柴田がエリア右でシュート。しかし、上に。
アディショナルタイムは4分。
さらに齊名や藤田、関や児玉がかかわって前に出ていくフロンターレ。しかし、横浜FCの守りも粘り強く対応していきます。
フロンターレは46分平塚に代わり38奥田悠真。
フロンターレは47分には藤田のパスに児玉が高い位置へ抜け出し、クロス。しかし、大亀がセーブ。
さらに左サイドに展開。奥田が高い位置へ動き出していくフロンターレ。しかし、なかなか決定的な場面にはつながらず。
横浜FCは秦も足をつるなど、懸命の守り。48分には庄司に代わり19矢内翔磨。
中央、香取がうまく間で受け、そこから左に展開しようとしていくフロンターレ。しかし、チャンスには結びつかず。
試合はタイムアップ。1-2。勝利したのは横浜FCとなりました。
フロンターレは8勝1分け7敗、勝ち点は25のままで暫定7位。1試合未消化、残りは6試合という状況ではありますが、11勝2分け4敗、勝ち点35で首位の座を守った横浜FCとの勝ち点差は10まで広がりました。
なかなか結果が続かない状況ではありますが、そのなかでも得ているものは必ずあるはず。何が足りていないのかを見つめ直して、また、それぞれの次の試合に結び付けて、ピッチでそれぞれの力を表現することができますように。
フロンターレはそれだけの力があるはずです。
前半0-1 後半1-1 計1-2
得点:恩田裕太郎(フロンターレ) 管野心人、佃楓太(横浜FC)
フロンターレの先発:16松澤成音 2柴田翔太郎(c) 23楠田遥希 29藤田明日翔 15関德晴 31山川陽平 10矢越幹都 14八田秀斗 11児玉昌太郎 27ステンパールカ大翔 17恩田裕太郎交代:ステンパー→9香取武 山川→28平塚隼人 矢越→6齊名優太 八田→20藤井漣祐 平塚→38奥田悠真
控え:19井澤明己 24柏村涼太
横浜FCの先発:21大亀司 3小漉康太(c) 4秦樹 28家田唯白 22佃颯太 10朝見友樹 27管野心人 11中台翔太 20岩崎亮佑 18柴草哲晟 9庄司啓太郎交代:柴草→37鈴木晴弥 管野→7笹歩陸 庄司→19矢内翔磨
控え:1櫻井斗真 2松尾蒼大 13大川莱 24芹澤悠
(文中敬称略)
写真はかんちさんからもいただきました。ありがとうございます。
◇かんちさん撮影
◇だいち撮影
This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International License.