7月2日、Anker フロンタウン生田では、川崎フロンターレU-18のプレミアリーグEAST第10節、柏レイソルU-18戦(日立柏総合グラウンド)を前に、メンバーに入らなかった選手や登録外の選手たちが、横河武蔵野FC U-18との練習試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-18 練習試合 vs 横河武蔵野FC U-18】
7月2日(日)午前10時キックオフ Anker フロンタウン生田 Anker Field 晴れ 45分×2
1本目。フロンターレは、GK33井澤明己、最終ラインは右から34柏村涼太、31ペイシェンス海翔、35楠田遥希、24児玉正太郎、ボランチは36藤井漣祐、37平内一聖、右MF27知久陽輝、左MF15中原章雅、前線には39新堀翔、41恩田裕太郎。
前日の雨雲は去り、朝から厳しい暑さのAnker フロンタウン生田。それでも、Anker Fieldのすぐ横に設けられた観戦用のスペースなどから選手の家族らが見守るなか、練習試合は始まりました。
立ち上がり、横河武蔵野はGK22にCBの53や20がかかわり、後ろから組み立てを図っていきます。
それに対して、フロンターレは前から連動してプレス。中盤に入ったところで、ボールを奪うなどしていくと、1分には、最終ラインの楠田の縦パスを、中央で平内が受け、左サイドへ縦パス。これに抜け出した中原が前に持ち出し、折り返し。横河武蔵野の守備に遭い、シュートにまでは行けませんでしたが、うまく間を突いて、チャンスをつくっていきます。
なおも、最終ラインで動かしながら、中盤にパスを差し入れ、組み立てを図る横河武蔵野。
しかし、フロンターレはそれを狙い、ボールを奪いに行くと、3分、中盤でボールを奪い、新堀翔がスルーパス。これにエリア正面やや左へ抜け出した恩田がシュートを打つと、ゴールへ決まり、1-0。
フロンターレが先にゴールをものにします。
4分にはさらにフロンターレ。右サイドで連係。新堀翔のパスに、柏村がエリア右へ。柏村は切り返しで、対面の選手を翻弄。折り返しますが、GK22がセーブ。
横河武蔵野も中央でパスを回していき、エリア正面、間に付けていきますが、ペイシェンスが出足よくカット。そのまま、中央の平内へつけ、守備から攻撃へつなげようとしていきます。
横河武蔵野も、フロンターレが中盤に入れたところ、狙っていきますが、奪われても平内が奪い返し、そこから左サイド、中原へ。中原の折り返しは、クリアに遭い、左コーナーキックに。
キッカー、藤井が右足でボールを入れると、ボールは左サイドへ流れ、セカンドボールをうまく体を入れ、ものにした知久は右クロス。遠いサイド、ペイシェンスが合わせますが、左に。
フロンターレは、ペイシェンス、楠田が開いて、間に中原が顔を出しながら、パス回しにテンポを付け、右サイド、柏村から知久とつながり、知久の縦パスに、恩田が高い位置へ飛び出すなど、出し手と受け手の連係から相手陣内で時間をつくっていきます。
7分には、右コーナーキックを得ると、キッカー中原が左足で入れたボール、ニアで児玉が合わせますが、右に
直後には、横河武蔵野が中央へボールを付けたところ、新堀翔がカット。新堀翔のスルーパスに、中原がエリア正面やや左へ抜け出し、シュート。しかし、GK22がセーブ。
9分には、中央で横河武蔵野がカットしたところ、中原が奪い返し、そのパスに、恩田が正面やや右へ。しかし、横河武蔵野も切り替えの良さを見せ、シュートには行けず。
フロンターレは、ペイシェンスや松澤、楠田、児玉、平内や藤井が間で受けながら、前へ。奪われても、恩田がプレスバック。ボールを保持していきます。
12分には、藤井の縦パスに、知久がエリア正面へ。しかし、横河武蔵野も粘り強く寄せ、シュートまでは行けず。
横河武蔵野も中央で56や24がかかわって、ボールを縦に付けていきますが、柏村が中央に寄って、ボールを奪い取るなど、フロンターレは前には行かせず、プレーしていきます。
16分には、知久から柏村とつながり、中央に寄った柏村から右サイド、高い位置へ抜け出した恩田へ。恩田が折り返すと、エリア正面へ中原が迫りますが、横河武蔵野の25がカバー。
17分には、恩田のプレスバックから高い位置でボールをものにしたフロンターレ。新堀翔がエリア正面やや右へ抜け出し、シュートを打ちますが、GK22がセーブ。
しかし、こぼれ球をエリア左で拾った中原が折り返すと、知久が押し込み、2-0。フロンターレがさらにゴールを決めます。
直後には、横河武蔵野のGK22が中央へつけたところを狙い、平内がカット。その縦パスに、正面やや左へ中原が抜け出し、折り返しに、新堀翔が迫りますが、横河武蔵野の守備に遭い、シュートまでは行けず。
しかし、うまく相手を見て、フロンターレは守備からチャンスをつくっていきます。
19分には、中央、平内から、左へ開いた中原へ。中原は正面へ斜めのパス。これにエリア正面、恩田が抜け出し、シュートを打とうとしますが、横河武蔵野も体を張り、ブロック。
左コーナーキックとなり、キッカーの藤井が精度の高いボールを入れると、GK22がさわり、今度は右コーナーキックに。
中原がボールを入れると、こぼれ球に、エリア正面、楠田がシュートを打ちますが、上にそれていきます。
横河武蔵野も、うまくサイドを突いていき、21分には、27のパスに、25が高い位置へ。しかし、中原が粘り強く対応。
フロンターレは中盤でのルーズボールを平内が拾うなど、セカンドボールをものに。中央で平内や藤井、知久もかかわってボールを動かしてきます。
横河武蔵野も、23分には、中央で動かして、エリア正面右へ迫りますが、井澤がセーブ。
攻めに転じたフロンターレは、左に開いた中原が前に持ち出し、クロス。これは横河武蔵野、16がクリアし、左コーナーキックに。
フロンターレはショートコーナーを選択。いったん中原に預けた藤井は精度の高いボールをエリア内へ入れていきますが、シュートには結びつかず。
飲水タイムをはさんで、さらに相手陣内で時間をつくっていくフロンターレ。
25分には、左サイド、高い位置へ中原が抜け出し、エリア左へ持ち込んで折り返し。これに恩田、新堀翔が飛び込み、新堀翔がシュート。ここは横河武蔵野が体を張って阻んで、右コーナーキックに。
右コーナーキック、中原がボールを入れると、セカンドボールを拾ったフロンターレは、正面の柏村から、右サイドに展開。残っていた中原がクロスを入れると、ペイシェンスがヘディングシュート。しかし、上に。
後ろから回していこうとする横河武蔵野に対して、前から連動してプレス。そこからマイボールにしていくっフロンターレ。
楠田や児玉、藤井、平内や中原がかかわり、児玉が高い位置をうかがうなどしながら、相手陣内へ入り込んでいきます。
32分には、中央へ寄った児玉がカット。そのパスに、中原が左サイド、高い位置へ抜け出し、クロス。しかし、GK22がセーブ。
直後には、中央へ寄った柏村がカット。その縦パスに、児玉がエリア正面やや左へ。横河武蔵野の守備に遭い、シュートにまではいけませんでしたが、奪ったところから切り替え良く、ゴールに迫っていきます。
フロンターレはさらに、中央で藤井や平内がマイボールにするなどしていきます。33分には、中央、新堀翔のパスに、知久が右サイド、高い位置へ。
知久のクロスは、シュートには結びつきませんでしたが、中原が粘り強くこぼれ球に詰め、左コーナーキックに。
藤井がボールを入れると、セカンドボールをものにしたのはフロンターレ。知久の右クロスに、エリア内、ペイシェンスが飛び込みますが、横河武蔵野も粘り強く守っていきます。
横河武蔵野も、左サイド、背後を取り、折り返す場面をつくりますが、右へ流れたボールは児玉がカバー。
再び恩田が下がり目でおさめ、間で受けた平内が左へ展開。児玉から楠田、ペイシェンスと最終ラインでつながり、知久や藤井が間に顔を出し、フロンターレはボールを動かしていきます。
38分には、児玉のスルーパスに、平内が正面やや左へ。しかし、GK22がカバー。
さらに、平内の縦パスを間で受けた恩田から新堀翔とつながり、中央に寄った知久のパスに、柏村が右サイド、高い位置へ。柏村はグラウンダーのボールをエリア内へ入れていきますが、GK22がセーブ。
フロンターレは恩田が右サイドへ流れ、ボールを引き出し、新堀から中央の平内へ。平内から児玉とつながり、児玉から高い位置で受けた中原がクロスを入れる場面をつくっていきます。
横河武蔵野も、最終ラインで動かし、中盤でテンポよくつながり、縦に速いパスをつけるなどしていきますが、フロンターレは出足よくカット。
楠田や児玉、間で藤井や平内が触れながら、前に出る時間をつくっていきます。
45分には立て続けにコーナーキックを得るも、得点には至らず。
1本目は2-0でタイムアップとなります。
2本目、フロンターレはGK21松澤成音、最終ラインは右から34柏村涼太、31ペイシェンス海翔、35楠田遥希、37平内一聖、ボランチは38平塚隼人、36藤井漣祐、右MF27知久陽輝、左MF42ステンパールカ大翔、前線には39新堀翔、29増田陽太。
ますます気温が上がるなか始まった2本目。
盾居上がりには、左サイドからのパスを正面やや左で増田がおさめ、うまく正面へ運び、エリア右へパス。知久が抜け出しますが、オフサイド。
さらにフロンターレ、左サイド、フリーで抜け出したステンパーが折り返すと、エリア正面、飛び出した増田が合わせますが、シュートは上に。
直後にもフロンターレ。横河武蔵野が最終ラインで縦パスを入れたところ、新堀翔がカット。そのまま、GK21が空けていたゴールへ決めて、1-0。
2本目もフロンターレが先にゴールをものにします。
フロンターレはさらに左サイド、平内から間で藤井が受け、間にボールを入れていくと、5分には、左へ開いたステンパーが、エリア左へパス。これに平塚が飛び出しますが、横河武蔵野はカバー。
直後には、下がり目、増田とのパス交換から、藤井がエリア内へ飛び出しますが、ここでも横河武蔵野の守備に遭い、シュートまでは行けず。
それでも、流れの中で中盤からエリア内へ飛び出し、ゴールへ迫っていく、いい攻めをフロンターレは見せていきます。
すると6分、フロンターレは中央で知久がカット。そのスルーパスに、増田がエリア正面やや右へ。GK21をよく見極めて、シュートを打つと、これが決まり、2-0。
フロンターレが突き放します。
横河武蔵野も、8分には、エリア右、15が抜け出し、そのパスに、18が正面へ。しかし、知久がしぼってカバー。
右コーナーキックとなりますが、それをしのいだフロンターレは、松澤がすばやく前にボールを送ると、ステンパーが高い位置へ。ステンパーが左から折り返すと、エリア内、増田が飛び出しますが、横河武蔵野も戻りが速く。最後はGK21がセーブ。
フロンターレはさらに平塚がボールをカット。中央で知久や藤井とかかわり、藤井のサイドチェンジをステンパーが高い位置でおさめ、ピッチの両サイドを使って、ゴールを目指していきます。
横河武蔵野も、フロンターレの最終ライン前での組み立てを狙い、ボールをカットしますが、平塚がカバー。さらに横河武蔵野も、テンポよく中央で動かしていきますが、フロンターレはコンパクトに粘り強く対応。
下がり目でボールを受けた増田が、左サイドを突くパス。抜け出したステンパーはオフサイドとはなりましたが、うまくつながりを持ってプレーしていきます。
14分には、横河武蔵野も、中央でカット。エリア左で57がシュート。しかし、ボールはポスト。
攻めに転じたフロンターレは、ステンパーから新堀、再びステンパーとつながり、ステンパーのパスに、増田が右サイドの高い位置へ。増田は折り返しますが、横河武蔵野はクリア。
右コーナーキックとなり、平塚が左足でボールを入れると、遠いサイドで折り返し、ゴール右、増田が飛び込みますが、わずかに頭でかすり、ミートしきれず。
それでも、精度の良いセットプレーからチャンスを創出していきます。
松澤やペイシェンス、楠田がかかわり、中央に新堀翔も下がりながら、組み立てを図っていくフロンターレ。下がり目の新堀翔の縦パスを、増田がおさめ、知久が左サイド、高い位置へ抜け出し、折り返す場面をつくるなど、ゴールに迫っていきます。
20分には、ステンパーから中央の増田へ。増田はスルーパス。エリア内、平塚が飛び出しますが、惜しくもさわることはできず。
一方の横河武蔵野も、22分には、左サイドから18が正面へ持ち込み、シュート。しかし、上に。
飲水タイムをはさんで、フロンターレは楠田がボランチ、藤井が左のCBにスイッチ。
25分には、横河武蔵野、15が左サイドでボールをカット。左へ展開し、パス交換から57が正面へ持ち込み、エリア内へパスを入れると、最後は15が押し込み、2-1。
横河武蔵野も1点を返します。
フロンターレはここで知久に代わり41恩田裕太郎。
フロンターレも直後には、浮き球のパスに、増田が正面へ。シュートはGK21がセーブするも、さらに間にうまくつけて、ゴールに迫るのはフロンターレ。
左サイド、平内から高い位置のステンパーとつながり、左サイドからステンパーは正面へパス。これを増田がおさめ、速い振りからシュートを打つと、ゴールへ決まり、3-1。
フロンターレが再び突き放します。
横河武蔵野もテンポの良いパス回しを見せていきますが、フロンターレは連動してプレス。
それでも、高い位置へ持ち込みクロスを入れていきますが、エリア内を楠田がカバーし、右に展開。恩田、新堀、増田がかかわって高い位置で動かしていきます。
楠田や柏村、新堀、恩田がかかわって動かし、増田が高い位置でキープ。エリア前に迫っていくフロンターレ。
31分には、フロンターレにファールがあり、エリア外左で横河武蔵野がフリーキックを得て、57が直接右足で狙いますが、枠はとらえらえず。
フロンターレはここで平内に代わり24児玉昌太郎。
33分にはフロンターレ、中央、楠田のパスを間で恩田が受け、エリア外右へ仕掛け、折り返し。新堀翔が飛び込んでシュートを打ちますが、GK21がセーブ。
さらに左サイド下がり目の楠田から新堀翔とつながり、新堀翔とのパス交換から恩田がエリア内へ。しかし、シュートはGK21がセーブ。
左コーナーキックとなり、藤井がボールを入れると、エリア外正面、こぼれ球を拾った平塚がミドルシュート。しかし、上に。
さらに藤井から平塚とつながり、平塚のスルーパスに、恩田がエリア外正面やや右へ。恩田は折り返しますが、横河武蔵野も集中した守り。クリアしていきます。
それでも、フロンターレは楠田や平塚、さらに恩田も中央に顔を出しながら、ボールを動かしていくと、36分には、中央、楠田のスルーパスに、新堀翔が正面やや右へ。
新堀翔はうまくボールをコントロール。シュートを打ちますが、GK21がセーブ。
さらに浮き球を恩田が競り、エリア内、飛び出した新堀翔が押し込み、4-1。フロンターレがさらに突き放します。
フロンターレは、さらに右サイド、柏村から恩田、恩田から右サイド、高い位置の増田につながり、増田の鋭い切り返しから、新堀翔が正面へ、
シュートは、GK21がセーブするも、チャンスをさらにつくっていきます。
39分には、左サイド、抜け出した増田が正面へ速いパスを入れると、鋭いターンから新堀翔がシュート。これが決まり、5-1。
フロンターレはさらに右サイド、流れた恩田がエリア右へ向かって仕掛けて折り返し。ここは横河武蔵野の守りが阻みましたが、こぼれ球をものにし、右へ展開。新堀翔や恩田、柏村が高い位置でボールを動かしていきます。
41分には、左サイドでステンパーがカット。そのパスに、児玉がエリア左へ。ここは横河武蔵野が阻んで、左コーナーキックに。
キッカーは藤井。ボールを入れると、ニアで増田が折り返し。新堀翔が押し込み、6-1。新堀翔は4得点。
44分には、横河武蔵野も、15がエリア正面やや左へ。シュートを打ちますが、ボールはポスト。
2本目はタイムアップとなり、6-1。この日の練習試合が終わりました。
2本計8得点と多くのゴールをものにしたフロンターレ。相手の嫌がるところをうまく突き、多くの決定機をつくりだしていたことが心に残るものがありました。
ここまでプレミアリーグEASTでの出場機会のない選手たちも、確実に前に進んでいる、と思わされるものがあります。
これからも、それぞれの進化を、そして活躍を楽しみにしています。
①2-0
得点:恩田裕太郎、知久陽輝
フロンターレのメンバー:33井澤明己 34柏村涼太 31ペイシェンス海翔 35楠田遥希 24児玉昌太郎 36藤井漣祐 37平内一聖 27知久陽輝 15中原章雅 39新堀翔 41恩田裕太郎
②6-1
得点:新堀翔4 増田陽太2
フロンターレのメンバー:21松澤成音 34柏村涼太 31ペイシェンス海翔 35楠田遥希 37平内一聖 38平塚隼人 36藤井漣祐 27知久陽輝 42ステンパールカ大翔 39新堀翔 29増田陽太
交代:知久→41恩田裕太郎 平内→24児玉昌太郎
(文中敬称略)
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