10月23日から27日にかけて、カタールのドーハで行われるAFC U17アジアカップ2025予選に臨むU-16日本代表に川崎フロンターレU-18のDF藤田明日翔が選出されました。
ここまでU-15日本代表候補やU-16日本代表のトレーニングパートナーに選出された経験のある藤田にとっては、初めての代表の舞台となるAFC アジアカップ2025予選。
日本は、ネパール、モンゴル、カタールと同じグループFに。この大会では各グループの1位10チームと、グループ2位の上位5チームの計15チームがAFC U17アジアカップ2025の出場権を得ることができます。
10月16日には、履正社高校との練習試合に臨み、藤田もCBとして出場しました。
【U-16日本代表 練習試合 vs 履正社高校】
10月16日(水) 午前10時32分キックオフ くもり 45分×2
1本目、U-16日本代表は、GK12佐藤陸斗(モンテディオ山形ユース)、最終ラインは右から11田中遥大(FC東京U-18)、18藤田明日翔(川崎フロンターレU-18)、キャプテンの13横井佑弥(ガンバ大阪ユース)、ボランチは3加藤海輝(横浜F・マリノスユース)、19福岡勇和(鹿島アントラーズユース)、右に21針生涼太(清水エスパルスユース)、左に2山中優輝(横浜F・マリノスユース)、シャドーに9川端彪英(ヴィッセル神戸U-18)、16瀬口大翔(ヴィッセル神戸U-18)、前線には10浅田大翔(横浜F・マリノスユース)。
立ち上がりは、履正社がゴールの前に迫るも、最後は佐藤のセーブでしのいだU-16日本代表。
2分には中央、間でうまく受けた加藤のパスに、右サイド、針生が抜け出し、折り返し。エリア右、飛び出した川端に対しては、履正社の守備の対応があり、右コーナーキックに。針生が左足でボールを入れると、こぼれ球を拾った山中がミドルシュート。履正社の体を張った守りが阻みましたが、チャンスをつくっていきます。
フィードに正面へ浅田が動き出したり、浮き球のパスに右サイド、浅田が流れて受け、中央に針生が顔を出すなどしていくU-16日本代表。
うまく中央で受けた福岡が左サイドを突くパス。山中が高い位置へ動き出していくなどしていきます。
8分には、藤田の縦パスをうまく間で加藤が受け、加藤は右サイドを突くパス。針生が高い位置へ持ち込もうとしていきますが、履正社はカットしていきます。
履正社も52が左サイドから正面へ持ち込み、右へ展開。65の折り返しは、左へ流れ、シュートにはつながりませんでしたが、U-16日本代表のゴールへ迫る場面をつくり、さらに左右をうまく使いながら、U-16日本代表の陣内でプレー。それに対して、U-16日本代表はコンパクトな守り。ボールをものにすると、右サイド、流れて浅田がパスを引き出すなどしていきます。
12分には藤田から左サイド、流れて受けた浅田。うまいターンから前に持ち出そうとしますが、これに対して、履正社の対応があり、左サイドでのスローインに。
その流れから高い位置へ抜け出した瀬口、エリア左、浅田とつながり、浅田はマイナスの折り返し。川端が迫りますが、シュートは打てず。
しかし、15分には履正社。右サイドから左サイドを突くパスが通ると、12がカットインからシュート。これが決まり、0-1。履正社高校が先にゴールをものにします。
追いかける展開となったU-16日本代表も、15分には、高い位置で瀬口、浅田、川端が連係。川端が浮き球のパスを出すと、こぼれ球を拾った加藤のミドルシュートは枠をとらえますが、履正社のGK79がセーブ。
最終ラインの藤田や横井が多く触れ、中央につけようとするU-16日本代表。しかし、履正社もそこを狙い、カット。それでも右クロスに対しては、エリア内で田中がうまく対応。しのいでいきます。
19分過ぎには、U-16日本代表、最終ラインは右から田中、山中、藤田に。
さらに右サイドから持ち込もうとする履正社に対し、藤田が1対1でボールを奪うなどしていくU-16日本代表。
すると22分には、右サイドに展開すると、川端の浮き球のパスにエリア内、飛び出した浅田がシュート。これが決まり、1-1。
U-16日本代表が追いつきます。
履正社も奪ったところから10がエリア右へ飛び出しますが、横井がカバー。最終ラインからもうまく組み立ててサイドに展開。クロスを入れるなどしていきますが、シュートにはつながらず。
28分にはU-16日本代表、左サイドで浅田がカット。折り返すと、エリア内、シュートを打ったのは川端。これが決まり、2-1。
U-16日本代表が勝ち越します。
追いかける展開となった履正社も最終ラインで動かし、20のフィードに65がエリア外右へ。しかし、GKの佐藤がエリア外に出てカバー。
30分には、右サイドを崩して13がニアをとらえたシュート。しかし、佐藤がセーブ。
さらに31分にはエリア前でカットした履正社。しかし、最後は藤田が粘り強く寄せて、シュートは打たせず。U-16日本代表はしのいでいきます。
飲水タイムを挟んで、U-16日本代表は、GKが佐藤から23松浦大翔(アルビレックス新潟U-18)。
さらに最終ラインは右から田中、藤田、横井、山中、ボランチは加藤、福岡、右MF針生、左MF瀬口、前線には川端、浅田に。
最終ラインで藤田や横井が触れ、針生からうまく間で浅田が受けるなどして、高い位置での時間をつくるU-16日本代表。田中や山中が高い位置に顔を出すなどしていくと37分には、間で受けた加藤から右サイドへパスが通り、田中の折り返しのセカンドボールを、中央に寄った山中が拾い、そのパスに福岡がエリア外正面でシュート。しかし、上に。
一方の履正社も、直後には中盤の40のパスに22が正面へ持ち込んでいきますが、藤田がブロック。ボールをものにした藤田は右サイドに展開。
ここはおさめrことはできませんでしたが、守備から攻撃へつなげようとしていきます。
39分にはU-16日本代表。山中の縦パスをエリア外正面で受けた浅田は浮き球のパス。エリア正面、川端が飛び出しますが、GK19が前に出て阻む好守。
さらに左サイド、うまく間で受けた瀬口が折り返し。右サイドに流れたところ、針生がクロスを入れますが、GK19が阻んでいきます。
41分にはさらにU-16日本代表、左サイド、流れて受けた浅田から右サイド、針生へ。針生のスルーパスに川端がエリア正面へ抜け出しシュート。しかし、GK19がセーブ。
43分には、加藤から中へ寄った瀬口、瀬口から左サイド、流れた浅田へ。浅田の折り返しに、正面で川端がシュートを打ちますが、これは上。
44分には、藤田のフィードにエリア正面、浅田が抜け出しますが、オフサイド。しかし、いい動き出しで、ボールを引き出して言います。
アディショナルタイムに入り、46分には、山中のフィードに浅田がエリア正面左へ。またもいい動き出しを見せますが、GK19が対応。
一方の履正社も直後には10の右クロスに、12がエリア内へ飛び出しますが、田中が対応。履正社のファールに。
1本目は2-1でタイムアップとなります。
2本目、U-16日本代表は、GK23松浦大翔(アルビレックス新潟U-18)、最終ラインは右から24長南開史(柏レイソルU-18)、4篠崎健人(市立船橋)、5熊田佳斗(大宮アルディージャU-18)、22藤井翔大(横浜F・マリノスユース)、ボランチは17今井宏亮(東京ヴェルディユース)、キャプテンの8野口蓮斗(サンフレッチェ広島F.Cユース)、右MF14小林志紋(サンフレッチェ広島F.Cユース)、左MF7武本匠平(アビスパ福岡U-18)、前線には15葛西夢吹(湘南ベルマーレU-18)、26谷大地(サガン鳥栖U-18)。
立ち上がりには、履正社が右サイドを崩してクロス。しかし、長南がしぼって対応。右コーナーキックとなり、こぼれ球を拾った66がエリア外右でシュートを打ちますが、これは上に。
すると2分にはU-16日本代表、うまくエリア右へ抜け出した葛西がシュート。しかし、GK1がセーブ。
さらにうまく右サイド、高い位置へ長南が抜け出すなど、履正社のエリア近くでの時間を増やしていくU-16日本代表。
間で野口や今井が受け、右サイドでは長南や小林が連係。5分には野口のスルーパスに、谷、葛西が抜け出しそうになりますが、履正社の守りが対応していきます。
一方の履正社も前線に32がおさめ、そこから中央へ。しかし、今井がカバー。そこから最終ラインで動かしていくU-16日本代表。
うまく中央で野口が受けるなどしていき、履正社が回していく場面ではうまく間で今井がカットするなどしていきます。
すると9分にはU-16日本代表、左サイド、武本が折り返すと、エリア外正面でミドルシュートを打ったのは、小林。弧を描くようにして決まり、1-0。
2本目はU-16日本代表が鮮やかなゴールで前に出ます。
野口や右サイド、長南や小林がかかわり、うまく間を突きながら前に出ていくU-16日本代表。
13分には、浮き球のパスに、右サイド、高い位置へ抜け出した長南が折り返すと、正面で葛西がシュート。しかし、GK1がセーブ。
14分には高い位置で谷がカット。そのパスに、エリア外正面で小林がシュート。これは上に。
ここでU-16日本代表は、GKが松浦から1エジケ唯吹ヴィンセントジュニア(サガン鳥栖U-18)。
16分には、U-16日本代表、間で野口が受け、そのパスに長南が右サイド、高い位置へ。折り返しのセカンドボールを拾った野口ミドルシュートを打ちますが、上に。
17分には、葛西から小林とつながり、小林のパスに長南が右サイド、高い位置へ。折り返しに、遠いサイドに葛西が飛び出しますが、惜しくも触ることはできず。
履正社がボールをつないでいこうとするところ、葛西がプレスバック。再び自分縦委でボールをつないでいくU-16日本代表。
武本や野口が間でうまく受け、右サイドで小林、長南が連係。両サイドを使いながら迫っていきます。
23分から25分にかけては履正社も高い位置でボールをカットし、ゴールの前に。しかし、篠崎や熊田が対応。
さらにフィードに、6が右サイド、高い位置へ抜け出しそうになったところでは熊田がカットするなどしていきます。
26分には、U-16日本代表、中央絵d武本がカット。右サイドを突くパスに葛西が飛び出しますが、履正社はクリア。
右コーナーキックとなり、ショートコーナーを選択したU-16日本代表。
履正社がクリアしたところ、再び右コーナーキックとなり、野口が右足でボールを入れると、熊田が飛び込みますが、GK1がセーブしていきます。
飲水タイムを挟んで、30分にはU-16日本代表、熊田のフィードに葛西が高い位置へ。これは履正社の守りが阻んで左コーナーキックに。
キッカーの野口は遠いサイドに精度の高いボールを入れていきますが、惜しくもシュートには結びつかず。
一方の履正社も、直後には、6が左サイドからエリア外左へ持ち込むと、U-16日本代表にファールがあり、フリーキックに。
遠いサイドで32が合わせるもこれは左に。
ここでU-16日本代表は長南に代わり18藤田明日翔(川崎フロンターレU-18)が再び入り、最終ラインは右から篠崎、藤田、熊田、藤井に。
34分には履正社、右サイドから攻勢に出ると、折り返しに6が放ったシュートはポスト。しかし、セカンドボールを拾い、再び右サイドから折り返すと、最後は90が決めて、1-1。履正社が1点をかえします。
しかし、37分にはU-16日本代表、エジケや藤田、長南、藤井もかかわって、ボールを動かしていくと、小林から今井につながり、今井から右サイド、篠崎へ。
篠崎から受けた小林がクロスを入れると、遠いサイド、ヘディングシュートを打ったのは谷。これが決まり、2-1。
多くの選手がかかわってU-16日本代表がリードします。
直後には、センターサークル付近でボールをおさめた葛西が、履正社のGK91が前に出ているところを見て、ロングシュート。
これはGK91が何とか戻り、セーブ。
39分には、履正社も左サイドからエリア左へ持ち込んでいきますが、シュートは藤田がブロック。
ラインを高くして、右サイドに開いた藤田が斜めに速いパスを入れるなどしていくU-16日本代表。
履正社もうまく対応し、逆に攻撃に転じていきますが、コンパクトに、間で野口がカットするなど、対応していきます。
43分には、左サイドでの折り返しから履正社がシュートを打ちも、ワンタッチあり、上に。
最後は履正社がややボールをテンポよく動かしていく場面が多かったものの、得点機には結びつかず。2本目はタイムアップ。2-1。
練習試合が終わりました。
素晴らしいコンビネーションと最後のところでの技術の高さも見せて、四つのゴールをものにしたU-16日本代表。それでも、まだまだ連係面では深められる余地もあるようにも思えました。
フロンターレU-18では、初先発となったプレミアリーグEAST第14節の前橋育英戦から出場を重ね、成長を続けている藤田明日翔も、チームメートとのコンビネーションをさらに深めていけば、日本により大きな力をもたらしてくれるはずです。
①2-1 得点:浅田大翔、川端彪英
U-16日本代表のメンバー:12佐藤陸斗(モンテディオ山形ユース) 11田中遥大(FC東京U-18) 18藤田明日翔(川崎フロンターレU-18) 13横井佑弥(ガンバ大阪ユース、c) 3加藤海輝(横浜F・マリノスユース) 19福岡勇和(鹿島アントラーズユース) 21針生涼太(清水エスパルスユース) 2山中優輝(横浜F・マリノスユース) 16瀬口大翔(ヴィッセル神戸U-18) 9川端彪英(ヴィッセル神戸U-18) 10浅田大翔(横浜F・マリノスユース)
交代:佐藤→23松浦大翔(アルビレックス新潟U-18)
②2-1 得点:小林志紋、谷大地
U-16日本代表のメンバー:23松浦大翔(アルビレックス新潟U-18) 24長南開史(柏レイソルU-18) 4篠崎健人(市立船橋) 5熊田佳史(大宮アルディージャU-18) 22藤井翔大(横浜F・マリノスユース) 17今井宏亮(東京ヴェルディユース) 8野口蓮斗(サンフレッチェ広島F.Cユース、c) 14小林志紋(サンフレッチェ広島F.Cユース) 7武本匠平(アビスパ福岡U-18) 15葛西夢吹(湘南ベルマーレU-18) 26谷大地(サガン鳥栖U-18)
交代:松浦→1エジケ唯吹ヴィンセントジュニア(サガン鳥栖U-18) 長南→18藤田明日翔(川崎フロンターレU-18)
(文中敬称略)
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