U20日本代表 – U20ウルグアイ代表 / U20W杯グループステージ第2節


5月24日は、ソウルの金浦空港から高速バスで2時間弱、4月25日のアジア・チャンピオンズリーグ水原三星戦以来の水原ワールドカップ競技場へ。U-20ワールドカップのグループステージ第2節があり、第1節では南アフリカに2-1で逆転勝利したU-20日本代表は、イタリア代表に1-0で勝利した南米予選の優勝チーム、ウルグアイ代表との試合に臨みました。

【U-20 ワールドカップ第2節 U-20日本代表 vs U-20ウルグアイ代表】
5月24日(水)午後8時キックオフ 水原ワールドカップ競技場 くもり 7987人

この試合の前に行われた南アフリカ代表 vs イタリア代表では、0-2でイタリア代表が勝利し1勝1敗。日本 vs ウルグアイは勝者が2連勝で決勝トーナメント進出を決めるという状況となりました。

日本の先発はGK1小島亨介(早稲田大)、DFは右から2藤谷壮(ヴィッセル神戸)、5冨安健洋(アビスパ福岡)、ゲームキャプテンの3中山雄太(柏レイソル)、19舩木翔(セレッソ大阪)、ボランチは16原輝綺(アルビレックス新潟)、17市丸瑞希(ガンバ大阪)、右MF7堂安律(ガンバ大阪)、左MF8三好康児(川崎フロンターレ)、FW13岩崎悠人(京都サンガFC)、9小川航基(ジュビロ磐田)

ウルグアイの先発はGK1サンティアゴ・メレ(フェニックス)、DFは右から4ホセ・ロドリゲス(ダヌビオ)、18アグスティン・ロヘル(ナシオナル・モンテビデオ)2サンティアゴ・ブエノ、5マティアス・オリベイラ(ダヌビオ)、中盤の底に16フェデリコ・バルベルデ(レアル・マドリー)、その前に20ロドリゴ・ベンタンクール(ボカ・ジュニアーズ)、8カルロス・ベナビデス(デフェンソール)、右にキャプテン11ニコラス・デラクルス(リベルプール・モンテビデオ)、左に19アグスティン・カノッビオ(フェニックス)、CWは9ニコラス・スキアッパカッセ(アトレチコ・マドリー)

初戦でボランチとして先発したフロンターレの4板倉滉は控えに名前をつらねたものの、アップには加わらず。事前に報道があったとおり、負傷のためにこの日の出場はない様子。アップを見守りながら、時折スタッフと談笑したり、チームメートに水を渡したりと、サポート役を担うことに。

日本代表側のゴール裏には多くのサポーターが集まり、ウルグアイ代表にも日本代表にも地元の韓国の人々がバルーンなどを手に声援を送るスタジアム。開始前にはウルグアイ国歌ではなく、チリの国歌が流れるハプニングがあったものの、とてもいい雰囲気の中で、試合は始まりました。

ウルグアイはCBの間にバルベルデやベンタンクールが下りて、後ろから組み立て。カノッビオが左から仕掛けてくるなどして立ち上がり、日本のゴールへ迫っていきます。

日本も2分には市丸の縦パスを受けた三好から右へパスが出ると、堂安がこれに反応しますが、シュートにはつながらず。

直後には、ウルグアイはロングボールに、スキアッパカッセが抜け出すもこれはオフサイド。4分には日本も中山のフィードを岩崎が競り、拾った三好のパスに小川が抜け出すもクリア。8分には市丸の縦パスから、三好、舩木と左から攻勢に。高い位置から舩木がクロスを入れるもシュートにはつながらず。ウルグアイもサイドチェンジを受けたカノッビオが左から仕掛けるも藤谷がこれに対応。16分には冨安がエリア前でうまくボールをコントロールできなかったところ、デラクルスに奪われGK小島と1対1に。しかし、シュートは左に。危ない場面でしたが難を逃れます。

そんななか19分、日本はボールを競り合った場面で、小川が負傷し担架でピッチの外へ。直後には一時的に10人になった日本が攻勢に。岩崎がエリア左へ抜け出しますが、ここはウルグアイのロヘルがクリア。シュートにはつながらず。ここで日本は小川に代わって20久保建英(FC東京U-18)が出場。序盤で早くも交代を余儀なくされることに。

23分には市丸から左へパスが出て、三好のクロスに岩崎が飛び込みますが、触ることはできず。さらに中山がこぼれ球を高い位置で拾い、三好とのパス交換からエリア前に迫るもシュートにはつながらず。

日本は市丸が縦にパスをつけ、原もよくセカンドボールを拾っていきますが、なかなか前で起点をつくることができず。中央から久保が仕掛けるなどしていきますが、ウルグアイの選手の球際も強くなかなかシュートまでは持ち込めません。

ウルグアイは最終ラインのロヘルらが時折ロングボールを裏に入れ、スキアッパカッセが抜け出すなどして日本のゴールをおびやかし、中盤の3人がポジションを入れ替えながらパス交換。右サイドのデラクルスが中盤まで下りて守備にも加わる一方で、その空いたスペースを突くように右SBのロドリゲスの攻めあがるなどして攻撃に厚みを加えていきます。

32分にはデラクルスのパスを起点にエリア右、スキアッパカッセがシュートに持ち込むも自陣まで戻った三好がブロック。さらに左へ展開すると、カノッビオが仕掛けていくも堂安がこれに対応。35分には右サイドから中央へ切れ込んだデラクルスがシュートに持ち込もうとしますが、日本はこれをブロック。

攻撃になかなか移れない中でも、しのいできた日本でしたが、35分フィードにロドリゲスが右サイドの裏のスペースに抜け出し、エリア右へ。リターンを受けたスキアッパカッセがうまく切り返して日本の守備をかわしてシュートを放つとボールはゴール右へ決まります。0-1。先制点はウルグアイへ。

日本は左サイドの三好からエリア右へのスルーパス、堂安が反応するもシュートには持ち込めず。前半は0-1でタイムアップとなります。
後半立ち上がりにはウルグアイ、スキアッパカッセがエリア右へ抜け出しシュートを打つもこれはワンタッチあり、決まらず。日本は原がよく中盤でボールを奪い、右サイドでは堂安や藤谷が連係してプレスをかけ、マイボールにすると藤谷が右サイドの高い位置へ仕掛けてコーナーキックを得るなど、攻勢に出ていきます。

9分には市丸のパスにエリア右、堂安が抜け出してシュートを打つもGKメレがこれに反応。こぼれ球に詰めた久保が頭で押し込もうとするもこれは決まらず。さらに中山が縦パスを入れ、三好のパスに左から久保が抜け出してシュート。こぼれ球を拾った堂安もシュートを放ちますが、ここもGKメレに阻まれて決めることはできず。日本は細かくパスをつないで距離感も良く、攻勢に。

ウルグアイは16分にはベナビデスに代わって6マルセロ・サラッキ(ダヌビオ)が入り、2列目は右からデラクルス、カノッビオ、ベンタンクール、サラッキに。

日本は久保がサイドに流れてエリア内へ仕掛けていきますが、ウルグアイも1対1では強くブエノがしっかりボールを奪うなど見応えのある攻防が続いていきます。21分には久保のパスにエリア右、岩崎が抜け出して1対1に。しかし、シュートはGKブエノの正面に。さらに原、堂安、岩崎とつないで左へ展開。三好がエリア内へボールを入れますが、ウルグアイの選手もこれにしっかり対応。26分には原の浮き球のパスにエリア左、三好が抜け出すもウルグアイの選手に寄せられてシュートにはつながらず。日本がボールをにぎりながらも、最後のところではウルグアイの守備が上回る場面が続いていきます。

29分には左からのコーナーキック、三好が左足で入れたボール、原が飛び込みますがこれはファールに。

30分にはウルグアイはスキアッパカッセに代えて7ホアキン・アラダイス(ダヌビオ)、デラクルスに代えて14フアン・ボセッリ(デフェンソール)。アラダイスがFW、2列目は右からカノッビオ、ボセッリ、ベンタンクール、サラッキに。日本は原に代えて10坂井大将(大分トリニータ)がボランチに。

市丸のパスに藤谷が右サイドへ抜け出して仕掛けるなどしていきますが、決定機にはつならがず。ウルグアイもボセッリがエリア左へ抜け出すなど、マイボールにするとうまく日本のゴールへ迫っていくもこちらも得点には至らず。

日本は久保がエリア外でファールを受けると、堂安が直接フリーキックで狙いますが、これはGKメレの正面。さらに三好が久保とのパス交換からエリア左へ。折り返すもブロックされてシュートにはつながらず。43分には三好に代えて18高木彰人(ガンバ大阪)がピッチへ。

44分にはウルグアイ、右サイドのスローインの流れから、アラダイスが折り返すとエリア右、ボセッリがシュートを打つもワンタッチあり決まらず。

しかし、ロスタイム、ラインを高くして攻勢に出る日本の裏をついてカウンターに出ると、左サイドから抜け出したオリベイラに決められてしまい0-2。突き放されてしまいます。

試合は0-2でタイムアップとなり、ウルグアイの決勝トーナメント進出が決定。日本は1勝1敗、得失点差-1で3位に。6つあるグループのなかで3位のチームの上位4チームも決勝トーナメントへ進むことはできますが、自力での突破には1勝1敗、得失点差+1のイタリアとの最終戦での勝利が必須、となることになりました。

前半0-1 後半0-1 計0-2
得点:スキアッパカッセ、オリベイラ(ウルグアイ)

日本の先発:1小島亨介(早稲田大)、2藤谷壮(ヴィッセル神戸)、5冨安健洋(アビスパ福岡)、3中山雄太(柏レイソル)=c、19舩木翔(セレッソ大阪)、16原輝綺(アルビレックス新潟)、17市丸瑞希(ガンバ大阪)、7堂安律(ガンバ大阪)、8三好康児(川崎フロンターレ)、13岩崎悠人(京都サンガFC)、9小川航基(ジュビロ磐田)
交代:小川→久保建英(FC東京U-18) 原→10坂井大将(大分トリニータ)三好→18高木彰人(ガンバ大阪)

控え:12波多野豪(FC東京)21山口瑠伊(ロリアン)4板倉滉(川崎フロンターレ)6初瀬亮(ガンバ大阪)15杉岡大暉(湘南ベルマーレ)11遠藤渓太(横浜F・マリノス)14田川亨介(サガン鳥栖)

ウルグアイの先発:1サンティアゴ・メレ(フェニックス)、4ホセ・ロドリゲス(ダヌビオ)、18アグスティン・ロヘル(ナシオナル・モンテビデオ)、2サンティアゴ・ブエノ、5マティアス・オリベラ(ダヌビオ)、16フェデリコ・バルベルデ(レアル・マドリー)、20ロドリゴ・ベンタンクール(ボカ・ジュニアーズ)、8カルロス・ベナビデス(デフェンソール)、11ニコラス・デラクルス(リベルプール・モンテビデオ)=c、19アグスティン・カノッビオ(フェニックス)、9ニコラス・スキアッパカッセ(アトレチコ・マドリー)

交代:ベナビデス→6マルセロ・サラッキ(ダヌビオ) スキアッパカッセ→7ホアキン・アラダイス(ダヌビオ)デラクルス→14フアン・ボセッリ(デフェンソール)

控え:12フアン・ティナグリーニ(リーベル・プレート・モンテビデオ)21アドリアーノ・フレイタス(ペニャロール)3エマヌエル・グラルテ(モンテビデオ・ワンダラーズ)17マティアス・ビニャ(ナシオナル・モンテビデオ)サンティアゴ・ビエラ(リベルプール・モンテビデオ)

U-20日本代表のメンバーを見てみると、小川や遠藤、市丸、高木、波多野、久保はフロンターレU-18と対戦した選手たち。

2013年フロンターレU-18がJユースカップ準決勝を戦った際(板倉は先発として出場。三好は負傷のため出られなかった)、当時はU-18日本代表のコーチだった、内山篤監督が試合を見に来ていたことも、もうひとつの試合、ヴィッセル神戸U-18 vs コンサドーレ札幌U-18で藤谷が出場していたことも思い出されます。三好や板倉だけではなく、そんな選手たちが日本代表のユニフォームを身にまとって、各地域を代表するチームと戦っていることに、普段目にしているサッカーが、確かに世界とつながっていることを感じさせられました。

小川がけがで離脱するアクシデントにも見舞われてしまいましたが、グループステージを突破して、この日本代表チームがさらに世界から集った強いチームと対戦するところを見たいものです。

(文中敬称略)

水原のホテル近くに止まっていたU-20日本代表のチームバス
水原ワールドカップ競技場で行われた1試合目、南アフリカを相手に先制点を決めたイタリアのファビッリ選手
喜ぶイタリア代表の選手たち
後半にも追加点を決めたイタリアが2-0で南アフリカを下した
U-20ワールドカップの大会マスコットのチャオルミ
2試合目を前に水がまかれた水原ワールドカップ競技場
板倉滉選手
アップには加わらず、ベンチで時折笑顔を見せた
板倉滉、三好康児両選手の名前を記した幕も
ジュビロ磐田の小川航基選手と三好康児選手
U-20日本代表の先発メンバー
板倉滉選手
時折笑顔も見せる三好康児選手

肩を組んで君が代を歌うU-20日本代表のメンバー
審判団とウルグアイのキャプテン、デラクルス選手、日本のゲームキャプテンを務めた柏レイソルの中山雄太選手
タッチをかわして試合に臨む
競り合うアルビレックス新潟の原輝綺選手
三好康児選手
三好康児選手
ジュビロ磐田の小川航基選手が負傷して交代を余儀なくされることに
ゴール前での攻防

三好康児選手

 

スキアッパカッセ選手のシュートがゴール右へ

先制点を決めたウルグアイのスキアッパカッセ選手
三好康児選手
試合は後半へ
堂安律選手
三好康児選手
京都サンガの岩崎悠人選手

コーナーキックから日本がゴールに迫る
ガンバ大阪の市丸瑞希選手

 

岩崎悠人選手のシュートはGKメレ選手に阻まれてしまう
FC東京U-18の久保建英選手
三好康児選手
サイドから仕掛ける
攻勢に出る日本

三好康児選手と久保建英選手

コーナーキックを蹴る三好康児選手

オリベイラ選手に決められて0-2
1勝1敗となった

 

板倉滉選手
試合後チームメートに言葉をかける三好康児選手

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