11月4日の等々力第一サッカー場。
川崎フロンターレU-15等々力の1年生たちが、神奈川県U-13サッカーリーグ2ndステージ1部の初戦に臨みました。
神奈川県U-13サッカーリーグは、2ステージ制をとっており、1stステージは2部に所属したフロンターレ等々力は、7戦全勝で1部への昇格が決定。この日が1部での初戦となりました。
【川崎フロンターレU-15等々力(1年) 神奈川県(U-13)サッカーリーグ2ndステージ 1部第1節 vs FCヴィアージャ】
11月4日(月・振替休日) 午後1時キックオフ 等々力第一サッカー場 晴れ 30分ハーフ
フロンターレ等々力の先発は、GK33佐藤至琉、最終ラインは右から35久村航大、32川上琉偉、キャプテンの23渡部朝陽、41梶優翔、ボランチは30時松隼跳、27熊谷颯良、右MF42堀井陽向、左MF28永田怜大、トップ下31北田章将、前線には29荻原光惺。
3連休最終日の等々力第一サッカー場は、青空が広がり、羽織るものもいらないような過ごしやすい陽気。
多くの両チームの選手の家族らが見守るなか、キックオフの時を迎えました。
立ち上がりはフロンターレ等々力、左サイド、高い位置で荻原がキープ。やや下がり目で受けた熊谷がエリア正面右へ浮き球のパス。これをうまくコントロールした堀井がシュートを打とうとしますが、ヴィアージャは体を張りブロック。
さらに2分には左サイドでのスローインの流れから荻原がエリア左へ。ここでもヴィアージャの粘り強い守りに遭いましたが、フロンターレ等々力がゴールに迫る場面をつくっていきます。
正面に堀井が顔を出し、左サイドに展開。熊谷が間で受け、下がり目から梶がクロスを入れるなどしていくフロンターレ等々力。FCヴィアージャもフロンターレ等々力のファールでフリーキックを得ますが、フロンターレ等々力はそれをしのいでいきます。
6分には、川上から中央、時松へ。時松のスルーパスに永田がエリア内へ飛び出しますが、GK56が飛び出してこれを阻む好守。
7分にはさらにフロンターレ等々力、久村から堀井と右サイドでつながり、堀井のクロスに、エリア内、うまく永田が入り込みますが、ヴィアージャの守りも集中しており、惜しくもシュートには至らず。しかし、いい動き出しでゴールに迫っていきます。
一方のヴィアージャも、9分には、77の縦パスに61がエリア外左、高い位置へ。しかし、川上が粘り強くこれに対応。最後は61のファールに。
下がり目に北田も顔を出し、熊谷や時松とともにボールを動かし、そこから左サイド、梶へつなげていくフロンターレ等々力。
梶の縦パスに、高い位置へ動き出す永田に対しては、ヴィアージャもしっかりカバーし、決定的な場面にはつながりませんでしたが、うまくかかわって前に出ていく姿勢を見せていきます。
ヴィアージャも中央、間にボールをつけ、最終ラインの58も少し前に持ち上がり、左サイドに展開。77のパスに61が高い位置へ抜け出しそうになりますが、堀井が低い位置まで戻りカバー。
12分にはフロンターレ等々力、北田、荻原が高い位置からプレスをかけ、ボールを奪うと、右サイド、堀井のクロスにエリア内、北田が抜け出しますが、ヴィアージャの守りが対応。セカンドボールを拾ったフロンターレ等々力は、時松が枠をとらえたミドルシュート。しかし、GK56がセーブ。
14分には、左サイド、流れて受けた荻原のスルーパスに堀井がエリア左へ。シュートを打ちますが、わずかに右。
川上のフィードに、堀井が正面へ動き出すなど、長いボールも交え、チャンスをつくろうとしていくフロンターレ等々力。
熊谷がうまく右サイドを突くパスを繰り出し、堀井が受けるなど、エリア近くでの時間を増やしていきます。
15分には、中央にしぼった梶がカット。そのパスに正面、抜け出した永田がミドルシュート。しかし、ヴィアージャは体を張った守りで対応。
ヴィアージャもフロンターレ等々力にファールがあり、フリーキックを得ますが、フロンターレ等々力はこれを跳ね返していきます。
20分には、川上、渡部に時松、熊谷、久村もかかわってボールを動かしていくと、渡部から左サイドに展開。高い位置へ抜け出した永田が折り返しますが、ヴィアージャの守りがこれに対応していきます。
フロンターレ等々力は22分、北田に代わりフロンターレU-12の6年生、43岩田陸叶。
ヴィアージャも後ろから組み立てを図り、間で受けた70のパスに57がエリア内へ動き出していきますが、川上が対応。
24分には、エリア外正面、持ち込んだ60がミドルシュート。しかし、これは上に。
25分には、左サイドで77がカット。エリア前に速いパスを入れていきますが、川上がカバーしていきます。
フロンターレ等々力は、右MF堀井、左MF荻原、トップ下永田、前線には岩田陸叶と入れ替え。
だんだんとヴィアージャがボールを持つ時間を増やす中、前から連動して粘り強くプレス。間につけてきたところ、時松がカット。すぐさま岩田陸叶へつけ、岩田陸叶のパスに堀井が正面への動き出しを見せるなどしていきます。
ヴィアージャも、中央とピッチの左右を使い、ボールを動かし、85が右サイドの高い位置へ仕掛けていきますが、梶が対応。
ともに終盤は決定的なチャンスには至らず、前半は0-0でタイムアップとなります。
後半フロンターレ等々力は、梶が下がり、25西川諒。
GK33佐藤、最終ラインは右から35久村航大、32川上琉偉、キャプテンの23渡部朝陽、30時松隼跳、ボランチは25西川諒、27熊谷颯良、右MF42堀井陽向、左MF28永田怜大、トップ下43岩田陸叶、前線には29荻原光惺。
立ち上がりにはフロンターレ等々力、渡部のフィードに、堀井が右サイドから正面へ抜け出しますが、これはオフサイド。
一方のヴィアージャも左サイドでテンポよく動かして、57がエリア外左へ。しかし、川上がカバー。
さらにテンポの良いパス回しからフロンターレ等々力の陣内でプレーする時間をつくるヴィアージャ。しかし、フロンターレ等々力は、間でうまく熊谷がカット。
そこから堀井につなげ、攻撃に転じていきます。
川上、渡部に西川も間に顔を出しながら、前に出ようとしていくフロンターレ等々力。
5分には、川上の縦パスを下がり目で荻原が受け、間で受けた西川から岩田陸叶とつながり、岩田陸叶から右サイド、堀井へ。堀井が折り返すと、こぼれ球を拾った永田がシュートを打つと、ゴールへ決まりますが、オフサイドとの判定。
6分には、熊谷の左サイドを突くパスに抜け出した永田がクロス。エリア内、堀井が飛び出しますが、GK56がセーブ。
さらに西川の縦パスに、堀井が右サイド高い位置へ。エリア内へ持ち込もうとしていきますが、ヴィアージャも最後のところで61が粘り強く対応。
ヴィアージャも攻撃に転じ、左サイドで77が競ったボールを、57が拾い、正面へ持ち込もうとしていきますが、渡部が対応していきます。
うまく左サイド、最終ラインの83、GKの56もかかわってボールを動かしていくヴィアージャ。
フロンターレ等々力としては、我慢の時間。コンパクトに、粘り強く、前からのプレスも交えて対応していきます。
12分にはフロンターレ等々力、永田のパスに時松が左サイド、高い位置へ。時松がクロスを入れると、エリア内、荻原がボレーシュート。しかし、左に。
フロンターレ等々力はここで堀井に代わり38後藤丈人が入り、後藤と荻原の2トップ、岩田陸叶が右MFに。
15分にはフロンターレ等々力、永田が時松との連係から左サイド、高い位置へ。永田はクロス。しかし、GK56がセーブ。
さらに後藤の縦パスから荻原がエリア左へ。しかし、ヴィアージャの守りに遭い、左コーナーキックに。
永田が右足でボールを入れるも、それをしのいだヴィアージャは、74が左サイドから正面へ斜めの仕掛け。しかし、熊谷がカバーしていきます。
ボールを中央間につけ、奪われても西川が奪い返し、そこから前にパスを入れていくなどしていくフロンターレ等々力。サイドも突きながらチャンスをつくっていきます。
すると19分には左サイド、抜け出した時松がクロス。これにエリア内、ヘディングシュートを打ったのは荻原。ボールはゴールの中へ。
1-0。先制点はフロンターレ等々力へ。
20分にはさらにフロンターレ等々力、荻原から岩田陸叶と高い位置でつながり、岩田陸叶の縦パスを正面で受けた後藤は鋭いターンからシュート。
上に外れましたが、意欲的にゴールを狙っていきます。
ボールを間でカット。そこからいったん右に振り、左サイドにつないでいこうとするヴィアージャに対し、岩田陸叶がカット、すぐさま後藤につなげようとするなどしていくフロンターレ等々力。さらに前に出てくるヴィアージャに対し、コンパクトに粘り強く対応していきます。
21分には、エリア外正面でヴィアージャ、60がミドルシュートを打ちますが、佐藤がセーブ。
22分にはフロンターレ等々力、最終ライン、川上、渡部、時松とつながり、時松の縦パスに永田が左サイド、高い位置へ。エリア左へ抜け出した永田はシュート。しかし、右に。
24分には、後藤が高い位置でうまく体を入れ、ボールをおさめると、荻原が受けて、右クロス。エリア正面で永田がシュートを打ちますが、クロスバー。
直後には左サイドでのスローインの流れから、時松がエリア左へ。シュートを打つも右に。
西川が中央でボールを奪い、後藤から久村に展開。久村が仕掛けるなどしていくフロンターレ等々力。奪われても、渡部が出足よく前に出て奪い返していきます。
26分にはフロンターレ等々力に交代。後藤に代わり42堀井陽向が入り左MF、岩田陸叶がトップ下、永田が右MFに。
27分にはフロンターレ等々力、川上のフィードに、荻原が高い位置へ動き出し、左サイド、おさめた堀井が縦に持ち込むもヴィアージャの守備の対応があり、左コーナーキックに。
左コーナーキック、永田がボールを入れると、川上のヘディングシュートは枠をとらえますが、ヴィアージャはクリア。
さらにフロンターレ等々力は、左サイド、堀井が高い位置へ持ち込み、間で受けた時松の縦パスに、荻原がエリア内へ動き出していきますが、ヴィアージャの守りが対応。
最終ラインの渡部の縦パスに、堀井が高い位置へ動き出すなどしていきます。
アディショナルタイムに入り、31分にはヴィアージャ、エリア外正面へ浮き球のパスを入れると、こぼれ球を拾い、シュート。しかし、これは上に。
さらに57が高い位置でキープ。そこから右サイドに展開していくヴィアージャ。しかし、それをしのいだフロンターレ等々力、川上のフィードにエリア正面へ抜け出した岩田陸叶がシュート。これはGK56のセーブに遭うも、試合はタイムアップ。
フロンターレ等々力は初めての1部での試合で、勝利を収めました。
相手がボールを握る時間にも粘り強く戦い、それぞれの持っている力をチームの力につなげているように思えるフロンターレ等々力。県内の強豪が集まる1部での戦いを通して、どう成長していくのか、どんな試合をしていくのか、とても楽しみにしています。
前半0-0 後半1-0 計1-0
得点:荻原光惺
フロンターレ等々力の先発:33佐藤至琉 35久村航大 32川上琉偉 23渡部朝陽(c) 41梶優翔 30時松隼跳 27熊谷颯良 42堀井陽向 28永田怜大 31北田章将 29荻原光惺
交代:北田→43岩田陸叶(フロンターレU-12) 梶→25西川諒 堀井→38後藤丈人 後藤→堀井
(文中敬称略)
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