前日の1回戦で信州を下したU18川崎ブレイブサンダースは、2回戦で昨年と同じ相手となる滋賀レイクスU18と対戦します。昨年は激戦の末に勝利し、初のベスト8進出を勝ち取ったカード。昨年の成績を超えるべく、試合に臨みました。
B.LEAGUE U18 CHAMPIONSHIP 2024 2回戦
U18川崎ブレイブサンダース – 滋賀レイクスU18
2024/11/30(土) 11:15 高崎アリーナ Aコート
川崎のスターティング5は1回戦と同じく4 安彦海音、6 小野崇、7 西田瑛久、11 佐久間翔三、13 豊田陽大。
対する滋賀は7 中川恵太、10 岩間龍駕、14 松尾和、15 梶原悠真、17 坂本龍志がスターティング5となりました。
1q、トスアップでポゼッションを握ったのは川崎。最初のシュートは外れますが、11 佐久間翔三のオフェンスリバウンドから4 安彦海音へとつなぎ、安彦のドライブ。これにファウルがあり、フリースローを獲得するも、ここは得点することができません。
対して滋賀は17 坂本龍志のフリースローで先制すると、立て続けに15 梶原悠真がコーナーからの3ptを決め0-5。
川崎は安彦のフリースローでこの試合最初の得点をあげますが、滋賀の勢いが止まりません。インサイドで坂本がスコアすれば、6:34には再び梶原がコーナーから3ptを射抜き1-10。
川崎は安彦から交代出場の19 石川大成へうまく合わせスコア。しかし滋賀も14 松尾和の3ptで3-13。得点差が2桁になります。
川崎は6 小野崇のエンドラインドライブからのレイアップ、7 西田瑛久のミドルドライブ、フリースローなどで加点しますが、滋賀も松尾の得点などで対抗。
3:50、川崎は西田の3ptでスコアを伸ばすも、滋賀もすぐに松尾の3ptで得点差は縮まらず。
川崎はこの試合最初のタイムアウトを取ると、タイムアウト明けから守備をゾーンディフェンスに変更。打開を図ります。
ここから滋賀に梶原・13 河井湊人のフリースロー、ドライブなどで加点されるも、川崎は安彦のフリースロー、石川の3ptなどで対抗し、最初のクォーターを16-28で終えます。
2qも主導権は滋賀に。
梶原の3ptでスコアを伸ばされると、11 鷦鷯龍之祐のミドルドライブ、6 北川俊のドライブ、坂本のゴール下などでスコアを伸ばされます。
対する川崎は好調の石川のコーナー3ptや佐久間のミドルドライブからのフローターなどで追いすがります。
5:08、滋賀の梶原にミドルジャンパーを決められた直後、川崎は石川のゴール下ですぐさま対抗し、30-41。得点差を広げさせず、粘ります。
しかしここからは滋賀の怒涛の攻め。松尾と坂本のピックアンドロールからイージーバスケットを決められると、10 岩間龍駕のフリースロー、松尾のフリースロー、坂本のレイバックシュート、河井のユーロステップ、梶原のフローターなどで加点され35-54。大きく引き離されてしまいます。
前半最終盤、川崎は佐久間がドライブからのレイアップを決めて一矢報いますが、滋賀はこの日再三狙っている梶原がまたもコーナーからの3ptを決め、更にファストブレイクも決められて37-59で前半を終えました。
3q、川崎はここから仕切り直したいところですが、滋賀の集中力が勝ります。
坂本のゴール下、岩間と坂本のハイローの合わせ、岩間のドライブ、河井の3ptと、7:30までに怒涛の攻めでいきなり11点のランを作られてしまいます。
川崎は石川が1on1からフローターを決めて一矢報いますが、滋賀は坂本と松尾の合わせ、坂本のゴール下と差は広がります。
ここから川崎が粘りを発揮します。佐久間のドライブでのレイアップで口火を切ると、13 豊田陽大のウイングからの3ptで加点。更に、佐久間のスティールからのファストブレイクはファウルで止められますが、フリースローをきっちり2本決めて点差を縮めます。再び佐久間のスティールから、石川への合わせでスコアを伸ばすと、石川が得た3ショットのフリースローをすべて決め50点台に。安彦のフリースロー、スティールからのファストブレイク、西田のステップバック3ptも決まり、このクォーターを57-92で終えました。
最終の4q、川崎はスターティング5でのスタート。
まずは梶原にエンドラインドライブを決められますが、すぐに石川がウイングからの3ptを決めて対抗。
川崎は佐久間のフリースローで加点すると、安彦がプルアップから3ptを決め64得点。しかし滋賀も岩間の3pt、4 関谷大和のセカンドチャンスポイント、坂本の見事なドライブなどが決まり64-101。序盤は点の取り合いになります。
8:15、川崎は西田からのキックアウトパスを受けた石川が3ptを決めきれば、滋賀は梶原がフローターで得点。
佐久間の再三のスティールからのファストブレイクは得点にはつながりませんが、石川が立て続けに3ptを決めます。そして5:29、ディフェンスで粘りを見せ続けていた佐久間がドライブからファウルを受けながらもタフショットを決めきり、スコアは72に。
その間、滋賀は河井のレイアップ、ユーロステップからのエンドラインドライブ、松尾のディープ3ptが決まって112得点。差を広げられます。
最後の4分間、川崎は凄まじい集中力を発揮します。
佐久間がドライブからのフローターを決めきれば、石川がフリースローを確実に沈め、更に安彦のフリースロー、佐久間のスティールからのレイアップが実り、スコアを82とすると、28.1秒、石川のミドルドライブはファウルを受けて決まりませんが、フリースローを決めて83得点、更に直後、石川は自らスティールして作り出したファストブレイクでトランジション3ptを決めきります。そして最後は、安彦のスティールから9 槙孜龍がゴール下で合わせて得点。更にこれにファウルがあり、バスケットカウント。ボーナススローも決めて89-120となったところで試合終了となりました。
昨年の雪辱に燃えていたであろう滋賀レイクスU18の猛攻を受けた序盤から、粘りを発揮して盛り返した2q。しかし自力で勝る滋賀に徐々に離されていき、得点で追いすがるも、失点を止められず、U18川崎ブレイブサンダースの今年度の公式戦は幕を閉じることとなりました。
しかし、個人スタッツを見ると、安彦が14得点 7アシスト、佐久間が20得点 6スティール、石川は33得点 7本の3ptと、素晴らしい活躍がありました。昨年の成績を超えることはできませんでしが、高いレベルでも戦えることを示してくれました。
3年生は今年度で引退となりますが、それぞれが次のステージで活躍してくれることを願ってやみません。川崎そだちでは、可能な限り、引き続き川崎ブレイブサンダースアカデミー及びOB選手たちの活躍を伝えていきます。
川崎-滋賀
1q 16-28
2q 21-31
3q 20-33
4q 32-28
合計 89-120
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