12月1日、川崎フロンターレU-18が昌平高校に2-1で勝利したプレミアリーグEAST第21節の後は、等々力第一サッカー場へ。
神奈川県内のU-14年代の大会、神奈川県U-14サッカー選手権の準々決勝があり、川崎フロンターレU-15生田の2年生たちが横浜FC鶴見ジュニアユースとの試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-15生田(2年) 神奈川県U-14サッカー選手権大会準々決勝 vs 横浜FC鶴見ジュニアユース】
12月1日(日) 午後5時半キックオフ 等々力第一サッカー場 晴れ 35分ハーフ
準々決勝から登場のフロンターレ生田。先発は、GK21小村風人、最終ラインは右から2徳政岬、28渡邉拓眞、キャプテンの30森本信路、ボランチは31夏目瑛斗、26濱野礼、右に27出口翔太、左に32土肥琉星、2シャドーに35冨田嵐丸、36川上翔、前線には38髙越遼平。
1年生の徳政が先発に名前をつらねました。
横浜FC鶴見は、3回戦でFC HORTENICIAに4-2で勝利しての勝ち上がり。
先発は、GK21坪田真道、最終ラインは右から17松本恵道、10中山樹莉、5大垣徹平、キャプテンの4鈴木遥翔、ボランチは2金光蓮、25市原颯馬、右MF20岡辰樹、左MF11村上英二郎、前線には13花田燎太郎、24石倉翔愛。
日もとっぷりと暮れ、わずかに感じる肌寒さに冬の気配も漂う等々力第一サッカー場。
多くの選手の家族らが見守るなか、キックオフの時を迎えました。
立ち上がりは、フロンターレ生田、右サイド、流れて受けた髙越のパスに冨田が高い位置への動き出し。
しかし、横浜FC鶴見の守備の対応に遭うと、横浜FC鶴見はそこから右サイドに展開。折り返しに対しては、フロンターレ生田がエリア内で対応し、シュートは打たせずしのいでいきます。
横浜FC鶴見はさらに左サイドでのスローインから村上がエリア左をうかがっていきますが、濱野がカバー。
するとフロンターレ生田は4分には、縦パスに髙越がエリア左へ。リターンを受けた川上が正面でミドルシュート。しかし、これは上に。
さらに中央間でうまく濱野が受け、左サイドに展開。土肥が正面へ。最後は濱野がミドルシュートを打つも上に。
一方の横浜FC鶴見も、中央でボールを奪った市原が前に持ち出し、そのパスに岡がエリア右へ持ち込もうとしていきますが、森本がカバー。
右コーナーキックを得た横浜FC鶴見は、鈴木が左足でボールを入れると、遠いサイドで大垣がヘディングシュート。上にそれましたが、チャンスをつくっていきます。
さらにうまくサイドに展開。中央へ持ち込む動きを見せ、フロンターレ生田のエリア前に迫る横浜FC鶴見。
村上が左サイドから正面へ持ち込もうとしていきますが、渡邉がブロック。セカンドボールを拾った横浜FC鶴見は、大垣が持ち上がり、右サイドに展開。サイドを変え、左サイドから持ち込んでいきますが、徳政が粘り強く対応していきます。
フロンターレ生田も、小村から左サイド、土肥へ正確なボールが通り、いったん中央に預けた土肥は左サイドの高い位置へ。
横浜FC鶴見の対応に遭い、左サイドでのスローインを得たフロンターレ生田は、その流れから川上、土肥がエリア内へ持ち込もうとしていきますが、横浜FC鶴見は体を張り、ブロック。
左コーナーキックを得たフロンターレ生田は、出口が右足でボールを供給。右サイドに流れたところ、土肥や冨田が粘りセカンドボールを拾ったフロンターレ生田は、その流れから出口が右クロス。エリア内、土肥が飛び込みますが、横浜FC鶴見の守りが対応していきます。
横浜FC鶴見も、村上が左サイドから中央へ持ち込む動き。さらにうまく市原が中央のスペースを上がっていくなどして、フロンターレ生田のエリア前に。
フロンターレ生田にファールがあり、フリーキックを得ても、つないでいくことを選択。ボールを回していきますが、フロンターレ生田はコンパクトに粘り強く対応。
濱野がうまくボールを奪い、森本から右サイド、徳政へ。出口にいったん預けて高い位置で受け直した徳政の右クロスは、横浜FC鶴見のクリアに遭い、シュートにはつながりませんでしたが、守備から攻撃へ持ち込んでいきます。
横浜FC鶴見も、15分には、左サイドで受けた市原が右サイド、高い位置を突くパス。抜け出した岡に対して、フロンターレ生田にファールがあり、フリーキックに。
キッカーは鈴木。左足で直接狙うもこれは右。
フロンターレ生田も、16分には、冨田が高い位置でカット。そのパスに中央へ顔を出した土肥から右サイド、出口へ。出口はエリア正面右へ持ち込みますが、横浜FC鶴見はブロック。
右コーナーキックを得たフロンターレ生田。渡邉が右足でニアに入れていきますが、エリア内でファールがあり、決定機にはつながらず。
横浜FC鶴見は、坪田が右サイド、岡へ正確なボールを入れるなどして、組み立て。フロンターレ生田はそれに対して、冨田がプレスバック。
自分たちでボールを動かそうとしていきますが、横浜FC鶴見もそれに対して、間でうまくカット。そこから左サイドに展開。高い位置でスローインを得るなどしていきます。
20分には、横浜FC鶴見、市原のスルーパスに花田が抜け出し、エリア内へ持ち込んでいきますが、小村が粘り強くカバー。シュートは打たせず、しのいでいきます。
さらに22分にも横浜FC鶴見、スペースを突くパスに花田がエリア内へ。しかし、ここでも小村が対応。
さらに鈴木の縦パスに、石倉が正面へ。しかし、渡辺がカバー。
横浜FC鶴見は、フロンターレ生田がつなごうとしたところ、高い位置でカット。右サイドを突くパスからチャンスをつくろうとしていきますが、森本がカバーしていきます。
25分にはフロンターレ生田、渡邉から濱野へつながり、濱野はスルーパス。エリア内へ冨田が動き出しますが、うまくつかず。
後ろからつなごうとする横浜FC鶴見に対し、髙越、冨田が前からプレス。中央で濱野がボールを奪うなどしていくフロンターレ生田。
間で夏目も受けるなどしながら、ボールを動かしていくと、25分にはスルーパスに髙越がエリア内へ。これに対して、横浜FC鶴見が対応。
左コーナーキックを得たフロンターレ生田は、出口がボールを入れていきますあ、横浜FC鶴見はクリア。
セカンドボールをものにした横浜FC鶴見は、左サイドに展開。左MFに位置を変えていた石倉が持ち込もうとしていきますが、徳政がカット。
徳政は一気に正面へ。横浜FC鶴見はそれに対して、囲い込むようにしてカット。しかし、徳政が奪い返し、最終ラインに戻し、フロンターレ生田は組み立てに。
27分には左サイド、流れた髙越につながり、髙越のスルーパスに土肥がエリア左へ抜け出しますが、オフサイド。
28分には、森本が自陣でカット。その縦パスに土肥が正面へ抜け出しシュートを打ちますが、坪田がセーブ。
フロンターレ生田もチャンスをつくっていきます。
横浜FC鶴見も、大垣から右サイドに展開。いったん左サイドに展開し、中央を経由し、右サイドを突くパス、村上が高い位置へ抜け出しますが、フロンターレ生田はブロック。
32分には、フロンターレ生田にファールがあり、フリーキックを得た横浜FC鶴見。鈴木が直接狙いますが、小村がセーブ。
34分にはさらに横浜FC鶴見、鈴木から斜めのパスを受けた市原から右サイドに展開。村上が高い位置へ持ち込もうとしていきますが、土肥がブロック。
フロンターレ生田も、冨田が右サイドでカット。濱野につながり、濱野は右サイドに流れ、正面へ速いパスを入れると、川上が動き出していきますが、横浜FC鶴見の守備の対応に遭い、シュートには至らず。
前半は0-0でタイムアップとなります。
後半立ち上がりには横浜FC鶴見、右サイド、岡がクロス。遠いサイドに入れていきますが、これはシュートにはつながらず。
さらに横浜FC鶴見は、フロンターレ生田にファールがあり、得たフリーキック。鈴木のフリーキックからシュートを打ちますが、枠はとらえられず。
横浜FC鶴見はうまく鈴木が左サイドを持ち上がり起点に。中央間で、金光が受け、再び左サイドにつなげると、鈴木が高い位置へ抜け出しそうになりますが、フロンターレ生田はコンパクトに、粘り強く対応していきます。
中央、間で受けた濱野のパスに土肥が高い位置をうかがうなど、フロンターレ生田も自分たちでボールを保持。そこから間を突いて前に出ようとしていき安栖。
4分には、徳政が中央へ持ち込み、左サイド、川上へ。川上は縦に持ち込んでいきますが、横浜FC鶴見はカット。
5分には、土肥から右サイド、出口へ。出口はカットインからシュートを打とうとしますが、横浜FC鶴見は体を張り、ブロック。
さらに川上のパスに土肥がエリア正面へ抜け出そうとしますが、横浜FC鶴見の守備も集中しており、カバーに遭い、シュートにはつながらず。
横浜FC鶴見が前に持ち込んできたところで、フロンターレ生田はうまくカバー。守備から攻撃へつなげていき、8分には左サイドで土肥がカット。
右サイドに持ち込むと、縦パスにエリア外正面へ抜け出した髙越がミドルシュート。しかし、坪田がセーブ。
一方の横浜FC鶴見も、9分には、縦パスに岡がエリア右へ。しかし、小村が前に出てセーブ。
11分には髙越がおさめ、受けた濱野のパスを再びエリア外正面で髙越がおさめ、出口につながり、出口がミドルシュートを打ちますが、横浜FC鶴見はブロック。
フロンターレ生田の右コーナーキックに。
ここでフロンターレ生田は、冨田に代わり1年生の17中島温。
右コーナーキック、それをしのいだ横浜FCはカウンターに。途中出場の26坪井圭がエリア外右へ持ち込んでいきますが、森本が対応。さらに村上が正面へ。しかし、フロンターレ生田はブロック。
横浜FC鶴見の右コーナーキックとなり、鈴木が遠いサイドに入れると、中山が合わせますが、上にそれていきます。
土肥が1枚前に上がり、中島が左に入ったフロンターレ生田。14分には、土肥の斜めのパスに髙越がエリア内へ飛び込みますが、坪田が体を張りセーブ。
フロンターレの右コーナーキック、森本が左足でボールを入れるも、坪田がセーブ。
横浜FC鶴見はすばやくリスタート。右サイド、石倉から左サイドに展開。左右に動かしながら、フロンターレ生田のエリア前に迫っていきますが、最後には徳政がカバーしていきます。
フロンターレ生田は、出口が左、中島が右と入れ替え。
髙越がおさめ、受けた夏目がうまく前に持ち出し、川上につなげるなど、自分たちでボールを持つ時間を増やしていくフロンターレ生田。
18分には、右サイド、徳政とのパス交換から高い位置へ上がった中島が右クロス。これに頭で合わせたのは川上。
ゴールネットを揺らしますが、オフサイド。
すると19分には横浜FC鶴見、右サイド、村上が弧を描くような高い軌道のクロスを入れると、ヘディングシュートを打ったのは花田。これがゴールへ決まり、0-1。
先制点は横浜FC鶴見へ入ります。
追いかける展開となったフロンターレ生田、直後には間でうまく受けた川上から左サイドに展開すると、出口がエリア正面左へ持ち込もうとしますが、横浜FC鶴見はこれに対して、粘り強く対応。
直後には横浜FC鶴見、エリア外右でフリーキックを得ると、市原のボールに岡がヘディングシュート。しかし、右に。
フロンターレ生田は出口に代わり18都島ダヒル光真。
前に出るフロンターレ生田に対し、コンパクトに粘り強く、体を張り守っていく横浜FC鶴見。
フロンターレ生田にファールがあり、エリア近くでフリーキックを得るなど、ゴールに迫る場面もつくっていきます。
フロンターレ生田はそれに対して、折り返しを森本がクリアするなど、粘り強く対応。追加点を狙う横浜FC鶴見の攻勢をしのいでいきます。
すると27分にはフロンターレ生田、川上から土肥とうまく間でつながり、前に土肥が持ち込み、左サイドでスローインに。
これに対して、横浜FC鶴見はカット。しかし、中央に寄った徳政がエリア前に持ち込み、シュートを打つも、横浜FC鶴見はブロック。しかし、こぼれ球をおさめた髙越が鋭いターンからミドルシュート。
これがゴールへ決まり、1-1。素晴らしいゴールが決まり、フロンターレ生田が追いつきます。
29分にはさらにフロンターレ生田、中央にうまく入り込んだ中島の縦パスに、土肥がエリア左へ。土肥はシュートを打ちますが、これは上に。
直後には髙越のパスに、中島がエリア外右へ。中島はシュートを打ちますが、ポストを直撃。
横浜FC鶴見も、うまく右サイドから正面、花田につながり、フロンターレ生田のエリアの前に。しかし、シュートは体を張りブロック。
攻撃に転じたフロンターレ生田は、間をうまく夏目が持ち上がり、川上から都島とつながり、都島が右サイド、高い位置へ持ち込み、右コーナーキックに。
キッカーは森本。左足でボールを入れていきますが、クリア。
32分には、横浜FC、村上のパスに松本が右サイド、高い位置へ。松本はクロスを入れていきますが、正面で対応したフロンターレ生田はセカンドボールを都島がものに。
都島から受けた渡邉が高い位置へ持ち込もうとしていきますが、横浜FC鶴見の対応に遭い、それはできず。
すると33分には横浜FC鶴見、右サイドから左サイド、石倉につながり、石倉は仕掛けていくも中島が体を張り、防いで左コーナーキックに。
キッカーは村上。遠いサイドで大垣が合わせ、エリア前で混戦となり、最後は坪井が押し込み、1-2。勝ち越しのゴールは横浜FC鶴見に入ります。
再び追いかける展開となったフロンターレ生田。アディショナルタイムに入り、36分には都島の右クロスに土肥が飛び込みますが、GK坪田がセーブ。
試合はタイムアップとなり、1-2。勝利したのは横浜FC鶴見となりました。
フロンターレ生田としては悔しい結果。それでも、横浜FC鶴見に先制を許す中で、下を向かず、素晴らしいゴールで追いついたことなどはこれからにつながるはず。
この悔しさを糧にして、もっともっと強くなるフロンターレ生田を見られますように。
これからの試合を、とても楽しみにしています。
前半0-0 後半1-2 計1-2
得点:髙越遼平(フロンターレ生田) 花田燎太郎、坪井圭(横浜FC鶴見)
フロンターレ生田の先発:21小村風人 2徳政岬 28渡邉拓眞 30森本信路(c) 31夏目瑛斗 26濱野礼 27出口翔太 32土肥瑠星 35冨田嵐丸 36川上翔 38髙越遼平
交代:冨田→17中島温 出口→18都島ダヒル光真
(文中敬称略)
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