フロンターレU13 – ヴァンフォーレU13 / 関東ユースU13


6月24日、川崎フロンターレU-18が桐光学園を2-1で下したプリンスリーグ関東第6節の後、等々力第一サッカー場では川崎フロンターレU-13がヴァンフォーレ甲府U-13を迎え、関東ユース(U-13)サッカーリーグの第3戦に臨みました。

フロンターレはここまでFC東京むさしと1-1で引き分け、大宮アルディージャには0-2で敗れて1分け1敗。甲府は2016年のダノンネーションズカップを制し世界大会にも出場した世代。昨年末行われたLEGA FUTUROでは、0-2で甲府が勝利しています。

新しいメンバーも加わったフロンターレU-13。今回の対戦は果たして-。

【川崎フロンターレU-13 関東ユース(U-13)サッカーリーグ vs ヴァンフォーレ甲府U-13】
6月24日(土)午後4時キックオフ 等々力第一サッカー場 くもり 30分ハーフ

フロンターレの先発は、GK16福田開人、DFは右から13五木田季晋、5高井幸大、3松長根悠仁、2オウイエ・ウイリアム、ボランチは4戸田将、6浅岡飛夢、右MF10城田優、左MF8茅野直希、トップ下17中村荘太、FW9松尾凜久。

立ち上がり、フロンターレはラインを高くしてコンパクトに。中盤では戸田や中村、浅岡がかかわってボールを保持してゴールを目指していきます。3分には戸田から右へ展開。松尾がシュートに持ち込み、こぼれたボールを左サイドでオウイエが拾い、エリア前の浅岡へ。浅岡はミドルシュートを放ちますが、枠をとらえることはできず。

さらにフロンターレは、高井、松長根の間に浅岡が下りて後ろから組み立てを図っていくことに。甲府もうまくフロンターレのパスをカットし、カウンターを試み、5分にはFWの21がエリア左へ抜け出しますが、松長根がカバー。さらに右からのスローインをエリア右で21が受け前を向きますが、高井がカバーしてシュートは打たせず。7分には縦パスを右サイドに入った19がカット。そのままエリア右へ進入し、シュートを放つも左へ。甲府が手数をかけない攻めでフロンターレのゴールをおびやかす時間が続いていきます。

フロンターレは、時には城田が最終ラインまで下り、オウイエ、五木田が高い位置まで上がって後ろから組み立てを図りますが、なかなかゴールまでは近づけず。甲府は19が9分にはエリア右へ進入するも松長根がここも好カバー。さらに左サイドの18がパスをカットし、21がエリア前へ抜け出しますが、シュートは松長根がカット。
甲府がうまくパスをカットしたところから攻勢に出る場面は続き、エリア前で2列目に入った16がボールを奪い、21にパスを入れようとしますが、高井がボールを奪い返す好守。

フロンターレも11分には五木田が右サイドからドリブルで相手をうまくかわし素晴らしい突破を見せますが、決定機にはつながらず。14分には五木田が右サイドから低い弾道のクロスをエリア内へ入れ、こぼれたボールを浅岡がエリア外で拾いますが、シュートにはつながらず。18分にはエリア外左でファールを受け。茅野のフリーキックに高井が競り勝って、こぼれたボール、城田がダイレクトでループシュートを打ちますが、右へ。再びラインを高くしてコンパクトにできるようになったフロンターレの攻勢は続き、19分には五木田の浮き球に松尾が抜け出すもGK12が前へ出るのがはやく、シュートには至らず。

しかし、フロンターレが切り替えの良さで攻勢に出る場面は続き、浅岡や戸田がよくセカンドボールを拾って前に。コーナーキックや茅野のフリーキックなどにつなげていきます。22分には城田がエリア前でボールをカットし左へ展開。戸田が抜け出すも甲府の守備も粘り強く、シュートにはつなげられず。さらに松長根のフィードにオウイエが左サイドの高い位置へ抜け出し、その浮き球にエリア前、松尾が抜け出しますがこれはオフサイド。甲府も27分には15がエリア右へ抜け出し、シュートに持ち込むも、ボールは福田が落ち着いてキャッチ。前半は0-0でタイムアップとなります。

後半、メンバーを入れ替えてきた甲府は高い位置からプレスをかけフロンターレのゴール前に。1分には後半から入った9がエリア前でボールを奪ってパスを出すと21がシュートを打つもこれは福田の正面。しかし、2分7の右からのクロス、ニアで15が合わせるとゴールネットが揺れます。0-1。先制点は甲府へ。

フロンターレも中村、松尾、城田とテンポよく縦へパスを入れ、城田のパスに左へ浅岡が抜け出しますが甲府の選手のカバーにあってシュートには至らず。甲府もマイボールにすると、裏へ動き出す21を狙ってパスを出してきますが、高井が良くカバー。浅岡や戸田、中村が中盤でかかわり、高井や松長根がラインを高くして再びコンパクトに。

6分にはフロンターレは、戸田に代わって14大瀧螢、城田に代わって20空閑俊汰が入り、大瀧がボランチ、空閑は右SB、五木田が右MFに。直後には五木田が右サイド、高い位置に抜け出すも甲府はクリア。さらにフロンターレは浅岡が松尾に縦パスを入れ、高い位置まで持ち上がった高井から右へ展開。空閑が抜け出すもオフサイド。

一方の甲府もラインを高くしてコンパクトに。13分には2列目のインサイドに入った2のパスに右へ7が抜け出しますがオフサイド。さらに19が左サイドから仕掛けるも高井がカット。

フロンターレは、中村に代わり18吉年穣が入り、最終ラインは右から空閑、浅岡、松長根、オウイエ、中盤の底に高井が入り、その前に右から五木田、吉年、大瀧、茅野、FWに松尾が入る形に。高井がセカンドボールをよく拾い、右の五木田がよく抜け出し、茅野やオウイエが左サイドから仕掛けていくなどしてゴールを目指していきますが、なかなか決定的な形はつくれず。19分には松尾に代わって11山下陽生がFWに。20分にはコーナーキックを得ると、右から茅野が入れたボール、高井が合わすもシュートはクロスバーをたたいて決めることはできず。

甲府も22分には右から21が抜け出しシュートに持ち込みますが福田が前に出てブロック。コーナーキックのセカンドボールを拾った甲府が攻勢に出ますが、15の左クロスは高井がクリア。フロンターレはさらに茅野に代わり、15金山尚生が入り、オウイエが左MF、金山が左SBに。

甲府の攻勢は続き、26分には7が右へ抜け出してシュートを放つも福田が好セーブ。しかし、27分、7が右から上げたクロス、ニアで21にうまく合わされてしまい、これが決まって0-2。突き放されてしまいます。

フロンターレは高井が左サイドのオウイエにうまくパスを出し、オウイエが左からクロスを入れるなどしてゴールを狙っていきますが、決定的な形にはいたらず。31分には甲府のカウンター。右から6に持ち込まれシュートを打たれると、これも決まって0-3とされています。

まもなくタイムアップ。0-3。甲府が勝利ということになりました。

前半0-0 後半0-3 計0-3

フロンターレの先発:16福田開人、13五木田季晋、5高井幸大、3松長根悠仁、2オウイエ・ウイリアム、4戸田将、6浅岡飛夢、10城田優、8茅野直希、17中村荘太、9松尾凜久
交代:戸田→14大瀧螢 城田→20空閑俊汰 中村→18吉年穣 松尾→11山下陽生 茅野→15金山尚生

この日は無得点とはなりましたが、うまくボールが回っていい距離感でゴールに迫る時間帯もあったフロンターレ。
まだ多くの試合がある関東ユース、さらには練習試合などを重ね、連係が深まっていけば、きっといいチームになっていくと思います。どんな試合を見られるのか、どんなプレーを見られるのか。とても楽しみにしています。

(文中敬称略)

フロンターレの先発メンバー
円陣を組むフロンターレの選手たち
松長根悠仁選手
戸田将選手
高井幸大選手
オウイエ・ウイリアム選手
中村荘太選手
城田優選手
五木田季晋選手
松尾凜久選手

浅岡飛夢選手

 

松尾凜久選手
福田開人選手

五木田季晋選手

福田開人選手
五木田季晋選手
前半は0-0
ハーフタイム、高田栄二監督の話を聞く選手たち
浅岡飛夢選手

 

オウイエ・ウイリアム選手
茅野直希選手
大瀧螢選手
中村荘太選手
オウイエ・ウイリアム選手
茅野直希選手
空閑俊汰選手
ゴールへ迫るフロンターレ

吉年穣選手
山下陽生選手
金山尚生選手
甲府がゴールを重ねた
0-3でタイムアップ
練習試合にも出場した空閑俊汰選手
練習試合にも出場した吉年穣選手
練習試合に出場した宮地健輔選手

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