「チャンスになる数だったり、守備の強度。個人的な技術レベルや強度をもう一個上げていきたい」 / DF元木湊大


7月も下旬に入り、各地の大学サッカーのリーグ戦は中断期間に入りました。

東海学生サッカーリーグ1部も19日に第11節までを終了し、中断期間に突入。

川崎フロンターレU-18出身のDF元木湊大(2年)、MF齊名優太(1年)、DF山中大輝(1年)の3選手が所属している中京大は、首位の東海学園大(勝ち点31)に続き、9勝1分け1敗、勝ち点28、2位で前半戦を折り返しました。

 

3選手の中で、元木湊大は、多くの試合に先発出場。

特に総理大臣杯の予選である東海学生サッカートーナメントでは、すべての試合に先発。

準決勝の常葉大戦では、同点ゴールを決めるなど、大会を通して1ゴール3アシストを記録。

中京大の総理大臣杯出場と東海学生サッカートーナメント優勝に大きく貢献する活躍を見せました。

 

7月20日、三重県東員町のLA・PITA東員スタジアムで行われたJFLヴィアティン三重との練習試合では、けがもあり、出場の機会はありませんでしたが、試合後に話を聞かせてもらいました。

 

 

元木湊大選手

 

〇前期は振り返ってみてどうでした?

スタートで絡めたというのも良かったのと、自分が望んでいたように目に見える結果も出たので。

それは良かったかなと思っていますけど。

やっぱりこの中断期間で、スタートが代わったり。今はけがをして外れちゃっているので、もう1回スタートを取り直さないといけないという状況で。

また前みたいな感じなので。もう1回頑張っていきたいです。

 

〇総理大臣杯の予選やリーグ戦では、かなりアシストや、ゴールも決めたりとかして。何かきっかけになるものがあったんですか?

自分のプレースタイルの確立だったり。積極的に毎回、スタートで安心しているというより「毎回結果を残さないと」というのは自分の中であったので。

そういう意識の持ち方もあるのかなって感じますね。

〇自信にはなりました?

自信にはだいぶなりました。結果も出て、自分のプレーにも自信をもってできるようになったと感じますね。

 

〇これから「もっとこうしていきたい」というものがあれば。

やっぱり、もっとチャンスになる数だったり、守備の強度。個人的な技術レベルや強度をもう一個上げていきたいなというのはありますね。

 

〇今日見ていても中京大、いい選手がいて。だいぶ競争もあるのかなと感じたんですけど、それはやっぱり自分でも感じています?

感じています。最近もけがだった選手が戻ってきたりとか。そういうなかで、競争が高いというのは感じますね。

 

〇これから総理大臣杯がありますけど、それに向けて目標を教えてください。

まずはスタートで出るということと、結果を出してできるだけ、自分が将来に向けてっていうことで、目につくように頑張りたいなって思います

 

〇全国大会ですし、すごい楽しみなんじゃないですか?

そうですね。去年は行けなかったので、自分は。そこで考えたら、けっこう楽しみっていうのはありますね。

〇チームとしての目標は。リーグ戦は今は2位ですけど、優勝?

そうですね。

 

〇総理大臣杯も?

もちろん、優勝を目指しているということはチームとしてあります。

 

〇どういうプレーを、そのなかでしたいですか?

ビルドアップとか、つながりの部分は自分は大切にしているので、見てほしいなって思います。

 

〇フロンターレのサポーターの方にメッセージをお願いします。

去年に比べたら、試合に出れていたりするので。もし時間があれば、見に来てほしいというのはありますね。

 

 

元木湊大選手

 

 

5月下旬に話を聞かせてもらったときには、リーグ戦で先発として出場するのは3試合目。

「チャンスや得点、アシストにつなげられる数が少なかった」とそこまでの自分のプレーについて振り返っていた元木湊大。

 

「常にスタートで出られるように。そこを狙っていくので。ぜひ見に来てほしいなと思います」 / DF元木湊大

 

その後のリーグ戦や東海学生サッカートーナメントでの活躍の裏には、「毎回結果を出さないといけない」。そういった意識の持ち方もあったようです。

 

得点やアシストといった数字も残すことで得た自信と、まだまだ自分はスタメンを取りにいかないといけない立場という意識を持って臨むこの夏の中断期間。

いい準備をして、総理大臣杯やそのあとのリーグ戦でも、また、望むような活躍をみせることを願っています。

 

(文中敬称略)

 

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