11月24日は大和なでしこスタジアムへ。
全日本U-12サッカー選手権大会神奈川県大会は、3位決定戦と決勝が行われ、前日の準決勝で中野島FCに1-0で勝利した川崎フロンターレU-12はバディーSCとの決勝に臨みました。
◇フロンターレU12 – 中野島FC / 全日本U-12選手権大会神奈川県大会準決勝
この記事は、過去の写真を用いて書いています。
【川崎フロンターレU-12 全日本U-12サッカー選手権大会神奈川県大会決勝 vs バディーSC】
11月24日(月・振替休日) 午後2時34分キックオフ 大和なでしこスタジアム 晴れ 8人制 20分ハーフ
2年ぶりに決勝に進出し、2021年以来の優勝と全国大会出場を目指すフロンターレ。
先発は、GKにキャプテンの1チケ立野オケチュク、最終ラインは右から5年生の26成瀬文哉、3山村兜馬、5下地勇人、中盤は10新堀葵、13戸部心暖、前線には11桑原大河、5年生の18崔雲沧。








前年の王者であるバディーSCはFC PORTAとの準決勝を4-1で勝利しての勝ち上がり。神奈川県のU-12年代のリーグ戦、TOPリーグ1部の前期ではフロンターレとバディーSCは対戦しており、0-5。バディーSCが勝利しています。
中野島FCがFC PORTAに4-0で勝利した3位決定戦に続いての試合。
メインスタンドには、両チームの選手の家族らや、そのほかのチームの選手たちの姿も。フロンターレのアカデミーの各年代の選手たちが、フロンターレブルーの幕を掲出したサポーターたちとともにチャントを歌えば、バディーSCのメンバー外の選手たちも声援を送る。熱のこもった雰囲気の中、キックオフの時を迎えました。
立ち上がりはバディーSCがフロンターレの陣内でプレーする展開に。
1分には、中央の17から最終ラインの4とつながり、右サイドへ展開。15がエリア右へ。ここはフロンターレも粘り強く寄せて、ラインを割り決定機にはつながりませんでしたが、バディーSCがゴールに迫る場面をつくっていきます。
スローインの流れから右へ流れた18がキープ。そこから左サイドへ展開していくバディーSC。しかし、フロンターレは戸部が粘り強く寄せ、最後はバディーSCのファールに。
ここでもフロンターレが粘り強さを見せていきます。

さらに3のパスに、11が右サイド、高い位置へ。そこからバディーSCは左サイドへ展開。15がエリア外左で折り返しますが、崔がブロック。
左コーナーキックを得たバディーSCは、9が右足で遠いサイドに入れていきますが、新堀がブロック。エリア内、ボールをおさめたバディーSC、4がシュートを打ちますが、これは左に。バディーSCがチャンスをつくるなか、フロンターレも集中したいい守りを見せていきます。
4分には、フロンターレ、右サイド、抜け出した桑原が折り返すと、戸部、新堀が正面へ飛び出しますが、ここはバディーSC、4がカバー。
すると直後にはバディーSC、18が抜け出し、高い位置へ持ち込んでいきますが、戸部がしっかりついていき、ゴールキックに。
再びバディーSCが最終ラインの4や3がかかわり、GK16の正確なキックに、15が抜け出し、右サイドを仕掛けていきますが、崔が自陣の低い位置まで戻り対応。

すると6分には、フロンターレ、桑原のパスに戸部がエリア外正面へ。ここでバディーSCがファール。フロンターレのフリーキックに。
キッカーは新堀。直接狙うと、ゴール左をとらえますが、GK16がセーブ。

直後にはバディーSC、右サイドを仕掛けた15が折り返すと、正面で11がシュート。これは左に。
さらに右へ開いて受けた18が角度のないところから狙いますが、サイドネット。
8分には、自陣からエリア外正面右へ持ち込んだ18。シュートを打ちますが、チケがセーブ。

さらに4のパスに、抜け出した15が右サイドから折り返すもエリア内でフロンターレは人数をかけた守り。
最後は下地がクリア。

フロンターレのアカデミーの選手たち、サポーターが好プレーを見せた選手たちにコールを送り、さらにチャントを歌うなか、プレーを重ねていくフロンターレの選手たち。
バディーSCの攻勢が続きますが、山村がカバーするなど、最後のところでしのいでいきます。

11分には、自陣で得たフリーキック、チケがエリア外正面へ送るとルーズボールを拾った新堀がエリア外右へ。シュートはワンタッチあり、右コーナーキックに。
キッカーは新堀。右足で遠いサイドに入れますが、バディーSCはクリア。
すると直後にはバディーSC、11が仕掛けて正面へ。しかし成瀬がブロック。こぼれ球を拾ったバディーSCは9がエリア外正面左でシュートを打ちますが、これは右に。
さらにバディーSCは、左サイド、9から中央、17を経由して右サイド、15へ。15は前に持ち込もうとしてきますが、崔が寄せ、ブロック。
14分には、18が11との連係からエリア右へ。しかし、フロンターレはここでも粘り強く寄せて、シュートは打たせず。しのいでいきます。
フロンターレはここで戸部に代わり6岡西春樹。

すると直後にはフロンターレ。下地が自陣から持ち上がり縦パスを出すと抜け出したのは桑原。シュートを打つとこれが決まり、1-0。
先制点はフロンターレへ。“バスケットケース”を歌うフロンターレのアカデミーの選手たち、さらにサポーター。大きなゴールがフロンターレに入ります。

追いかける展開となったバディーSCは、9が左サイドを仕掛けていき、そのパスに途中出場の2がエリア左へ。しかし、成瀬が対応。
すると18分にはフロンターレ、エリア外正面、やや距離のあるところでフリーキックを得ると新堀が直接狙いますが、これは上に。
直後にはフロンターレ、崔のパスにうまくエリア外正面右へ抜け出したのは新堀。シュートを打つとゴールネットを揺らし、2-0。
追加点はフロンターレへ。再びスタンドに響くのは、歓喜の“バスケットケース”。

フロンターレはここで崔に代わり9久保田創大。

19分には、バディーSC、左クロスに15がヘディングシュート。右にそれ得点とはなりませんでしたが、バディーSCも再びチャンスをつくっていきます。
さらにボールをつないでいくバディーSCに対し、久保田が前からプレス。簡単位は前には行かせない姿勢を見せていくフロンターレ。
20分には、バディーSC、17から左サイドへ展開。9がクロスを入れる朋、新堀がエリア内で対応。こぼれ球を拾ったバディーSCは、9がエリア左へ。シュートを打ちますが、サイドネットに。前半は2-0でタイムアップとなります。
後半立ち上がりには、バディーSC、左サイドでのスローインの流れから2が正面へ持ち込んでいきますが、成瀬が足を粘り強く伸ばし、シュートは左に。
直後にはフロンターレ、浮き球のパスに、桑原が右サイドから正面へ。ここはGK16の対応に遭うも、直後にはフロンターレ、左サイドから新堀がスルーパス。
これに反応、エリア正面右へ抜け出したのは桑原。右足を振り抜くとこれが決まり、3-0。
三たびの“バスケットケース”。歌うフロンターレのアカデミーの選手たちとサポーターに、笑顔を向け、手を掲げるフロンターレの選手たち。大きな追加点がフロンターレに生まれます。

バディーSCも左サイドで11が奪い、中央へ持ち込み、3から右サイドへ展開するなど、フロンターレの陣内へ。
右サイドを15が仕掛けるなど、フロンターレの陣内でプレーする時間っをつくっていくと、4分には11がエリア左へ。
しかし、下地がブロック。
左コーナーキックを得たバディーSCは、15が右足で精度の高いボールを入れていきますが、フロンターレは体を張り、ブロック。
最後はチケがセーブ。
すると直後にはフロンターレ、山村がフィード。セカンドボールを拾った岡西のパスに、桑原が正面へ。ここはバディーSC、4が対応。
マイボールにしたバディーSCは、後ろからつないでいきますが、フロンターレは久保田、桑原が前からプレス。
中央につけてきたところ、新堀や岡西が囲い込んで対応。簡単には前には行かせずにプレーしていきます。
6分には、バディーSC、右サイド、11のパスに9が左サイドへ。しかし、仕掛けて折り返そうとしたところで、山村がブロック。
左コーナーキックを得たバディーSCは、ショートコーナーを選択。
9がクロスを入れていきますが、フロンターレはクリア。
7分には、さらにバディーSC、右サイド、15がクロス。遠いサイドで9がシュート。しかし、枠はとらえられず。
フロンターレはここで久保田に代わり再び崔。

すると8分には、フロンターレ、中央を桑原が持ち上がり、右サイドへ展開。流れて受けた崔は右クロス。エリア内で合わせることはできませんでしたが、再びチャンスをつくっていきます。
直後にはバディーSC、右サイドから攻勢に出ると仕掛けた15はエリア右へ持ち込もうとしていきますが、下地が体を入れ、ゴールキックに。
9分にはフロンターレ、チケがエリア外正面へ送ったボールは、バディーSCが跳ね返すも、そこから前に持ち込もうとしたバディーSCに対して、成瀬が対応。

中央でおさめた新堀はエリア外正面へ。ミドルシュートは上にそれ、得点とはなりませんでしたが、次のゴールを狙っていきます。
セカンドボールを下地が粘り強く体を入れ、ものに中央で受けた新堀の浮き球のパスに、桑原が高い位置へ動き出すなどしていくフロンターレ。
11分には、新堀が中央から正面へ。そこから崔、桑原と右サイドでつながり、桑原は右クロス。しかし、上に。
決定機にはなりませんでしたが、相手陣内でプレーする時間をつくり、さらにゴールを狙っていきます。
フロンターレはここで成瀬に代わり4山本暖大。

12分には、バディーSC、9が左サイドを仕掛け、クロスを入れようとしますが、新堀がブロック。
左コーナーキックを得たバディーSC、15が右足で入れたボールはワンタッチあり、右コーナーキックに。
右コーナーキック、9は遠いサイドに入れますが、シュートにはつながらず。
さらに13分にはバディーSC、センターサークル付近でフリーキックを得ると、それをしのいだフロンターレは左サイドへ展開するも、バディーSCはカット。
右サイド、仕掛けた9が1人をかわし、折り返すと11が正面でシュート。これが決まり、3-1。バディーSCが1点を返します。
直後にはフロンターレ、右サイド、高い位置で桑原が粘り強くキープ。中央へ持ち込み、スルーパスを出すと正面右、抜け出した岡西がシュート。
GK16のセーブに遭い、得点とはなりませんでしたが、再びチャンスをつくっていきます。

15分にはさらにフロンターレ、チケが正面左を突くフィード。崔が抜け出しますが、これはオフサイド。フロンターレが次の1点を狙う姿勢を見せていきます。
4や中央の17、左サイド、9、間で11が受けてフロンターレの陣内で入り込んでくるバディーSC。しかし、フロンターレは新堀が体を入れてマイボールにしていきます。
16分には、バディーSC、9が中央へ持ち込み、右サイドで受けた18はクロス。左へ流れたボールを3が拾い、そのパスに17が正面へ。人数をかけ、フロンターレのエリア前に迫っていきますが、フロンターレもコンパクトに人数をかけた守り。最後は新堀がクリア。
さらにフロンターレは、16分バディーSCが中央へ付けてきたところ、岡西が出足よくカット。それに対しバディーSCはファール。
ここでフロンターレは岡西に代わり再び戸部。
岡西がファールを受けて、得たフリーキック。新堀は距離のあるところから狙いますが、これは右に。
再び11が中央から右へ持ち込んでいくなど、フロンターレのエリア近くでプレーする時間をつくっていくバディーSC。
しかし、フロンターレはしっかり体を張り、しのいでいきます。
19分フロンターレは桑原に代わり8浅井玲央。

20分には、バディーSC、4から右サイド、9へ。9はクロスを入れますが、チケがセーブ。
アディショナルタイムは1分。
バディーSCは15が仕掛けていきますが、それをしのいだフロンターレは、新堀のスルーパスに、浅井、崔が正面へ。バディーSCの対応に遭い、シュートを打つことはできませんでしたが、相手陣内でプレーする時間をつくっていくフロンターレ。
スタンドでは“アバンテ”が歌われるなか、21分には、左サイドで得たスローインから浅井がキープ。そこから新堀がエリア右へ。
最後はこぼれ球を拾った山本がミドルシュート。GK16が阻んだところ、崔が詰めるも、バディーSCはブロック。
試合はまもなくタイムアップとなり、3-1。
フロンターレは4年ぶり7回目の優勝。全国大会への出場を決めました。
神奈川県下の好チームとの試合で、攻守に粘り強いプレーを重ねて、頂点に立ったフロンターレ。
全国での戦いがどんなものになるのか。とても楽しみにしています。
前半2-0 後半1-1 計3-1
得点:桑原大河2 新堀葵
フロンターレの先発:1チケ立野オケチュク(c) 26成瀬文哉 3山村兜馬 5下地勇人 10新堀葵 13戸部心暖 11桑原大河 18崔雲沧
交代:戸部→6岡西春樹 崔→9久保田創大 久保田→崔 成瀬→4山本暖大 崔→8浅井玲央
控え:16本野良一 2大野隆ノ介 7佐藤雄吾 15芳賀廣人




(文中敬称略)
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