U18川崎ブレイブサンダース – 大阪エヴェッサU18 / B.LEAGUE U18 CHAMPIONSHIP 2025 準々決勝


11月23日のバンビシャス奈良戦に勝利し、B.LEAGUE U18 CHAMPIONSHIP 2025 準々決勝へ駒を進めたU18 川崎ブレイブサンダース。準々決勝では、前日の3回戦で激戦のすえ千葉ジェッツを下して勝ち上がってきた大阪エヴェッサU18となりました。

B.LEAGUE U18 CHAMPIONSHIP 2025 準々決勝
U18川崎ブレイブサンダース – 大阪エヴェッサU18
2025/11/24(月) 14:45 日環アリーナ栃木

川崎のスターティング5は前日と同じく11 高橋秀成、14 角田永夢、16 竹下聖治(c)、23 槙孜龍、35 鈴木蒼太。
対する大阪は4 山口蒼生(c)、6 タヌラ翼、13 浅井弘士郎、17 髙木秀隼、20 山縣奏太がスターティング5となりました。

1q、先手を取ったのは川崎。16 竹下聖治から35 鈴木蒼太への横パス。ディフェンスのコンテストはあったものの、臆することなく放った鈴木の3ptは何にも触れずリングに吸い込まれ、川崎が先制。立て続けに、11 高橋秀成からウイングの位置でパスを受けた14 角田永夢が迷わずシュート。これも決まり、6-0と川崎が走ります。
7:53、高橋のスティールからゴール下で鈴木が合わせスコアを伸ばすと、6:10には鈴木のドライブからゴール下で角田が合わせ、10-0と畳み掛けます。
5:40、高橋のドライブからペイント内でボールを受けた鈴木からまたもや角田がバックカットで合わせて加点。川崎が12点のランとなったところで、大阪・鳥和成HCが最初のタイムアウトを要求。立て直しを図ります。
タイムアウト明け、大阪は6 タヌラ翼のスティールからファストブレイクで先頭を走った13 浅井弘士郎がシュートを決め、この日初の得点とします。
しかし川崎の勢いは止まりません。鈴木のフリースロー、高橋から左コーナーへのキックアウトパスを23 槙孜龍がキャッチアンドシュートで3pt加点すると、3:00にはまたも高橋から右コーナーで待つ角田へ。これも角田はキャッチアンドシュートで決め、スコアを早くも20点台に。2:10にはここまでゲームメイクを中心にしていた竹下が右ウイング深い位置からディープスリーを決めて23-4。そしてここまでアシストで貢献していた高橋も1:10、トップの位置から3ptを沈めます。
1q終盤、川崎は高橋、角田、27 栗山泰青、大阪は17 髙木秀隼のフリースローで加点し、29-6で怒涛の展開となった最初のクオーターを終えました。

2qはさすがの展開で大阪が盛り返していきます。まずは浅井とタヌラの合わせでイージーバスケットをものにすると、髙木のフリースローで加点。川崎は高橋のフリースローで1点を加えるものの、大阪はすぐに反撃。浅井が右コーナーからストップジャンパーを決めると、立て続けにトランジションの流れで右ウイングからタヌラが3ptを沈め、30-15。
川崎は鈴木がゴール下でパワーを発揮してスコアをあげますが、大阪はまたもタヌラの3ptが決まって32-18。みるみる得点差が縮まっていきます。
5:40、大阪はタヌラから髙木へのハイローの合わせが決まったところで、川崎はこの日最初のタイムアウトを申請。一旦流れを切りにいきます。
ここからは拮抗した展開に。大阪は髙木のフリースロー、浅井のゴール下でのパワープレーでスコアを伸ばすと、川崎はトップの位置から鈴木が3ptで対抗。鈴木は立て続けにバスケットカウントで3ptプレーを完成させ、40-23。川崎が息を吹き返します。
3:29、大阪は19 中石昊希のフリースローで再びスコアを動かすと、続けて18 鳥成一郎がトップからの3ptを決めて対抗。更に34.3秒、再び髙木がルーズボールを拾ってゴール下からのシュートを確実に決めます。川崎は鈴木のフリースローで対抗しますが、残り21秒、大阪ボールのタイミングでタイムアウト。ラストポゼッションの作戦を伝えます。
大阪はそのラストポゼッション、エース浅井ではなく髙木から20 山縣奏太へのアリウープパスで締めくくり、最後に点差を縮め、45-32で前半を終えました。

後半は両チームともスターティング5を戻してのスタート。
まず仕掛けたのは川崎。角田のコントロールからローポストでボールを受けた鈴木。その後ろを外側にカットしてきた高橋は左コーナーでボールを受け、3ptシュート。これが決まって川崎が幸先よくスコアします。しかし大阪も反撃。山縣のゴール下での粘りが光り、すぐに4点を返します。
7:16、川崎は高橋のミドルドライブからのキックアウトパスを受けた角田が右コーナーからクイックリリースで3ptを射抜き51-36。対する大阪は5:02、19 中石昊希から4 山口蒼生へのハイローの合わせからイージーバスケットが決まり、更にこれにファウル。ボーナススローも決まってスコアを51-39とします。4:38、川崎は鈴木のミドルドライブからゴール下をカットした槙に合わせてイージーバスケット。
しかしここから川崎は少しずつミスが目立ち始め、大阪の時間になります。4:21、山口が難しい体勢からミドルジャンパーを決めると、立て続けにファストブレイクで鳥から浅井と繋いでスコア。更に浅井のフリースローも重ねて、51-44。2:53には浅井のドライブがバスケットカウントとなりスコアを伸ばします。
しばらくスコアのなかった川崎は2:40、角田のミドルドライブから左へのキックアウトパスを受けた鈴木がコーナー3ptを決めて57-47。更に竹下のスティールから角田が技ありのフックショットを決めてスコアを伸ばします。大阪は髙木がフリースローを2本揃えるも、直後に川崎は角田から28 飯嶋紫悠の合わせ、更に栗山のドライブからスコアを伸ばして63-49。
ここでこのクオーターを締めくくりたかった川崎ですが、大阪も意地を見せます。浅井がトップの位置からプルアップで3ptを沈め、63-52で終了。

最終の4q、試合が大きく動いていきます。
まずは大阪、タヌラがトップの位置から3ptを決めると、8:22には浅井がオフェンスリバウンドからゴール下でイージーバスケット。更に、髙木のキックアウトパスからトップの位置で再びタヌラ。3ptを決め、いきなり8点のラン。63-60と1ポゼッション差とします。川崎・村岡史哉HCはここでたまらずタイムアウト。一呼吸入れます。
タイムアウト明け、川崎は鈴木がエンドラインドライブからペイント内に侵入すると、迫りくる大阪DFをターンでうまくかわし、スコア。川崎はようやく4q初の得点とします。
大阪もすぐに反撃。7:05、山口がミドルジャンパーを決めると、6:35には髙木からのロブパスを受けた浅井がレイアップシュートを決めます。
6:17には川崎。左ウイングでボールを受けた竹下から、ペイントエリアに走り込んだ鈴木へパス。鈴木は振り向きざまにジャンパーを放ちますが、これはブロックされスコアにはなりません。
5:43、シュートモーション中にファウルを受けた髙木がフリースローを獲得。これが1本決まってついにスコアは65-65に。更に大阪は浅井がミドルドライブからのレイアップシュートを決めて逆転。この試合、大阪が初めて一歩前に出ました。
ここからはシーソーゲームの展開に。4:15、大阪は中石がコーナーからミドルジャンパーを決めると、川崎は3:05、角田が鋭いドライブで対抗。大阪は鳥のファストブレイクで隙を与えず。しかし川崎は鈴木の3ptシュートが決まって点差を詰めます。
2:27、大阪は浅井がフリースローを2本確実に決めて70-73とするも、川崎はすぐに高橋がプルアップで3ptシュートを決めて再び同点に。
1:25、タヌラのドライブに合わせたのは中石。フローターを決めて再び均衡を破ると、27.1秒、更に中石がフリースローを2本決めてスコアは2ポゼッション差に。
川崎は最後のタイムアウトを使ってセットプレーを敢行するも、これを決められず。しかし相手ボールをすぐにスティールし、ゴールに向かいますが、これも決めきれず。ファウルゲームに持ち込み、栗山がファストブレイクからレイアップを決めますが、大阪もフリースローで逃げ切り75-79。試合終了となりました。

序盤の大量リードを徐々に詰め、最後の最後に逆転で勝利をもぎ取った大阪エヴェッサU18が、翌日の準決勝へと駒を進めることとなりました。
U18川崎ブレイブサンダースは、昨年と同じくベスト8という結果になりましたが、昨年の大差での敗戦よりも大きく力をつけ、ベスト4に手が届く戦いを見せてくれました。
これにて2025年のシーズンは終了。また来季へ向け、新しいチームへ移行していきます。卒団する3年生の、次のステージでの活躍が今から楽しみでなりません。

川崎-大阪
1q 29-6
2q 16-26
3q 18-20
4q 12-27
合計 75-79

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