フロンターレU18 – 昌平高校 / プレミアリーグEAST第22節 (監督・選手インタビュー)


12月14日昌平高校グラウンドで行われたプレミアリーグ第22節、昌平高校戦を2-1で終えた川崎フロンターレU-18。

9勝6分け7敗、勝ち点33、得点47、失点48、得失点差-1。6位でシーズンを終えました。

 

試合後に森勇介監督。関德晴、決勝点を決めた藤田明日翔、先制点を決めた恩田裕太郎の3選手に話を聞きました。

試合の詳細は後日掲載します。

 

 

「今年を象徴するとおり、点をとってすぐ点を取られて。

でも、最後勝ちきれたのは今年成長した部分かなと思います」

森勇介監督

 

 

森勇介監督

 

〇試合を振り返っての感想をお願いします。

前半から思っていたよりボールは前に進めていたので。

「もうちょっと点を取りたかったな」っていう印象で。

昌平ってやっぱり独特のリズムがあるので。

ああいう中でも、何とか守ったりしながら、自分たちの流れにされてしまうのが嫌だったので。

早めに勝負を、決着をつけたかったなっていう印象でした。

で、よく1点取って。そのまま追加点取って、楽に勝てれば良かったですけど。

今年を象徴するとおり、点をとってすぐ点を取られて。

でも、最後勝ちきれたのは今年成長した部分かなと思います。

 

〇前半はサイドから攻撃しようとしていたけど、ブロックされたりしていて。特徴がふさがれていたなっていう印象があったんですけど、相手の守備はいかがでしたか?

ちょっと守備の時に5枚っぽくしていたから。

ミドルのところが空いているから、ミドルのところを、中を使えよって。クロスだけになっても面白くないし。

「もっともっと中入っていけ」とはハーフタイムでは言いました。

 

 

〇そこらへんを修正してうまくやってくれた?

そんなのは自分たちでわかっていると思うし。

もっともっとペナルティーエリアに入る回数、人もそうだし。ボールも、入り方もそうだけど。

もっともっと入っていかないと、うちっぽくないかなって。

なんとなく攻めているだけで終わっちゃっていたので。

そこはちょっと課題かなと思います。

 

〇今廣君(今廣遥碧)とか廣瀬君(廣瀬寧生)が入って彼らの特長がピッチの上で出せたのかなという印象があるんですけど、どうですか?

尋斗(小川尋斗)だったりもやってはいるんですけど。軽さが目立つし。

スイッチを一個、こういうぬめっとした展開のときは、やっぱりボールを奪えるとか。メリハリある選手を使った方が絶対締まると思ったし。

やっぱり寧生の速さだったり、意外性、強さ。うまさっていうのはそんなにないですけど。

あの謙虚さだったり、愚直にやるところ。今廣のボールを狩れるところ。

あとはワンタッチで入れるのがうまいので。またリズムが出てくるので。

そこらへんが2人で変えてくれたかなっていう印象があります。

 

〇3年生はこれが最後で。けっこう浮き沈みとかあったと思うんですけど、1年間成長は感じました?

やっぱり5連敗したところが一番きつくて。

そこでクラブユースも初戦仙台に負けて。

そこがどん底だったかなというところで。

すごく3年生。「よく踏ん張ってくれたな」とか。メンバー代えた中でも、練習、トレーニング、一生懸命やってくれたから、結局レギュラーを取り返して。

3年生がぐっと伸びてくれたと思うので。本当にそこらへん、「3年生すごく成長してくれたな」っていう思いです。

 

〇大学に行く選手もいると思うんですけど彼らにはどうなってほしいですか?

4年後戻ってきてくれるように。あとは本当に自分に矢印を向けて。人のせいにしないで。

自分がプロになるために、一日一日大事にしてほしいかなと思います

 

〇1年生、2年生はまだまだこれからがあると思うんですけど。たぶん3年生を見て感じるものもあるのかなと思うんですけど。いかがですか?

正直今の自分の率直な意見は、3年生ほどタレントはいないなっていう印象なので。

もっともっと必死に。「やっていかなきゃだめだな」っていうのを感じ取ってもらえれば、それだけでもいいかな、と。

「プレミア、勝つのは簡単じゃないよ」というところをもう1回感じ取ってくれれば、この1年は1、2年生にとって絶対無駄じゃなかったと思うし。

できるだけチャンスは与えたつもりなので。

また来年。誰がやるかわからないですけど。いい競争になればいいかなと思います。

 

〇1年間やってみて森さん自身、一番うれしかったことはどんなことですか?

勝った試合は全部うれしいですけど。これっていうのは別に。

でも最後やっぱりレッズ戦は、等々力の特別なスタジアムの中で、3年生みんな得点を取ってくれて。

5点取れたのはうれしかったかなって思いますね。

ちょっと失点のところはお粗末でしたけど。

たくさん点を取れたのは大きいかなって。

 

〇最初話を聞いたときに、守備を何とかしたいという話をされていて。途中から攻撃にシフトした部分があったと思うんですけど、もし来年やられるなら、守備をどうしていこう、とかはありますか?

ある程度、オーガナイズのところのズレだったり。前から行くっていうところのズレのところは、全然、自分は悪くはないと思っています。

ただ、その中でちょっとした個人のところの、球際の寄せ方とか、あとはそこを越えられたときのプレスバックだったり。

やっぱりそこらへんが少し抜けちゃっているので。

グループとしては、やることが目として合っているんだけど、その微調整のところだけかなと思っています。

でも前から行かせている分、前の選手はすごく走れるようになって、伸びてきたので。

後ろの選手も今日はズレがすごい良かったし。ロングボールしかないっていう状況をけっこうつくらせていたので。

今、そのロングボールしかないっていう状況で簡単にやられちゃっているシーンがあるから。

それは個人を伸ばすしかない。だからって引こうとは思わないので。

プロ目指す上で、「そこのところは自分で守ろう」「グループで守ろう」っていうところは変えるつもりはないです。

 

〇1年間、ユースの監督をやってみての感想はどうですか?

いや大変ですよ。プロみたいに勝てばいいだけじゃないので。

勝つだけだったら正直方法はあります。

失点も少なくして、変な失点をしないように。

うちで、ユースでプロを目指すんだったら、やっぱりうまさのところだったり。

そこは求めていかないといけないし。ボールを大事にするところだったり。

「そんなの必要ないだろ」とほかのチームが言うところでもやっていかないと。

やっぱりもっと個人のところを成長させながら、個人が大きくなって、それがグループになって、チームになってというところをやっていきたかったので。

それと並行して勝つところも求めていかないといけないので。

めちゃくちゃ難しいです。

割り切れないので。

 

〇得点力でいうと、1位か2位のところで。(鹿島アントラーズユースの48点に次いで2位) そういう意味では結果としては良かった?

良くはないですよ。

良くはないですけど。前もどこかで言ったかもしれないけど。

ゼロ点で抑えたって勝てないので。

0-0を22試合やったって、残留できないと思うし。

やっぱり点を取らないと。

当然それがきれいなかたちなのか。しぶとくセットプレーなり、ロングスローなり、フリーキックなのか。わかんないですけど。

それも当然大事なんですけど、流れの中で試合をしながら、点を取りたい。そこの究極のところは、求めていきたいなって思います。

でも守備は絶対やらせますよ。てこ入れはします。やるんだったら。

 

〇そこの方法論はわかってきた。

いや、わかっていないですよ。そんなのわかっていたら全部やらせますよ。

 

〇1年間ユースを応援してくれたサポーターの方にメッセージをお願いします。

まずは1年間、応援本当にありがとうございました。

思ったような順位には行けなかったですけど。

でも、自分も最初からうまく全部いくとは思っていないし。

そのなかで選手が本当一人一人が日々成長していってくれて。

最終順位、今はわからないですけど。

最低最悪な結果ではなく、後期は特に勝ちが先行してくれたので。

そこのところはすごくありがたかったですし。

それも、みなさんが結果が出ないときでも、いつも応援してくれたおかげだと思います。

本当にスタッフもそうですし、選手も励みになると思いますので。

また来年も。誰がやるか分かりませんが。今年以上にあたたかい声援。厳しい意見。

どんどん言ってくれればなと思います。

本当にお疲れさまでした。ありがとうございました。

 

 

 

「1試合1試合、すごい声援が力になったし。すごいうれしかったので。

来年以降も、引き続きアカデミーに応援をお願いしたいのと。

僕もトップチームに行くので。僕にも期待と応援をしてほしいです」

DF2 関德晴

 

 

関德晴選手

 

〇試合の率直な感想をお願いします。

今日はアカデミー生活最後の試合だったので。勝ててうれしいです。

 

〇最後の2試合、2連勝ということで改めてどうでしたか?

やっぱり今年はあまり勝てない時期もあって。

苦しかったシーズンだったんですけど。「何とか少しでも高い順位で終わろう」という気持ちが、ピッチに表れていたかなって思います。

 

〇終盤2試合はコンディションも戻ってきていたんじゃないですか?

ゲームをこなしていくうちに、ゲーム体力の部分だったり。

そういう感覚というのがだいぶ戻ってきた印象ではありますね。

 

〇自分のやりたいプレーもできるようになってきました?

そうですね。やっぱり攻撃に特長がある選手だと思うので。

やっぱり最後のクロスの部分だったり。そういうところもちょっと出せたかなと思います。

 

〇今日は途中から右サイドバックをやっていましたけど、だいぶ久しぶりだったんじゃないですか?

そうですね。でも全然自分のポジションのひとつでもあるので。

そんなに迷いなくやれたと思います。

 

〇来年からトップチームに上がるということで。そこでも、右サイドバックでもやれるような感じですか?

出してもらえるんだったら、どのポジションでもやりたいと思いますし。

やっぱり簡単に試合に出れるとは思っていないので。

やっぱり一個一個、一日一日与えられたところを全力でやっていきたいと思います。

 

〇前に話を聞いたときに昌平高校の山口選手(山口豪太)とやるのが楽しみということを言っていましたけど、今日はどうでした?

直接のマッチアップはなかったんですけど。

やっぱり試合中のコミュニケーションだったり。ちょっと楽しめたかなって。

ほかの選手とも、いろんな会話とかして。ちょっと楽しめたかなって思います。

 

〇改めてフロンターレアカデミーでの生活を終えてみて、どうですか?

そうですね。だいぶ長い間お世話になって。今年はあんまり試合に絡めなかったんですけど。

最後はみんなで2連勝して、いいかたちで終われたので。

これから、それぞれの進路に旅立つと思うんですけど。

サッカーをやっている以上、どこかで会うこともあると思うので。

まずはフロンターレでの9年間に感謝して。次のステップで頑張りたいと思います。

 

〇また大学に行った選手もフロンターレに戻ってくることがあるかもしれないですよね。

やっぱり先輩方が。麻生でトップチームに帯同する時とかに先輩方が、練習参加を大学側ですることがあって。

やっぱり楽しいですし。また一緒にサッカーできる日が来ればいいと思います。

 

〇新堀君と小学校の時に全国大会優勝してますよね?(2018年にフロンターレU-12は全日本U-12サッカー選手権大会を優勝。小学5年だった新堀翔、関德晴も優勝メンバー) これから彼の弟(新堀葵)も行くけど、何かアドバイスがあったりします?

僕はあんまり試合に絡んでいないんですけど。全国大会は実力ももちろんそうですけど。

ちょっと運のほうも絡んでくると思うので。

勢いに乗っちゃえば簡単ですし。良くないときも、チーム全員で声を掛け合いながらやれば、ジュニアもすごい強いと思うので。

全国取れると思うので。期待していますね。

 

〇全国経験者としてはそういうアドバイスになる?

若干、運の部分も大きいじゃないですか、トーナメントとかだと。

そういう運も持ってくる力があると思うので。一日一日、1試合1試合大事にしてほしいなと思います。

 

〇改めてフロンターレのサポーターの方にメッセージをお願いします。

今日もアウェイまで駆け付けていただきありがとうございます。

これで僕たちの、2007年代の選手たちは卒団しちゃうんですけど。

1試合1試合、すごい声援が力になったし。すごいうれしかったので。

来年以降も、引き続きアカデミーに応援をお願いしたいのと。

僕もトップチームに行くので。僕にも期待と応援をしてほしいです。

ありがとうございます。

 

〇プレーオフ(J1昇格プレーオフ決勝)でジェフの姫野誠選手が17歳で出ていた。それについて思うことは?

ひとつはすごいなって思いますし。自分も焦るわけじゃないですけど。やっぱりサッカー選手をやっている以上、試合に出て結果を出すのがなんぼの世界だと思うので。

自分もできるように「頑張らないと」と思いますね。

 

〇開幕スタメンを目指して頑張ってください。

もちろん。頑張ります。

 

「プレーでも、もっと自分の質を上げて。

プレーでも背中を見せられるように頑張りたいと思います」

DF3 藤田明日翔

 

藤田明日翔選手

 

〇試合の率直な感想をお願いします。

最後の試合で、絶対勝ちたいゲームで、勝ててすごいほっとしています。

 

〇プレミア初ゴールが決勝点。それについてはどうですか?

やっぱり今日の失点も自分が守れなかった。今シーズン通して、チームとして守れないときが多くて。

最後にそうやって1点取って、少しでも返せたかなと思うので。うれしかったです。

 

〇今年は失点が多くて、個人としても悔しい時が多かったと思うんですけど、1年間通して成長したと思うところはどこですか?

まだまだですけど。ゴール前で前に出るっていうのは、監督からも言われていたので。

そこの部分では成長して。自分の武器であるカバーリングとか。そういった部分では試合でけっこう出せたと思います。

 

〇今年はU-17ワールドカップに行って。来年以降につながるものも得たのかなと思うんですけど、どうでした?

やっぱりワールドカップに行って。いろんなフォワードとやったんですけど。

その経験が今の自分の判断だったり。自信につながっている部分が絶対にあるので。

それをもっと大きいものにしていけるように頑張りたいです。

 

〇得点の場面、振り返っていただけますか?

ニアに僕がいて。そらして上に上がったのを藤井がヘディングで打って。

で、どこからか跳ね返って自分のところに来てっていう感じでした。

 

〇こぼれてきた感じですか?

はい。

 

〇「よっしゃー」みたいな?

はい。

 

〇だいぶ観客の方々がなだれ込んできていましたけど。あれはああいった感じなんですか。

すごいあたたかいサポーターなので。、

 

〇良かったですね、劇的なかたちで。

はい。良かったです。

 

〇前半から押し気味でしたけど、後ろから見ていて、もっと早く点を取ってほしかったとか考えたりとかはしました?

正直「早く点を取ってよ」みたいなのはありましたけど。

「いつかは取ってくれる」と思っていたので。

焦りとかはそんなになかったです。

 

〇先制した後、決定機がひとつかふたつあって、そのあとにちょっと隙をやられてしまったイメージなんですけど、あそこはどんな感じだったんですか?

あそこはビルドアップで味方とのポジションの連係だったり。自分のキックの質が良くなかったり。

 

〇相手はけっこう大きかったけど、威圧感とか感じたりしました? ディフェンダーだとそうでもない。

そうですね。威圧感はあまりなかったですし。うちのチームにも大きいキーパーがいるので。

普段から見慣れているなっていう感じです。

 

〇1年終わりですけど、やりきった感がある感じですか?

そうですね。順位はあんまり良くなくて。悔しい部分があるんですけど。

それでも、連敗が多かったなか、最後は勝つことができて。今日はもう終わったので、来年に向けて、もう1回チームとしてやっていきたいと思います。

 

〇得点力は2位で、失点はそれよりひとつ多くて。(47得点、48失点)。“殴り合い上等”みたいなところもあると思うんですけど、後ろからどう見ていました?

監督も、失点は。良くはないと思うんですけど。

「その分得点を取れ」とやっていたので。

そういう指示が、そういう結果に、そうなったと思います。

 

〇フロンターレらしくていいんですかね。

はい。もっと自分で頑張りたいです。

 

〇プレミアリーグは、今シーズン戦ってみてどうでした?

やっぱり入りの部分だったり。ゴール前、前期悪かったりしたんですけど。

それをチームとしてどんどん修正してやったので。

後期の最初はいい流れで。また入りの悪さだったり最近出てきて。

今日は最後なので、そういった部分もしっかりしようって入ったので。

今日は入りが良かったので。そういう気持ちが出て勝てたかなと思います。

 

〇3年生がいっぱい卒団しますけど、自分にとっては3年生はどんな存在でしたか?

中学生の時から自分は1個上でやることが多くて。

とてもやさしく支えてもらって、自分でいい勉強になったなって思っていて。

ピッチ外ではとても明るくて、いい雰囲気で楽しいチームなので。

卒団するっていうのは悲しいですけど。「来年に向けて頑張れ」って言われたので。

それに応えられるように頑張りたいと思います。

 

〇来年はいよいよ3年生ですけど、今からこうしていこうとか考えていたりしますか?

林君(林駿佑)だったりノリ君(関德晴)だったり。いなくなるので。

自分がもっと後ろからリーダーシップを取って。

試合も練習も「やらないとな」と思いますし。

あとはプレーでも、もっと自分の質を上げて。

プレーでも背中を見せられるように頑張りたいと思います。

 

〇1年間応援してくれたフロンターレのサポーターの方にメッセージをお願いします。

1年間、きついときのほうが多かったと思うんですけど。そのときでもサポーターのみなさんが支えてくださって、最後勝利というかたちで終われたので。

うれしかったです。

来年も自分たち、1年通して頑張るので、応援よろしくお願いします。

 

 

「最後ホイッスル鳴ったときには少し涙も出ましたけど。

また、このサポーターのみなさんの前でプレーできるように4年間頑張って、戻ってきたいと思います」

FW9 恩田裕太郎

 

 

恩田裕太郎選手

 

〇試合を振り返ってみて率直な感想をお願いします。

「良かったな」っていう安堵のほうが大きいですね。

自分が最初の1対1、外してしまって。そのあとPKで得点取れたんですけど。

そのあと追い付かれてしまって、同点というところがあったので。

「自分のせいで引き分けてしまったら」という思いがあって。

その中で明日翔が決めてくれたので、安心しました。

 

〇PKはどっちが蹴るか(新堀翔と)じゃんけんをしていましたけど。あれは、PKになったらそうしようという約束をしていた?

翔か自分かというところで。決め方はいろいろあると思うんですけど。漣祐からは「どっちでもいいよ」っていう声をもらっていたので。

「どう決める?」ってなったときに、試合前にじゃんけんにするっていうのは決めていたので。

漣祐に感謝するとともに、翔にも感謝かなと思います。

 

〇改めてフロンターレのアカデミーで6年間、最後の試合になりましたけど、どうですか?

自分が小学校のころ、あこがれていたクラブなので。その中でユースに上げてもらったのもそうですけど。

「とてもいい経験をさせてもらったかな」って思います。

とても感謝していますね。

 

〇フロンターレだからこそ成長できたと思うところはどこですか?

トップチームと直結しているところはとてもいいところかなと思って。

練習にも参加させてもらいましたし。練習試合にも参加させてもらいましたし。

一番大きかったのは、キャンプかなと思いますし。

2週間も行かせてもらって。

自分にとって、今までのサッカー人生で一番多い刺激をもらった経験かなと思います。

 

〇大学に行くと思うんですけど、大学ではどういう選手になりたいですか?

ひと言でいえば、中心の選手になって、1年目から。

今年でいうと武君(香取武、東洋大)もそうですけど。

1年生から出て、得点も決めてっていう結果を出しているので。

来年中央大学に行くんですけど、オガジョーさん(尾川丈)や岡野一さん(岡野一恭平)もいますし。

ほかのチームでも武さんとか、2個上でもトラさん(岡崎寅太郎、桐蔭横浜大)もいるので。

初めて戦う。敵っていう感じになりますけど。

自分の今までの成長を見せられるように。そういう思いはあります。

 

〇さっきも言っていましたけど、1対1のところポストに当てたところは、決めようがあったんですか?

そうですね。決めたかったんですけど。

 

〇決められるシュートだったんですか?

トラップすれば良かったんですけど。自分で勝手に自分でプレッシャー感じていました。

 

 

〇あのキーパー、190超えていて、威圧感を感じていました?(昌平高校のGK土渕璃久は195センチ)

いや、普段井澤(井澤明己、192センチ)とやっているので。特に感じたことはなかったですけど。

0-0っていう場面もありましたし。

試合後半という場面でもあったので。少し「いつもよりプレッシャー感じちゃったかな」って思うんですけど。

決めないとチームの勝敗にかかわってきますし。自分の成長にもかかわってくるので。

そこをしっかり丁寧に打って決めれるフォワードになりたいと思います。

 

〇さっき見たら、総得点では鹿島が1点上で、フロンターレは2位になったんだけど。

ノリにも言われたんですけど、「おまえが決めていたら1位だ」って。そんなに言わないでもって。

でも、失点が多い分、自分たちが点を決めないといけない状況なので。

その中で得点1位っていうのは取りたかったんですけど。

取れなくて申し訳ないなって思います。

 

〇前半新堀君も2本ぐらい枠内に飛ばしていて。

そうですよ。新堀のせいです。そんなことはないですけど。

 

〇得点力を示すっていうことはどうでしたか?

失点が多いというのは、しょうがないとは言えないですけど。

失点が多いのは攻撃陣もわかっていたので。

そのなかで「自分たちが点を決めて勝たせよう」というのは、前期5連敗してから、少しずつ感じてはいたので。

その中で、翔と自分が。翔が多く取っていましたけど。自分も負けじとというところがあったので。

「自分たちが決めれば勝てるかな」と思っていました。

 

〇今日で並んだのかな、(新堀と)12点で。

そうですね。良かったです。

 

〇卒団をして、フロンターレU-18に「こうなってほしい」というのがあれば。

もちろんプレミア優勝、ファイナル優勝は目指してほしいですし。

今のメンバーならできると思うので。

あとは個人としてはフォワードの寧生と求(川村求)には期待していますので。

自分よりいいものを持っているところもありますし。

これからいろんな経験をしていくと思うので。

もっとレベルアップすると思うので。頑張ってほしいです。

 

〇今日はフロンターレのサポーター、かなり恩田君のチャントを歌っていましたけど、どうでした?

いつもあたたかい応援をしてくれて。

3年間。1年のときも等々力で声援を聞けたので。

3年間熱い応援をしてくれて。

最後ホイッスル鳴ったときには少し涙も出ましたけど。

また、このサポーターのみなさんの前でプレーできるように4年間頑張って、戻ってきたいと思います。

 

 

一時は5連敗するなど、うまく行かない時期も経験した川崎フロンターレU-18。

選手の一人一人に目を向けても、うまく行かない時期があり、そこから歯を食いしばって踏ん張って、それぞれが成長。それがチームの力にもなった。個々の成長があったからこその2025年のフロンターレU-18だった。そう感じさせられるものがありました。

 

特に3年生が挫折を味わいながらも、そこからまた立ち上がって、またひとつ大きな成長を見せたことは、1年生や2年生にもかならず伝わるものがあるはずです。

 

2026年のフロンターレU-18がどういったものになっていくのか。

さらにフロンターレのアカデミーを卒団した選手たちがこれからどうなっていくのか。

とても楽しみにしています。

 

 

 

(文中敬称略)

 

 

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