2月23日は、保土ケ谷公園サッカー場へ。
神奈川県クラブユースリーグカップ上位トーナメントは決勝を迎え、川崎フロンターレU-18は湘南ベルマーレU-18との試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-18 神奈川県クラブユースリーグカップ上位トーナメント決勝 vs 湘南ベルマーレU-18】
2月23日(日・祝) 午後1時5分キックオフ 保土ケ谷公園サッカー場 晴れ 40分ハーフ
東急SレイエスU-18との準決勝を、7-1で勝利したフロンターレ。
◇フロンターレU18 – 東急SレイエスU18 / 神奈川県クラブユースリーグカップ準決勝
先発は、GK1松澤成音、最終ラインは右から7平内一聖、28笹倉拓真、15ペイシェンス海翔、2関德晴、ボランチはキャプテンの4林駿佑、5楠田遥希、右MF6藤井漣祐、左MF8新堀翔、トップ下10平塚隼人、前線には9恩田裕太郎。
新1年生の笹倉がCBに入り、レイエス戦では途中からボランチを務めた林が最初からボランチに。また、ボランチで先発の藤井が右MF、途中出場で右SBに入った平内が、右SBで先発するという陣容に。

ベルマーレは、横浜FCユースに4-3で勝利しての勝ち上がり。
先発は、GK1島田悠生、最終ラインは右から24柏原稜太、5加藤真、キャプテンの27野村拓矢、13竹内政一郎、ボランチは34中村龍、20安部理仁、右MF19渡邊周、左MF28杉浦誠黎、トップ下14崎野悠真、前線には39イボネク天稀。
青空の広がった、2月としては過ごしやすい陽気の保土ケ谷公園サッカー場。
メインスタンドには、多くの両チームの家族らやサポーターが集まり、それぞれのゴール裏には、フロンターレもベルマーレも多くのサポーターが集結。
青黒と、緑の幕が張りだされ、チャントやコールで選手たちを励ます、素晴らしい雰囲気の中、キックオフの時を迎えました。
立ち上がり、フロンターレは、藤井が右サイド、高い位置へ抜け出す動きを見せるなど、ベルマーレの陣内へ。
3分には、中央の林から右サイド、平内へつながり、平内は中央へ持ち込む動き。平内はスルーパス。エリア内へ平塚が飛び出しますが、ベルマーレのGK島田が対応していきます。


一方のベルマーレは、浮き球をイボネクが高い位置でおさめ、起点になろうとしますが、笹倉が粘り強く対応。林もこれを助けるように、厳しい寄せでボールを奪っていきます。
ラインを高め、前から圧力をかけてくるベルマーレ。フロンターレは、それに対し、4分には関がフィード。平塚がまたもエリア正面へ抜け出しそうになりますが、島田が対応。
さらに5分には、フロンターレ。中央を林が持ち上がり、右サイドに展開。すると受けた平内がクロス。これにエリア内左、うまく飛び込んだのは恩田。
シュートを打つと、ボールはゴールの中へ。1-0。フロンターレが先制点をものにします。


追いかける展開となったベルマーレは、直後には中村がうまく中央を持ち上がり、前線のイボネクに預けますが、ペイシェンスが厳しく、粘り強い寄せ。
さらにベルマーレが、下がり目でイボネクがおさめ、右サイドに展開。渡邊、柏原もかかわって高い位置へ持ち込んでいきますが、フロンターレはコンパクトに、粘り強く対応。フィードを入れ、おさめようとするイボネクに対しては、笹倉が粘り強く対応。

そこからボールをものにした楠田が前へ持ち込む動き。楠田に対しては、ベルマーレのファールがあり、決定的な場面にはつなげられませんでしたが、しっかり球際に厳しく対応し、そこからセカンドボールもものにし、守備から攻撃へつなげようとしていきます。
11分には、さらにベルマーレ。最終ラインの野村が少し前に持ち出し、うまく間で中村が受け、左サイドに展開すると、背後を取った杉浦がエリア外左に持ち込んで、折り返し。しかし、藤井がエリア内をカバー。
さらに島田が前線のイボネクへ正確なボールを送り、イボネクはキープ。右サイドに展開すると、エリア外右、抜け出した渡邊がシュート。枠はとらえられませんでしたが、ベルマーレも決定機をつくっていきます。
フロンターレも、14分には、中央に寄った新堀がカット。右サイド、藤井に預け、高い位置で受け直した新堀は、エリア外右へ持ち込み、折り返し。
ベルマーレの守りが阻んで、右コーナーキックに。
右コーナーキック、平塚が左足でボールを入れるも、それをしのいだベルマーレは、右サイド、渡邊のパスに杉浦がエリア外右へ。
しかし、恩田がカバー。フロンターレが切り替えの速さを見せていきます。

すると18分には、フロンターレ、ペイシェンスのフィードを、平内が右サイドでおさめ、そこから間に顔を出した林へ。
林のスルーパスにエリア右、抜け出したのは恩田。シュートを打つとこれが決まり、2-0。フロンターレが見事な連係を見せ、突き放します。

楠田や林、藤井も中央に寄ってボールを間に入れ、前に出ていこうとするフロンターレ。関や平内がそれぞれの高い位置へ顔を出し、新堀がうまく間で受け、斜めに正面左へ持ち込もうとするなどしていきます。
22分には、フィードに恩田がエリア右へ。しかし、ベルマーレは野村がカバー。
フロンターレの右コーナーキックとなり、平塚が左足で入れるも、セカンドボールをフロンターレが拾ったところ、ボールをカットしたベルマーレは、柏原がエリア外右へ抜け出しますが、ペイシェンスがカバー。
さらにセカンドボールを拾い、再び柏原が右サイド、高い位置へ持ち込んでいきますが、関がカバー。守備でもしっかり対応していきます。
笹倉やペイシェンス、松澤もボールに触れながら、組み立てを図るフロンターレ。笹倉から間に顔を出した藤井、藤井から平塚とつながり、平塚の左サイドを突くパスに関が高い位置へ動き出すなどしていきます。
ベルマーレも、加藤や野村、中央の中村や安部が多く触れながら、ボールを動かしていき、25分には下がり目でおさめたイボネクから左サイドに展開していきますが、平内が粘り強く対応。
27分には、右サイドでベルマーレがカット。高い位置へ持ち込もうとしていきますが、新堀が体をうまく入れ、カバー。
フロンターレも、松澤から林に正確なボールが入り、林のパスに新堀が高い位置へ。しかし、ベルマーレも柏原が1対1でしっかり対応していきます。
平塚のパスに恩田が右サイド、流れて受け、中央で林や楠田が受けるなどしながら、前に出ようとしていくフロンターレ。
それに対して、ベルマーレもうまくボールを奪い、そこから前に出る時間を作り、29分には、崎野がぼーるをおさめ、そのパスにイボネクがエリア正面左へ進入。
しかし、シュートは関が背中でブロック。体を張り、フロンターレはしのいでいきます。
再び前に出ていくフロンターレ。
31分には、ペイシェンスから左サイド、関に展開。関のフィードに、平内が高い位置への動き出し。
ベルマーレが阻んで、フロンターレのスローインとなり、その流れから林がエリア右へ持ち込んでいきますが、ベルマーレはブロック。
さらに笹倉、ペイシェンスと最終ラインでつながり、ペイシェンスから受けた関は中央へ持ち込む動き。
左サイドやや下がり目で受けた恩田が中央へ運んでいき、右サイド、藤井につなげると、林や平塚、新堀、平内もかかわって、高い位置で細かいパス回し。エリア前に迫っていくと、エリア正面で新堀がシュート。ベルマーレの守りが阻んだところ、こぼれ球をエリア内、正面で拾ってシュートを打ったのは平内。
これが決まり、3-0。フロンターレがさらに突き放します。


ベルマーレも、中央でボールを奪い、右サイドに展開すると渡邊が高い位置へ持ち込んでいきますが、関が対応。
ベルマーレはさらにフロンターレが中央につけてきたところ、ボールを奪う場面をつくりますが、新堀が中央に寄り、再びフロンターレのボールに。
37分には、フロンターレ、中央に寄り間で受けた藤井はスルーパス。これに恩田が動き出しますが、ベルマーレはカット。
しかし、平塚がボールを高い位置でものにし、前に持ち込んでいき、ベルマーレが体を張って阻んだところ、セカンドボールを拾った新堀がエリア外正面へ。
ここでもベルマーレの粘り強い対応に遭い、最後は新堀のファールとはなりましたが、奪われてもすぐさま高い位置で回収。ゴールの前に迫る場面をつくっていきます。
ベルマーレも、竹内や野村、加藤、柏原が多く触れ、中央にボールを差し入れて、フロンターレの陣内へ入り込んでいきますが、フロンターレは恩田も下がり目に下り、コンパクトに。じれずに対応を続けていきます。
40分には、エリア外正面、イボネクがおさめ前に持ち込もうとしていきますが、笹倉が粘り強く体を入れ、藤井も加わり挟み込むようにして対応。
最後はイボネクのファールに。
攻撃に転じたフロンターレは、笹倉の斜めに速いパスを新堀が中央に寄っておさめ、右サイドに展開していきますが、ベルマーレはカット。
前半は3-0でタイムアップとなります。
後半フロンターレは、GKが松澤から16井澤明己に。また楠田に代わり新1年の31小田脩人がボランチに。
ベルマーレは、竹内に代わり25柿谷壮一朗が入り前線へ。崎野が左SBに。
立ち上がりにはベルマーレ、右サイド、渡邊がエリア右への仕掛け。しかし、関が粘り強く対応。
ベルマーレの右サイドでのスローインとなりますが、林がうまく粘り強く体を入れ、最後はベルマーレのファールに。
再び自分たちでボールをつないでいくフロンターレ。
ペイシェンスの縦パスをうまく間で小田が受け、左サイド、関から新堀へ。新堀に対しては、ベルマーレの対応があり、フロンターレのスローインに。
その流れからベルマーレはカット。右サイドに展開していきますが、ペイシェンスが前には行かせず。
フロンターレは4分には、中央、間で受けた林から平塚とつながり、平塚から左サイド、裏を突くパス。
これに抜け出した新堀がエリア外左へ持ち込むも、ベルマーレは柏原が対応。
セカンドボールをものにしたフロンターレは、平塚のパスに藤井が中央やや右へ。藤井のパスにエリア正面右、小田が抜け出しますが、ベルマーレは野村が体を張り、ブロック。最後は島田がセーブ。


ベルマーレは、後ろからボールをつないでいこうとしますが、フロンターレは恩田や平塚を先頭に前から連動してプレス。
高い位置でボールをものにし、藤井がクロスを入れていきますが、シュートにはつながらず。
すると7分にはベルマーレ、野村のフィードを、左サイド、杉浦がおさめ、高い位置へ持ち込みクロス。
これにエリア右、シュートを打ったのはイボネク。ボールはゴールの中へ。3-1。
ベルマーレが1点を返します。

直後にはベルマーレ、中央で安部がカット。そのパスにエリア外左で崎野がシュートを打ちますが、これは上に。
さらに中央、パスを差し入れながら、フロンターレのエリア前でプレーする時間をつくるベルマーレ。しかし、フロンターレは粘り強く人をかけた守り。
最後は平塚がボールをものに。そのまま前に持ち上がり、左サイドに展開。恩田につながり、恩田が高い位置へ持ち込むことで攻撃に転じていきます。
すると14分にはフロンターレ、関、新堀が左サイドで連係。間で小田が受け、再び左サイドに展開すると、新堀とのパス交換から前に持ち込んだ関は左クロス。
これにエリア内、飛び込んでヘディングシュートを打ったのは恩田。ボールはゴールの中へ。4-1。
恩田はハットトリックとなるゴール。ゴール裏のフロンターレサポーターからは、田坂祐介さんの現役時代のものを使ったチャントが贈られます。

ベルマーレも直後には、エリア外左でフロンターレにファールがあり、フリーキックに。
フロンターレはここで新堀に代わり23菊池京、平塚に代わり18奥田悠真。
2人が入って迎えたベルマーレのフリーキック。その流れからイボネクが押し込み、4-2。再び2点差に。
さらに最終ラインで動かし、間につけながら前に出てこようとするベルマーレに対し、恩田や奥田らが連動して前から奪う姿勢を見せるなどしていくフロンターレ。
うまく連動して、自分たちのスローインにしていくと、19分には、関のフィードに恩田が左サイドへ。恩田から菊池とつながり、いったん関に預け、受け直した菊池が高い位置へ持ち込む場面をつくっていきます。
ベルマーレは21分、崎野のスルーパスに杉浦がエリア左へ。しかし、クロスを林が競り、関がセカンドボールを拾い、そのパスに恩田が右サイドの高い位置へ。恩田がエリア右へ持ち込み、折り返すとそこにうまく入り込んでシュートを打ったのは菊池。5-2。
守備から攻撃への切り替えの速さが実り、フロンターレが再び突き放します。


右サイド、柏原、渡邊の連係から持ち込もうとするベルマーレに対し、コンパクトに、粘り強く対応。セカンドボールを小田がものにし、再び自分たちでボールをつないでいくフロンターレ。
奥田がうまく間で受け、高い位置へ持ち込み、右サイド、下がり目の藤井に展開。藤井の縦パスに平内が高い位置へ動き出す場面をつくっていきます。
23分フロンターレは、平内に代わり13柏村涼太が右SB、恩田に代わり11ステンパールカ大翔が前線へ。
柏村のパスをうまく間で藤井が受け、そのパスを受けたステンパーが高い位置へ持ち込んでいくフロンターレ。
ベルマーレの対応に遭っても、前から連動して厳しくプレス。高い位置でボールをものにする姿勢を続けていきます。
ベルマーレは野村に代わり33今澤百助が入り、キャプテンマークは崎野に。
28分にはフロンターレ、関から右サイド、柏村へ。林や藤井がかかわって細かくパスをつないでいき、ステンパーが正面に持ち込みキープ。
左サイド、関につながると、関は折り返し。これにエリア内、うまく飛び出した小田がシュート。
これが決まり、6-2。見事な連係から最後は1年生の小田が決めて、フロンターレが突き放します。

フロンターレは30分、関に代わり22山川陽平。
小田が間で受け、そのパスに菊池が動き出し、左サイドに展開。山川が高い位置へ持ち込む動きを見せていきます。
ベルマーレは安部に代わり11宮田岳來が入り右MF。渡邊がボランチに。
33分にはフロンターレ、ステンパーがおさめ、右サイドに展開すると藤井が高い位置へ抜け出しクロス。
セカンドボールを拾ったベルマーレは、渡邊のパスにイボネクがエリア正面へ。しかし、ペイシェンスがカバーしていきます。
さらに右サイドから持ち込んでくるベルマーレに対し、ペイシェンスが対応。そこから中央、林につなげ、攻撃に転じていくフロンターレ。
山川や奥田、菊池が左サイドでかかわり、山川が高い位置へ。ベルマーレのカバーに遭うも、セカンドボールは林がものにしていきます。
35分には、笹倉から中央、間で受けた林はエリア正面へ浮き球のパス。これに菊池が反応。エリア内へ動き出していきますが、GKの島田が対応。
シュートにはつながりませんでしたが、いい連係を見せていきます。
ベルマーレが中央に持ち込んできたところ、奥田がうまく体を入れ、ボールをものにしていくなどするフロンターレ。
左サイドに展開してきたところでは、林や藤井が対応。守備でも粘り強さを見せていきます。
37分には、藤井からステンパーとつながり、ステンパーから右サイド、柏村へ。
柏村がクロスを入れると、エリア正面で藤井がヘディングシュート。しかし、惜しくも左。



ベルマーレも、39分には、中央でボールをカット。中村から右サイド、宮田へ。宮田がクロスを入れるも、フロンターレはブロック。
右コーナーキックを得たベルマーレ。崎野が左足でボールを入れると、セカンドボールを拾ったベルマーレは、崎野が右クロス。遠いサイド、フリーで中村が飛び込みますが、これは左に。フロンターレとしては少しヒヤリとする場面に。
アディショナルタイムに入り、42分にはフロンターレ、藤井の浮き球のパスをステンパーがおさめ、奥田から再び藤井につながり、藤井のパスに柏村がエリア外正面右へ。
柏村はシュート。しかし、わずかに左。
ベルマーレも、左サイド、崎野が右サイドを突くパス。宮田が高い位置へ持ち込もうとしますが、山川がカバー。
すると攻撃に転じたフロンターレは、笹倉、ペイシェンスにうまく間で奥田も受け、自陣からつないでいき、ペイシェンスのパスに菊池が左サイド、高い位置へ。
菊池はクロス。セカンドボールを正面で拾った奥田が前に持ち込んでいくも、ベルマーレは粘り強くブロック。
しかし、こぼれ球は山川が回収していきます。
試合はタイムアップとなり、6-2。フロンターレは優勝でこの大会を終えることになりました。
新1年の笹倉が先発フル出場。同じく新1年の小田が後半頭から出場ゴールを決めるなど、楽しみになることも多かったフロンターレ。これまで公式戦ではあまり経験のないポジションで複数の選手が出場するなど、新たな力も引き出そうとしながら、新たなシーズンへの準備を進めています。
まだまだ攻守両方に課題はあるなかで、結果を出したことはこれからの自信にもつながるのではないでしょうか。
プレミアリーグEASTの開幕まで、あと1カ月と少し。ここからのさらなる積み重ねをとても楽しみにしています。
前半3-0 後半3-2 計6-2
得点:恩田裕太郎3 平内一聖 菊池京 小田脩人(フロンターレ) イボネク天稀2(ベルマーレ)
フロンターレの先発:1松澤成音 7平内一聖 28笹倉拓真 15ペイシェンス海翔 2関德晴 4林駿佑(c) 5楠田遥希 6藤井漣祐 8新堀翔 10平塚隼人 9恩田裕太郎交代:松澤→16井澤明己 楠田→31小田脩人 平塚→18奥田悠真 新堀→23菊池京 平内→13柏村涼太 恩田→11ステンパールカ大翔 関→22山川陽平
ベルマーレの先発:1島田悠生 24柏原稜太 5加藤真 27野村拓矢 13竹内政一郎 34中村龍 20安部理仁 19渡邊周 28杉浦誠黎 14崎野悠真 39イボネク天稀交代:竹内→25柿谷壮一朗 和田→33今澤百助 安部→11宮田岳來
控え:41大久保悠人 26原拓斗 42中津颯一郎 29和田陸 30片桐優冴
(文中敬称略)
写真はかんちさんからもいただきました。ありがとうございます!
◇かんちさん撮影




















































































◇だいち撮影

























































































































































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