フロンターレU18 – 昌平高校 / プレミアリーグEAST第3節 (監督・選手インタビュー)


 

4月18日、Anker フロンタウン生田で行われたプレミアリーグEAST第3節、昌平高校に3-1、今季初勝利を挙げた川崎フロンターレU-18。試合後に森勇介監督、2点にかかわる活躍を見せたMF8小川尋斗、勝ち越しゴールを決めたDF2山川陽平、3点目のゴールを決めたDF3藤田明日翔、同点ゴールを決めたキャプテンのMF10木下勝正に話を聞きました。

 

試合の記事は◇フロンターレU18 – 昌平高校 / プレミアリーグEAST第3節

 

「最後みんな体張れるようになってきているし。

あとは点取るところにはもっと命懸けようと思います」

森勇介監督

 

森勇介監督

 

〇勝因はどのあたりにありますか?

最初にすぐ失点したところじゃないですか。

 

〇それで逆に、もうスイッチが入ったと?

それもあると思いますし。本当はダメなんですけど、昨年もすぐ失点しちゃってから勝っていたので。

それが続いてるのかなって。本当はダメなんですけど。

あとうちのチームはやっぱり「点を取る」っていうのを目指しているので。ちょっと冗談っぽいんですけど、でもそこも一個、要因なのかなと思いました。

 

〇去年は前半苦しんだ部分があったと思うんですけど、今季ここまで3試合やってみてどうですか? 課題は?

決めるところじゃないですか。それ以外ないと思います。守備とかも粘り強くなってきてるし。

失点したってシーンも、ヴェルディ戦も、3失点目なんかはメンタルでくるところだから。

別にそんなに崩されては全然やられてないので。

最後みんな体張れるようになってきているし。あとは点取るところにはもっと命懸けようと思います。

 

〇すぐ取り返せたことについては?

選手の力というか、普段見ていたら「全然どことやっても別に引けを取らないな」って話はしているので。

でも、それでズルズル勝てないと「いいサッカー、してるよね」って落とし穴になっちゃうから。

「しっかり勝ちきろう」っていうところで。選手たちもリバウンドメンタリティーで。1点目(木下勝正の同点ゴール)なんかすごくきれいな形で、良かったかなと思います。

 

〇前節、非常に悔しい敗戦でしたが、この1週間の準備やメンタル面はどうでしたか?

いや、全然。

僕も変わらないし、何も接し方も変えないし、厳しくもしないし。やっていることを信じてやるしかないし、ブレないし。

そこがブレちゃったら選手もバラバラになっちゃうと思うので。そこはブレずにやっていこうっていうので、こっちを信じて練習についてきてくれたのと。

あとはちょっと僕が大学の練習参加についていったりしていた時に、スタッフの、コーチ陣がすごく一生懸命練習組んでくれてやってくれたのがすごく大きいかなと思います。

 

〇試合の終わらせ方、最終的に3-1となりましたが。2-1のままでも最後まで点を取りに行くことは変わらない?

取りに行けるんだったら取りに行きたいですよね。

そっちの方が安心ですからね。逆に守りきれるほどのうまさだったりっていうのは持っていないので。

できれば相手コートでやりきって。ゴールキックだったりなんなりした方が自分たちには合ってるかなあっていう感じで。

試合の中でも、それとはちょっと違うんですけど、逆転したあとに守備を少しミドルに引いて少し押し込まれたので「もうそれは前から行こうね」っていう。

結局そういうことなので。前から行った方が、攻撃的に行った方がうちはうまくいくかなっていうふうに思いましたね。

 

 

〇中野君(中野大虎)初先発でしたが、どうでした?

めちゃくちゃいいんじゃないですか。最高じゃないですか。

 

 

〇彼が入ることでどう変わりますか?

ミスしないですよね。ボール落ち着くし。尋斗(小川尋斗)とお互いやっぱり、相手を見てサッカーできるので。

ここがだめだったら、最後まで足出してきたところから変えられたり。

「今時間つくろう」とか「今ここに入ろう」とか「今中継地点入ろう」とか「今は一個奥で待っていた方がいい」とか。

ほぼほぼミスしないので。あとはフィジカルのところだけはしょうがないので。素晴らしい選手だと思います。

 

〇ゲーム展開でいうと、後半早々に山川陽平選手が決めたゴールが大きかったのでは。

彼なんかは練習からすごくいいミドル持ってたりとか。

でも、やっぱり「本番に弱いな」っていう自分は去年1年見てて思っていて。

今季も、ヴェルディ戦で悔しいファールをして(PKを与えて)。そのあとのキックオフのところでキックミスをして、そこから、っていうので。

やっと吹っ切れたのか。「少しこの前のを取り返せたかな」っていうので、すごくうれしいですね。

 

〇彼もプレミア初ゴールですね。

いろんな選手が、うちは絶対的なエースはいないんで。いろんなとこから点取れると楽かなと思いましたね。

 

〇ここまで3試合戦ってきて、今年「こういうチームになってきそうだな」って特徴や手応えはどうですか?

本当に去年よりもやっぱりボール握るというか、うまくひとつひとつ一列越えてっていくことを大事にしていくのと。

あとは背後のところと。やっぱり相手を見てそこを動かすところと。

あとはゴール前のアイデアのところは、もっともっとペナルティーエリアの中に入っていくプレーは多分もっと見せられるかなと思います。

守備のところも粘り強く、前からとにかく前から行って奪ってすぐ点を取るっていうところも継続的にやってるので。

そういう攻守で、アグレッシブさ、うまさとかを見せらればいいかなと思います。

 

〇去年と比較して、何かチームビルディングで変えた部分はありますか?

去年も前期ダメだったんですけど、クラブユース負けたところから「しっかり自分たちのテクニックに目を向けよう」っていうところで。

「ミスしてもいいからビルドアップしてこう」っていうので。それがやっぱ去年ずっとやってきた。2、3年生はずっとやってきたので。

それが少しずつ染みついてきたところだと思います。特に何もいじってません。

 

〇そこはフロンターレのアカデミーとしてこだわっていきたいところ?

そうですね、「世の中の流れに逆らって行きたいかな」と思います。

自陣でつなぐのは、自分も全部が得だとは思わないですけど。

でもそういう中でズレをつくりながら前進してくと「相手も嫌がるよね」っていうところをやっていかないと。

うちのエンブレムをつけてやるサッカーの意味がなくなるかなっていうので。

やっぱり「ここは一貫して下からやっていこう」っていう話はみんなでしています、スタッフで。

 

〇消極的なプレーではなく「もっと勝負してほしい」って…。

使っているのは自分なんで自分が悪いんですけど。「なんで!」っていう。

「一発目縦行けよ」って、変なパスミスして求(川村求)がイエローもらうようなプレーなんかいらないし。

羽琉(對馬羽琉)もサイドバックで出てあんな軽いアウトサイドで蹴って拾われちゃう。

やっぱり、ことの大事さっていうのを、途中から出る選手の大事さ、最初から出てる選手のきつさの中で、そういうプレーは正直やっぱり声荒らげてでもこれは言い続けようかなと思います。変わらないです。これは。

 

〇サブからスタメンをつかむチャンスだから大切にしてほしい?

与えられるものじゃなくて自分でつかむ身だから、サブは。

さらに「スタメンをつかむ」ってなったらやっぱり結果出さなかったら出られないので。

普通にプレーしていても、スタメンの選手の方が疲弊しているのは間違いんだから。途中から出たやつが違いを見せる。

そういうところで言えば、晟央(十河晟央)は長い時間やって、仙台戦はダメだったんですけど。

今日はうまくポイントになりながら、良さは少しずつ出ているかなと。

彼はまだここから全然来ると思います。

 

〇木村君(木村風斗)も今日スタメン外れて、「途中で勝負してほしい」っていうのがあった?

そんなにめちゃめちゃパフォーマンスがいいわけじゃないし、やっぱり縦もジュニアユースの時ほど行けなくなってきてるんで。

それでも「やっぱり縦に行く」っていうところのやっぱり「覇気」なのか。そういうのをやっぱり磨いていかないと。

「縦ふさがれちゃったからパス適当にして中だけカットイン」なんて怖くもなんともないので。

そういうところは、本当にメンタルだと思います。そこだけだと思います。だからなんとか「植えつけてあげたいな」と思います。

 

〇「覇気」というのは面白い言葉ですよね。森さんも覇気のあるプレーヤーだったじゃないですか。覇気というのはチーム全体に求めていきたいですか?

やっぱり、それをまとっていると、周りも「行くぞ行くぞ」ってなるし。

多分次の。ミスしたあと、体が動くと思うので。

やっぱり自信なさそうにやると、ミスしたあと、「体動かないで止まっちゃう」っていうのがあるので。

やっぱり、そこの連続ミス。「ミスしたあと、止まっちゃうのが連続ミスだ」と思っているので。

そこのところもいい効果になるかなって。

けんかしてもいいんですけど、味方同士言い合って。そうやってやっぱり声出すってやっぱり体動くかなって。

そういうところで少しでも先手取ればいいかな。

彼なんかすごく優しい子だから、そういうのは似合わないと思うんですけど。でもそうも言ってられないと思うので、やっぱりなんかいいきっかけをつくってほしいなと思います。

 

〇とりあえず1勝できてホッとした部分もありますか?

いや、まだまだここから山場なので。やっぱり去年、6位で悔しい思いもしているし。一個でも上を目指せるように、もう前期でしっかりもっともっと勝ち点積めるように頑張りたいと思います。

 

〇次節は青森山田戦です。昌平とはまた違うタイプになりますが。

去年2連敗してるので。少し対策も練りながら、メンバーのところも考えて、圧倒して勝てるようになんとかやっていきたいなと思います。

 

〇最後にサポーターの皆さんへメッセージを。

やっと3試合目で勝てたので。もっともっと、みなさんに応援してもらえるように、いいサッカーをするので。

またぜひ来てください。ありがとうございました。

 

 

「アシストもいいですけど、自分のゴールが一番サポーターにも、心に刻まれますし。

ゴールっていう結果で次はチームに貢献したいなと思います」

MF8 小川尋斗

 

小川尋斗選手

 

〇初勝利、勝因はどんなところにありますか?

勝因ですか。前節(東京ヴェルディユース戦、●2-3)と、その前の試合(ベガルタ仙台ユース戦、△0-0)、勝てない試合が多くて。

そんな中で、その次の週から「自分たちで、目をそろえてもっとやっていかないとこのままじゃ降格する」っていう気持ちで。

今日はみんな気合が入って。一人一人が気持ち込めて、サッカーできたから勝てたんじゃないかなと思います。

 

〇前節、その前の反省を踏まえて、昌平の出方に対してどんなことを意識しましたか?

昌平さんは、個々のドリブルが結構特徴だと思ったので。

取られたあとの切り替えで取り返すっていうのを一つ意識したのと、今年の目標である「3ゴール以上、1試合で決める」っていうので、ゴールっていうところは意識して、みんなやれたと思います。

 

〇逆転につながった、小川君の右サイドの突破。あれはニヤニヤしちゃうくらいいい突破という感じでしたか?

いや、「自分も得点を決めたい」っていう気持ちが強い中で、あそこからの角度だと難しかったので、味方を信じてクロスっていう形で。クロス、キーパーに弾かれたんですけど、そのあと陽平(山川陽平)ですけど。いいシュート決めてくれたので良かったかなと思います。

 

〇自分でも決めたかったところもありましたか?

ゴール決めたいので、「もっともっと入っていかないとな」「ゴール前に行かないとな」っていうのは反省ではありますね。

 

〇3点目も完璧な形のセットプレーだったと思うんですけど、狙い通りですか?

キーパーが大きかったので、「ファーは難しいかな」っていうのを思ったので。ニアすらしっていうのを。あんまり練習でやっていなかったんですけど。

目がそろっていたので。良かったかなと思います。

 

〇さっきから「目をそろえる」というワードを出してくれていますが、それは今年のチームで言っていることですか?

今年っていうか、サッカーは一つのボールでゴールを取るっていうので。

全員が目がそろってないとやっていけないスポーツだと思うので、しかも負けてたので、勝ててない試合が多かったんで、そこは「目をそろえていこう」っていう話はしてました。

 

〇昨年以上に、今年は「自分がチームの中心として引っ張ってやるぞ」という自覚をプレーから感じるんだけど、そのあたりはどう考えていますか?

今年は最高学年で。去年悔しい思いをしたので、「自分が引っ張ってやるぞ」っていう気持ちも込めてプレーしてますし。

ここで結果を残さないと、自分の今年の目標である「トップ昇格」っていうのはかなわないと思うので。

「もっともっとプレーで見せていかないとな」っていうにはあります。

 

〇背番号も「14」から「8」に変わりました。これは自分から希望した番号?

いや、全く希望はしてないです。監督とコーチが話し合って決めてくれたのかなって。

 

〇どうですか?

自分、イニエスタが好きなんですよ。小学校、小さい頃からイニエスタ、好きで。その「8番」っていう番号を付けられたのは、すごくうれしいかなと思います。

 

〇ちょっと付けたい気持ちもあったと。

まあ8番は、ありましたね。自分、あんまり番号こだわりないんですけど。8番で、うれしかったです。

 

〇これからU-19の代表もあって、高校年代で選ばれている選手は少ないと思うんですけど。(4月19日から21日に行われたU-19日本代表候補の国内トレーニングキャンプのメンバーに選出された) そこの活動に向けてはどうですか?

まずは1個上でアジアとワールドカップがあると思うので。(U-20アジアカップとU-20ワールドカップ、2027年開催) そこに食い込んでいかないといけないですし。

1個上でも自分がやっていけるっていうのを、次の合宿のところで証明していきながらも、そこで出た反省とか課題を力にして。

もっと自分自身成長していければなと思います。

 

〇Jヴィレッジカップでもいいアピールができたイメージですか? (U-18日本代表としてJ-VILLAGE CUP U-18に出場した)

ワンアンカーだったのでポジションが。そこで守備で刈り取るっていうところは自分結構できたっていうのはあったんですけど。

攻撃の部分でちょっと失うところがあったので。「そこは改善しないとな」とはあります。

 

 

〇改めて今季の自分自身の目標を教えてください。

自分自身の目標は、「今すぐにでもトップ昇格、契約を勝ち取る」っていうところですけど。

チームとしては、ファイナル(プレミアリーグFINAL)優勝を掲げてやっていっているので。「そこは達成しないとな」とは思っています。

 

〇今日、中野君(中野大虎)と組みましたがどうでした?

「1年生じゃない」と思うぐらい堂々とプレーしていて。

練習からですけど、取られないし、うまいですし。全然やりにくさっていうのはなかったですね。

堂々としてるんで、自分も「スタメン取られるか。危ないな」と思いました。

 

〇對馬君(對馬羽琉)や吉澤君(吉澤映杜もベンチに入っていて、競争が激しい?

いや、激しいくらいじゃないと強いチームつくっていけないと思うので。そこはいい感じでやれっていけていると思います。

 

〇次はアウェイでの青森山田戦です。どんなイメージですか?

山田は「闘争心」みたいな感じなので。「気持ちの部分でまず負けちゃいけない」っていうのと、その中でもフロンターレらしい技術力っていうのを見せていきながらも、その3点以上、ゴールを取っていかないと、と思ってます。

 

〇山田相手に3点取るとまた自信になりますね。

そうですね、自信にもなりますし。そこで山田とも戦えるっていうのはすごい自信にもなりますね。

 

〇今日はゴール後、コーナーのあたりですごくほえていましたね。

いや、勝ててない試合が多かったんで。得点を決められて。自分自身決めてないですけど。

チームが勝ち越しっていうので、めちゃくちゃうれしかったんです。そりゃ、ほえちゃいます。

 

〇次は自分のゴールで。

そうですね。アシストもいいですけど、自分のゴールが一番サポーターにも、心に刻まれますし。ゴールっていう結果で次はチームに貢献したいなと思います。

 

〇サポーターの方に向けてメッセージをお願いします。

まずはあたたかい。熱い応援、ありがとうございました。

ここまで自分たち勝ててなくて、悔しい思いしながらも、今日勝てたのはサポーターのおかげだと思っていますし。

このまま流れに乗って前期全勝する気持ちで自分たちも戦うので、これからも応援よろしくお願いします。

 

「後半からは『ちょっと大胆に行こう』という意識を持ってやったら、ちょっとずつうまく上がれたので。

次回の試合も、『大胆に行く』っていうのを意識してやっていきたいと思います」

DF2 山川陽平

 

山川陽平選手

 

〇まず勝ち越しゴール、振り返っていかがですか?

たまたまボールがこぼれてきて。1回目、右足でシュートを打とうかなと思ったんですけど、相手がちょっと来ていたので。

左足に持ち替えて、思いっきり打っただけでした。

 

〇決まった瞬間はどうでしたか?

もうプレミアでも点を取ったことがなかったですし。前節(東京ヴェルディユース戦)、自分のせいで負けになってしまったというのもあったので。

ここで自分が点に絡んで、勝つことができたというのはすごく良かったなと思います。

 

〇このゴールで吹っ切れたという感じですか?

もう前節のことは。忘れちゃいけないと思うんですけど。この流れ、いい流れだと思うので続けていきたいなと思います。

 

〇全然簡単ではないシュートだったと思いますが、左足に持ち替えてからのイメージ、自分の中での景色をもう少し詳しく教えてもらえますか?

前もああいうシチュエーションというのがあったんですよ。その時は止められてしまったんですけど。同じような感じだったので、同じようにシュートを打ったら入りました。

 

〇やっぱりプレミアで決めるゴールは、他で決めるゴールとは違いますか?

いやもう、全然違いますね。めちゃくちゃうれしいです

 

〇あそこの場所にいたというのは?

コーナーキックだったと思うんですけど。そこのこぼれの位置の役割だったので、そこでボールが来てっていう感じですね。

 

〇決めたあと、控え選手の方へ走っていって、みんなですごく喜んでいましたね。あの景色はどうでしたか?

いやもう、めちゃくちゃ気持ち良かったですね。ああいうのをやってみたかったので。本当にうれしかったです。

 

〇この1週間、前節の悔しさからの切り替えは上手くできた方ですか?

いや、結構引きずっていたんですけど。

でも去年のキャプテンだった駿佑(林駿佑)にちょっと連絡を取ったりしながら。

少しずつ気持ちも切り替えていって。いいプレーができているところがあったので。「自信を持ってやるしかないな」というのがあったので。

良かったと思います。

 

〇前節、あのような終わり方をして、色々考えることがあったと。

そうですね。本当にあの試合は勝ちゲームだったと思うので。

本当に自分のせいで負けてしまったというのは深く思っていたので。けっこうつらかったですけど。自分の中でも結構精神的にきていた時間は長かったですけど。

でも、切り替えてやっていかないと「これから使ってもらえない」と思ったので。そこはしっかり切り替えられて良かったと思います。

 

〇つらい経験をするのも、素晴らしい経験をするのも、まずは「試合に出る」ということが重要だと思いますが。

そうですね。

ああいう経験ができるのも試合に出てからだと思うので。「いい経験ができた」というふうにとらえて、いいんじゃないかなと思います。

 

〇山川君の中で、去年と比べて「こういうところが変わってきたな」とか、変えようとしている部分はありますか?

自分はずっとメンタルのことを言われてきていて。

森さんに去年結構言われてきたんですけど。今年からは、シーズン前からいいプレーが続けられてきていて。

メンタルのところも、結構ミスをしたあとも「そんなに気にせずにプレーできているな」というのはちょっとずつできていたので。

そこは「去年と比べて成長したところかな」と思っています。

 

〇監督も消極的なプレーを嫌うと思うんですけど。そこで勝負する気持ちというのは出てきましたか?

はい、本当に。自信を持ってプレーできるようにはなってきました。

 

〇メンタルを変えるために、何か工夫したことなどはありますか?

とにかく「自信をつけなきゃダメだな」と思って。

普段よりも、多くボールを触ったり。練習が終わったあとに足りていないところをやったりとか。

長所の部分だったり、伸ばせるように意識してやっています。

 

〇他のチームよりも、サイドバックに「よりアグレッシブさ」が求められるチームだと思いますが。このポジションで意識していることは?

センターバックをやることが多いんですけど。今シーズンは左サイドバックを結構多くやっていると思うんですけど。

攻撃というよりかは、守備のところを求められていると思うので。そこで1対1で負けないところだったり、簡単にやられないというところは意識してやって。

ビルドアップのところでも、「今回はちょっと良くなかったかな」と思っているんですけど。少しずつ慣れていけたらと思っています。

 

〇真ん中とは景色が違うんだけど。しかも左で少しずつ慣れてきましたか?

今日も序盤とか、ちょっと慣れていない部分があって、少し自分のところでノッキングしたりというのがあったんですけど。

後半からは「ちょっと大胆に行こう」という意識を持ってやったら、ちょっとずつうまく上がれたので。

次回の試合も、「大胆に行く」っていうのを意識してやっていきたいと思います。

 

〇勝った後雄たけびを上げていたと思うんだけど。

勝っていなかったので。そこでホームでしっかり勝ちきれたので大きかったと思います。

 

〇感情が出てきた?

はい。そうですね。

 

〇改めて今シーズンの、プレー面でも結果面でもいいのですが、目標を教えてください。

自分個人としては、けがをせずに試合に出続けることが大事だなって。自分の役割的にも出続けることが大事だなと思っていますし。

あとは試合に出た時に、いかに1対1でやられないところだったりとか。自分でちゃんと違いを出せるようにやっていきたいと思います。

 

〇激動の3試合を過ごしたという感じでした?

はい。感情的にもすごい浮き沈みの、3試合でしたけど。今回しっかり勝つことができたので。長い目をもってやっていきたいと思います。

 

〇次は青森山田戦ですけど。何かイメージとかありますか?

アウェイでやるのは僕は初めてなんですけど。初めて行くんですけど。

山田なので、雰囲気とかもあると思うので。しっかりそれにのまれずに、しっかりやっていきたいと思います。

 

〇それこそメンタルのところが大事になってくる?

はい。しっかり自分を持って自信を持ってやっていきたいと思います。

 

 

〇サポーターの皆さんへメッセージをお願いします。

応援、いつもありがとうございます。しっかり今回、やっと勝つことができたので、この流れに乗って、また勝ち続けていきたいと思っています。これからも応援よろしくお願いします。

 

〇もう一つだけ。森さんの目の前(ベンチ前)でサイドバックとしてプレーする時間が長いですが、あれはプレッシャーになりますか?

言われる回数は多くなりますけど。そんなこと言っていたらやっていけないと思っているので。もう頑張ります。

 

自分たちのサッカーを前面に出せれば負けることはないと思うので。

あとは最後の質だったり、終わらせ方だったり突き詰めていかないといけないと思います」

DF3 藤田明日翔

 

 

藤田明日翔選手

 

 

〇3点目のゴールを振り返ってください。

2点目入ったあとも1回チャンスがあって、決めきれなくて。コーナーは「今年絶対点を取りたい」と思っていたので。

貴重な3点目で、自分が取れて、すごく良かったと思っています。

 

〇狙い通りといった感じでしたか?

そうですね。自分結構ファーに行くことが多くて。今まであんまりいいボールが来ることなかったんですけど。

じれずに自分のポジションに入り続けたことが良かったのかなと思います。

 

〇取った瞬間、どうでしたか? 仲間の方へ走っていきましたけど。

去年も昌平で決めて。それがちょっとよみがえって。うれしかったです。

 

 

〇試合の終わらせ方はどうでした?

今までの2戦とも本当に勝ちゲームを逃したようなゲームだったので。今日は点差は2点で勝っていましたけど、前の2試合のようにならないように全員が意識高く最後までやっていたので。そこが勝利につながったのかなと思います。

 

〇ディフェンダーとして、前節の反省から話し合ったことなどはありますか?

やっぱり勝ってる状況で失点したのも90分からなので。

はっきりクリアしたりとかキーパーが後ろから声を出したりとか。そういったことはみんなで話していました。

 

 

〇今季のこれまでの2試合を映像で見る限り、決して悪い内容ではなかったと思うんだけど。内容面ではある程度手応えがあった?

フロンターレの特長を生かしたサッカーもできていたので。今日、監督も「サッカーを変えるつもりはない」って言っていたので。

自分たちのサッカーを前面に出せれば負けることはないと思うので。あとは最後の、その質だったり、終わらせ方だったりっていうのは突き詰めていかないといけないと思います。

 

〇藤田君がイメージする「フロンターレU-18のサッカー」とは具体的にどういうところですか?

テンポよくワンタッチ・ツータッチで、真ん中から進入していって。

相手が締めたらサイドから崩すとか。そういう臨機応変にできるようなサッカーだと思っています。

 

〇森さんは「ちょっと時代に逆行しているかもしれないけどこのエンブレムをつけている以上、このスタイルをやってほしい」というような話をしていたんだけど、そこは自分でも意識している?

去年からずっとその芯は森さん、曲げていなくて。

去年よりみんながその意識、そういう回しに慣れてきてて。どんどん今年はいいプレーが出てきているので。

本当に最後の質だけかなと思います。

 

〇このサッカーを展開する上で、「距離感」はすごく大事だと思うのですが、そのあたりで考えていることは?

距離感もそうですし。

取られたあとの自分たちのものにするっていう面では、リスク管理だったり、僕たちがラインを上げて、みんなの距離を縮めてあげるっていうのを意識してやっています。

 

〇森監督のサッカーを1年間やっているのは今年に生かせている?

それは結構大きいと思います。みんなの共通認識ももだいたい合ってきているので。質はどんどん高くなっていくかなと思います。

 

〇個人としては去年ワールドカップ(U-17ワールドカップ)も出ているし。1年生から試合に出ているので、主力としての自覚もあると思うんだけどどうですか?

自分がもっとプレーでも見せられるし、声でもみんなを動かして。「自分がいれば失点しない」みたいなチームになれればいいなと思います。

 

〇今年に入って、意識的に変えていることや取り組んでいることはありますか?

笹倉をうまく動かして。前とか、空中戦では強いと思うので。

その強みを生かせるように声出しとか。小川翔太とかも足速いんですけど。すぐつっちゃうので。そこをさぼらせないというか、守備の面でしっかりやらせるっていうのは意識して声を出しています。

 

〇去年以上に周囲に与える影響というのも考えてやっている?

そうですね。

 

〇できている?

それはできていると思います。「もっとどんどん上げていかないと」と思っているんですけど。

去年よりは声を出していますし。センターバックとして必要なことなので。頑張っていきたいと思います。

 

 

〇個人として具体的な今季の目標は?

チームとつながるんですけど、優勝するためには。優勝するチームは失点少ないと思うので。そういう面で自分がチームに貢献できればなと思います。

 

〇その先にはトップ昇格とかU-21 Jリーグとか。上のカテゴリーも意識しなければいけない年だと思うんだけど。

上のリーグとかも。この前期の勝ち点が重要になってくると思うので。前期はこれからどんどん勝って。後期は上でちゃんと結果を残して、トップ昇格できるようにしたいなと思います。

 

〇次は青森山田戦です。去年も経験していると思うんですけど、イメージや意気込みを。

山田はフィジカルが結構武器だと思うんですけど。山田こそ、自分たちの技術で負けたくないっていう思いがあるので。去年も2戦やって2敗していますし。

「絶対勝つ」っていう気持ちが強いです。

 

〇山田相手に無失点で終われば、大きな自信になりますね。

そうですね。どのチームにでも無失点で終われるようにしたいと思います。

 

〇サポーターの方へメッセージをお願いします。

今日もトップチームの試合がある中ここへ来てくれて本当に心強いですし。来週は山田のアウェイですけど、自分たちもしっかり戦って勝つので。サポーターのみなさんも一緒に戦ってくれるとうれしいです。

 

 

 

「まだまだ質のところだったり、最後のゴール取るところだったり。

そういうところをもっとこだわっていかないといけないなと思います」

MF10 木下勝正

 

木下勝正選手

 

〇まずは同点ゴールを振り返ってもらえますか?

入りでまず失点してしまって、本当に追いかける状況でしたけど。「自分たちのサッカーをやめないように」っていうことを意識しながらやっていて。

瑛大(三上瑛大)がうまくいいボールを中に入れてくれて。あとは触るだけだったので。ちょっと当たりどころ、悪かったですけど。入って良かったです。

 

〇今季初勝利ということで、試合を終えての心境はいかがですか?
本当にまずは「安心」っていう。ホッとしたところが一番です。

 

〇前節は(東京ヴェルディユース戦で)非常に悔しい敗戦。チームも沈んでいた部分もあったと思うんですけど、キャプテンとしてどんな声をかけたりしましたか?

前節は90分から逆転されて。みんな悔しい気持ちがあったと思うんですけど。練習の一個一個っていうのをこだわってやってきて、今日それが結果につながって良かったです。

 

〇3試合とも「フロンターレらしいサッカー」ができているという実感はありますか?  手応えを教えてください。

 

そうですね、こういうやっぱレベルの高い大会でも自分たちのサッカーができるっていうところは、本当に特長だと思いますけど。

まだまだ質のところだったり、最後のゴール取るところだったり。まだまだ、今日は点取れましたし、そういうところをもっとこだわっていかないといけないなと思います。

 

〇今年のチームの特長として、去年よりこういうところがストロングになってきそうと感じる部分は?
去年は攻撃陣が本当に個性があってうまくて。

今年は本当にまだまだ去年に比べたら足りないですけど。取られたあとの切り替えっていうところは、去年よりずば抜けて速くて。

戦うところも全員がやる意識があるので、そこはいいところかなと思います。

 

〇森さんがさっき「フロンターレのエンブレムをつけている以上、こういうサッカーをして勝つ、これを貫くことが大事だ」とおっしゃっていました。そのあたりのこだわりはどうですか?

そうですね、本当に正直、蹴って勝ってもうれしくないですし。本当に自分たちのサッカーをやって勝つことが一番のうれしさでもありますし。
手応えっていうところにもつながっていくと思うので。練習からこだわってやっています。

 

〇今年のチームはそれがちゃんとできそうだなという手応えはこの3試合でつかめましたか?

そうですね、本当に、初戦は23本シュート打って。本当に最後のところっていうところはフォワード陣がもっと目を向けてやっていかないといけないところですけど。

そこはやっぱり全員が目をそろえて頑張ってくれていると思うので。これを引き続き、「勝ち」っていう、勝ち点3っていうところも入れて考えていけたらなと思います。

 

〇キャプテンという役割は、実際に就任してみて今どのように感じていますか?

全員がキャプテンだと思ってやってると思いますし。僕だけが引っ張っているわけでもないので。

本当に楽にできてるかなと思います。

 

〇個性派な選手が多い印象ですが、まとめ上げるのはスムーズですか?
そうですね、本当に尋斗(小川尋斗)とか明日翔(藤田明日翔)も副キャプテンですけど。

あの2人もやっぱり引っ張っていってくれていますし。

やっぱり結果でも、今日明日翔が点取ってくれたり、尋斗がいいパスをつけてくれて。本当にやっぱりプレーでも見せてくれていると思うので、僕も負けず、ついていくように頑張っていければなと思います。

 

〇オフザピッチでも、みんな言うことを聞いてくれます?

そうですね、本当にみんなよくしゃべりますけど。たまに声が通らない時もありますけど。

でもやっぱりそこでも「やる時はやる」っていう切り替えっていうのは、本当に全員ができていると思うので。

それはいいことかなと思います。

 

〇背番号10番については?

特に緊張だったり、そういう重みっていうのはそんなに感じてないんですけど。

でもやっぱりつけるからには結果だったりチームを引っ張っていくっていうところに重きを置いてやっていかなきゃいけないと思っているので。

今3試合で2得点ですけど、まだまだ足りないと思っているので、これからもっと点取っていければなと思います。

 

〇整列している時の後ろ姿を見たら、10番でキャプテンマークで。髪型もあって、大関君(大関友翔)っぽいっていうのがあって。少し意識する部分はありますか?

本当に偉大な存在なので。「手が届く」って言われたらまだまだ全然足りないですけど。

本当に目指している部分ではあるので、頑張って一歩でも近づければなと思います。

 

〇森監督から「逃げないで勝負しろ」という言葉がよく飛んでいますけど、木下選手自身、バックパスをしていたところを、ドリブルで仕掛けたりとかプレーに変化はありましたか?

そうですね。去年は少しビビってプレーしていたり。そういうところを森さんに強く言われてたので。

今年はやっぱり自分で、「自分がチームを引っ張っていく」っていう気持ちでプレーできてるかなと思うので、本当に森さんの声はありがたいですね。

 

〇ベンチのそばで聞いていても、勝負して失敗しても「いいよ、いいよ」って言っていますよね。

そうですね、本当にチャレンジしてミスしたら全員が切り替えて取る。チャレンジしないでミスすることが一番の罪だと思いますし。

自分が「それはマイナスでしかない」と思っているので。全員がチャレンジする精神は森さんから植えつけられているのかなと思います。

 

〇プレーエリアがサイドに限定されず、自由に動き回っている印象だけど、ポジショニングはどう?

そうですね、サイドバックの小川翔太が結構足速くて縦に行くタイプなので。

自分がサイドに張るっていうよりも、そこはやっぱり小川翔太が使っていって。

自分が中で仕事をするっていうところは戦術でもあるので。自由に動かせてもらってるのは本当にチームの選手たちだったり、監督だったりコーチの方々にさせてもらっているので。でもやっぱりそこは結果を残さないと、ずっと続けられないと思うので。結果を残していきたいと思います。

 

〇参考にしていたり、動画をよく見る選手はいますか?

小さい頃からイニエスタ選手はずっと見てきていて。視野の広さだったり、最後のラストパスだったり。点も取りますけど、そういうところは本当に勉強しています。

 

〇試合の終わらせ方、最後まで攻め姿勢を崩さないのは共通しているところですか?

そうですね。「最後まで守って守って」っていう感じだと結局いつか失点すると思いますし。結局自分たちがボールを持って自分たちのペースで試合を進めて終わらせるっていうのが一番いい終わり方だと思うので。

そこは全員で徹底で来ていると思います。

 

〇2026年という年は、自分の中でどういう年にしたいですか?

今年1年で、本当に人生が大きく変わる1年だと思っていますし。

やっぱり全員がそういう気持ちでやっているからこそ、ぶつかることもありますけど。

それが全員がいい方向に向けば、本当に個人の結果だったりこれから先に進むところだったり、全員がいいところに行けるのかなと思うので。

それはやっぱり全員が同じベクトルに向いて頑張っていけていることが大事だと思うので。それを続けていくことがいいかなと思います。

 

〇本人としてはどうですか?

本当にプロっていうのを狙っていますし。それが無理でも大学でまたフロンターレに帰ってくるっていうのを、目指しているので。

それが付随するものであると思うので。まだまだこれから練習して上に上がっていければと思います。

 

 

〇次は青森山田ですけど、チームとしてどんなものが必要だと思いますか?

本当に山田は戦うところだったり体が一人一人強いと思うんですけど。

でも、そういう強さがあるチームでも自分たちのサッカーをやり続けるっていうのが今年の目標でもありますし。

絶対に3点以上取って勝ちたいなと思います。

 

 

〇どんなに相手のプレッシャーがあっても、自分たちの技術を発揮しないといけない?

そうですね。本当に相手とか関係ないと思っているので。

自分たちがボールを持ってペースをつかめば相手もどんどん落ちてくるとと思うので。そこを見逃すことなく、しっかり決めきって勝てればいいかなと思います。

 

〇ロングボールを蹴ってくると思うんですけど、木下君の前の守備が重要になってくる?

そうですね。後ろの4枚だけが守備を頑張るんじゃなくて、「全員攻撃・全員守備」というのが大切になってくると思うので。全員で声をかけながら、前の守備で限定できるところだったり。徹底していこうかなと思います。

 

〇最後にサポーターの方へメッセージを。
本当に今日はトップチームも試合ある中で、わざわざこっちに来ていただいてありがとうございました。

今日は勝てましたけど、「まだまだ自分たち足りない」と思っているので、また来週も山田でアウェイですけど、これから連戦続くので、応援していただけたらありがたいです。よろしくお願いします。

 

 

昨年から積み重ねてきたものをベースに、ぶれずに、自分たちのサッカーをやり抜く覚悟をもちながらシーズンに臨んでいるフロンターレU-18。

初勝利を挙げたなかでも、さらに質を高めながら、それぞれの目を合わせながら次へ向かおうとしています。

 

ヴェルディ戦では失点にかかわり、悔しい思いをした山川陽平が、試合の中でも意識を変え、プレミアリーグ初ゴールとなる勝ち越し点を決めたことも、大きな財産になっていくはずです。

 

次節は、昨季は2戦2敗、勝利することのできなかったチームの一つである青森山田が相手。

また1週間準備をして、フロンターレらしいサッカーをどう体現していくのか。

ミスを恐れずに、どれだけ選手たちがチャレンジする姿勢を見せることができるのか。

とても楽しみにしています。

 

 

(文中敬称略)

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