バオムFC川崎戦を11-0で勝利し斎藤旗争奪春季少年サッカー大会の予選リーグを4連勝とした川崎フロンターレU-12。続いての予選リーグの5試合目は、エンジョイSCとの対戦に。
【川崎フロンターレU-12 川崎斎藤旗争奪第40回川崎市春季少年サッカー大会予選リーグ兼FAリーグ vs エンジョイSC】
4月14日(土)午前10時56分キックオフ 等々力第二サッカー場 曇り 15分ハーフ 8人制
フロンターレの先発は、GK1太田陽彩、最終ラインは右から4徳永倖大、5田所莉旺、11香取武、中盤にキャプテンの10齊名優太、右に7荒井颯太、左に6五十嵐将、前線には8山下耀翔。
初戦に続いて曇り空の等々力。多くの両チームの選手の家族らが見つめるなか、試合は始まりました。
2分にはエンジョイSC、フロンターレの陣内の左サイドで4がボールを残し、そこから前を向いて、高い位置へ。エリア前へボールを送るとキャプテンの32がミドルシュート。ボールはクロスバーへ。フロンターレのゴールをおびかしての立ち上がりに。
直後にはカウンターから27がエリア右へ。シュートに持ち込むも太田がセーブ。フロンターレも5分には齊名が縦パスを入れエリア前で山下がワンタッチではたくと、エリア左から齊名がシュートを打つもワンタッチあり、決まらず。
フロンターレはラインを上げ、時には自陣に田所と太田が残って後ろから組み立てつつ人数をかけた攻めへ。しかし、エンジョイSCも切り替えが速く、一進一退に。
エンジョイSCがエリア外左に開いた4のパスにエリア右へ27が迫るのに対して、フロンターレは香取がボールをカットし、そこから切り替えてエリア右へボールを送ると荒井が仕掛けていくなど、互いにゴールに迫る場面をつくっていきます。
9分にはフロンターレにハンドがあり、エリア正面でエンジョイSCがフリーキックを得ますが、32が直接狙ったのに対しては体を張ってブロックし、枠へは飛ばさせず。
11分には香取が左サイドの高い位置へ。中盤に戻し、齊名へ。齊名は再び左へ展開し、香取から高い位置の五十嵐へ。エリア内へボールを入れますが、エンジョイSCの守備に阻まれ、ゴールとはならず。12分には齊名、山下と中央でつなげ、左の五十嵐へ。しかし、エリア前でエンジョイSCも落ちついた対応を見せ、シュートにはつなげられず。
すると14分人をかけて攻めに出て、戻りきれなかったフロンターレの陣内にボールが入り、こぼれ球に、エリア前へうまく抜け出した4。シュートを放つと太田は反応したものの、ゴールの中へ決まり、0-1。先制点はエンジョイSCへ。
前半はタイムアップとなり、0-1。エンジョイSCがリードしてハーフタイムへ。
後半、フロンターレは山下に代わり、3山中大輝が入り、GK太田、最終ラインは山中、田所、中盤に徳永、右に齊名、左に荒井、前線には香取、五十嵐となってのスタートに。
1分には徳永から左へ展開すると、荒井がエリア外左へ仕掛けていき、クロス。エリア内右、齊名が飛び込みますが上に。ゴールとはなりませんでしたが、迫っていきます。
田所、山中が開いて、徳永が間に下り、荒井、齊名が高い位置に。後ろからの組み立てを図りつつ、前へ出ていくフロンターレ。五十嵐が左へ流れ、荒井が左からエリア前へ切れ込んだり、五十嵐がそこから左から中央へ仕掛けていくなどしていきます。
6分には香取がエリア外正面でファールを受け、フリーキックを得ると、齊名が直接ゴールを狙いますが、左へ。
エンジョイSCも機を見て人数をかけた攻めを試みていきますが、フロンターレは徳永がエリア内に下がるなどして対応。そこから攻撃へとつなげていきます。すると7分齊名のパスにうまくエリア内へ抜け出した五十嵐のシュートがゴール右へ決まり、1-1。ついに同点に。
直後にもフロンターレ。エリア外正面でうまくボールを受けた齊名。ミドルシュートを打つとこれもまたゴールネットを揺らして、2-1。立て続けの得点でフロンターレがリードします。
畳み掛けていくフロンターレは、直後には荒井がエリア正面へ仕掛けて、ミドルシュート。これはGK1が弾き、左コーナーキックに。左から齊名が右足でボールを入れると、山中が合わせますがGK1の正面に。
さらに10分には左サイドの荒井からエリア前の五十嵐へパス。五十嵐のリターンを受けた徳永がエリア正面からミドルシュートを打ちますが、枠はとらえられず。攻勢に出るフロンターレは、香取が右サイドに流れ、齊名とのパス交換からエリア右へ顔を出したり、荒井の折り返しに、エリア右で香取が反応するなどさらにゴールをうかがいに。
エンジョイSCも21が自陣まで戻ってボールをカットするなど対抗していきますが、フロンターレも五十嵐が戻って取り返すなど切り替えていきます。
11分には五十嵐に代わり、山下が再びピッチへ。
直後には山下と徳永が中盤でボールを回し、エリア右へパス。齊名のシュートに荒井が詰めてゴールネットを揺らしますがオフサイド。
最終ラインの27が右から左へ仕掛けるなどして打開を図っていくエンジョイSCに対して、香取がしっかりついていくなどし、シュートまでは持ち込ませずにいくと、14分徳永からボールを受けた荒井が左サイドからエリア前へ仕掛けて、ミドルシュート。ゴールネットをまたも揺らして3-1。突き放します。
しかし、直後にはエンジョイSC。91が最終ラインから攻撃参加しエリア正面の10にボールが渡ると、10のパスに抜け出した4がゴールへ流し込んで3-2。試合はここでタイムアップ。
リードされてもそこからひっくり返したフロンターレのたくましさも、最後まであきらめずにゴールへ向かっていくエンジョイSCもそれぞれ、印象に残りました。
フロンターレとしては苦しんだ試合かもしれませんが、さまざまなポジションで出場して、それぞれの可能性を探っていっていることもうかがえる試合ともなりました。
前半0-1 後半3-1 計3-2
得点:五十嵐将、齊名優太、荒井颯太
フロンターレの先発:1太田陽彩、4徳永倖大、5田所莉旺、11香取武、10齊名優太(c)、7荒井颯太、6五十嵐将、8山下耀翔
交代:山下→3山中大輝 五十嵐→山下
(文中敬称略)
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