3月3日、東住吉小学校で行われた川崎中原ライオンズ杯争奪選抜少年サッカー大会予選リーグを1勝1分け、首位で終えた川崎フロンターレU-12。各ブロックの1位4チームによって行われる1位トーナメントに進み、準決勝では、川崎区トレセンとの試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-12 川崎中原ライオンズクラブ杯争奪選抜少年サッカー大会1位トーナメント準決勝 vs 川崎区トレセン】
3月3日(土)午後1時5分キックオフ 晴れ 東住吉小学校 15分ハーフ 8人制
予選リーグでは10分ハーフで行われていた試合はトーナメントからは15分ハーフ。
フロンターレの先発はGK1太田陽彩、最終ラインは3山中大輝、10齊名優太、中盤は5田所莉旺、4徳永倖大、右は2仲谷俊、左は6五十嵐将、前線は9加治佐海。
気温が上がり、春が近づいてきたことを思わせる陽気のなか、始まった試合。フロンターレは立ち上がりから後ろから組み立てを図りながらゴールの前へ。
1分には加治佐が左から折り返すと、仲谷が右サイドからエリア右へ走り込みシュート。右へ外れましたが、両サイドをうまく使い、ゴールに迫っていきます。
なおも太田が縦へパスをつけるなど、中央を使ったり、田所や山中が開いてサイドへボールを入れるなどしていくフロンターレ。3分には山中のフィードに加治佐が右サイドへ流れて、エリア前へ仕掛けていくと、最後は仲谷がエリア正面でシュートを打つもGK1の正面。さらに徳永のパスに加治佐がエリア右へ抜け出し、折り返すと五十嵐がシュートを打ちますが、これもまたGK1がキャッチ。
フロンターレは切り替えよく、マイボールにすると縦へパスをつけて攻勢に。田所がミドルシュートを打ったり、加治佐も高い位置でボールをカットするなどしていきます。
5分には徳永がボールをカットしパスをエリア前へ出すと、加治佐がシュートを打つもバーに阻まれてゴールとはならず。セカンドボールを拾って五十嵐がミドルシュートを打ちますが、GK1がまたもボールをキャッチ。
一方の川崎区も6分13がエリア外左からミドルシュート。枠をとらえるも太田がボールを弾き出し、セカンドボールもものにしてフロンターレはしのいでいき、切り替えて再び攻勢に。7分左から加治佐が持ち込みシュートを打つと、最後は五十嵐が押し込んで1-0。フロンターレがついにスコアを動かします。
8分には仲谷が仕掛けたところからコーナーキックを得ると、右から徳永が入れたボールに田所が高い打点のヘディングで合わせ、ボールはゴールの中へ。2-0。
フロンターレはさらに山中がボールを持ち上がり、右へ展開。折り返しに左サイドから反応した五十嵐がシュートを打ちますが、GK1が好セーブを見せて、コーナーキックに。しかし、このコーナーキック、左から齊名が右足でボールを入れると再び田所が頭で合わせてボールはゴールの中へ。3-0。
川崎区も12分には13が左サイドからクロスを上げますが、仲谷が切り替えよく戻ってこれに対応し、シュートにはつながらせず。
13分には徳永の縦パスをエリア外左で受けた五十嵐が倒され、フロンターレにフリーキックが与えられます。キッカーの徳永が地をはうようなボールをエリア内に入れると、加治佐がエリア内で押し込んで、4-0。
フロンターレは仲谷が右サイドの高い位置へ上がったり、五十嵐が左サイドだけではなく、前線へ顔を出すなどポジションチェンジを交え、齊名や徳永がボールを動かしながらさらに攻勢に。追加点こそなりませんでしたが、前半は4-0でタイムアップとなります。
後半フロンターレは、GK太田、最終ラインは徳永、山中、中盤は8山下耀翔、齊名、右は仲谷、左は7荒井颯太、前線は加治佐。メンバーを2人代えてのスタートとなります。
立ち上がりには川崎区トレセンがセカンドボールを拾ったところからゴールの前に。エリア右へ5が抜け出しますが、徳永がカバーしシュートは打たせず。さらに川崎区がロングスローからゴールを狙いますが、太田を中心にしのいでいくと、太田から右へ開いた徳永、中央の山下、齊名とボールが渡り、齊名のパスにエリア左へ荒井が抜け出しますが、これはオフサイド。
フロンターレはラインを上げコンパクトにしてくる川崎区に対して、太田が時にはエリア外でボールを受けて、山中や徳永とかかわり、プレスをうまくかわしながら攻勢に出ようとしていきます。
3分にはすばやく自陣でリスタートしたところから荒井が一気にエリア前へ。シュートに持ち込みますが、左へ。
一方の川崎区も直後にはGK20のフィードに9がエリア左へ抜け出してシュート。しかし、太田が触り、コーナーキックに。左から14がボールを入れると、エリア外右で5がダイレクトで合わせますが、枠はとらえられず。
さらにフロンターレの縦パスをカットしたところから川崎区がゴールへ迫りますが、フロンターレは山下や徳永がボールを奪い返し、4分には8が右クロスを上げますが、仲谷がカバー。さらに9が左サイドから持ち込み、エリア中へボールを入れるも徳永がカバー。しのいでいきます。
再び攻勢に出るフロンターレは、8分仲谷のフィードに抜け出した荒井が仕掛けてコーナーキックを得ると、右コーナーキック、徳永のボールに山中が合わせますが、GK20がキャッチ。直後には川崎区がエリア外からミドルシュートで狙いますが、バーを叩いてゴールとはならず。さらに中盤でボールを競り勝ったところから15が左サイドから中へ抜け出しますが、徳永が対応し、シュートは打たせず。
するとフロンターレは10分、荒井が仕掛けて左サイドの高い位置へ。荒井から中央へ展開し、加治佐、齊名と回していくと、最後はエリア正面で齊名が打ったシュートがゴールネットを揺らして、5-0。突き放します。
フロンターレはここで加治佐に代わり五十嵐、山中に代わり田所が再びピッチへ。
さらにゴールを狙いにいくフロンターレでしたが、次の1点は川崎区へ。中盤を制してエリア左から14が放ったシュートがゴールへ決まり、5-1に。
川崎区は前からプレスをかけたところからゴールへ迫り、12分にはエリア左から5がシュートを打つも左へ。フロンターレも13分には山下がボールをカットし左から荒井が持ち込んでシュートを打つも右へ。
なおもあきらめずにラインを上げてくる川崎区、しっかり切り替えるフロンターレの攻防が続きますが、試合はタイムアップ。5-1。フロンターレが決勝へ駒を進めることになりました。
前半4-0 後半1-1 計5-1
得点:五十嵐将、田所莉旺2、加治佐海、齊名優太
フロンターレの先発:1太田陽彩、3山中大輝、10齊名優太、5田所莉旺、4徳永倖大、2仲谷俊、6五十嵐将、9加治佐海
交代:田所→8山下耀翔 五十嵐→7荒井颯太 加治佐→五十嵐 山中→田所
(文中敬称略)
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