5月17日Anker フロンタウン生田で行われたプレミアリーグEAST第8節、帝京長岡戦を2-3で終えた川崎フロンターレU-18。試合後に森勇介監督、後半から出場したMF6小田脩人、2ゴールを決めたキャプテンのMF10木下勝正に話を聞きました。
試合の記事は◇フロンターレU18 – 帝京長岡 / プレミアリーグEAST第8節
「『練習からサボらずやろう』っていうのはもうデータにも出てるし。やっぱ気になる部分はあったので。
しっかりやらせて、そこのところをやれる選手を使おうかなと思います。それに尽きます」
森勇介監督

〇まず試合の総括からお願いします。
勝ち点3、取れなかった、だけです。
〇前半はなかなかうまくいかなかったと思うんですけど、後半小田君(小田脩人)が入って少し変わったかなという感じがしたんですけど、いかがですか?
やっていることは変わらないんで。人が代わっただけです。
〇前半はだいぶパスをカットされる場面が多かったような感じがするんですけど、中に人が入ることによって少し変わった部分もあるんでしょうか?
戦術的なことだからあんまり言いたくないですけど。前半のうちに指示を出して。
それをやっている時はボールを自分たちが持っていきたいところまでは行っていたので。
後半はその質が上がったのと、相手も前半から飛ばしていたから、さらにちょっとそれが緩くなったので少しうまくいったかなっていう感じです。
〇前半と後半で、シュートに行く場面だったり、シュートの持っていきかたの質が後半の方が良かったのかなと思うんですけど、そこで戦術的には特にハーフタイムに例えば選手に「こういうふうにいってほしい」というような修正は投げかけたんですか?
狙いのところしか言ってないので。
単純にボランチのところがボールを拾えない。
相手はスリーバックだし、1対1で寧生(廣瀬寧生)とさらされる場面が多いから。
そこで勝てるからそこを狙っていくのは全然OKだし。その時に蹴るんだったら、ボランチとか2列目がそこに対しての飛ばした選手のサポートに行けば、別に前半も問題なかったんですけど。
それがうまく伝えられなかったのか。
やっぱり下から、もうちょっとサイドバックとかセンターバックから受けるポジションだけにこだわってしまって。
その中でセカンドを拾えない。それで遅れて出ていく。そうしたら2列目と3列目の間、ライン間を刺されたり。
勢いよく行ってドリブルでかわされたり。ドリブル対応のところでかなり後手を踏んでいたので。もう、ただそこのところだけだと思います。
〇 試合前にちょっと「立ち上がりの部分、簡単な失点が」とおっしゃってましたけど、そこは甘さが出たのか? 伸びしろなのか?
去年もああやって失点しても逆転する力はあったんですけど。今年はそこまでの力はないので。
やっぱり簡単に失点しないでほしいっていうのと、やっぱりドリブル対応に弱いなっていうところですかね。
やっぱりうちの選手はドリブラーがいないから。逆に練習でどうやってそういうドリブラーの選手を想定するかっていうのがすごく難しいんですけど。
相手は前に自分たちを裏返すようなドリブルする選手が、うまいし、止まらないしっていうのがあるので。
そこをどうやって練習でその強度を出そうかなっていうのは考えなきゃなと思ってます。
〇 逆転できなかった悔しさはおっしゃってましたけど、一方で2点とって追いついたっていうその姿勢は、ある程度評価できるのかなとは思うんですけど。
2点差ぐらいだったら多分1点取ればいけるかなっていうのもあったし。思ったよりも相手が少し運動量落ちたので。
もっと早い時間帯にもっと点取れたんじゃないかなって。1点目取れるまでに時間がかかりすぎだし。
2点目取った後、やっぱりまったりしちゃうとまた相手にやられてしまうから。
「もう1点取り行くつもりで」っていうところの指示は出したので。そこは遂行してくれて、その中でミスから失点しちゃったから。
そこらへんのゲーム運びのところも、もうちょっとこっちもマネージメントできたかなと思います。
〇次がFC東京戦。それに向けてどういったことをやっていきますか?
とりあえず(映像を)見てみて。相手がどうのこうのというより自分たちなので。やっぱりそこにしっかりもう1回目を向けて練習からやっていく中で「相手がどういう感じでやってくるか」っていうのがやれるといいかなと思います。
〇後半ああいう風に、2点返したことはまたこれからにつながっていく?
いや、勝ち点取れなかったら、負けで学ぶことなんてないので。
だから別に何も評価もしてないし。自分がそれをさせてあげられなかったのが悪いだけなので。次は勝ち点3を取れるようにやりたいと思います。
〇「負けて学ぶことがない」というのはその通りなんですけど、一方で森監督から選手たちへ、この試合の後、どう呼びかけますか?
「練習からサボらずやろう」っていうのはもうデータにも出てるし。やっぱ気になる部分はあったので。
そこを言うべきか言うまいか、ずっとここ最近は迷いながらやっていたので。
「あんまり強く言ってもな」と思って。だけどやっぱりやらないんだったら、しっかりやらせて、そこのところをやれる選手を使おうかなと思います。やってくれる選手を。
それに尽きます。
〇サポーターの方にメッセージをお願いします。
もう本当に情けない試合ばっかりで本当に申し訳ないですけど。また次こそは勝ち点3、ホームで取れるように頑張りますので、またぜひ、よろしくお願いします。
「後半『自分が出て流れ変えよう』っていう思いで出たので。
そこで流れを変えられたのは良かったんですけど、
最後の粘り強さっていうのが足りなかったかなと思います」
MF6 小田脩人

〇試合を振り返ってみて、いかがですか?
前半先に相手に2点取られた中で、後半「自分が出て流れ変えよう」っていう思いで出たので。
そこで流れを変えられたのは良かったんですけど、最後の粘り強さっていうのが足りなかったかなと思います。
〇自分なりに今日はどういう工夫をしてたというか、どうプレーをしようと思ってましたか?
相手の背後ってところは意識していて、背後へのランニングを増やすってところは意識してました。
〇ここまで今年いろんなポジションをやっていると思うんですけど、それについては?
去年ボランチが多かったんですけど、ボランチよりもサイドハーフとかだったらゴールに関わるシーンとかもっと増やしていかないといけないので。
今日も得点とか結果で示せたら良かったなと思っています。
〇右サイドバックとかもやったりとかしてましたけど、スムーズにやれていますか?
難しいところはあるんですけど、どんどん前に、右サイドバックでも攻撃参加したりとか。守備のところは対人は自信があるので。
まだまだ慣れてないんですけど、できるところはあるかなと思います。
〇前半を見て、チームのどういうところがうまくいってないなと思っていました?
結構相手は前から来ていたので、そこで自分たちが蹴った後のセカンドボールがあんまり。相手に拾われるシーンが多かったので。
そこを拾えたら自分たちのペースになるかなとは思いました。
〇後半、結構フロンターレらしいサッカーができていたと思うんですけど、その要因は?
そのセカンドボール拾えたってところと、あと前のアクションというか、前の選手たちの動きが活発になって動きが増えたからかなと思います。
〇後半の内容に関しては結構ポジティブにとらえていますか?
はい。でも最後の失点とか、もっともっと点取るところとかはまだまだかなっていうふうに思います。
〇個人としては今年のどんな目標を?
まだ点も取れていないし、スタメンに定着もできてないので。まずはスタメンでしっかり出て、得点を取れる選手になりたいなと思います。
〇前半2点ビハインドって苦しい中で入って、チームとしてはセカンドを拾えなかったところが課題だったと言ってましたけど、小田君としてはこういうプレーすればいいんじゃないのかなってところは?
セカンドもそうですし。僕は外に張るっていうよりは内側に入ってプレーするのが多いので。
そこで受けたりとか。それだけじゃなくて背後へのボールとか。動き出しとか。そういうプレーを意識してました。
〇さっきおっしゃるように、中に入っていくところと外にいこうっていう意識で、前に前にっていう意識がチームに結構勢いを与えたかなと思って。それが全体として流れとしてフロンターレに勢いを与えて、だからいい経験を積み重ねたのかなと思うんですけど。
まあ、そうですね。ずっと勝っていない中で、自分が入ってちょっと流れを変えられたのでそこはプラスに考えてるかなと思います。
〇やっぱりこういうのを積み重ねて、もっともっと次もこうやっていって、改めてこの先が見えるのかなと思うんですけど、いかがですか?
後半本当にいい試合ができたので。「次絶対勝とう」っていう、チーム全員でそういう意識を持って、できるかなと思います。
〇次がFC東京相手ですけど、やっぱりちょっと意識する相手なのかなと思うんですけど、いかがですか?
そうですね、近いしダービーでもあるので、絶対に勝てるように頑張ります。
〇最後にサポーターの方にメッセージなどお願いします。
本当に多くの方が来てくれて本当に力になったので、また応援よろしくお願いします。
「後半からじゃ遅いと思っているので。
前半の入りから相手関係なく自分たちのサッカーができるように
自信だったり。練習が必要だと思うので。全員がやっていかなきゃいけないところかなって思います」
MF10 木下勝正

〇試合を振り返ってみて、率直な感想などお願いします。
本当に自分たちの甘さっていうのが出た試合かなって思います。
〇前半あれだけうまくいかなかったのは、原因はどういうところにあると思いますか?
前半はまず自信を持ってやれていなかった。
相手の圧にちょっとのまれてやっていたっていうのもあると思うんですけど。
後半になって少しずつ相手が疲れてきた中で、自分たちが余裕を持ってボールを持てるってなった時に、やっぱり自分たちの本当の力が出せましたけど。
それでは遅いと思うので。練習から強度高く、攻撃の練習にもなりますし、守備の練習にもなると思うので、そこはやっぱりやっていかなきゃいけないところかなって思います。
〇後半あれだけ変わったのは、やっぱり自分たちの良さを出すことはできたからこそ?
そうですね。「まずは前から」っていう指示もあったので。
やっぱり消極的に後ろ後ろ横ってなっていた中で、1枚剥がして前に進むっていうところは全員が意識して。
それが後半できて、いい流れになっていったのかなと思います。
〇怪我があって出られなかったと思うんですけど、久しぶりにピッチに立ってみてそれはどうでした?
本当に怪我をしている中でもサポーターの皆さんに声をかけていただいて。
本当にそれが「試合に出て絶対勝つ」っていうモチベーションにもなりましたし。
本当に今日もたくさんの方々が。暑い中来てもらいましたけど。本当にまだまだ自分たちの詰めの甘さっていうのが出て、本当に申し訳ないなと思います。
〇途中からフェースガード、取りましたけどやっぱりプレーしにくい面が?
そうですね。ちょっと下が見えなくて。ちょっと前半からミスが多かったんで。「ちょっと外していいか?」っていう。それで大丈夫ってことだったので外しました。
〇2点取って、1点目はPKでしたけどだいぶ落ち着いて蹴れました?
正直その前に何本も外してたので。「自分がチームに迷惑かけている」っていう部分も感じていましたし。「ここで決めないと」っていうプレッシャーもありましたけど。
読まれてましたけど。決まってよかったなって感じです。
〇2点目については?
カトコウ(加藤昊)からいいボールが出て、ファーストタッチで相手の前に入れて、良くて。
「もうワンタッチしようかな」と思ったんですけど、その前に何本かシュートを外してたので「思いきって打ってみよう」と思って。
それがたまたま入ったって感じかなって思います。
〇レイソル戦も見に来ていましたけど、外からチームを見ていて、なんかどう感じました?
まだ成長途中っていうか、ちょっとのズレってところが最後合わなかったり、守れなかったりってところがあると思うんで。そこがかみ合えば、もっといいチームになると思うんで。そこにこだわってやっていこうかなって思います。
〇甘さっていうのは、どのへんのことですか? 立ち上がりなのか、それとも3失点目なのか。どのへんが甘い?
本当に入りも、開始2、3分とかで失点してしまって。
最初の5分っていうのは徹底しなきゃいけないって思っていたので。
そこの全員の認識の甘さだったり。最後の3失点目もそうですけど、2-2になって、両方が前がかりになると思うんですけど。
やっぱりそこでも守備の意識っていうのが全員が持たなきゃいけないところだったと思うので。
ディフェンスラインだけのせいじゃなくて、前の選手ももっと走って限定しなきゃいけなかったりっていうところがあるので。入りとかもそうですけど、全体的な甘さが出てしまったかなと思います。
〇苦しい中で、起点になろうと結構頑張ってタイミングずらしたり、持ってみたりっていうのやっていたと思うんですけど。後半全体が「いけるよ」ってなった時ってどんなことを意識してプレーしていましたか?
まず相手が強度が高いので。ちょっとずらして一個運べれば相手速いので、すぐ抜けるかなっていう話があって。
だから少しずつずらして、やっぱ自分たちの形に持っていくっていうのは意識してやっていました。
〇前半の中でみんなでやっていければ、よりもっとこう強くなれる?
本当に後半からじゃ遅いと思っているので。前半の入りから相手関係なく自分たちのサッカーができるように、自信だったり。練習が必要だと思うので。来週から全員がやっていかなきゃいけないところかなって思います。
〇あの2点目で一気にサポーターもチームも勢いづいて、やっぱりあの後に、もう相手を折るぐらいのプレーができるといいですよね。
そうですね。本当に僕たちが追っている側だったので。僕たちが有利っていうのは分かってたんですけど、そこで僕とかがシュートを外してしまって。
チームに迷惑かけちゃったかなって思っています。
〇サポーターの方にメッセージをお願いします。
本当に今日はトップチームもある中で (5月17日はトップチームのFC町田ゼルビア戦が午後7時から行われた) わざわざこっちに来ていただいて。暑いのに、声出しもできないですけど、見に来てくれて。本当に後押しになって、
僕たちも勝つことはできなかったですけど、これから成長してもっと高い順位目指していくので、来週からもまたよろしくお願いします。
◇
プレミアリーグEASTは5月23日、第9節FC東京U-18戦後、6月20日の第10節鹿島アントラーズユース戦まで、約1カ月の中断期間に入ります。
多摩川をはさんだライバルを相手に、ホームAnker フロンタウン生田で、目指すサッカーをする時間を多くして、素晴らしい結果を手にすることができますように。
どんな試合になるのか。とても楽しみにしています。
(文中敬称略)
This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International License.