フロンターレU18 – ベガルタ仙台ユース / プレミアリーグEAST第1節 (監督・選手インタビュー)


4月5日、Anker フロンタウン生田で行われたプレミアリーグEAST第1節、ベガルタ仙台ユース戦を0-0で終えた川崎フロンターレU-18。試合後に森勇介監督、キャプテンを務めるMF10木下勝正、プレミアリーグ初出場初先発のGK16岡本栞汰の2選手に話を聞きました。

 

試合の記事は◇フロンターレU18 – ベガルタ仙台ユース / プレミアリーグEAST第1節

 

 

「『もっと疲れた時にどれだけできるか』っていうのが、

今年はやっぱりキーワードかなと思っています

森勇介監督

 

森勇介監督

 

〇0-0という結果でした。振り返っていかがでしたか?

一番ありえそうな展開だなっていう感じでしたね。

これが一番僕が危惧していた。 去年はなんだかんだ点取れてましたけど。

「今年の方がチームの完成度的には高いかな」と思っているんですけど。

やっぱり今年練習試合をやっていても、大学生相手でも結構チャンスシーンがあったし、県のクラブユース(神奈川県クラブユースリーグカップ上位トーナメント決勝)のマリノスさんとやった時も、かなりチャンスがあった中で外し続けて負けるっていう。


「これが一番怖いな」と思っていたのが、今日やっぱり出ちゃったなっていう印象だけど。 だけど0で抑えたから。そこは勝ち点1は取れたんですけど。

「ちょっともったいなかったな」っていうイメージです。



〇ありそうっていうのは、チャンスはつくれるけど点が取れないっていうところですか?

1対1とかフリーなシーンもいっぱいあるので。

やっぱりそこを(相手に)頑張らしちゃって、相手のキーパーに乗らせちゃうとか、相手のディフェンスに乗らせちゃうというのは、やっぱり危惧していたのが。

「前半のうちにやっぱり勝負つけなきゃダメだな」っていうのは外からも言ってたんですけど、うまくいかなかったですね。



〇前半もサイドからと中からと、チャンスはつくって、あとはフィニッシュのところかなと思ったんですけど。そこができているってことはポジティブなところですか?

ポジティブでも、決まらなきゃ意味がないので。

当然、1回2回のチャンスより100回つくったほうがいいっていうのは分かってるんですけど。

でも100回つくっても1本も入らなかったら、確率の問題ですけど0だし。1、2本でもしっかりその2本全部決めたら、100%で決めたら2点だし。

もっともっと質のところ、技術のところ、もっと向き合っていかないと。 特に疲れた中で、やっぱりその技術を発揮できるっていうのは。トレーニングの中でもっと環境をつくっていかないと、と思っています

〇県大会(神奈川県クラブユースリーグカップ上位トーナメント)決勝の時にお聞きした時も、決定力が課題かなとおっしゃってましたが、そこはやっぱり?

めちゃくちゃやっているんですけど、入る時もあれば入らない時もあるとは思うんですけど。

でもそんなこと言っていたら、いつまでたっても入らないので、やっぱりそこのところはもう1回、特にアタッカーの選手だったり。セットプレーのところ、もう1回目を向けさせてやっていきたいです。



〇始動からこれまで色々準備してきたと思うんですけど、出せたことってどんなところですか?

しっかりボール握るところだったり、1列1列超えていったり。相手が食いついてきたら背後だったり。

あとはもう切り替えのところ、守備のところ。「みんなで連動しようね」っていうところはできていたし。

去年やっている分、浸透は「去年より早いのかな」っていうところはあるんですけど。

やっぱり個のところを見ると去年より個(の力のある選手)はいないので。

やっぱり「もっとチームで」っていうところと、個とチームの融合っていうところをもっとやっていかなきゃいけないなと。



〇声を出すっていうところはどうでしたか?

もう中で終わった瞬間、もうみんな自分たちにキレてたので。「決めろよ」とか。

それはいいことだったと思うし。去年は、なかなか。ずっと攻めていて「ほとんどピンチないよね」っていう試合もほとんどなかったので。

そういう意味では、今日はそんなにピンチはなかったと思うんで、去年よりは少しは改善できているのかなとは思います。



〇無失点でできたっていうのは、センターバックの笹倉君(笹倉拓真)とか藤田君(藤田明日翔)とか、その辺の良かったところ?

いや、まあ全然ですね。

彼らは体格もいいし、年代別代表も入ってる選手たちは、もっと。もっともっとピンチというか、何もさせない感を出さないと。

相手がロングボールも蹴りたくない、蹴っても全部負けちゃうよぐらいのイメージをつけさせないとダメかなと思います。



〇途中入ってきた選手、監督結構期待してたと思うんですけど、その期待通りにはなかなかいかなかった?

全然です。

これは自分が選んでるから、結局自分のせいなんですけど。でもやっぱり期待値あるから、「もっとやってくれるんだろうな」っていうところで。

期待してなかったら別に何も思わないですけど。やっぱり期待して出した選手がこれだけブレーキかかっちゃうと苦しいかなと思います



〇次節に向けてやること色々あると思うんですけど、特にやんないといけないことは?

本当に点を取り行く。 どれだけペナルティーエリアの中に入れるか。どんだけ枠内シュート打てるか、あとはもう切り替えのところだけです。 もう本当、そこを徹底的にやっていきたいと思います。



〇持ってる技術が高い分、「いつか入るでしょ」っていうような余裕が、今日はそれが変なふうに出ちゃったのか。それとも本当に技術的なところなのか、配分はいろいろあると思うんですけど、そのあたりはどうご覧になりますか?


まずは、うまく引っかけた時とかはやっぱり最速最短で行きたい。相手が広がってる間に。 それは当然目指してるし。

あとはうちの選手は足元の技術もあるから、最後まできれいに崩しきってやろうとか。

ワンタッチだったりスルーだったりっていうところで、「全部相手の前だけでサッカーやってるよね」っていう。

もっと相手の背中、単純なところで言ったら「ワンツーで入っていこうよ」とか。

例えばサイドから中にドリブル、横の動き入ったら逆サイド、斜めの動きで「相手の背中入っていこうよ」っていうのが。練習試合ではけっこう出ていたんですけど。

今日は意外と押し込んだ分、うまく引き出せなかったり、もう丁寧に丁寧にきれいに崩してやろうかな、というのがちょっと出てしまって。

ちょっと遅くなっちゃったりしたところはあったかなっていうイメージはありますけど。

でも、それはもう選手の判断なので。もうあとは質を高めることです。



〇始動して選手の技術とかレベルは上がってきているという実感はありますか?

どうですか?



〇去年に比べるとうまくなったのかな、と思うのですが。

分かんないです、正直。 やっぱり自分たちはいつも見ているから、厳しく見ますし、うちの選手なので。

やっぱり他のチームの選手のほうがうまく見えますし。だからやっぱスタッフでは「うまくなったな」とかは分かんないです。

やっぱり外の人が見てそうやって少しでも言っていただけると、「なったのかな」っていう感じですかね。


〇疲れたときなどでもその技術を発揮できないと意味がない?

「もっと疲れた時にどれだけできるか」っていうのが、今年はやっぱりキーワードかなと思っています。

フリーな時だったり疲れていない時は誰でもできるので。



〇プレミアでは仙台は初対戦でしたが、後期に向けてどんなチームになりそうですか?

本当に粘り強いです。 去年もクラブユースで初戦で1-0で負けちゃったんですけど。

やっぱり前にも出ていけるし。苦しい時間帯でもしっかり体張って全体で守られちゃうので。

もうすごく嫌でしたね。



〇サポーターに向けてメッセージお願いします。

開幕スタート行きたかったんですけど。なかなかうまくいかなかったですが、選手みんな真面目に日々トレーニングしてるので、次絶対勝てるように頑張りますので、また応援よろしくお願いします。

 

 

「練習の一個一個から集中して、

そこに取り組んでいかないと成長はないと思うので。本当に来週は3点以上を目標に。

そこを目指して頑張りたいと思います」

MF10 木下勝正

 

木下勝正選手

 

〇開幕戦、振り返って、いかがでしたか?


全員がやっぱり開幕戦ということで固い中、「まずは1点」っていうのが目標だったんですけど。

それが遠かったっていう印象があります。

 

〇緊張感とかはどうでしたか?

やっぱ初めてスタメンで出る人だったり、初めてプレミアに出る人がいた中で、やっぱり、もっとアップから盛り上げられたらなって。

反省はありますね。

 

 

〇固さでちょっとパスが悪くなったりとか、そういうところもありましたか?


そうですね、やっぱり、いつもやってる動きっていうのが出せないところもありましたし。

ちょっと、ちょっとのズレだったり、そういうのはやっぱり改善していかないといけないと思います。

 

〇とはいえ、結構チャンスをつくっていたと思うんですけど、手応えはどうですか?

プレミアの中でも自分たちのサッカーができるっていう部分はあったと思うんですけど。

でもやっぱ最後決め切るところ。サッカーは点を決めないと勝てないスポーツなので。そこをもっとこだわっていかないといけないと思います。

 

〇うまく前で連動してボール奪って、そこはもう、みんなで話していた通り?

そうですね、練習からやれている感覚っていうのがありますけど。全員がそこは目がそろっていたかなと思います。

 

〇フィニッシュの精度は課題?


そうですね。練習の一個一個から集中して、そこに取り組んでいかないと成長はないと思うので。本当に来週は、3点以上を目標に。

そこを目指して頑張りたいと思います。

 

 

〇相手の仙台。プレミアで初対戦で。去年クラブユースでもやっていますけど、印象でしたか?

「戦う、走る」っていうのがベースにあるチームだと思っているので。

案の定、しっかり前から来て。戦うっていうところは、そこはやっぱりフロンターレはもっと上回っていかないといけないと思います。

 

〇個人としては、どうでしたか?

攻撃のところは、いい感触はありましたけど。

やっぱり守備のところで、まだまだ体力だったりフィジカル面で足りないところはあるので、そこを修正していければと思います。

 


〇前半0-0で、もっと点取りたかったっていうところがあって、そのあとどういうふうに、改善していったんですか?


本当にもう、まずはやっぱリラックスしてシュート打とうと。みんな固くて、吹かしちゃったり、全然ボールに当たらないっていうことがあったので。

「リラックスしてシュート打とう」っていう意識で全員で取り組みました。

 

〇これから次節以降の積み上げだと思うんですけど、特にやらないといけないことってどんなところですか?

今日、何人かつって、早めの交代だったり、そういうのが起きてしまったので、やっぱり全員が戦うっていうところ、90分戦える選手が増えていけば。

これからもっと強くなれるかなって思います。

 

 

〇今日で手応えがあったところとかって、個人的にはありますか?

やっぱりプレミアっていう強度の高い大会でも、自分たちのサッカーだったり、そういうところはできたと思うので。

もっともっと、積み上げていかないといけない面もありますけど、そこは収穫かなと思います。

 

〇始動してから点を取るっていう部分が、今、チームとして課題としてあると思うんですけど、どうしていこうと思いますか?


やっぱり本当に、今日0-0っていうかたちで、守備の部分は本当にディフェンス陣が頑張ってくれたと思うので。

本当に攻撃陣は、守備の分、やっぱ点を決めるっていうところに集中して、これからいかないといけないと思うので。

そういう責任感っていうのを持ってプレーして、もっと成長していこうと思います。

 

〇背番号10番、着け心地はどうですか?

そうですね。正直、去年の26番とあまり変わった印象はないんですけど。

でもキャプテンマークっていうところだったり、責任感っていうのは、去年よりは強いかなと思います。

 


〇キャプテンとして、心がけていることとかって、何かありますか?

そうですね、全員を鼓舞するっていうところで。誰かがうまくいかないところだったら、その人を盛り上げて。

いつも通り、楽にプレーできるようには心がけています。

 

〇チームとしての、まとまりはどうですか?

本当に個性があるチームだと思ってるので。それをまとめるのは大変ですけど。

その個性が攻撃につながれば、面白いサッカーになると思っているので。その個性をやっぱ攻撃面だったり守備面だったり。表せられればと思っています。

 


〇サポーターの方にメッセージをお願いします。

今日は暑い中、わざわざここまで足を運んで来ていただき、本当にありがとうございます。

今日は勝てなかったですけど、本当にプレミア優勝っていうのを狙っているので、これからも応援よろしくお願いします。

 

 

 

「練習でいっぱい自分に打ってくれれば、こっちもうまくなるし、決められるようになっていくと思うので。

もっと練習で自分に打ってほしいです」

GK16 岡本栞汰

 

 

岡本栞汰選手

 


〇お疲れ様でした。まずは試合を振り返ってみて、率直な感想をお願いします。

初めて、まずはプレミアに出られて、うれしいのと、その初めてがゼロで終われてうれしかったです。

 

〇スタメンが決まったのはいつだったんですか?

正式に決まったのは昨日の夜で、準備はありましたね。心の準備が。

 


〇気持ちとしてはどうでしたか? 緊張とかはありましたか?

緊張もあったんですけど、楽しみで、「やれることはやってやろう」と思ってました。

 

〇1本、決定的なシュートを止めていましたね。

ありがとうございます!

 

〇あの場面については?

サポーターさんとか選手も止めた後、「ナイス、キー!」って言ってくれて、うれしかったし、気持ちよかったですね。

 


〇落ち着いてやれました?

落ち着いてやれたと思います!

 

〇3年目ということで「スタメンを取ってやろう」というシーズンだと思うんですが、今年はどんな意気込みですか?

プレミアに1年間出続けて、自分のプレーの質を高めて。プロを目指して成長していきたいです。

 

〇今、自分が一番伸びているなと思うところはどこですか?

最近よくコーチ陣に言われるのは、「反応速くなったね」って。“パパンっ”って。「最近よく見るよ」って言われます。

 

〇じゃあ、今日はそれが出た感じですね。

あの1対1のシーンで止められたかなって思いますね。

 

〇逆に、自分が今課題だなと思うところはどこですか?

キックをコンスタントに正確に蹴るところとか。クロスの判断。出る、出ないの判断。キャッチかパンチか。まだ足りないなと思います。

 

〇後ろから見ていて、今日のチームについてはどう感じましたか?

後ろから見ていて、決められるシーンがいっぱいあって。「早く決めて」って思ってました。

 

〇決めるためには、どういったものが必要だと思いますか?

練習でいっぱい自分に打ってくれれば、こっちもうまくなるし、決められるようになっていくと思うので。もっと練習で自分に打ってほしいですね。

 

 

〇チームとしては今年「1試合3点以上」という目標がある中で、守備のところも大事になってくると思います。その点についてはどう考えていますか?

オフェンス陣が3点取ってくれれば、ディフェンス陣も気楽に落ち着いたプレーが。余裕があるので毎回取ってほしいです。

 

〇次はヴェルディ戦ということで、ヴェルディに対してのイメージはありますか?

ヴェルディさんは賢くて、クレバーな選手が多いかなって思っているので。

自分もそこを落ち着いて、冷静に考えてプレーしていきたいです。

 

 

〇知っている選手はいますか?

あんまりいないんですけど、去年見ていた感じ、「サッカーIQ高いな」って思いました。

 

〇相当サポーターの人からも、去年も声をかけられていたと思うんですけど、実際にそういった方の前でプレーするのはどうでしたか?

めちゃくちゃうれしいし、ありがたいですね。

やる気もでますし、「やろう」とも思えますし。見てくれているので。恩返ししたいというか。観客を沸かせるようなプレーをしたいですね。

 

〇フロンターレのサポーターの方へメッセージをお願いします。

いつもありがとうございます。

また応援、たくさん待っています。いっぱい見に来てください。ありがとうございました。

 

 

 

次節は、4月11日午後5時、ヴェルディグラウンドにて東京ヴェルディユースとのアウェイゲームに臨む川崎フロンターレU-18。

1週間またトレーニングに取り組んで、どういったものをピッチの上で見せるのか。

とても楽しみにしています。

 

 

(文中敬称略)

 

 

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