7月21日は赤羽スポーツの森公園へ。関東ユース(U-13)サッカーリーグは第6節。ここまで4勝1分けの川崎フロンターレU-13は、田口フットボールアカデミー(FA)との試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-13 関東ユース(U-13)サッカーリーグ2部Cブロック第6節 vs 田口フットボールアカデミー】
7月21日(土)午後1時キックオフ 赤羽スポーツの森公園 晴れ 30分ハーフ
フロンターレの先発は、GK50新渕七輝、DFは右から2江原叡志、4由井航太、6髙橋悠斗、3深澤陽太、ボランチは5栁沼俊太、10田中陸人、右MF7尾川丈、左MF14志村海里、FW20中原章雅、17髙橋宗杜。
猛暑日が続き、この日も朝から厳しい日差しが照りつける東京。それでも多くの両チームの選手の家族らが集まり、ピッチを見下ろすスタンドで見守るなか、試合は始まりました。
開始直後、フロンターレはエリア前で髙橋宗杜がボールをカット。GK1を交わし、シュートを放つとボールはゴールの中へ。1分もたたないのでは、という早い時間にフロンターレは先制点をものにします。
フロンターレはなおもボールを奪うと積極的に前へボールを入れ、髙橋宗杜を走らせに。田口FAは、サイドにボールを集め、2分には32がエリア外右に仕掛けていくも髙橋悠斗がボールをうまく奪い取る好守。さらに3分にはまたも32が高い位置へ仕掛け、右クロスを入れますが、エリア内のボールは由井がクリア。直後には右コーナーキック、3が左足で入れたボール、エリア左で32が拾いますが、由井が寄せ、最後は田中がクリア。しのいでいきます。
フロンターレは、志村のリターンを受けた髙橋悠斗のパスから、深澤が高い位置へ仕掛けたり、中原や髙橋宗杜が前から連動してプレスをかけ、田口FAが蹴りだしたボールを、尾川が拾って縦へ仕掛け、エリア前の中原へパスを入れるなどしていきますが、田口FAも切り替えが速く、なかなか決定的な場面にはつながらず。
田口FAはラインを高くし、コンパクトに。GK1もエリア外に積極的に出て、後ろからボールを回しに。11分には、19がエリア外右から斜めに仕掛ける動きでエリア前に迫りますが、栁沼に加え、尾川も守備に戻り、連係して奪いにいき、フロンターレはしのいでいきます。
前線へのフィードで打開を図りにいくも、オフサイドをとられ、なかなかエリア前に近づけなかったフロンターレも、14分には、スローインを受けた中原がうまく前を向いて、スルーパスを通し、エリア前に抜け出した尾川がシュート。ワンタッチあり、左コーナーキックに。髙橋宗杜が右足で入れたボール、栁沼が飛び込むも惜しくも触れず。
ここで試合はクーリングブレークへ。
3分ほどの中断を経て、テント下で体を休め、水分も補給してピッチへ戻っていく選手たち。18分には、エリア外右でのフリーキック、江原が右足でボールを入れると、エリア右で志村がうまく前を向き、最後は髙橋宗杜がシュート。しかし、田口FAも体を張ってブロック。惜しくも追加点とはならず。
一方の田口FAも中盤の3、33がうまく中央でボールを動かし、33のスルーパスがエリア前に入りますが、深澤がカバー。さらに田口FAは、中央でパス交換し、エリア外右に32が抜けるなど、攻勢に出ていきますが、フロンターレは髙橋宗杜も守備に戻って対応。22分には、エリア外正面でファールを与え、田口FAがフリーキックを得るも、3が左足で直接狙ったシュートは枠をとらえることはできず。
26分には、田口FAがカウンターに。5が仕掛け、エリア外左の高い位置へ。クロスを試みるも由井がブロック。フロンターレも、田口FAの攻勢を受けながらも、髙橋悠斗が裏を狙ってボールを入れるなど、守備から攻撃へつなげに。
31分には、尾川のクリアボールにエリア右へ中原が抜け出し、うまくボールをおさめ、シュートに持ち込もうとしますが、田口FAの選手の寄せに遭い、コーナーキックに。左コーナーキック、髙橋宗杜が入れたボール、遠いサイドで髙橋悠斗が触るもシュートにはつながらず。前半は1-0でタイムアップとなり、ハーフタイムへ。
後半立ち上がり、田口FAは、GK1の入れたボールに、前線の29がエリア左へ抜け出しますが、尾川が戻り、最後は由井がクリア。しかし、1分、右から32がクロスを入れると、最後はエリア内で22が放ったシュートが決まり、1-1。田口FAが追い付きます。
直後にはフロンターレ、尾川が右サイドの高い位置でマイボールに。エリア右へ仕掛けるも、田口FAの31が寄せ、シュートには至らず。さらに田口FAの攻勢をしのぎ、カウンターに持ち込み、髙橋宗杜のパスにエリア左へ中原が抜け出し、エリア前の髙橋宗杜を狙い、折り返しますが、合わせることはできず。
田口FAも6分には、エリア外左での折り返しに、22が反応しますが、尾川が中へしぼり、ブロック。さらに田口FAがセカンドボールをものにして、サイドから攻めていく場面が続き、7分には、32が右サイドからエリア内へボールを入れようとしますが、フロンターレは志村が戻りブロック。コーナーキックに。
このコーナーキックをしのいだフロンターレは、田中のパスにエリア右へ抜け出した志村がシュート。しかし、ポストを叩き、惜しくも決まらず。
フロンターレは、江原が右サイドから斜めに動き出すなど、変化をつけながら前に。田口FAのサイドからの攻めに対しても、エリア内でうまく対応していきます。
13分には、中盤まで上がり、厳しく寄せた由井がボールをカット。田中から右へ展開。尾川へ渡り、尾川から受けた江原がエリア右へ。シュートを打つも、GK1が弾き、こぼれ球を拾った栁沼のミドルシュートは右へ。しかし、守備から攻撃へ、切り替えよくつないでいきます。
この日2回目のクーリングブレーク明け、田口FAは、最終ラインからフィードを入れ、9を走らせたり、サイドの裏を突くパスを入れたりしてきますが、フロンターレは新渕がよく対応していきます。
フロンターレは19分、髙橋宗杜に代わり、9岡崎寅太郎が前線へ。20分には岡崎がボールをものにして、前へ。右へ展開し、尾川が縦へ仕掛け、エリア前にパスを送ると、岡崎が抜け出しますが、田口FAの選手に寄せられ、シュートは打てず。フロンターレはさらに尾川や中原、岡崎が前で連係してゴールの前に迫り、23分には左コーナーキックを得ると、深澤が左足で入れたボールに栁沼が合わせますが、右へ。
26分には田口FAのコーナーキックをしのいだフロンターレ、自陣からフィードを送ると、岡崎が左サイドの高い位置へ。一気にエリア内へ仕掛けていき、田口FAの選手のファールを受けて、PKに。しかし、岡崎のシュートは決まらず。
勝ち越しの機会を生かせなかったフロンターレでしたが、岡崎が縦へよく仕掛け、尾川や中原がエリア前に顔を出すなど、攻勢に。27分には栁沼に代わり、18瀬谷海斗がボランチへ。田中や瀬谷がボールを多く触り、江原の右クロスにつなげるなどしていきます。
29分には右からのスローインを受けた江原が高い位置へ。田口FAの選手にクリアされたこぼれ球を拾った深澤のミドルシュートは枠をとらえますが、GK1がセーブ。
一方の田口FAも31分には19のスルーパスに、9が抜け出し、1対1の場面となりますが、シュートは新渕が足で防ぐ好セーブ。落ち着いた、素晴らしいプレーで、ピンチをしのいでいきます。
フロンターレは33分には、深澤の左コーナーキックをエリア内で拾った瀬谷がシュート。しかし、左へ。一方の田口FAもエリア外正面でファールを受け、3が左足で直接狙うも枠をとらえることはできず。共に勝ち越しのゴールを上げることはかなわず。試合は1-1でタイムアップとなりました。
前半1-0 後半0-1 計1-1
得点:髙橋宗杜
フロンターレの先発:50新渕七輝、2江原叡志、4由井航太、6髙橋悠斗、3深澤陽太、5栁沼俊太、10田中陸人、7尾川丈、14志村海里、20中原章雅、17髙橋宗杜
交代:髙橋宗杜→9岡崎寅太郎 栁沼→18瀬谷海斗
厳しい暑さのなか、田口FAにボールを動かされる時間も多くあったフロンターレ。それでも粘り強く最後までやり抜き、攻撃でも守備でも好プレーを見せたことはこれからにつながるものになると思います。
(文中敬称略)
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