フロンターレU18 – 前橋育英 / JYPSL 2019


川崎フロンターレが洗足学園音楽大学で新体制発表を行った1月27日は、時之栖スポーツセンターうさぎ島グラウンドへ。前日の帝京戦続いて、川崎フロンターレU-18はジャパンユースプーマスーパーリーグに臨み、前橋育英、JFAアカデミー福島の2チームと対戦しました。

【川崎フロンターレU-18 ジャパンユースプーマスーパーリーグ vs 前橋育英】
1月27日(日)午前11時17分キックオフ 時之栖スポーツセンターうさぎ島グラウンド4 晴れ 30分ハーフ

初めの試合は、長年プリンスリーグ関東で競ってきた前橋育英との一戦。

フロンターレの先発は、GK33藤田航大、最終ラインは右から5森璃太、15道間雄生、2栗田悠巨、30岡崎玄、ボランチは32山内日向汰、20澤田泰大、右MF23常安澪、左MF7中島大成、FW26平田流衣、17宮本ディアウ勇守歩

前日の等々力第一サッカー場とは打って変わり、雲ひとつ見えない晴天の時之栖スポーツセンターうさぎ島グラウンド。雪化粧を施した富士山も見下ろすなか、試合は始まりました。

立ち上がり、ラインを高め、道間、栗田が多く触れながらボールを動かしていくフロンターレ。前橋育英にボールがわたっても出足よく寄せ、奪い返し、そこから攻撃を試みていきます。

4分には、右サイドに開いた澤田の縦パスを、宮本がエリア前ではたいて、ボールはエリア左へ。平田がシュートに持ち込みますが、わずかに左へ。決定的な場面をつくっていきます。

直後には前橋育英もボランチの57がボールをカット、エリア右に抜け出した17を狙い、パスを送りますが、栗田がカット。再びマイボールにしたフロンターレは、前橋育英の厳しいプレスをうまくかわし、ボールを奪われても中央で澤田が奪い取り、そこからすばやく縦へパスをつけて、切り替えよく攻撃へつなげていきます。

7分には左サイド、岡崎のパスを中島がエリア外左で受け、エリア内へパスを出すと、常安が右サイドから斜めに動き出し、エリア内へ抜け出しますが、これはオフサイド。

フロンターレは、時には道間が宮本に鋭い縦パスを入れるなど、最終ラインからも攻撃へつながるようなボールを入れ、常安や森がそれぞれ高い位置へ。前橋育英にボールがわたっても、エリア前で森が中へしぼって好カバーを見せたり、中島も自陣のエリア近くに戻ってボールをうまく奪うなど、守備でもよくプレーを重ねていきます。

11分には前橋育英、左SBの2がエリア前に浮き球のパスを入れますが、道間が頭で常安につながるようにして対応。さらに6が左サイドからエリア前に斜めに仕掛けていきますが、山内がボールはカット。落ち着いて対峙していきます。

高い位置で森がプレスをかけ、ボールをものにするなど、前橋育英陣内での時間をつくりにいくフロンターレ。13分には常安が右サイドからエリア内へ。ボールを折り返すと、平田がエリア左でシュートを打ちますが、これもまたわずかに左へ。

澤田が粘り強く足をのばして、ボールを奪い取ったり、前橋育英がボールを奪い、エリア右、17につなげようとしても岡崎が粘り強く寄せ、エリア内へは近づかせないなど、球際でも厳しくプレーしていくフロンターレ。前線でも宮本や中島がうまく連動してプレスをかけ、ボールをものにするなどしていきます。

24分には岡崎からエリア外左、中島へボールがわたると前橋育英にファールがあり、フロンターレのフリーキックに。山内が右足でボールを入れると、遠いサイドで中島が競り、エリア正面でこぼれ球を拾った森がシュート。枠をとらえますが、GK61が弾きながらセーブ。

一方の前橋育英も27分には、中央でボールをカット、エリア左、64が抜け出しますが、シュートは森がブロック。さらにコーナーキックのセカンドボールを拾った前橋育英は、64がエリア外左へ仕掛け、エリア内へ折り返しますが、岡崎がクリア。直後には32が縦へ仕掛け、ミドルシュートを打ちますが左へ。

さらに29分にも前橋育英、右からクロスをエリア内に入れてきますが、道間が頭で処理しボールは常安へ。ここでもしっかりマイボールにして、前橋育英に流れは渡さず。前半は0-0でタイムアップとなります。

 

後半、フロンターレは右SBは森に代わり29内海太瑚、常安に代わり11有田恵人が右MFへ。平田に代わり25戸水利紀が入りボランチ。山内がトップ下へ。

1分には、前橋育英。左サイドからエリア前、17に縦パスが入り、17からエリア左へ。64のシュートは枠をとらえますが、藤田がセーブ。決定的な場面でしたが、しっかり対応し、しのいでいきます。

さらにラインを高くして、選手間の距離を保ち、前橋育英は押し込んできますが、フロンターレは時には中島が中央に寄ってボールを奪い取り、右サイドの内海も左から仕掛けてくる前橋育英の選手に対して、スライディングでボールをものにするなどして、攻撃の芽を摘んでいきます。

再びボールを回せるようになったフロンターレは、5分には、澤田の縦パスに中島がエリア左へ。ダイレクトでループ気味にシュートを打つも枠はとらえられず。たたみかけるフロンターレはさらに山内が中央を持ち上がり、スルーパスを出すと、宮本がエリア正面でシュート。ここはワンタッチあり、右コーナーキックに。

6分右から戸水が右足でボールを入れると、ニアで栗田がボールを競り、ボールはゴール左へ。これに詰めた宮本が頭で押し込み、1-0。先制点はフロンターレへ。

フロンターレはさらに澤田や戸水、山内がよくボールを拾い、そこから攻めに。有田や宮本も前橋育英の選手に献身的にプレスをかけ、ボールを奪い取りにいきます。

10分には栗田の縦パスを中央で受けた中島がスルーパスを送ると、エリア内へ抜け出した山内がシュート。いったんは前橋育英の選手に阻まれましたが、山内が自らこぼれ球を拾い、ゴールへ流し込み、2-0。最終ラインからシュートまでつながった、鮮やかな攻めでフロンターレが突き放します。

さらに12分には、エリア内に有田が動き出すのとほぼ同時に、中央の澤田が浮き球のパスを入れると、有田が1対1に。エリア左へ抜け出し、ゴールへ流し込んで3-0。受け手と出し手の息の合ったすばらしいゴールで、追加点がさらに入ります。

前橋育英の攻めに対して、コンパクトにして体を張り、守っていくフロンターレ。前橋育英のプレスもうまくかわして、戸水がエリア左へ抜け出した宮本を狙い、浮き球のパスを入れたり、パス交換から有田がエリア左へ顔を出すなど、位置も流れの中で変えながら、さらにゴールを目指していきます。

15分には岡崎に代わり27神橋良汰が左SBへ。

中央で澤田や戸水が縦パスを入れ、エリア内に顔を出していくなど人をかけ、前に出ていくフロンターレ。20分には前橋育英、19がエリア外右に抜け出しますが、折り返したボールは栗田が対応。さらにセカンドボールを拾い、前橋育英がエリア内へ攻めに出てきますが、山内が戻り、ボールをものに。有田が高い位置でボールをカットし、後ろに戻して再びボールを回す時間をつくりにいきます。

27分には、フロンターレ、栗田がエリア前に入れた浮き球を山内が競り、拾った中島がエリア左へ仕掛けていくと、前橋育英に、中島に対してのファールがあり、フロンターレはPKを得ます。

キッカーは中島。しかし、左を狙ったシュートは前橋育英のGK61がセーブ。惜しくも追加点とはならず。

神橋が高い位置へ出て、ボールを奪い、縦へつけようとするなど首尾から攻撃へつながるようなプレーを試みていくフロンターレ。前橋育英もコーナーキックなどからゴールを狙いにいきますが、それをしのいだフロンターレ。試合はタイムアップとなり、3-0。

これからがとても楽しみになるような、いいかたちでゴールを重ね、フロンターレは勝利をおさめました。

前半0-0 後半3-0 計3-0
得点:宮本ディアウ勇守歩、山内日向汰、有田恵人

フロンターレの先発:33藤田航大、5森璃太、15道間雄生、2栗田悠巨、30岡崎玄、32山内日向汰、20澤田泰大、23常安澪、7中島大成、26平田流衣、17宮本ディアウ勇守歩
交代:森→29内海太瑚 常安→11有田恵人 平田→25戸水利紀

(文中敬称略)

試合を前に円陣を組む選手やスタッフ
浦上壮史GKコーチが山内日向汰選手に言葉をかける

好天に恵まれ、雪化粧をした富士山が見下ろすうさぎ島グラウンド

円陣を組む先発メンバー
森璃太選手
宮本ディアウ勇守歩選手
道間雄生選手
岡崎玄選手
宮本ディアウ勇守歩選手
平田流衣選手
常安澪選手
藤田航大選手
岡崎玄選手
森璃太選手
栗田悠巨選手
道間雄生選手
藤田航大選手
常安澪選手
中島大成選手
道間雄生選手

栗田悠巨選手
平田流衣選手がシュート
わずかに左へ
川合我空選手、松永竜之介選手
神橋良汰選手、内海太瑚選手
中島大成選手
岡崎玄選手
宮本ディアウ勇守歩選手
澤田泰大選手
山内日向汰選手
平田流衣選手

安福祐一選手
川合我空選手
松永竜之介選手
鈴木大登選手、川合我空選手
後半へ
戸水利紀選手
澤田泰大選手
有田恵人選手
コーナーキック、ニアで折り返す
宮本ディアウ勇守歩選手が飛び込む
先制点はフロンターレへ

全員でゴールを喜んだ
藤田航大選手
戸水利紀選手
山内日向汰選手が抜け出す

2-0に

中島大成選手
澤田泰大選手
内海太瑚選手
有田恵人選手が抜け出す
3-0に

岡崎玄選手
神橋良汰選手
栗田悠巨選手
山内日向汰選手
戸水利紀選手
道間雄生選手
藤田航大選手
宮本ディアウ勇守歩選手
神橋良汰選手
3-0でタイムアップ

 

 

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