フロンターレU15 – ベルマーレジュニアユース / TM

ヴァンフォーレ甲府との決定戦を制し、2年ぶりの高円宮杯全日本ユース(U-15)サッカー大会出場を決めた川崎フロンターレU-15。12月17日の1回戦まであと2週間となった3日は、馬入グラウンドにて湘南ベルマーレジュニアユースとの練習試合に臨みました。

【川崎フロンターレU-15 練習試合vs湘南ベルマーレジュニアユース】
12月3日(土)正午　馬入グラウンド(天然芝)　晴れ　30分×3

30分×3本の1本目はGK1安福祐一、DFは右から3有山佑汰、4道間雄生、9ディアウ勇守歩、栗田悠巨、ボランチは8小澤星夜、20澤田泰大、右MF28浅倉廉、左MF18佐藤聖真、トップ下6黒川海翔、FW10宮城天

立ち上がり、最終ラインから組み立てを図るフロンターレでしたが、前から激しくプレスをかけてくる湘南に苦しめられることになります。3分には自陣でボールを失ったところからエリア内へボールを入れられるとこれにエリア内で合わせられて0-1。さらに畳み掛けるように湘南の攻守の切り替えの速さにさらされていきます。

ようやく、フロンターレも有山を起点に浅倉がゴールへ迫り、10分にはカウンター、浅倉からのパスにエリア左栗田が進入しシュートに持ち込むもブロック。

湘南の攻勢に栗田や道間が対応しながら、同点を狙っていくと24分には佐藤のスルーパスに宮城が抜け出してシュートに持ち込むも相手の攻守に阻まれ、こぼれ球を自ら拾った宮城のシュートもブロックに阻まれて決まらず。1本目は0-1でタイムアップとなります。

2本目はGK安福、DFは右から栗田、道間、澤田、有山、ボランチは14山内日向汰、佐藤、右MF11有田恵人、左MF7中島大成、トップ下は浅倉、FW宮城

湘南が最終ラインの選手も積極的に前へ出て分厚い攻めを見せるのに対して、切り替えよく対応していくフロンターレ、山内や佐藤が最終ラインに下りて、湘南のプレスをうまくいなして後ろから組み立てていきます。6分には自陣でボールを奪われてシュートに持ち込まれるもブロックで阻み、さらにエリア前ドリブルで仕掛けられたところからミドルシュートに持ち込まれるも安福が対応。

10分にはフロンターレも左サイドから抜け出した有山がシュートを放つもサイドネットに。

それでも直後にはスルーパスに抜け出した有田がエリア右からシュート。いったんは防がれますが、宮城と佐藤がこれに詰めてエリア右へ展開すると、有田が今度はGKが弾く強いシュートを打ち今度はネットを揺らして1-0。

畳み掛けるフロンターレは11分には山内の左サイドの裏を突くパスに宮城が抜け出てゴール右隅へ決めて2-0。

直後には山内のスルーパスにまたも宮城が抜け出しますが惜しくもオフサイド。

それでも湘南の反撃を安福や道間、澤田らを中心に押さえながら攻勢に出ていくと、28分には宮城のミドルシュートをGKが弾いたところに浅倉が詰めて3-0。さらに山内を起点に左サイドへ展開すると、宮城からのラストパスに有田が決めて4-0。2本目はここでタイムアップとなります。

3本目はGK16鈴木嵐大、DFは右からディアウ、道間、栗田、有山、ボランチは山内と小澤、右MF24上野暁、左MF中島、トップ下黒川、FW有田

立ち上がりからともにコーナーキックでゴールへ迫りながらも得点には至らず。9分には浅倉に代わり黒川がピッチへ。

有山が10分に左サイドから仕掛けてシュートを打つもブロックに阻まれ、12分には山内のラストパスにエリア右、黒川が抜け出してシュートに持ち込むもGKが好守。得点をとれずにいると、15分には自陣でボールを失ったところからエリア外からミドルシュートを決められて0-1となります。

フロンターレは直後には栗田が最終ラインから一気にドリブルで前へ。シュートはブロックに阻まれてしまいますが、左コーナーキックを得ると、山内はショートコーナーキックを選択し、栗田にいったんボールを預け、エリア左から中へ切れ込むと自ら右足を振り抜いてゴールネットを揺らして1-1。ここでフロンターレは栗田に代わり澤田がCBに。

24分にはベルマーレも右サイドからドリブルで仕掛けてエリア内へボールを送り決定機を迎えますがここは鈴木が足でシュートを止める好守。しのいでいくと、直後には中央を崩して山内からボールを受けた中島がゴールネットを揺らして2-1。3本目は2-1でタイムアップとなりました。

①0-1 ②4-0 得点:有田恵人2 宮城天　浅倉廉　③2-1 得点:山内日向汰、中島大成

課題にも向き合いながら調整を進めていくフロンターレU-15。夏の日本クラブユース選手権に続いて、全国大会でどんな戦いぶりを見せるのか。楽しみにしています。

高円宮杯の1回戦は12月17日午前11時、ひたちなか市総合運動公園スポーツ広場Bにて、スプレッド・イーグルFC函館が対戦相手となります。

(文中敬称略)