ダノンネーションズカップ2016 in Japanは3月27日が大会2日目。フロンターレは初日の予選リーグを3連勝し、首位で各グループの上位2位以上によって争われる決勝リーグへ進出。この日午前の決勝リーグでは、決勝トーナメントへ進める首位の座を懸けて鹿島アントラーズつくば、東京ヴェルディジュニアと対戦しました。
【川崎フロンターレU-12 ダノンネーションズカップ決勝リーグvs鹿島アントラーズつくば】
3月27日(日)午前9時24分キックオフ 駒沢補助競技場 8人制 20分 晴れ
フロンターレの先発はGK19長田澪、FPはキャプテン5高井幸大、3松長根悠仁、4戸田将、11山下陽生、9松尾凜久、8茅野直希、10城田優
アントラーズつくばはGK12佐々木海翔、FPは2松田有生、4河合陸玖、3石本勝悟、6長塚雄大、7海老原世渚、10武沢健伊、9横塚翼
立ち上がりから最終ラインの高井、松長根、さらには長田もパス交換に加わって組み立てていくのはフロンターレ。それに対してアントラーズつくばは前線の横塚、武沢、海老原が連動してプレスをかけてきますが、うまく交わしてフロンターレはゴールをうかがっていきます。
4分には戸田のスルーパスにエリア左、茅野が抜け出してシュートを放ちますがブロックを、され、こぼれ球を拾った松尾のエリア正面やや左からのシュートはGK佐々木の正面に。
一方のアントラーズつくばも直後にはエリア外右から松田がミドルシュートを放ちますがこれは左へ。
10分にはパス交換から中央を攻めたフロンターレ、戸田が正面からミドルシュートを放ちますが再びブロックに阻まれます。
12分には高井のフィードをエリア左で松尾が受けてエリア正面にボールを送るとGK佐々木と1対1になったのは戸田。最大の決定機でしたが、シュートは左へ。決めることができません。
13分には城田に代わり、7塩澤延有が入り、左にいた松尾が前線へ、塩澤が左に。
16分にはアントラーズもボールを奪ったところから途中出場の8佐藤雄がエリア右に迫りますがここは松長根が足を伸ばしてボールをクリアしシュートは打たせず。好守で流れを渡しません。
17分にはフロンターレ、ボールを奪った高井が持ち上がり、エリア左へスルーパス、松尾が抜け出してシュートを放ちますがこれは左へ。
ともにゴールを決めることはできず、スコアレスでの引き分けとなりました。
0-0
【川崎フロンターレU-12 ダノンネーションズカップ決勝リーグvs東京ヴェルディジュニア】
3月27日(日)午前11時5分キックオフ 駒沢補助競技場 晴れ
晴天に恵まれ、競技場横の桜も次第に花が開いていくなかで行われた第2戦。フロンターレは第1戦と同じく、GK19長田澪、FPはキャプテン5高井幸大、3松長根悠仁、4戸田将、11山下陽生、9松尾凜久、8茅野直希、10城田優
東京ヴェルディジュニアはGK12石塚大貴、FP3池田智紀、5池田絢介、18橋本陸斗、4内田幹太、8岩崎壮真、7江口逢寿、10小高大知
「レッツゴー、レッツゴー!」。メンバー外のフロンターレU-12の選手らも駆けつけ声援を送るなか始まった試合は3分、高井からボールを受けた山下がエリア外から強烈なミドルシュートを放つとこれをGK石塚は防ぎますが、右コーナーキックに。茅野の蹴ったボールにファーサイドで松長根が合わせるとこれがネットを揺らします。1-0。先制点に応援の選手たちもタオルマフラーを回して「バスケットケース」で喜びます。
直後にはヴェルディも左サイドの橋本のリターンを受けた小高がシュートを放ちますがこれは長田がしっかり対応。
さらに10分にはカウンターからエリア右、江口がシュートを放ちますがこれも長田がしっかりつかみ、同点とはさせまさん。
全体的に下がりぎみとなりなかなか攻撃に出られなくなったフロンターレは、セカンドボールをヴェルディに拾われる場面が目立ったこともあって押し込まれる我慢の展開に。高井や松長根、戸田らがエリア前でボールを奪い、松尾らも守備に戻ってしのいでいきます。
13分には茅野に代わり7塩澤延有が入り、これまでと同じく左サイドに。左サイドにいた松尾が前線へ。追加点を狙って打開を図ろうとします。
直後にはエリア右をドリブルで仕掛けた山下がシュートを放ちますがこれはブロックされ、こぼれ球を拾った塩澤からのパスを受けたエリア正面からの松尾のシュートはGK石塚がわずかに触り決まらず。
そのままスコアは動かず、タイムアップ。フロンターレが決勝トーナメントへ進めるかはこのグループの最終戦、鹿島アントラーズつくばvs東京ヴェルディジュニアの結果に委ねられることになりました。
1-0
得点:松長根悠仁
決勝リーグの最終戦、鹿島アントラーズつくばvs東京ヴェルディジュニアは1-0でアントラーズつくばが勝利。この結果、フロンターレとアントラーズつくばが1勝1分け、得点1、失点0で並ぶことに。抽選の結果、フロンターレが決勝トーナメントへ進出。準々決勝では大宮アルディージャジュニアと対戦し、0-0、PK2-3となり、ベスト8で大会を終えることになりました。
連覇はなりませんでしたが、全6試合を通じて無失点、これは優勝した昨年に続くもので、立派なことだと思います。この大会を経た選手たちのこれからを楽しみにしています。
(文中敬称略)
This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International License.