5月1日は山梨県甲府市、JR酒折駅から徒歩15分ほどの山梨学院和戸サッカー場へ。プリンスリーグ関東は第4節。前節、浦和レッズユースに0-2で敗れ1勝1分け1敗となった川崎フロンターレU-18は山梨学院高校と対戦しました。
昨年の対戦ではアウェーでは0-1、ホームでは3-2と1勝1敗。
【川崎フロンターレU-18 プリンスリーグ関東第4節vs山梨学院高校】
5月1日(日)午前11時キックオフ 山梨学院和戸サッカー場 晴れ
フロンターレの先発はGK1新居俊介、DFは右から30島崎元、14小川真輝、22新井秀明、3川崎晶弘、ボランチはキャプテン10田中碧、7桝谷岳良、右MF9藤井柾人、左MF18村田聖樹、トップ下17大曽根広汰、FW26宮代大聖。レッズ戦から3人変更となり、島崎と藤井が今季初先発、桝谷が初出場となりました。
今年から校名が山梨学院大付属高校から変更となった山梨学院高校の先発はGK1大野郁哉、DFは右からキャプテン2小林友也、3草地勇輝、22西雅人、5森田和樹、ボランチは10相田勇樹、6西野隆男、右MF8降矢涼平、左MF7雨宮壮、FW11藤原拓海、9加藤拓己。指導するのは2012年までフロンターレU-18の監督を務めた安部一雄監督。
例年山梨学院和戸サッカー場では暑さに悩まされることが多くこの日もよく晴れ渡った空の下、気温がだんだん上がっていくなか試合は始まりました。
立ち上がりのフロンターレは早々にエリア外右でフリーキックを得ると、小川の蹴ったボールに宮代が頭で合わせたシュートは枠外に。しかし、ここから人数をかけた攻めでゴールへ迫っていきます。3分には左サイド、桝谷とのパス交換からエリア内左へ進入した宮代がシュートを放ちこぼれ球をエリア内正面で拾った村田がさらにシュートを打ちますがこれはGK大野が対応。しかし、なかなか分厚い攻撃、ここから最終ラインからボールを回してさらにゴールをうかがっていきます。
一方の山梨学院は昨年はU-16日本代表にも選ばれた加藤にボールを入れてセカンドボールを拾うなどした攻撃に。フロンターレは新井が加藤とマッチアップし、こぼれ球は小川が対応する場面が目立っていきます。9分には小林が右サイドから入れたボールに加藤が抜け出してエリア内シュートを放つもGK新居が対応。直後には左から雨宮が精度の高いボールをエリア内へ入れますが藤原はわずかにさわれず。フロンターレとしてはひやりとする場面でした。
山梨学院の攻めをしのぎながらパスを回していいリズムでゴールを目指していたフロンターレでしたが、13分縦パスに抜け出した藤原をエリア外わずかに正面で新井と小川が挟み込みながら対応するとここでファール。山梨学院のキッカーは左利きの雨宮、直接ゴールを狙うと枠右をとらえ、新居は反応しますが弾き出すことはできず、ネットを揺らされてしまいます。0-1。
追いかける展開にもフロンターレは田中がよくボールを奪い返して、村田と川崎の左サイドの連係、スピードのある藤井とよく裏をとった島崎の右サイドからゴールへ迫っていきますがブロックに阻まれてなかなかシュートまでは至らず。22分には田中のサイドチェンジから右サイド藤井、島崎とつないで最後は大曽根がエリア内右へ抜け出ますがここはブロックされてシュートは打てず。
31分には川崎のパスからエリア内左村田が抜け出して山梨学院のDFを受けて倒れますが判定はノーファール。
35分には大曽根を起点に右サイドから島崎がシュートを放つもここもブロック。37分には宮代とのパス交換からエリア内へ田中が飛び出しますがGK大野に先にボールにさわられてシュートには至らず。38分には大曽根、村田とつないで崩して最後は宮代がエリア右シュートを打ちますがこれは右へ。
攻めながらもなかなか追い付けないでいると、43分左サイドから雨宮がクロス性のシュートを放つとこれが新居の頭上を抜けてゴールへ吸い込まれて0-2。突き放されてしまいます。
さらに山梨学院はセンターサークル付近からのフリーキック、西野が右足で直接狙ってくると力強いシュートが枠を襲ってきますがここは新居が弾き出して3点目は許さず。
前半は0-2でタイムアップとなりました。
後半も立ち上がりから反撃に出るフロンターレ、6分田中のパスからエリア内川崎が抜け出しますがここはブロックに阻まれてシュートは打てず。9分には左サイドから田中が川崎のパス交換からシュートを打ちますが決めることはできず。
10分には加藤とマッチアップしていた新井に警告。13分には山梨学院右から西野が入れたボールがエリア内へ。しかし、藤原はわずかにさわれず。フロンターレとしては危ない場面。
この時間帯あたりから試合はややオープンな展開に。14分には田中が藤井とのパス交換からエリア内へ。しかし、GK大野がクリア。直後には山梨学院、相田のスルーパスに藤原が抜け出しますが新居が前へ出てシュートには至らず。
16分には村田が左サイドから仕掛けてエリア内へ入れたボール、藤井がシュートを放つもワンタッチあり、コーナーキックに。ここから3回続けて得たコーナーキック、ニアにボールを集めますが決定的なシュートには至らず。
ここで島崎に代わり6小泉靖弥が右SB、さらに大曽根に代わり8栗脇拓人がトップ下に。
22分には村田が左サイドでボールを奪うと自ら仕掛けて中央へ。しかし、シュートはまたもブロックに阻まれて決定的なものとはならず。さらに人数をかけた攻めからエリア外右藤井が放ったシュートはGK大野がキャッチ。
23分には右サイドを西野が意表をつくようにドリブルで仕掛けると一気にエリア前へ。右足を振り抜くとこれが決まってしまい0-3。さらに突き放されてしまいます。
25分には栗脇に代わり34高吉正真が入り、最終ラインは右から高吉、小川、新井、ボランチは田中と村田、右サイドに小泉、左サイドに川崎、前線には藤井、栗脇、宮代が並び打開を図っていきますが、上がっていく気温の中で足が止まってしまい、なかなか攻撃には出られず。山梨学院が前線の加藤や藤原らがカウンターからさらにゴールを狙っていく場面が増えていきます。
28分には加藤が新井を振り切り1対1に。新居がシュートを弾き出しこぼれ球を拾った藤原のシュートは右へ。31分には降矢の右クロス、エリア左から藤原がシュートを放つもここはボールはバーに弾かれて決まらず。36分には雨宮に代えて20野澤智哉が左MF、藤原に代えて14廣瀬錬哉がFWに。38分にはエリア外から加藤が放ったシュート、これがポストをたたくフロンターレとしては危ない場面。
41分にはフロンターレ、村田に代わり15池谷祐輔がボランチに。宮代や池谷らがエリア内へ迫っていきますがなかなか決定的な場面はつくれず。ロスタイムには田中のスルーパスに栗脇が抜け出しますがGK大野が前へ出てシュートは打てず。
観戦していた人からも「スコアは逆になっていてもおかしくはなかった」と声が漏れるなどいい時間帯もあったフロンターレでしたが、終わってみれば、試合は0-3でタイムアップ。
第4節を終えて1勝1分け2敗、得点2、失点6、暫定9位に。ややパスを回しすぎてしまいなかなか決定的なシュートを打てていないことが気になるところです。次節は8日午後2時麻生グラウンドにて桐光学園高校との対戦。日本クラブユース選手権関東大会前、最後の試合、何とかいいきっかけをつかむことを願っています。
前半0-2 後半0-1 計0-3
得点:雨宮壮2、西野隆男(山梨学院高校)
フロンターレの先発:1新居俊介、30島崎元、14小川真輝、22新井秀明、3川崎晶弘、10田中碧=cap、7桝谷岳良、9藤井柾人、18村田聖樹、17大曽根広汰、26宮代大聖
交代:島崎→6小泉靖弥 大曽根→8栗脇拓人 桝谷→34高吉正真 村田→15池谷祐輔
控え:16早坂勇希 2横山尚貴 4伊従啓太郎 11道本大飛 28山田新
山梨学院高校の先発:1大野郁哉、2小林友也=cap、3草地勇輝、22西雅人、5森田和樹、10相田勇樹、6西野隆男、8降矢涼平、7雨宮壮、11藤原拓海、9加藤拓己
交代:藤原→14廣瀬錬哉 雨宮→20野澤智哉
(文中敬称略)
写真はかんちさんのものを多く使わせていただきました。ありがとうございます!
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