トップチームの浦和レッズ戦を翌日に控えた4月23日、川崎フロンターレU-18は浦和レッズユースを迎えプリンスリーグの第3節に臨みました。会場は人工芝化がなされた新たなホーム、等々力第一サッカー場。フロンターレU-18にとっては等々力第一で行われる初めての公式戦ともなりました。
【川崎フロンターレU-18 プリンスリーグ関東第3節vs浦和レッズユース】
4月23日(土)午後1時キックオフ 等々力第一サッカー場 晴れ
前節は三菱養和SCユースに1-1で引き分けたフロンターレはここまで1勝1分け。先発は3試合続けて変わらず、GK1新居俊介、DFは右から2横山尚貴、14小川真輝、22新井秀明、3川崎晶弘、ボランチはキャプテン10田中碧、15池谷祐輔、右MF17大曽根広汰、左MF18村田聖樹、トップ下8栗脇拓人、FW26宮代大聖
浦和レッズユースはここまで1分け1敗。昨年はホームでは2-1、アウェーでは3-2とフロンターレが2勝。
先発はGK1山田晃士、DFは右から3関慎之介、40橋岡大樹、5遠藤凌、6鈴木海都、ボランチは16大西翔也、二列目は右から2高山大智、11時里元樹、キャプテン10渡辺陽、9川上エドオジョン智慧、FW20長倉幹樹。渡辺陽は昨年はフロンターレから2ゴールを決めています。
多くのサポーターが集まり、U-15、U-12などフロンターレのアカデミーの各年代も見守るなか始まった試合は、立ち上がりに浦和がコーナーキックを得ると左から時里が入れたボールに鈴木が合わせるとこれが決まって0-1。フロンターレは早々に追いかける展開に。
フロンターレもパスをつないで攻勢に出ようとしますが二列目の選手もしっかり守備に戻る浦和の守備は堅く、なかなか打開できず。10分には細かくつないで大曽根がゴールへ迫りますがシュートは打つことはできず。13分にはゴール前左でフリーキックを得ますが小川の入れたボールはシュートにはつながらず。
浦和は大西が最終ラインに下り、左CBの遠藤がうまく前へ出てサイドや中へボールをつけて、左サイドの川上や渡辺がフロンターレのゴールへ迫っていきます。流れのなかでは新井や小川らが対処、コーナーキックもしのいで追加点は許しません。左サイドから村田や川崎が仕掛けて、宮代もボールをキープしますが、なかなか決定機はつくることはできません。
32分には池谷に代わり23藤井柾人が入り、藤井が右MF、大曽根が左MF、村田がボランチに。
縦へスピードのある藤井が入り、なかなか前へ出られなかった横山も高い位置で攻撃に絡む場面が増えたところで前半はタイムアップとなりました。
後半は立ち上がりからフロンターレが攻勢に。フロンターレのアカデミーの選手たちがサッカー場の中に設置されたスタンドからゴールの裏へ移動し、サポーターとともにチャントやコールで声援を送ります。
8分には高い位置で栗脇がボールを奪い、田中がパス交換からエリア内へ。しかし、ハンドがありシュートにはつながらず。一方の浦和も直後には左から展開すると、川上が中へ仕掛けて最後は時里がエリア右からシュートを放ちますがここは新居が好セーブを見せて追加点は許さず。
ここからフロンターレは田中がいろんな局面に顔をだしよく起点になり、人数をかけた攻めで浦和のゴールへ迫っていきます。10分には田中が左サイドから抜け出して折り返したボール、藤井がシュートを放ちますがこれは上へ。さらに栗脇が右サイドを抜け出してエリア内、宮代がシュートを放ちますがわずかに左へ。13分には栗脇から左サイド川崎へボールを送り、川崎がドリブルで仕掛けてエリア内へ送ったボール、栗脇がシュートを放ちますがここはGK山田が対応。決めきることはできません。
次のゴールは浦和へ。高山のドリブルで前へボールを運びコーナーキックを得ると、19分左から時里が入れたボールは新居がキャッチできず。エリア前こぼれ球を拾った渡辺が放ったシュートが決まってしまい、0-2とされてしまいます。
21分には横山に代えて30島崎元が右SBに。昨年までSBとして活躍した兄の島崎竜が観戦するなかでの初出場となりました。
23分には浦和、右から長倉が抜け出してシュートを放ちますがこれは新居が対応。
27分には大曽根に代わり28山田新が入り、宮代との2トップに。栗脇が左MFに。
フロンターレは最終ラインでボールを回す浦和にプレスをかけるなどして、まずは1点を狙っていきますが、なかなかシュートには持ち込めなくなります。
35分には川崎が高い位置でボールを奪い、左から折り返したボール、エリア内の宮代がシュートを放ちますがこれはGK山田が対応。
ここで浦和は長倉に代えて23シマブクカズヨシがFWに。フロンターレも栗脇に代えて11道本大飛が左MFに。
40分には浦和、左からシマブクが抜け出してシュートを放ちますがここは新居が対応。
41分には浦和、川上に代えて17立川将吾。
44分にはエリア外左で高山がハンドをしてフリーキックを得ますが、小川の蹴ったボールは得点には結び付かず。
ここで浦和は高山に代えて15荻原拓也が右サイドに。試合終了間際には荻原にエリア右からシュートを打たれますがここは新居が足で防ぐ好守を見せて得点は許さず。しかし、フロンターレは最後までゴールを奪うことはできず。等々力第一サッカー場での初めての試合は残念ながら白星で飾ることはできませんでした。
これでフロンターレは1勝1分け1敗、得点2、失点3、得失点差-1、暫定5位に。チャンスは作っているだけに決めきる力をつけたいところです。
次節は5月1日午前11時、山梨学院和戸サッカー場にて、かつてフロンターレU-18を率いた安部一雄監督が指導する山梨学院高校との対戦となります。
前半0-1 後半0-1 計0-2
得点:鈴木海都、渡辺陽(浦和)
フロンターレの先発:1新居俊介、2横山尚貴、14小川真輝、22新井秀明、3川崎晶弘、10田中碧=cap、15池谷祐輔、17大曽根広汰、18村田聖樹、8栗脇拓人、26宮代大聖
交代:池谷→9藤井柾人 横山→30島崎元 大曽根→28山田新 栗脇→11道本大飛
控え:16早坂勇希 4伊従啓太郎 34高吉正真 6小泉靖弥 7桝谷岳良
浦和の先発:1山田晃士、3関慎之介、40橋岡大樹、5遠藤凌、6鈴木海都、16大西翔也、2高山大智、11時里元樹、10渡辺陽=cap、9川上エドオジョン智慧、20長倉幹樹
交代:長倉→23シマブクカズヨシ 川上→17立川将吾 高山→15荻原拓也
(文中敬称略)
写真はかんちさんのものを多く使わせていただきました。ありがとうございます!
以下の写真はプリンスリーグ後の練習試合から
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