静岡学園 – 今治東/ 全国高校サッカー選手権3回戦


1月3日は駒澤オリンピック公園陸上競技場へ。全国高校サッカー選手権は3回戦。2回戦で丸岡に3-0で勝利した静岡学園と、初出場の今治東中等教育学校が対戦。川崎フロンターレU-15出身、静岡学園の3年生、浅倉廉も試合に臨みました。

【全国高校サッカー選手権3回戦 静岡学園 vs 今治東中等教育学校】
1月3日(金)午後0時5分キックオフ 駒澤オリンピック公園陸上競技場 晴れ 40分ハーフ

静岡学園の先発は、GK17野知滉平、最終ラインは右から4田邉秀斗、キャプテンの3阿部健人、5中谷颯辰、15西谷大世、中盤の底に18藤田悠介、その前に8浅倉廉、16井堀二昭、右に10松村優太、左に14小山尚紀、前線には12岩本悠輝。

今治東の先発は、GK12栁原光汰、最終ラインは右から5川口留加、キャプテンの4大谷一真、18毛利龍心、2長井季也、中盤の底に14馬場優汰、右に3本那脩、左に6尾上哲史、トップ下に7岡本航汰、前線には10山中建斗、9髙瀨太聖。

青空が広がった駒澤オリンピック公園陸上競技場。バックスタンドでは静岡学園がにぎやかに声援を送れば、今治東もライオンが描かれたビッグフラッグを広げ、それぞれ選手たちを後押しし、メインスタンドでは選手の家族らや多くのサッカーファンが、キックオフを告げる主審の笛が鳴るとともに拍手を送る。非常にいい雰囲気のなか、試合は始まりました。

立ち上がり、後ろからボールを回し、奪われても中央で囲い込むようにしてボールを取り返していく静岡学園。すぐさま前に動き出す岩本に縦パスを入れ、迫っていくと、3分には阿部のフィードに、エリア正面へ向かっていった岩本がファールを受け、フリーキックに。

キッカーは井堀。直接右足で狙ったシュートは、ゴール右をとらえますが、栁原かセーブ。しかし、こぼれ球を拾ってさらに攻めていく静岡学園。右から井堀がクロスを入れると、エリア正面、セカンドボールを拾った浅倉がシュート。これがゴールネットを揺らして、1-0。休む間も与えないような連続攻撃が、集中した対応を続けていた今治東の守備を破っていきます。

今治東も、山中が下がり目で受け、髙瀨を狙い縦パスを入れていきますが、静岡学園は中谷がカット、そのまま阿部に預け、阿部から右の田邉に展開。田邉のフィードを岩本が粘り強くキープ。左サイドの高い位置で西谷がマイボールにしていくなど、今治東陣内で時間をつくっていきます。

7分には今治東、右サイドを髙瀨が仕掛けてクロスを入れると、静岡学園が処理しきれないところを突いて、山中がエリア内へ。しかし、ボールを収めきれず。静岡学園としてはヒヤリ、今治東としてはもったいない場面に。これで左コーナーキックを得た今治東は、ショートコーナーからエリア左へ進入した長井が折り返しますが、クリアしていきます。

今治東はさらに右に髙瀨が開く一方で、岡本が縦に持ち出し、静岡学園の陣内へ。中央へ切れ込んだ髙瀨が、左の長井へ展開していきますが、静岡学園は田邉がカバー。そこから松村が右サイドでボールをキープし、小山を経由して、西谷が左サイドの高い位置へ。再び流れを引き寄せていきます。

11分には、静岡学園、松村の右クロスのこぼれ球を拾った小山がエリア左へ。シュートを打つもバーを叩き、惜しくも決まらず。さらにエリア外右で田邉がファールを受け、フリーキックに。井堀が入れたボール、遠いサイドで小山が合わせますが左へ。

一方の今治東も、静岡学園の後ろでの組み立てを狙い、ボールを奪う場面をつくり、14分には、エリア外左で尾上がボールをカット、正面で山中がシュートを打ちますが、静岡学園は体を張り、ブロック。最後は野知がセーブしていきます。

間で受けた浅倉から左の小山へ展開。今治東がカットしても西谷がすばやく寄せにいき、自分たちのスローインにするなど、高い位置でプレーを重ねていく静岡学園。浅倉の右サイドを突くパスに、松村が抜け出し、折り返すなど、今治東のゴールをおびやかしていきます。

今治東も、20分には、間で受けた岡本から左へ展開。長井の左クロスに、髙瀨が飛び込みますが、野知と接触しファールに。ここぞというところで精度の良さを見せていくものの、決定機とはならず。

静岡学園は松村が3人に寄せられながらもボールをキープ。浅倉がエリア内へ動き出す岩本へスルーパスを出したり、粘り強くスライディングでボールをものにした藤田から受けた浅倉が縦に仕掛けていったりするなど、ゴールへ向かうプレーを重ねていきます。

22分には、井堀のパスを受けた浅倉のスルーパスに、正面へ岩本が抜け出しますが、栁原が前に出てセーブ。さらにうまく間でボールを受けた井堀のパスに、エリア外正面、浅倉がミドルシュートを打ちますが枠はとらえられず。

今治東も24分には、エリア外右でフリーキックを得ると、長井が入れたボール、ニアで川口が合わせますが右へ。さらにスローインの流れから山中がエリア内へ仕掛けていきますが、中谷がこれを阻む好守。27 分には静岡学園、浅倉から右へ展開。松村がクロスを入れると、遠いサイドで小山が頭で合わせますが、上に。

今治東も28分には、尾上のパスに、山中がエリア内へ抜け出しますがオフサイド。さらに30分には、またも尾上のパスに今度は髙瀨が正面へ抜け出しそうになりますが、野知が阻んでいきます。

さらに34分には、今治東、左サイドで縦に仕掛けた尾上がファールを受け、フリーキックに。長井がボールを入れると、こぼれ球に正面へ走り込んだ岡本がミドルシュートを打ちますが右へ。

35分には、中央で前を向いた岡本がうまく前に持ち上がり、エリア右へスルーパス。髙瀨が抜け出し、ゴール前にボールを送ると、正面へ山中、ゴール左に尾上が飛び出しますが、触ることはできず。今治東としては、あとは押し込むだけ、という決定的な場面。しかし、生かすことはできず。

37分には、長井がやや中央を縦に仕掛けてスルーパス。髙瀨が正面へ抜け出しますが、中谷がブロックする好守。さらに馬場のサイドチェンジから右へ髙瀨が流れ、間で川口が受けてゴールをうかがっていく今治東でしたが、静岡学園もコンパクトに対応していき、前半は、タイムアップ。1-0でハーフタイムへ。

 

後半今治東に対してボールを囲い込んで奪い、井堀や小山が縦に仕掛けて攻めにつなげていく静岡学園。浅倉がやや下がり目でボールを受け、中谷が左サイドを突くパスを出し、小山が高い位置へ抜け出そうとしていき、本那にボールをカットされても小山が奪い返し、さらに左サイドでマイボールにした井堀のパスに、エリア左へ岩本が迫るなど、エリア近くでプレーを続けていきます。

7分には阿部から右サイド、松村へ。松村がエリア前に向きを変え、そのまま一気にエリア左へ持ち込むと、こぼれ球を拾った小山がドリブルで仕掛けてエリア内左へ。左足でシュートを打つとボールはゴール右へ。2-0。技術の高さと思い切りの良さが光る見事なゴールが決まり、静岡学園は突き放します。

さらに9分にはまたも松村が、右サイドから中央へ切れ込み、正面へ。シュートを打ちますが、栁原がセーブしていきます。

10分には、今治東は毛利に代わり15工藤玲央が入り右SB、川口がCB。馬場に代わり11伊藤吏輝。中盤の底に本那、その前に岡本、尾上、右に髙瀨、左に伊藤、山中が前に。

工藤のロングスローから高い位置で時間をつくろうとする今治東。11分にはスローインから髙瀨がエリア右へ。切り返しから折り返しますが、静岡学園はクリアしていきます。さらに12分には、エリア外正面やや右、抜け出した髙瀨がシュート。枠左をとらえますが、野知が好セーブ。

さらに迫る今治東の攻めをしのいだ静岡学園は、15分には浅倉が間で受け、その縦パスに、小山がエリア外左へ。ここで今治東にファールがあり、フリーキックに。井堀が直接放ったシュートはゴール左をとらえますが、栁原が好セーブ。左コーナーキックとなり、井堀が入れたボール、中谷と田邉が飛び込みますが、触ることはできず。

前の髙瀨、山中、伊藤が位置を入れ替えながら攻めの糸口をつかもうとする今治東。しかし、静岡学園は縦に持ち上がった長井に対して、松村が戻りマイボールにしていくなど、守備でも好対応を続けていきます。

20分には、静岡学園は岩本に代わり9加納大。

静岡学園は阿部や中谷、藤田が後ろでボールを回しながら、右サイドで受けた松村が中央へ向き、右へ流れた加納へつなげ、さらにカバーリングからマイボールにした西谷から浅倉へつなげ、井堀とのパス交換から高い位置へ顔を出しに。西谷のエリア左を突くパスに、小山が折り返すなどしていきます。

今治東のフリーキックの場面でも、野知がキャッチしたところからすぐさま阿部に預け、藤田が最終ラインの間に下り、受けた浅倉がそのまま縦に持ち上がり、切り替えの良さを出していく静岡学園。27分には、浅倉がボールをカット、エリア左へ。正面で受けた加納のリターンに、正面で小山がミドルシュートを打ちますが、ワンタッチあり、惜しくも得点とはならず。30分には、田邉、浅倉と縦につけ、浅倉から正面で受けた松村がエリア右を突くパス。加納が抜け出しますが、オフサイド。

今治東はここで髙瀨に代わり22十亀良幸。直後には、尾上のスルーパスに、十亀が抜け出しそうになりますが静岡学園は阻んでいきます。

再び攻めに転じた静岡学園。加納がボールを前でおさめ、セカンドボールを拾った藤田のパスに、松村がエリア右へ。折り返しに、ニアに浅倉が迫りますが、今治東はブロック。さらに加納がうまくスローインから仕掛け、エリア左へ小山が抜け出したり、ときには阿部が右サイドの高い位置でボールをものにし、藤田を経由して左の西谷へつなげるなど、静岡学園はピッチを広く使いながら、前に出ていきます。

33分には浅倉がマイボールに。うまく前に運び、井堀のパスにエリア外正面へ走り込んだ小山がゴール右をとらえたシュートを打ちますが、栁原がセーブ。

さらに田邉や西谷が高い位置へ。ボールを失っても藤田が後ろでカバーし、今治東の攻めを阻んでいく静岡学園。36分には、井堀がマイボールにし、浅倉がエリア外右、ループシュートを打ちますが枠はとらえられず。

今治東は尾上に代わり16菅太誠。本那が最終ライン、菅が中盤の底、大谷が前線へ。流れを変えにいこうとしますが、静岡学園は浅倉が前にうまく仕掛け、西谷との連係から小山がクロスを上げていくなど、ゴールへ向かう姿勢を続けていきます。

ロスタイムは4分。41分には浅倉から左へ。西谷のパスに小山がエリア左へ。ブロックされ、左コーナーキックに。ここで静岡学園は井堀に代わり11渡辺怜歩。

コーナーキック、渡辺が左足で入れたボール、ニアで阿部が合わせますが左へ。さらにパス交換から正面へ加納が迫り、後ろでボールを回していこうとした今治東に対して、粘り強く追っていった渡辺がゴールネットを揺らしますが、反則があったとして、ノーゴールに。

それでも今治東のセットプレーをしのいだ静岡学園。試合はタイムアップとなり、2-0。静岡学園が準々決勝進出を決めました。

見事なボール扱いや好連係を随所に見せ、観客を沸かせていった静岡学園。そんななかで守備でも、何度も厳しいコンタクトからボールをものにするなど、好プレーを重ねていったことが印象に残るものがありました。

そして、先制点を決め、何度も好パスを出し、決定的な場面も演出した浅倉の活躍を見られたことも、とてもうれしいものがありました。

準々決勝は1月5日、午後2時10分、駒澤オリンピック公園陸上競技場にて。静岡学園は徳島市立との試合に臨みます。

厳しい日程のなか、少しでも体を休め、いいコンディションでサッカーファンを驚かせるようなプレーを重ねていきますように。そして、この日同様に、浅倉が勝利に導くようなプレーを見せていきますように。とても楽しみにしています。

前半1-0 後半1-0 計2-0
得点:浅倉廉、小山尚紀(静岡学園)

静岡学園の先発:17野知滉平、4田邉秀斗、3阿部健人(c)、5中谷颯辰、15西谷大世、18藤田悠介、8浅倉廉、16井堀二昭、10松村優太、14小山尚紀、12岩本悠輝
交代:岩本→9加納大 井堀→11渡辺怜歩
控え:1北口太陽 22岩野寛太 23徳永誠也 19草柳祐介 21柿本音王 27矢田祥真 20奥田友惟

今治東の先発:12栁原光汰、5川口留加、4大谷一真(c)、18毛利龍心、2長井季也、14馬場優汰、3本那脩、6尾上哲史、7岡本航汰、10山中建斗、9髙瀨太聖
交代:毛利→15工藤玲央 馬場→11伊藤吏輝 髙瀨→22十亀良幸 尾上→16菅太誠
控え:1竹内登士郎 20藤田陸人 25兵頭人和 8山本亮成 17越智風太

(文中敬称略)

試合を前にした静岡学園の選手たち
静岡学園の先発メンバー

静岡学園のキャプテン阿部健人選手
フリーキック、井堀二昭選手が狙う
今治東、栁原光汰選手がセーブ

浅倉廉選手がこぼれ球を拾う

1-0。静岡学園が先制

ベンチへかけていく選手たち

ゆりかごパフォーマンスも披露した

さまざまな場面をカバーした静岡学園の藤田悠介選手

今治東もゴールへ迫った
浅倉廉選手

今治東、髙瀨太聖選手が迫るが野知滉平選手が体を張って阻む
静岡学園、井堀二昭選手

今治東は決定的な場面をつくるが生かすことはできなかった
浅倉廉選手
田邉秀斗選手
前半は1-0
後半へ

小山尚紀選手が仕掛けていく

左足でシュート

2-0に

松村優太選手がシュートを打つ

髙瀨太聖選手がシュート

野知滉平選手がセーブ
フリーキック、井堀二昭選手が狙う

栁原光汰選手がセーブ

仕掛ていく浅倉廉選手

渡辺怜歩選手がゴールネットを揺らすがノーゴールに

2-0でタイムアップ

試合を見守った家族やファンらのもとへ

 

 

CC BY-NC-ND 4.0 This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International License.

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