2015 JFL 1stステージ第14節 横河武蔵野FC VS 奈良クラブ【岡山劇場(武蔵野編)】


日本平で清水エスパルスに5-2で惨敗の翌日の2015年5月31日、気分を切り替え武蔵野陸上競技場へ向かいました。

目的の対戦カードはJFLの横河武蔵野FC VS 奈良クラブ。奈良クラブは今シーズンからJFLに戦いの場を移し、Jリーグ昇格を目指すチームです。

奈良クラブで忘れてならぬのは・・・、元フロンターレの岡山一成選手が所属。等々力陸上競技場で様々な「劇場」を演出した岡山選手が選手として「奈良劇場総支配人」として、数多の経験と勢いを生かし奈良クラブを牽引し続けています。

奈良クラブと川崎フロンターレは2013年から2年間「アドバイザリークラブ」提携を結んだ関係があります。岡山選手がフロンターレの武田信平社長(当時)に直談判し提携を実現させた逸話(伝説?)もあり、これも岡山選手の人間性ならではの快挙でしょう。

清水エスパルスに惨敗して少々ふてくされ気味の私でしたが、電車の移動圏内で「岡山劇場」を堪能できる数少なきチャンス。

これは行くしかありません、はい。岡山選手がフロンターレを退団して10年以上経過しましたが、現在も「岡山劇場」を目の当たりに出来るとは夢のようです、はい。

 

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試合会場の武蔵野陸上競技場。JR三鷹駅から徒歩20分少々 で到着。入場口には奈良クラブのユニフォームを着用したサポーターが集合。

 

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試合開始1時間半前に開門。ピッチに視線を送ると・・・。

03難なく岡山選手の姿を発見。スマホを夢中で操作、どうやらtwitter(@naragekijyo_oka)を更新しているかの様子。

ビジターの応援エリアに到着。一応フロンターレ専業サポーターなので片隅に小さくなって座ります。等々力でおなじみのサポーターも続々と到着し、ビジター席は結構な埋まり具合に。

程なく奈良クラブの選手が一礼し、ウォームアップが始まりました。その中にはもちろん岡山選手の姿も含まれます。

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奈良クラブの選手がサポーターの前で一礼。強い日差しの下ウォームアップを開始しました。

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アップ当初は真面目な表情で体を慣らしていた岡山選手ですが・・・。

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サポーターから発される「オカ!」の声援に応え盛んにポーズ。アップ中にここまで乗り気な選手はちょっと見当たらない。

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岡山選手は今シーズン初スタメン。サポーターから「90分間走れよー」と問われるや・・・。

やったるやー!!

軽妙な掛け声で岡山選手のノリを引き出すサポーター。選手とサポーターの距離が極めて近く、楽しく明るい応援空間が形成。

朗らかな雰囲気の中、試合開始のホイッスル。「岡山劇場(武蔵野編)」ここに開幕を迎えました。

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前半から飛ばす奈良クラブ。岡山選手は長身を武器に空中戦を仕掛け、ガンガンシュートを放ちます。

しかしシュートは枠を捉えず、前半は両者無得点。後半開始に選手交代のアナウンスが響くや、それは岡山選手の名。

90分間走り続けるはずが、目標の半分で途中交代。「岡山劇場」は志半ばにしてフィナーレを迎えてしまいました。

18前半を終えてぐったりとした表情で引き上げる岡山選手。本人のTweet曰く「前半の途中で足が止まってしまった」。

後半も奈良クラブが主導権を握る流れ、しかし暑さ故か徐々に集中力を欠きはじめ、横河武蔵野FC隙を与えて失点。

ゴールを奪うことなく0-1で奈良クラブが敗戦。JFLの雄、横河武蔵野FCの計算された試合運びに屈した形となりました。

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後半はベンチから戦況を見つめた岡山選手。時にはピッチへ向かい叱咤激励。ベンチに下がってきた選手にはすかさずタッチ、熱き「劇場支配人」ここにあり。

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横河武蔵野FCを果敢に攻め立てるも、最後の詰めが甘く無得点で試合終了。観客席に手を振る岡山選手も無念そうな表情。

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武蔵野陸上競技場のビジター席はご覧の応援エリアが形成。90分間楽しい応援を続けていました。JFLでこの規模の応援はなかなかお目にかかりません。

奈良クラブの敗因を私なりに分析すると・・・、一要素として「トラメガの封印」があげられます。

武蔵野陸上競技場は規定により鳴り物による応援は禁止。「鳴り物」の中には「拡声器類(=トラメガ)」も含まれています。

結果的に岡山選手得意のトラメガパフォーマンスが封印されてしまい、メンタリティの低下を招いたと推測されます。

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写真は2013年9月1日(天皇杯奈良県予選)にて撮影の岡山選手。奈良クラブでも得意のトラメガパフォーマンスは健在でした。

・・・そんな分析はもちろん的外れ、ごめんなさい(汗)。J昇格を目指して熱き戦いをみせる奈良クラブは注目株、目が離せない存在です。

最後に岡山選手のフロンターレ在籍時代のパフォーマンスを少々ご紹介。どの写真も熱いぜぇ。

312002年12月22日、天皇杯(ガンバ大阪戦:徳島県鳴門総合運動公園陸上競技場)でのトラメガパフォーマンス。今では恒例となったフロンターレの試合後のトラメガパフォーマンスは、岡山選手の存在なくしてあり得なかったでしょう。

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2003年10月4日、J2リーグ戦の試合後にて。J1昇格争いのライバル、アルビレックス新潟を3-0で下し大興奮の最中、等々力陸上競技場のGゾーン前で小麦粉を豪快にぶち撒けた「伝説」のパフォーマンス。

332004年11月23日(等々力陸上競技場)。J2のホーム最終節ヴァンフォーレ甲府戦を終え、J1昇格のセレモニーに立つ岡山選手。

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その後はご覧の放水劇。周囲にいた選手・スタッフ・サポーターももちろんずぶ濡れ。

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