10月17日、等々力第一サッカー場では、松村杯PUMAカップ争奪秋季少年少女サッカー大会の2回戦が行われました。1回戦ではるひ野バティSCに3-0で勝利した川崎フロンターレU-12は、F.F.ヴィゴーレとの試合に臨みました。
この記事は、フロンターレに取材を依頼し、距離などに気を配ったうえでメモや写真をとり、書かせていただいています。
【川崎フロンターレU-12 松村杯PUMAカップ争奪秋季少年少女サッカー大会少年の部2回戦 vs F.F.ヴィゴーレ】
10月17日(土)午前9時15分キックオフ 等々力第一サッカー場 雨 20分ハーフ 8人制
フロンターレの先発は、GK1栗原聖央、最終ラインは右から3菊池京、5メンディーサイモン友、7尾関悠太、中盤はキャプテンの10奥田悠真、右に6小川尋斗、左に8山川陽平、前線には9白倉凜生。
対戦相手のヴィゴーレは、東京ヴェルディユース在籍時にはフロンターレU-18と対戦し、現在は横浜F・マリノスでプレーする渡辺皓太を輩出したチーム。予選リーグではグループSを1位で突破し決勝トーナメントへ勝ち上がってきました。
この日は朝から細かい雨が降り続き、羽織るものが必要なほどの等々力第一サッカー場。
ヴィゴーレのボールでキックオフとなりましたが、これはシュートには結びつかずに、フロンターレのボールとなると、2分にはテンポよく、小川尋斗から菊池、メンディー、尾関、山川と右から左へ回し、最後は奥田のパスに、菊池が右サイドの高い位置へ。そのまま、前に持ち出しミドルシュート。これは上にそれたものの、フロンターレは相手陣内でプレーを重ねられるようになっていきます。
3分には、右サイド、菊池が、左へサイドを変えるパス。これを山川がおさめ、エリア左へスルーパス。抜け出した白倉に対して、GK1がファール。フロンターレはPKを得ます。キッカーは白倉。相手GK1は反応したものの、弾きながらも決まり、1-0。先制点はフロンターレへ。
直後には、エリア外左へ持ち込んだ尾関がミドルシュート。これはポストに。さらに前からのプレスで、ボールを高い位置で奪っていくフロンターレ。小川尋斗が中央に寄り、左サイドの山川へスルーパスを出したり、白倉も下がり目で前を向いて、エリア内へ飛び出す奥田を狙い、縦にパスを出したりしながら揺さぶっていきます。
7分には、小川尋斗が白倉とのパス交換からエリア外右へ。折り返したボール、遠いサイドの山川が反応。触ることはできませんでしたが、ゴールをおびやかしていきます。
さらにフロンターレは、9分には白倉が下がり目でおさめ、右へ展開。菊池が高い位置へ駆け上がり、エリア外右へ。ミドルシュートは枠をとらえますが、GK1がセーブ。直後には、フロンターレ、左へ展開すると、抜け出した山川が折り返し、これを正面で奥田が押し込んで2-0。追加点はフロンターレへ。
フロンターレはここで白倉に代わり14橋本乃翔が入り、最終ラインの左へ。山川が前線、尾関が左に。
直後にもフロンターレ、小川尋斗から中央の山川へ。山川からエリア外左で受けた奥田がシュートを打つとこれが決まり、3-0。さらにヴィゴーレが後ろでボールを回そうとしたところ、正面でカットした奥田がそのままシュートを打つと、これも決まり、4-0。立て続けのゴールでフロンターレは突き放します。
フロンターレは橋本が持ち上がり、中央に寄った尾関から山川へつなげるなどしてさらに前に。下がり目で小川尋斗がメンディーや菊池とかかわるなどしていくと、14分には橋本から中央で受けた奥田とつながり、奥田のスルーパスに、正面へ山川が抜け出しますが、オフサイドとなります。
15分には、さらにフロンターレ、中央で小川尋斗がカット。小川尋斗から奥田とつながり、奥田はエリア外右へ。ゴール左を狙い、シュートを打つとこれが決まり、5-0。
直後には、フロンターレ、ミドルシュートのこぼれ球に詰めた山川が押し込み、6-0。
フロンターレは、メンディー、菊池が開いて、ラインを高く保ち、時には栗原もエリアの外に出て、「もっとつなげるぞ!」と声をかけ、後ろからチームを鼓舞していきます。
18分には、右サイドの高い位置へ菊池が上がり、受けた奥田がエリア外右へ。エリア内へ向かい速いボールを入れると、エリア内へ3人が飛び込みますが、さわることはできず。それでもゴールを狙う姿勢をつらぬいていきます。
すると19分には、高い位置で再び奥田がボールをカット。そのままシュートに持ち込むとこれが決まり、7-0。さらに左サイドで受けた尾関が中央へ切れ込んで右へ展開。受けた菊池がエリア外右へ持ち込み、ミドルシュート。ポストを叩いたところで前半はタイムアップ。7-0でハーフタイムへ。
後半、フロンターレはGKは19高橋壱梛、最終ラインは右から2日暮大陸、菊池、橋本、中盤はメンディー、右に山川、左に尾関、前線には13岡大翔となってのスタート。
立ち上がりには、中央に顔を出した尾関から右へ展開。日暮の折り返しはGK1にセーブされたものの、フロンターレはいいかたちで後半に入っていきます。
2分には、橋本が左サイドでカット。中央のメンディーへ。メンディーの左サイドを突くパスに抜け出した尾関が斜めにエリアへ向かい仕掛け、シュート。右へそれましたが、チャンスをつくっていきます。
3分には、山川が右サイドの高い位置へ。その折り返し、正面へ走り込んだ尾関がシュート。GK1はセーブしましたが、こぼれ球に詰めた岡が押し込み、8-0。
5分には、橋本から中央のメンディー、メンディーから正面の岡と渡り、岡からエリア外左、橋本へ。橋本のシュートは、GK1がセーブし右コーナーキックに。山川がニアに入れたボール、メンディーが合わせ、いったんはヴィゴーレが阻んだところ、こぼれ球をメンディーが押し込み9-0。フロンターレはさらに突き放します。
さらにじっくり左右にボールを動かしながら前に持ち込んでいくフロンターレ。菊池のミドルシュートがポストを叩くなどゴールに迫り、日暮の折り返しにニアで岡が合わせ、さらにエリア外から尾関がミドルシュートを打ち、こぼれ球もさらに拾ってヴィゴーレの陣内でプレーを続けていきます。
7分には、ヴィゴーレも左サイドからゴール前に持ち込みますが、橋本が中央をカバーしマイボールに。集中力を保った好対応でしのいでいきます。
直後には、メンディーから岡へ。岡から左サイドの尾関へ。尾関が左サイドから斜めに中央へ仕掛け、シュート。これはGK1がセーブ。さらに尾関が縦に持ち出し、左へ展開。橋本がシュートを打つもGK1がセーブ。こぼれ球をメンディーが拾うと、最後は菊池のミドルシュートが決まり、10-0。
一方のヴィゴーレも、11分にはエリア外左でフリーキックを得ると、11が入れたボール、ニアに4が反応しますがさわることはできず。
フロンターレはさらにメンディーが縦に持ち出し、左へ。橋本が折り返しますが、岡は惜しくもさわることはできず。フロンターレは日暮が時には右サイドの前に、山川が最終ラインの右に。位置を入れ替えながら、前に出ていきます。
13分には、尾関が自陣から一気にエリア前に。エリア内左、岡が折り返すと、山川が決めて11-0。
フロンターレはここで尾関に代わり奥田、メンディーに代わり小川尋斗。15分には、橋本から奥田と左サイドからの攻めに。奥田が左から折り返すと、岡が飛び込みますが、さわることはできず。直後には、日暮が右から折り返すと、ニアで奥田が押し込み、12-0。
さらに奥田が正面へ仕掛け、エリア右、山川へ。山川がシュートを打つとこれが決まり、13-0。
攻め手を緩めないフロンターレ、日暮が右サイドの高い位置へ、山川が中へ寄り、高い位置で時間を重ねていくと、18分には菊池の縦パスを呼び水に奥田が正面へ。シュートを打つと、これが決まり、14-0。
さらに左へ流れた岡、リターンを受けた橋本、正面の奥田からエリア右、山川へ。シュートは上にそれたものの、人をかけ、うまく連係して、迫っていきます。
19分には、小川尋斗から正面の山川へ。山川のパスにエリア右、奥田へ。奥田がシュートを打つとこれが決まり、15-0。
さらに正面へ持ち出した日暮がミドルシュートを打つも、上に。20分には橋本が高い位置でカット。左からエリア内にボールを入れると、小川尋斗がシュート。これが決まり、16-0。試合はタイムアップとなり、16-0。最後まで攻撃の手を緩めなかったフロンターレ。ベスト8進出を決めることになりました。
前半7-0 後半9-0 計16-0
得点:白倉凜生=PK、奥田悠真8、山川陽平3、岡大翔、メンディーサイモン友、菊池京、小川尋斗
フロンターレの先発:1栗原聖央、3菊池京、5メンディーサイモン友、7尾関悠太、10奥田悠真(c)、6小川尋斗、8山川陽平、9白倉凜生
交代:白倉→14橋本乃翔 栗原→19高橋壱梛 小川尋斗→2日暮大陸 奥田→13岡大翔 尾関→奥田 メンディー→小川尋斗
(文中敬称略)
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