3月14日、開幕を迎えたJ3リーグ。岐阜メモリアルセンター長良川競技場では、FC岐阜とヴァンラーレ八戸が対戦。川崎フロンターレゆかりの選手たちも試合に臨みました。
川崎フロンターレU-18から大師高校、松蔭大を経て、湘南ベルマーレでプロのキャリアをスタートさせた吉濱遼平は、昨季でレノファ山口FCを契約満了となり、今季からFC岐阜に加入。この日は先発を飾り、中盤で好パスや高い技術で存在感を発揮。ゴールにこそつながりませんでしたが、何度も際どいパスを供給し決定機を演出する姿は、これからが楽しみになるものがありました。
2011年にフロンターレに在籍していたGK松本拓也は、今季からチームに加わった桐畑和繁の控えという立場での開幕に。真摯にアップに臨み、ハーフタイム、ベンチへ引き揚げてくる選手たちに積極的に声をかける姿は、フロンターレ在籍時、出場機会がなくとも、当時8連敗を喫するなど、苦しい時期を過ごしていたチームを、言葉で鼓舞していたことを思い起こさせるものがありました。
また、加入4年目を迎えた川崎フロンターレU-18出身のGK岡本享也はこの日はメンバー外。桐畑や松本ら経験豊富な選手たちと切磋琢磨し、やがてはFC岐阜のサポーターをわかせるような選手になることを願っています。
この日は4000人を超えるサポーターが集まるなど、熱を帯びた雰囲気が心に残った岐阜メモリアルセンター長良川競技場で、フロンターレにかかわった選手たちが、どんなものを残していくのか。これからも見ていければ、と思います。
【J3リーグ第1節 FC岐阜 vs ヴァンラーレ八戸】
3月14日(日)午後2時キックオフ 岐阜メモリアルセンター長良川競技場 4519人 晴れ
前半0-0 後半0-0 計0-0
(文中敬称略)
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