1ショット日記「経験」


 6月12日、岐阜メモリアルセンター長良川競技場で行われたJ3リーグ第12節、FC岐阜 vs 鹿児島ユナイテッドFC。

 岐阜は元フロンターレのGK松本拓也、鹿児島は川崎フロンターレU-18出身、こちらも元フロンターレのMF木村祐志が先発出場しました。

 5月4日の第8節、藤枝MYFC戦から先発出場を続ける松本は、最終ラインから声を掛け、チームを鼓舞。きわどいクロスや浮き球に対して、落ち着いたセービングやパンチングで試合を引き締め、失点は1に。

MF中原秀人とともに、ボランチに入った木村は長短のパスで組み立てを図るだけではなく、ときにはスライディングやエリア内でのカバーリングで守備でもチームに貢献。

試合は今季最多の7827人の観客が入ったその熱気に押されるように、岐阜が勝利をおさめましたが、2人の元フロンターレの選手が、年齢を重ねて、ここまで培ってきた経験を、チームの力に変えようと、プレーする姿を見られたことは、とてもしあわせなものがありました。


J2への復帰を目標に掲げている両チームに、2人がどんな力を与えていくのか。これからも、とても楽しみにしています。


【J3リーグ第12節 FC岐阜 vs 鹿児島ユナイテッドFC】

6月12日(日)午後2時キックオフ 岐阜メモリアルセンター長良川競技場 晴れ 7827人

前半0-0 後半2-1 計2-1

得点:庄司悦大、宇賀神友弥(岐阜) 薩川淳貴(鹿児島)


(文中敬称略)

 

木村祐志選手

フロンターレで最初に背負った背番号30を今季からつけている
試合後にはFC岐阜の柏木陽介選手とねぎらいあう場面もあった
第8節から先発出場が続く松本拓也選手

勝利にも引き締まった表情だったのが印象的

CC BY-NC-ND 4.0 This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International License.

コメントを残す