6月26日は大井第二球技場へ。19日に日本クラブユース選手権の関東予選1回戦、ミナトSC戦に勝利した川崎フロンターレU-15は25日の2回戦で湘南ベルマーレに3-0で勝ち、3回戦へ駒を進めました。
対戦相手は関東ユース(U-15)サッカーリーグ1部で4位につける横浜FCジュニアユース。この試合で勝てば2年連続の日本クラブユース選手権出場が決まり、負けた場合は敗者復活戦へ回ることになります。
【川崎フロンターレU-15 日本クラブユース選手権関東予選3回戦vs横浜FC】
6月26日(日)午前11時キックオフ 大井第二球技場 晴れ 40分ハーフ
フロンターレの先発はGK1安福祐一、DFは右から5森璃太、15栗田悠巨、20澤田泰大、3有山佑汰、ボランチは8小澤星夜、14山内日向汰、右MF18佐藤聖真、左MF7中島大成、トップ下13安田捷人、FWはキャプテン10宮城天
よく晴れた大井第二球技場。スタンドには両チームの家族、サポーターが駆け付け、そしてフロンターレU-15の二年生らがコールやチャントで選手たちの後押しをするなか、試合が始まりました。立ち上がりから安福や澤田、栗田に小澤や山内がかかわって後ろから組み立てていこうとするフロンターレに対して、横浜FCは前線からプレスをかけて、ボールを奪いに。4分には奪われたところから、15番にシュートを撃たれますがこれは左へ。15分くらいまでは横浜FCに立て続けにエリア内まで迫られますが、栗田や山内らがよくカバー。有山も1対1で強さを見せるなどして、決定的な場面をつくらせません。
17分には横浜FC陣内でプレスをかけて、マイボールに。右からのスローインの流れから森がドリブルでエリア右へ進入し、宮城へボールが渡るとエリア内右でGK1番と1対1に。右足を振り抜くと、これがゴール右上を揺らして1-0。先制したのはフロンターレ。跳躍し、こぶしを握りしめて叫ぶ宮城に駆け寄るフロンターレの選手たち。スタンドのフロンターレの選手たちもバスケットケースを歌い、タオルマフラーを回して喜びをあらわにします。
直後には横浜FCも8番がエリア外正面から強烈なミドルシュートを放ちますがここは安福が好反応。同点とはなりません。
21分にはフロンターレ、山内から安田とテンポよく縦パスをつないで、安田のスルーパスに宮城がエリア右へ抜け出しますがここはクリア。山内のコーナーキックに宮城が合わせますがこれは枠外に。
給水タイムを挟んで横浜FCも同点を狙って攻勢に出ていきますが、フロンターレの選手たちの好守でこれをしのぐ場面が続いていきます。
27分には5番にエリア右へ進入されるも澤田がクリア。スローインから7番に右サイドを突破されますが、シュートは有山がブロック。32分には右コーナーキックに8番が合わせこれは枠をとらえますが安福がすんでのところで手を伸ばし弾き出す好守。
両サイドの佐藤や中島も切り替えが早く自陣でよくボールを奪いに。横浜FCの攻撃が続くもフロンターレの選手たちも距離感は悪くはなく、ピッチ脇の寺田周平監督からは「一個一個丁寧に!」との声がかけられます。前半は1-0でタイムアップ。
後半も立ち上がりから攻勢に出たのは横浜FC。2分には右サイドを崩してクロスに後半頭から出場の9番が頭で合わせますがこれは上に。6分にはエリア内で14番にシュートを打たれるも安福がこれを止めるとこぼれ球を拾った8番のシュートにも反応。スタンドのフロンターレの選手たちからは「祐一! 祐一!」。プレーを讃えるコールがかけられます。
フロンターレも10分には中島がエリア右からゴールへ迫りますがここはブロック。11分には横浜FC、左クロスに11番が頭で合わせますがここも安福が反応。
直後にはフロンターレ、中島が自陣で相手からボールを奪って前線にボールを送るとエリア右の安田にボールが渡り、最後は宮城がシュートを打つもこれは右に。
ここでフロンターレは佐藤に代わり11有田恵人が右MFに。直後には有田が右サイドからドリブルで仕掛け、安田にボールが渡り最後はエリア右から中島がシュートを放つもここは横浜FCの選手がブロック。
フロンターレは山内や小澤が中盤でよくボールを奪い、右サイドの有田も攻守の切り替えが速く、次第に横浜FCのゴール前へ出る場面が増えていきます。20分には右へボールが出ると森がクロスをエリア内へ送りますが宮城はわずかにオフサイド。21分には宮城がボールを受けて、スルーパスを出すと中島が抜け出しますが横浜FCの選手に寄せられて、倒れますがここはノーファールの判定。
給水タイムを挟んで「しっかりやるぞ!」と栗田。選手たちが声を掛け合って再びピッチへ。
25分には安田が横浜FC陣内でボールを奪い、エリア右にパスを出すと山内がシュートを打ちますがこれはGK1番に。
27分には有山に代わり、37平田流衣が左SBに。直後には横浜FC、エリア左から9番がゴールへ迫りますがここは栗田がカバー。30分には安田に代わり6黒川海翔。
35分には森が右サイドから仕掛けてボールを受けた有田がドリブルでエリア右へ持ち込みシュートを打ちますがここは横浜FCのGK1番も好守。追加点とはなりません。
直後には横浜FCも中盤を制して、エリア内7番がGKと1対1になりますがここは安福が好反応。ここでフロンターレは足をつったのかプレーできなくなった栗田に代わり9ディアウ勇守歩がピッチへ。FWのディアウですが、CBでのプレー。攻勢に出る横浜FCの選手に対して1対1での強さを見せていきます。
すると39分次の1点はフロンターレへ。ディアウがクリアしたボールが右サイドに出るとこれを拾った有田が仕掛けて最後はエリア右、黒川がシュートを放つとこれが決まり2-0。ベンチへ向かって走り出す黒川や山内、中島ら。
ロスタイムにはさらに攻勢に出たのはフロンターレ。黒川から右へ展開すると、森の右クロスに宮城が頭で合わせますがこれは上に。ここで再び宮城に代わり29鈴木大登がピッチへ。
横浜FCもまずは1点を、とエリア前へボールを入れていきますがフロンターレはディアウがしっかり跳ね返しチャンスは作らせず。主審の笛が鳴り、試合は2-0でタイムアップ。
フロンターレは昨年に続いて日本クラブユース選手権の出場権を決めました。アップの段階から試合終了までよく声が出ていた選手たち。全国大会行きを決めただけでなく、今後のリーグ戦にもつながりそうな戦いぶりでした。
関東予選は次が準々決勝。3日午後2時、筑波学院大学Tフィールドにて、浦和レッズジュニアユースとのさいたまダービーを1-0で制した大宮アルディージャU-15との対戦となります。
前半1-0 後半1-0 計2-0
得点:宮城天、黒川海翔(川崎)
フロンターレの先発:1安福祐一、5森璃太、15栗田悠巨、20澤田泰大、3有山佑汰、8小澤星夜、14山内日向汰、18佐藤聖真、7中島大成、13安田捷人、10宮城天=cap
交代:佐藤→11有田恵人 有山→37平田流衣 安田→6黒川海翔 栗田→9ディアウ勇守歩 宮城→29鈴木大登
(文中敬称略)
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いつも有難うございます。
色んなカテゴリーの勝利試合も敗戦試合も毎回楽しみに読ませて頂いております。
何せチームではこんなレポート上がらないので…。
週末、遠方まで着て頂き・・・写真撮りながら試合内容記録しながら…
記事1つ書くのもさぞや大変かと存じます。
中々結果が出ない時もありますが、引き続き宜しくお願いします。
こちらこそ、引き続きよろしくお願いします!
そして、出場おめでとうございます! 帯広までいくことはおそらくできないとは思いますが、どんな試合をするのか、今から楽しみにしています!