6月25日、トップチームが優勝の可能性を残して迎えたJ1ファーストステージ最終節、大宮アルディージャ戦を前に、相鉄線上星川駅から長い坂を登って、横浜FCの練習場LEOCトレーニングセンターへ。ヴァンフォーレ甲府戦に3-0で勝利し日本クラブユース選手権出場を決めた川崎フロンターレU-18がプリンスリーグ関東の第6節を迎え、横浜FCユースとのアウェーゲームに臨みました。
【川崎フロンターレU-18 プリンスリーグ関東第6節vs横浜FCユース】
6月25日(土)午後3時キックオフ LEOCトレーニングセンター 晴れ
フロンターレはここまで1勝1分け3敗。先発はGK16早坂勇希、DFは右から2横山尚貴、14小川真輝、22新井秀明、3川崎晶弘、ボランチはキャプテン10田中碧、15池谷祐輔、右MF11道本大飛、左MF8栗脇拓人、トップ下18村田聖樹、FW17大曽根広汰。U-16日本代表遠征中の宮代大聖、また怪我のため9藤井柾人らが欠場となりました。
今季プリンスリーグへ昇格した横浜FCはここまで3勝1敗、日本クラブユース選手権関東予選では優勝。先発はGK1杉本将哉、DFは右から5藤富涼南、2菅原道人、4神山京右、15橋本健人、中盤の底に8小澤知也、二列目に右から17飯塚良介、6西条正輝、7山本凌太郎、キャプテン10服部剛大、FW11中村拓貴
立ち上がりから仕掛けたのは横浜FC。3分服部が左サイドから中へ切れ込みシュートを打ちますがこれは右に。
フロンターレも8分過ぎから前へ圧力をかけて、次第にゴール前へ顔を出す場面が増えていきます。
9分には小川が自陣右からサイドチェンジ、左サイドの栗脇にボールが渡るとリターンを受けた村田がエリア左からシュートを打ちますがこれは枠外。一方の横浜FCも左サイドにボールをつけて攻勢に出ますが、横山が体をうまく入れてカバー。しのいでいきます。
サイドに起点をつくって横浜FCがフロンターレのゴールをうかがうのに対し、フロンターレは田中や池谷が中盤でボールを回し栗脇や村田もうまくかかわって攻勢に出ようとしていきます。
17分にはエリア左でファールの判定。横浜FCは山本が直接フリーキックで狙いますが、これは上に。23分には右から読みよくインターセプトをした道本が仕掛けると、エリア内へ送ったボールを杉本がこぼして、村田が詰めますが決めることはできず。
しかし、次第に前からうまくプレスをかけて、リズムをつかむと24分、田中と池谷がリズムよくボールをつなぎ、村田のスルーパスにエリア左へ抜け出た栗脇がシュートを放つとこれが、決まって1-0。先制はフロンターレ。
ところが喜んだのはつかの間、直後に横浜FCはエリア前へボールが渡ると、左から中へ切れ込みシュートを放ったのは服部。早坂は手を伸ばし必死に反応しますが、触ることはできず。ゴール左へ決まり1-1。あっという間に追い付かれてしまいます。
横浜FCはさらに勝ち越しを狙って攻勢に。28分にはコーナーキックのこぼれ球を拾い、中村がシュートを打ちますがここは早坂が反応。好守で逆転は許さず。33分にはセカンドボールを拾われて山本にミドルシュートを打たれますがこれも、早坂が反応。耐える時間帯が続きますが好プレーを見せていきます。
39分にはフロンターレも道本がボールを奪ったところから最後はリターンを受けた大曽根がシュートを打つも上に。前半は1-1でタイムアップとなります。
後半も右サイドの藤富を起点に攻めに出ようとする横浜FCに対し、フロンターレもうまく大曽根や村田が間で受けていい距離感。8分には道本がエリア右からシュートを打ちますがこれはGK杉本へ。
9分にはエリア右でファールを受けると、横浜FCの橋本が2回目の警告で退場、数的優位に。ここでフロンターレは道本に代えて28山田新が前線に。大曽根が右MF。14分には池谷がエリア正面から仕掛けてミドルシュート。これは杉本がキャッチ。
ここから数的不利を感じさせずゴールへ迫ったのは横浜FC。13分には中村に代わり13瀬長直亮が入り、退場に伴って西条がCBに入って、ラインを高く上げて前へボールを運んでいきます。16分には左からリターンを受けた服部がシュートを打つも早坂が反応。
20分にはフロンターレも大曽根が右から仕掛けると村田が抜け出し、こぼれ球に栗脇がシュートを打つも左へ。24分には縦パスを栗脇が受けてエリア左へふると、村田がシュートを打ちますがこれは右に。
横浜FCが前へ出たこともあってかなかなかセカンドボールを拾えないフロンターレ。横浜FCは山本や服部を起点に攻勢に出ていきますが早坂らの対応で何とかしのいでいきます。
33分には横浜FCのGK杉本に反則があり、エリア内左で間接フリーキック、川崎が戻したボールを小川が直接狙いますが、これは上へ。
34分には横山に代わり30島崎元が右SBに。41分に栗脇に代わり13奥山璃空が左MFに。横浜FCも飯塚に代わって20三木結斗。
42分には横浜FCがスローインからエリア内へ進入、ここは川崎が戻ってカバー。しかし、引き分けでよしとはしない横浜FCの攻勢に終盤までさらされます。
直後にはパス交換からエリア左川崎が進入しますが、先に触ったのはGK杉本。44分には大曽根に代わり、6小泉靖弥が右MFに。
ロスタイムには島崎、小泉の右サイドから攻めてリターンを受けた村田がシュートを打ちますがこれはGK杉本がキャッチ。試合は1-1でタイムアップ。先制するまでの流れはよかっただけに、それを続けられなかったのは少し残念なところ。7月のプリンスリーグ残り3試合での戦いぶりに期待したいところです。
フロンターレは6節までを終えて1勝2分け3敗、勝ち点5、得点3、失点10、得失点差-7、10チーム中9位。次節は7月2日午後3時、麻生グラウンドにて東京ヴェルディユースとの対戦となります。
前半1-1 後半0-0 計1-1
得点:栗脇拓人(川崎) 服部剛大(横浜FC)
フロンターレの先発:16早坂勇希、2横山尚貴、14小川真輝、22新井秀明、3川崎晶弘、10田中碧=cap、15池谷祐輔、11道本大飛、8栗脇拓人、18村田聖樹、17大曽根広汰
交代:道本→28山田新 高吉→30島崎元 栗脇→13奥山璃空 大曽根→6小泉靖弥
控え:21浅川将輝 4伊従啓太郎 34高吉正真 7桝谷岳良 31上野綜太
横浜FCの先発:1杉本将哉、5藤富涼南、2菅原道人、4神山京右、15橋本健人、8小澤知也、17飯塚良介、6西条正輝、7山本凌太郎、10服部剛大=cap、11中村拓貴
交代:中村→13瀬長直亮 飯塚→20三木結斗
(文中敬称略)
写真はあんざいさん撮影のものも使わせていただきました。ありがとうございます!
This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International License.