10月1日は、等々力補助競技場へ。
川崎市のU-11年代の大会、ハンガリー大使館杯U-11川崎市秋季サッカー大会は決勝トーナメントへ。
ハンガリー大使館杯に進出できるのは、予選リーグのAからPまでの16ブロックの首位のチームのみ。
川崎フロンターレU-12は、予選リーグを3勝1分け、得点20、失点2、勝ち点10。
2位東住吉SCと勝ち点で並んだものの、得失点差で上回り、決勝トーナメント進出を決めています。
1回戦ではさぎぬまSCとの試合に臨みました。
この記事は、フロンターレに取材をお願いし、了解を得て書かせていただきました。
【川崎フロンターレu-12 ハンガリー大使館杯U-11川崎市秋季サッカー大会決勝トーナメント1回戦 vs さぎぬまSC】
10月1日(土)午後1時37分キックオフ 等々力補助競技場Aピッチ 晴れ 8人制 15分ハーフ
フロンターレの先発は、GK19中島嵩登、最終ラインは右から永田怜大、23土本琉斗、20笠倉蓮央、中盤は28我妻光、右に29時松隼跳、左に27渋谷昇汰、前線に18新堀隼。
白雲がたなびき、時折ツクツクボウシの声も聞こえる好天の等々力は、10月に入ったというのに、まだまだ汗ばむような陽気。
多くの選手の家族らが等々力補助競技場を囲む柵の外から見つめるなか、試合は始まりました。
立ち上がりは、さぎぬまSC。キックオフのボールを、センターサークル付近でGK21が直接右足でシュート。左にそれたものの、さぎぬまSCが積極的に狙いにいきます。
しかし、フロンターレは中島に最終ラインの土本、笠倉らがかかわり、後ろから動かしながら、うまく間に差し入れながら前へ。
1分、笠倉のスルーパスに、正面に抜け出したのは時松。シュートを打つとこれが決まり、1-0。
フロンターレが先制します。
直後には、さぎぬまSC。エリア外正面に17が抜け出しますが、フロンターレはブロック。
フロンターレは、パス交換から中央を永田が上がり、また、そのパスに、右に我妻が流れるなど、位置を入れ替えながら前に。
うまく相手の裏を取り、ドリブルで仕掛け、迫っていきます。
6分には左サイド、新堀隼が仕掛けて、エリア前に。シュートを打つと、こぼれ球に詰めた時松が押し込み、2-0。
高い位置でプレス、そこからボールをものにしていき、相手の中盤に対しては新堀隼がプレスバック。コンパクトにして、マイボールに。
最終ラインの永田の左サイドを突くパスに、渋谷が動き出すなど、遠くをうまく見ながら、長いボールも交え、相手陣内で時間をつくっていきます。
9分には、エリア前での浮き球、時松、さらには新堀隼が競り、セカンドボールを拾った我妻から、エリア外正面やや右で受けたのは土本。
距離のあるところからシュートを打つと、これが決まり、3-0。
永田から受けた時松が、右サイドを仕掛け、エリア内へ折り返していくなど、チャンスをつくっていくフロンターレ。
11分には、笠倉から左の渋谷に展開。渋谷からエリア外正面やや左、うまく間で受けたのは笠倉。ミドルシュートを打つとこれが決まり、4-0。
12分には、笠倉のパスに、土本が右サイドの高い位置へ。土本は正面の新堀隼にパス。新堀隼のパスを、エリア外左で受けた我妻がシュートを打つと、ボールはゴールのなかへ。
5-0。
フロンターレは、相手に奪われても、永田や時松がはさみ込むように対応。また、笠倉も前にいかせないように、向き合うなどしチャンスをつくらせず、プレーを重ねていきます。
14分には、笠倉から左サイド、渋谷へ。渋谷のパスを、エリア外正面やや左、うまくスペースで受けたのは新堀隼。GK21が前に出ているところを見て、ミドルシュートを打つとこれが決まり、6-0。
直後にもフロンターレ、時松が右サイドから斜めに正面へ動き出し、つくったスペースを使い、新堀隼がエリア外右へ。ここでさぎぬまSCにファールがあり、フリーキックに。
キッカーの新堀隼は右足で直接狙うも、上に。
前半はここでタイムアップ。6-0でハーフタイムへ。
後半、フロンターレは、GK21酒寄壮、最終ラインは28我妻光、23土本琉斗、中盤に20笠倉蓮央、26北田章将、右に27渋谷昇汰、左に25永田怜大、前線には18新堀隼。
前半と同様、ボールをカットした我妻の左サイドを突くパスに、永田がエリア左へ抜け出す場面をつくるなど、相手と味方の立ち位置をよく見ながらプレーを重ねていくフロンターレ。
2分には、土本が持ち上がり、右サイドに展開。受けた渋谷は仕掛ける姿勢を見せ、エリア外正面、うまく間で受けた新堀隼は反転からシュート。右にそれたものの、好機をつくっていきます。
なかなかチャンスをつくれなかったさぎぬまSCも、4分には、4がエリア外右へ。ミドルシュートは枠をとらえましたが、酒寄が弾き出し、阻む好セーブ。
ゴール左へこぼれたボール、14が詰めましたが、シュートは枠をとらえられず。
さぎぬまSCは、さらに中央でボールを動かし、15のスルーパスに、22が正面へ迫りましたが、ボールをおさめることはできず。
フロンターレは、中央に北田が寄り、永田や渋谷が高い位置へ。間にボールを差し入れながら、前に出ていきます。
7分には、渋谷から右サイドに流れた新堀隼へ。新堀隼のパスに、永田がエリア左へ抜け出しますが、オフサイド。
さらに渋谷、北田、土本が左サイドでかかわり、土本が高い位置をうかがうなど、フロンターレはテンポ良くボールを動かして、前に出ていきます。
しかし、次の1点は、さぎぬまSCへ、8分、左サイドを抜け出した14が、エリア左へ。角度のないところからシュートを打つと、ゴール右に決まり、6-1。
さぎぬまSCが1点を返します。
直後にはフロンターレ、ワンタッチでテンポよく動かしていき、永田がエリア左へ。折り返しに、正面やや左で北田がシュート。しかし、ワンタッチあり、決まらず。
フロンターレは、土本に代わり、29時松隼跳がふたたびピッチへ。
渋谷が最終ラインの右、時松がその前に。
11分には、下がり目でおさめた新堀隼のパスに、渋谷が右サイドの高い位置へ。正面へ持ち込んだ渋谷はシュートを打つも、さぎぬまSCは体を張って阻み、正面へのこぼれ球に詰めた北田はシュートを打つも、上に。
さぎぬまSCも、12分には、エリア外右、うまく間で9が受け、エリア右へ。シュートを打ちますが、酒寄がセーブ。
直後には、フロンターレが後ろでつないでいこうとしたところ、エリア外右でカット。最後は24がミドルシュートを打ちましたが、酒寄がセーブ。
フロンターレはここから左サイドからの攻めに。エリア外左、永田が抜け出しシュートを打ちましたが、GK21がセーブ。
さぎぬまSCのボール時には、コンパクトに。そこからテンポよく間を突き、新堀隼がうまく前に持ち出したり、時松が右サイドからエリア前に持ち込むなどしていくフロンターレ。
14分には、右サイドに流れた新堀が仕掛け、正面の渋谷へ。渋谷の縦パスに、北田がエリア正面へ抜け出すも、シュートはさぎぬまSCがブロック。
さらにうまく体を入れ、中央から正面へドリブルで仕掛けたのは北田。そのエリア外正面へのパスに、新堀隼がうまく体を入れながら、前に持ち出し、ミドルシュートを打つとこれが決まり、8-1。
フロンターレが突き放します。
15分には、さぎぬまSCも、左サイドを16が仕掛け、そのパスに、17がエリア外正面へ。シュートは枠をとらえましたが、酒寄がセーブ。
試合はここでタイムアップとなり、7-1。
フロンターレが勝利。準々決勝へ進みました。
前半6-0 後半1-1 計7-1
得点:時松隼跳2、土本琉斗、笠倉蓮央、我妻光、新堀隼2
フロンターレの前半のメンバー:19中島嵩登 25永田怜大 23土本琉斗 20笠倉蓮央 28我妻光 29時松隼跳 27渋谷昇汰 18新堀隼
フロンターレの後半のメンバー:21酒寄壮 28我妻光 23土本琉斗 27渋谷昇汰 25永田怜大 20笠倉蓮央 26北田章将 18新堀隼
交代:土本→29時松隼跳
(文中敬称略)
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