11月3日は、等々力第一サッカー場へ。
川崎フロンターレU-15の二年生たちが、メトロポリタンリーグに臨み、柏レイソルU-15と対戦しました。
【川崎フロンターレU-15 メトロポリタンリーグ vs 柏レイソルU-15】
11月3日(木) 午後0時15分キックオフ 等々力第一サッカー場 晴れ 35分ハーフ
ここまで13試合を終え、8勝1分け4敗のフロンターレ。
先発は、GK45岡本栞汰、最終ラインは右から37富田周平、24藤田明日翔、25メンディーサイモン友、30長崎亘佑、ボランチは36橋本乃翔、35小川尋斗、右MF40玉木聖梛、左MFキャプテンの41三上瑛大、前線には39小林朝日、U-13の15十河晟央。
レイソルは、12試合を終え、8勝4敗。
先発は、GK31金子遙真、最終ラインは右から29宇野温大、37丸山寿貴斗、キャプテンの34吉川晴翔、28佐藤桜久、ボランチは38茂木蓮音、39米田光、右MF43巻渕彪悟、左MF27黒沢碧、42上野暉晏、26岸野遥大。
9月に日立柏総合グラウンドで対戦した際は、3-2。フロンターレが逆転で勝利しています。
ひとすじの雲も見当たらない青空、周囲には両チームの選手の家族らが集まった等々力第一サッカー場。11月とは思えない、暖かさのなか、試合は始まりました。
立ち上がり、ゴールに迫るのはレイソル。左コーナーキックを得ると、キッカーの茂木はショートコーナーを選択。茂木が左からクロスを入れると、遠いサイドで合わせますが、左にそれていきます。
フロンターレも直後には左サイドでのスローインの流れから、三上が高い位置へ。クロスを入れていきますが、レイソルはクリア。
そこからレイソルが前線へ浮き球のパスを入れ、攻撃に転じようとしていきますが、メンディーが前にいかせず。
さらに左に流れた上野がキープを図りますが、玉木が粘り強く体を入れていきます。
次第にレイソルが、最終ライン、吉川や丸山、時にはGKの金子も触れながら、後ろから動かしていく時間をつくり、上野が間で受け、最終ラインの丸山が右サイドを突くパスを出すなどして、フロンターレ陣内に入り込んでいきますが、フロンターレは粘り強く対峙。
ボールをカットした富田が、中央へ斜めに持ち出す動きを見せ、攻めに転じようとしていきます。
12分には、レイソル、正面やや右へ茂木が抜け出し、シュートを打ちますが、フロンターレは体を張ってブロック。
さらに米田や茂木、上野も下がり目で受け、中央にボールを差し込んでくるレイソル。
フロンターレは、玉木が中央に寄り、マイボールに。また、レイソルが右サイドから持ち込んでくる場面では、三上が低い位置でカット。
なかなか前に出ることこそできないものの、焦れずに対応していきます。
15分には、レイソル、左サイド、黒沢から追い越した佐藤とつながり、佐藤がクロスを入れると、こぼれ球をエリア外正面やや左で拾った米田がシュート。
枠をとらえますが、岡本がセーブ。
さらにレイソルが、中央に巻渕が顔を出し、そこから右サイド、宇野が高い位置へ仕掛ける姿勢を見せるなどしていきますが、フロンターレはコンパクトに。
中央を玉木がカバー、そこから左サイド、長崎へつなげ、後ろから組み立てる場面をつくっていきます。
19分には、左サイド、長崎が高い位置へ。クロスを入れるも、レイソルはクリア。セカンドボールを橋本が拾い、ふたたび左サイド、長崎へ。
長崎はクロスを入れていきますが、レイソルはクリア。
ようやくフロンターレが、相手エリア近くでプレーする場面をつくったところで飲水タイムに。
飲水タイム明け、フロンターレは、藤田から長崎、長崎から橋本が間で受け、ボールは中央の小川尋斗へ。
小川尋斗は右サイドの高い位置を突くパス。玉木が動き出しますが、GK金子がカバー。シュートにはつながらず。
レイソルも直後には左サイドで黒沢がボールをカット。仕掛けていきますが、小川尋斗が粘り強く寄せにいき、最後は藤田がクリア。
さらにラインを高め、両サイドを使いながらレイソルが前に出ていきますが、フロンターレはコンパクトに、崩れずに対応。
十河のキープから小林、玉木の連係からゴールの前に迫る場面をつくっていくと、26分には橋本のパスに、三上が左サイド、抜け出していきますが、オフサイド。
ふたたびレイソルが、後ろで動かしながら、うまく間に入れ、エリア前での時間をつくっていきますが、藤田がすばやく寄せ、前に行かせず。
また、左サイドでは三上がうまく体を入れ、マイボールにしていきます。
28分には、レイソル、中央で上野が前を向き、そのスルーパスに、岸野が抜け出しそうになりますが、岡本が前に出て、カバー。
直後にはフロンターレ、左サイド、長崎の浮き球に、三上がエリア左へ。1対1となり、シュートを打つとゴールネットを揺らしますが、オフサイド。
それでも、いい動き出しからゴールに迫る場面をつくっていきます。
30分にはフロンターレ、三上が高い位置でカット、左サイドからの攻めに。長崎が高い位置でクロスを入れると、右サイドに流れたボールを玉木がキープ。
後ろの富田につながり、いったんはレイソルがボールを奪うも、右サイドで小川尋斗がカット。十河に預けた小川尋斗は、エリア右へ抜け出し、角度のないところからシュート。
金子がセーブし、得点とはならなかったものの、チャンスをつくっていきます。
小川尋斗、小林、玉木がかかわってボールを動かしていくフロンターレ。レイソルも、そこを狙い、カット。最終ラインの丸山から右に展開し、サイドを変え、左サイドを黒沢が仕掛けていきますが、富田が奪い返し、前に行かせず。
さらにレイソルが中央でボールを動かし、右に展開していきますが、長崎がカバー。
34分には、上野のパスに、岸野がエリア左へ。しかし、メンディーがカバー。最後のところで、しのいでいきます。
35分にはフロンターレ、レイソルのGK金子が中央へ縦パスを入れたところ、小川尋斗がカット。三上につながり、三上のパスに、小林がエリア正面やや右へ。
シュートを打ちますが、レイソルの体を張った守備に遭い、右コーナーキックに。
キッカーの長崎が左足でボールを入れると、セカンドボールを拾い、右サイド、高い位置に残っていた長崎がクロス。
ニアで三上がシュートを打ちますが、レイソルはブロック。惜しくもゴールとはならず。
アディショナルタイムに入り、今度はレイソル、佐藤が左サイドの高い位置へ。クロスを入れると、エリア正面やや右、巻渕のもとへ。
巻渕はうまくシュートを打てず、しかし、こぼれ球を米田が押し込み、0-1。先制点はレイソルに入ります。
前半は0-1。レイソルがリードしてハーフタイムへ。
後半、フロンターレはGKが岡本から21岩田幹太郎に。
1分には、レイソルが後ろでボールを動かそうとするところ、小林がカット。受けた橋本のパスに、三上が左サイドを駆け、クロス。
これは阻まれるも、フロンターレはそこから間で小川尋斗や橋本が受け、富田のパスに、右サイド、流れた十河が前に動き出し、右サイドでのスローインに。
レイソル陣内でプレーする時間をつくる立ち上がりとなります。
3分には、左サイド、長崎から三上とつながり、三上のパスに、小川尋斗が左サイドの高い位置へ。仕掛けた小川尋斗の折り返しは、金子がセーブ。
しかし、フロンターレはパスを出してから前に出ていく動きが増し、ゴールへ向かう場面が増えていきます。
4分には、右サイドで富田がカット。受けた小林のパスに、十河が右サイドの高い位置へ。エリア右へ向かい仕掛けた十河が、クロスを入れるとボールはクロスバーに。
この後の練習に備え、ピッチ脇で見守っていたU-15の三年生たちをどよめかす場面をつくっていきます。
レイソルは、上野が左サイドに流れ、キープ。そこから攻めに持ち込もうとしていきますが、富田が粘り強く寄せ、マイボールに。
フロンターレが、メンディーや藤田がボールに触れ、左サイド、長崎のパスに、三上がエリア左へ向かう動きを見せ、そこからサイドを変え、右サイドの玉木を狙ってボールを入れるなど、両サイドも使い、高い位置で時間をつくり、レイソルにボールが渡っても、小川尋斗や
富田、また、三上も中央に寄り、前に行かせず。
橋本も中央で、上野に粘り強く寄せにいき、ボールを奪うなど、球際で強く、プレーを重ねていきます。
フロンターレは11分、玉木に代わりU-13の22藤間貴洋が入り、右SB、富田が右MFに。
フロンターレが中央で小川尋斗が右の十河につなげ、また、正面の橋本が縦パスを試みるなどしながら、前に出ていくと、14分には小川尋斗から右の富田へ。
富田、三上がパス交換を繰り返し、三上がエリア外右へ。そのパスに、小林がエリア内へ抜け出すも、オフサイド。
フロンターレは、15分小林に代わり42白倉凜生。
16分にはフロンターレ、小川尋斗が正面へ浮き球を入れると、エリア正面、ボールをおさめた三上がターンからシュート。枠をとらえますが、金子がセーブ。
レイソルも中央で米田や茂木が間で受け、前に出ていきますが、フロンターレはコンパクトに。球際の厳しさを見せていきます。
19分には、左サイド、長崎がエリア正面へ斜めのパス。これに抜け出した白倉がボールを浮かせながら、前に仕掛けていきますが、ここではレイソルの厳しい守りに遭い、シュートまでは行けず。
それでも、ゴールへ、意欲的に個人技から向かっていく姿勢を見せていきます。
飲水タイムをはさんで、レイソルは岸野に代わり35玉山歓多。
22分にはフロンターレ、玉木から十河と右サイドでつながり、十河が仕掛け、右コーナーキックに。
長崎がボールを入れると、エリア内、正面、こぼれ球を拾った藤田がシュート。しかし、左に。
レイソルも、正面で巻渕が受け、左サイドへパス。黒澤が仕掛けていきますが、藤間が足を伸ばし、前に行かせない好守。
さらに体を粘り強く入れ、ゴールキックにしていきます。
フロンターレは25分、富田に代わりU-13の5今廣遥碧が入り、ボランチ。橋本が右MFへ。
26分にはフロンターレ、長崎がエリア外左、うまく間で受け、ミドルシュート。枠をとらえますが、金子がセーブ。
さらに中央で十河がキープ。そこから受けた三上が仕掛け、左コーナーキックに。
長崎がボールを入れると、メンディーが頭で合わせますが、右に。
レイソルも、28分には、フロンターレが後ろで動かそうとするところを狙い、カット。最後はエリア外右、上野がシュート。枠をとらえますが、岩田がセーブ。
距離感良く、パスを出し、そこから前に出るプレーを見せていくフロンターレ。三上に預けた小川尋斗が左サイドの高い位置へ顔を出し、長崎もかかわりあいながら、相手エリア近くに迫っていきます。
レイソルも、右サイド、宇野のパスに、巻渕が高い位置へうまく抜け出そうとしていきますが、長崎がカバー。
さらに浮き球を正面へ入れていきますが、メンディーが橋本につながるようにして対応。
攻めに転じたフロンターレ、34分には左サイド、長崎の浮き球のパスに、三上がエリア左へ。
仕掛けていきますが、レイソルの丸山がカット。
高い位置で奪い返したフロンターレは、長崎がクロスを入れていきますが、レイソルの体を張った守備に遭いシュートまではいけず。
アディショナルタイム、レイソルは巻渕に代わり44斎藤成竜。
コーナーキックを得たフロンターレは、GKの岩田も上がり、ゴールを狙うも、決定機にはつながらず。
最後はレイソルが、右コーナーキックを得て、そこからボールをキープ。
試合はタイムアップ。0-1。勝利したのはレイソルとなりました。
敗戦とはなりましたが、フロンターレは、後半ゴールへ向かっていく動きが増え、相手陣内で時間を重ねたことが印象に残るものがありました。
何人かの選手がいないなか、プレーする時間がここまで短かった選手たちも、それぞれ持ち味を出しつつあるのでは、と思わされるものがあり、さらにU-13の選手たちも、うまく試合に入っているのでは、とも思わされました。
きっと、また、次につながっていく試合になると思います。
残り2試合となったメトロポリタンリーグが実りの大きなものになることを願っています。
前半0-1 後半0-0 計0-1
得点:米田光(レイソル)
フロンターレの先発:45岡本栞汰 37富田周平 24藤田明日翔 25メンディーサイモン友 30長崎亘佑 36橋本乃翔 35小川尋斗 40玉木聖梛 41三上瑛大(c) 39小林朝日 15
十河晟央
交代:岡本→21岩田幹太郎 玉木→22藤間貴洋 小林→42白倉凜生 富田→5今廣遥碧
控え:33高橋壱梛 4坂井暉絃
レイソルの先発:31金子遙真 29宇野温大 37丸山寿貴斗 34吉川晴翔 28佐藤桜久 38茂木蓮音 39米田光 43巻渕彪悟 27黒沢碧 42上野暉晏 26岸野遥大
交代:岸野→35玉山歓多 巻渕→44斎藤成竜
控え:21西川元基 36永重敦基 30宮野健貴
(文中敬称略)
この記事は、フロンターレに取材をお願いし、了承を得て、書かせていただきました。
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