12月24日には、東京都の天皇杯予選につながる東京都サッカートーナメント学生系の部予備予選、12月25日には全日本大学サッカー選手権大会の準決勝が行われ、川崎フロンターレアカデミー出身の選手たちもそれぞれの試合に臨みました。
この記事では、そうした選手たちのことを紹介したいと思います。
【東京都サッカートーナメント学生系の部予備予選代表決定戦】
東京都サッカートーナメント学生系の部予備予選に臨んだのは、早稲田大のDF神橋良汰、日本体育大のGK青山海、中央大のFW有田恵人、FW田中幹大、立教大のMF宮本ディアウ勇守歩の5選手。
12月24日(土)
〇早稲田大 vs 日本体育大●
前半1-1 後半1-0 計2-1
◇早稲田大
DF4 神橋良汰 (2年) フロンターレU-18 先発
◇日本体育大
GK 青山海 (1年) フロンターレU-18 先発
早稲田大 vs 日本体育大では、神橋、青山がともに先発出場。試合は、前半、13分に日本体育大が先制。しかし、早稲田大は45分に駒沢直哉が決め、同点。
1-1で迎えた後半、早稲田大が10分に石川真丸のゴールで勝ち越すと、28分には平野右京が決めて3-1。
日本体育大は、38分に1点差とするも、3-2でタイムアップ。
早稲田大が勝利し、東京都サッカートーナメント学生系の部への出場を決めました。
●中央大 vs 立教大〇
前半0-1 後半2-1 計2-2 PK4-5
◇中央大
FW7 有田恵人 (3年) フロンターレU-18 先発
FW13 田中幹大 (1年) フロンターレU-18 途中出場 1ゴール
◇立教大
MF27 宮本ディアウ勇守歩 (3年) フロンターレU-18 先発
中央大 vs 立教大では、有田、宮本が先発。有田は前半のみ、宮本は後半15分まで出場。また、田中幹大は後半30分から出場。
試合は、前半11分、立教大が生井澤呼範のゴールで先制。
0-1、立教大がリードして迎えた後半、中央大は5分に田邊光平のゴールで同点に。
立教大は、44分山下貴之のゴールで勝ち越し。しかし、中央大は46分田中幹大が同点ゴールを決め、2-2に。
試合はPK戦にもつれこみ、4-5で制した立教大が東京都サッカートーナメント学生系の部出場を決めました。
勝者、敗者は別れましたが、伝統ある天皇杯へ通じる予選の代表決定戦で、すべてのチームでフロンターレU-18出身の選手たちが出場し、それぞれのチームのために力を尽くしたことは、とても素晴らしいことだと思わされます。
【全日本大学サッカー選手権大会準決勝】
全日本大学サッカー選手権大会に臨んだのは、FW山田新、MF高吉正真、MF山内日向汰の3選手。
12月25日(日)
〇桐蔭横浜大 vs 関西学院大●
前半1-0 後半0-1 延長前半0-0 延長後半1-0 計2-1
◇桐蔭横浜大
FW9 山田新 (4年) 先発
MF5 高吉正真 (4年) 先発
MF8 山内日向汰 (3年) 先発 1ゴール
桐蔭横浜大 vs 関西学院大、山田、高吉、山内は先発出場。
試合は、前半、45+1分、山内がドリブルからゴール左へ決めて、1-0。桐蔭横浜大が先制。
しかし、関西学院大は90分、木村勇大がPKを決めて、1-1。
試合は延長までもつれこみ、決勝点を奪ったのは桐蔭横浜大。120+1分白輪地敬大がゴールを決め2-1。
桐蔭横浜大は、2019年以来の決勝進出を決めました。
山田は76分まで出場、高吉、先制ゴールの活躍を見せた山内はフル出場しました。
全日本大学サッカー選手権大会決勝は、2023年1月1日、国立競技場にて、午後2時キックオフ。
桐蔭横浜大は、初の日本一を懸け、新潟医療福祉大との一戦に臨みます。
フロンターレに加入が決まっている山田はもちろん、U-18時代にはキャプテンとしてチームを支えた高吉、トップチームのベトナム遠征ではしばらくぶりにフロンターレのユニホームでプレーもした山内、それぞれの雄姿を見に、足を運んでいただければ幸いです。
1月1日、国立という大きな舞台で、フロンターレアカデミーで育った選手が、大きな舞台で、日本一をつかみにいく。
それは、とても幸せな新年の幕開けになる、と思います。
(文中敬称略)
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