全国高校サッカー選手権1回戦が行われた、12月29日。
等々力陸上競技場では2人のフロンターレアカデミーの選手が、それぞれの試合に臨みました。
第1試合の日大藤沢 vs 西原で、控えに入ったのは、日大藤沢のMF21城田優(3年)=フロンターレU-15出身。
試合に出場することこそなかったものの、戦況を見つめ、出番に備えながら、チームを支える役割に。
試合は、2-0で日大藤沢が勝利。チームメートとその喜びを分かち合いました。
第2試合、松本国際 vs 米子北(0-2)に先発したのは、松本国際のDF2北村健(3年)=フロンターレU-12→FC川崎CHAMPジュニアユース。
左ウイングバックとしてプレーし、米子北の攻勢が続くなか、粘り強い守りを披露。ボールを持つと、積極的に仕掛け、後半には高い位置へ抜け出し、きわどい折り返しを送る場面もつくるなど、73分に下がるまで、攻守に懸命にプレーを続けました。
城田も北村も、フロンターレU-12では、高井幸大や松長根悠仁、戸田将といった現在のフロンターレU-18の三年生とともに、プレー。
五年生、六年生と2年続けて、川崎市の秋のU-12年代の大会である松村杯の決勝で、等々力のピッチに立ちました。
U-15でもフロンターレでサッカーを続け、日大藤沢へ進んだ城田、FC川崎CHAMPジュニアユースを経て、川崎を離れ、松本国際でレギュラーとなった北村。
違う道を歩んだ2人が、同じ日に、かつてプレーした等々力で、大切な試合に臨む。
何か、巡り合わせも感じさせられるような場面を見られたことは、とてもうれしいものがありました。
2人のこれからが、また、素晴らしいものになりますように。そう願っています。
【全国高校サッカー選手権1回戦 日大藤沢 vs 西原】
12月29日(木) 午後0時5分キックオフ 等々力陸上競技場 晴れ 4599人
前半1-0 後半1-0 計2-0
【全国高校サッカー選手権1回戦 松本国際 vs 米子北 】
12月29日(木) 午後2時10分キックオフ 等々力陸上競技場 晴れ 5795人
前半0-1 後半1-1 計1-2
得点:岸琢人(松本国際) 上原颯人、中井唯斗(米子北)
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