4月1日の東海大 vs 明治大を皮切りに、関東大学サッカーリーグが開幕。4月2日には東海学生サッカーリーグも開幕し、大学サッカーのシーズンが本格的に始まりました。
川崎そだちでは、今シーズンも毎週大学サッカーのリーグ戦などに出場した選手たちのことをつづっていきたいと思います。
<<関東大学サッカーリーグ>>
関東大学サッカーリーグは、今季から3部が新設となり、ホーム・アンド・アウェー方式も取り入れられるなど、新たな一歩を踏み出しました。
第1節、1部は拓殖大のMF浅倉廉、MF田鎖勇作、日本大のDF栗田悠巨、MF田中慶汰、中央大のFW田中幹大、FW有田恵人、桐蔭横浜大のMF山内日向汰の7選手が出場。
2部では、早稲田大のDF森璃太、立教大のFW宮本ディアウ勇守歩、産業能率大のMF猪狩祐真、日本体育大のGK青山海の4選手が出場するなどしました。
また、3部では慶應義塾大のMF山崎健翔が、出場しています。
◇1部
〇拓殖大 vs 日本大●
前半0-0 後半1-0 計1-0
【拓殖大】
MF8 浅倉廉 (4年) フロンターレU-15→静岡学園 先発 1アシスト
MF23 田鎖勇作 (2年) フロンターレU-18 先発
【日本大】
DF4 栗田悠巨 (4年) フロンターレU-18 先発
MF15 田中慶汰 (2年) フロンターレU-18 途中出場
昨年8位の拓殖大と、2005年以来の1部でのシーズンに臨む日本大との一戦。
拓殖大は、浅倉がキャプテンとして、先発フル出場。また、田鎖は大学2年目で、リーグ戦初先発し、フル出場。
一方の日本大は、栗田が先発。また、田中慶汰は82分から出場し、関東大学サッカーリーグデビュー。
浅倉・栗田とフロンターレU-15での同期、そして、田鎖・田中慶汰と、フロンターレU-18の同期が、対戦することになりました。
試合は、64分、木村俊太のゴールで拓殖大が先制。このゴールが決勝点に。浅倉は、アシストを記録しました。
〇流通経済大 vs 中央大●
前半0-0 後半3-1 計3-1
【中央大】
FW11 田中幹大 (2年) フロンターレU-18 先発
FW7 有田恵人 (4年) フロンターレU-18 途中出場
昨年9位の流通経済大と、2部で優勝し、20年以来の1部での戦いとなる中央大との一戦。
中央大は、田中幹大が先発し75分まで出場。有田は、後半から出場しました。
試合は、52分に中央大が砂田匠のゴールで先制するも、流通経済大は70分に中村舜のゴールで同点。
72分に清水蒼太朗のゴールで、流通経済大が勝ち越すと、78分には松永颯汰が決めて、1-3。
流通経済大が勝利しています。
△桐蔭横浜大 vs 国士舘大△
前半0-2 後半2-0 計2-2
【桐蔭横浜大】
MF8 山内日向汰 (4年) フロンターレU-18 先発 1アシスト
昨年は4位、また、1月1日の全日本大学サッカー選手権を制し、日本一になった桐蔭横浜大と、6位の国士舘大の一戦。
桐蔭横浜大は、2月21日に来季のフロンターレ加入内定が発表された山内が先発し、フル出場しました。
試合は、前半、国士舘大が12分に平松直也のゴールで先制すると、17分には田中祉同が決めて、2点をリード。
0-2で迎えた後半、48分、桐蔭横浜大は笠井佳祐のゴールで1-2とすると、58分には白輪地敬大のゴールで2-2。
勝ち点1を分け合う結果に。山内は、笠井のゴールを、フリーキックでアシスト。1アシストを記録しました。
◇2部
〇早稲田大 vs 立教大●
前半2-0 後半1-1 計3-1
【早稲田大】
DF2 森璃太 (4年) フロンターレU-18 先発 1ゴール
【立教大】
FW17 宮本ディアウ勇守歩 (4年) フロンターレU-18 先発
昨年1部で12位だった早稲田大と、関東大学サッカー大会(関東大学サッカーリーグ戦[2部]参入戦)を経て、2部でのシーズンを迎える立教大。
早稲田大は、森が先発、立教大は宮本が先発し。フロンターレU-18での同期が、対戦することに。
試合は、前半、34分森のゴールで早稲田大が先制すると、44分には駒沢直哉がPKを決め、2-0。
後半、80分には安斎颯馬のゴールで突き放し、3-0。立教大は、90分高木一史が決め、1点を返すも、3-1でタイムアップ。
早稲田大が勝利。先制点を決めた森はフル出場。宮本は70分まで出場しました。
●産業能率大 vs 日本体育大〇
前半0-0 後半0-1 計0-1
【産業能率大】
MF10 猪狩祐真 (3年) フロンターレU-15→日大藤沢 先発
【日本体育大】
GK12 青山海 (2年) フロンターレU-18 SUB
昨年2部6位の産業能率大と、4位の日本体育大の一戦。
産業能率大の猪狩は、先発し、72分まで出場。日本体育大は青山が控えに入りました。
試合は、後半、90+3分に狩野奏人のゴールで日本体育大が先制。これが決勝点となり、日本体育大が勝利しています。
◇3部
〇慶應義塾大 vs 共栄大●
前半3-0 後半1-0 計4-0
【慶應義塾大】
MF13 山崎健翔 (4年) フロンターレU-15→桐蔭学園高 途中出場
昨年2部で9位、関東大学サッカー大会(関東大学サッカーリーグ戦[2部]参入戦)の結果、3部でのシーズンを迎えた慶應義塾大と、共栄大の一戦。
慶應義塾大は、山崎が63分から出場しました。
試合は、前半、15分、慶應義塾大が井上雄介のゴールで先制すると、39分に立石宗悟、45分には内藤豪が決め、3-0。
後半、80分には蛯名亮太のゴールで突き放し、4-0で勝利しています。
<<東海学生サッカーリーグ1部>>
東海学生サッカーリーグ1部では、東海学園大のMF常安澪が試合に臨みました。
△東海学園大 vs 名古屋学院大△
前半0-1 後半1-0 計1-1
【東海学園大】
MF13常安澪 (4年) フロンターレU-18 先発
名古屋学院大戦に先発した常安は、フル出場。
試合は、前半、42分、安納透也のゴールで名古屋学院大が先制。
後半、東海学園大は61分、佐藤楓真のゴールで追いつき、1-1。
勝ち点1を分け合うことになりました。
このほか、新潟県サッカー選手権大会準々決勝、新潟経営大 vs 新潟産業大(3-3、PK9-8)では、新潟経営大のMF入江流星(2年)=フロンターレU-18=が控えに。
また、石川県サッカー選手権大会1回戦、金沢星稜大 vs テイヘンズFC(6-0)では、MF小野寺瑠(2年)=フロンターレU-18=が先発し、63分まで出場しています。
2023年のスタートを切った大学サッカー。浅倉・栗田、田鎖・田中慶汰、森・宮本と、同期対戦が見られ、森が1ゴール、山内や浅倉がアシストを記録するなど、うれしいことの多い幕開けとなりました。
4月8、9日には、関東大学サッカーリーグと東海学生サッカーリーグの第2節が行われ、関西学生サッカーリーグも開幕を迎えます。
ここ3年間、無観客で開催されることの多かった各大学グラウンドでの試合の多くも有観客に戻り、大学サッカーにも、新型コロナウイルス禍前の日常が戻りつつあるように思います。
2023年のシーズンがどのようなものになるのか、とても楽しみにしています。
(文中敬称略)
This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International License.