5月14日の折笠スポーツ広場。川崎フロンターレU-15生田と、鹿島アントラーズノルテジュニアユースの関東ユース(U-15)サッカーリーグに続いて、フロンターレ生田の2年生たちが、アントラーズノルテジュニアユースとのメトロポリタンリーグに臨みました。
【川崎フロンターレU-15生田(2年) メトロポリタンリーグ vs 鹿島アントラーズノルテジュニアユース】
5月14日(日) 午後4時半キックオフ 折笠スポーツ広場 くもり 35分ハーフ
ジェフユナイテッド市原・千葉U-15との初戦を2-0で勝利した翌週、三菱養和S調布Cジュニアユース戦に4-0で勝利。ここまで2勝のフロンターレ生田。
先発は、GK21植木琉斗、最終ラインは右から31大原比呂、5渡邉拓真、28田中瑛登、キャプテンの30草野心音、ボランチは36沓野楓、32加藤昊、右MF35渡部真己、左MF37武内勇人、前線には43木村風斗、44西川航雅。
1年生の渡邉が先発に入りました。
アントラーズノルテはここまで、三菱養和調布に2-3、ジェフ千葉に1-3という戦績。
先発は、GK21藤田怜旺、最終ラインは右から7斉藤旬平、4栗田飛鳥馬、6大内秀梛、8黒澤世楽、ボランチは12佐藤洋仁、17深川智寛、右MF15寺尾桔平、左MFキャプテンの13熊谷凛皇、前線には5新井修平、10長谷川敦人。
関東ユースの後半には、太陽も顔を出し、少し蒸し暑さも感じた折笠スポーツ広場。しかし、ふたたび雲が広がり、ややひんやりとした空気に。
それでも、ピッチの脇では、両チームの選手の家族らが見守る中、試合は始まりました。
立ち上がり、縦に付けてくるアントラーズノルテに対し、フロンターレ生田は田中が出足の良さを見せ、ボールをカット。そこから左へ展開。
フロンターレ生田は、最終ラインに戻し、田中の左サイドを突くパスに、草野が高い位置へ。それに対して、アントラーズノルテはボールを奪いに行きますが、中盤で加藤昊が奪い返し、ふたたび左サイド、草野へ展開。
草野は縦に仕掛けていきますが、アントラーズノルテの右SB、斉藤が粘り強く対応していきます。
フロンターレ生田は、左サイドで草野、木村、武内が関わり合い、ボールを動かすなど、アントラーズノルテの陣内で時間をつくっていきます。
4分には、左サイドでのスローイン、受けた西川が高い位置へ持ち込み、中央へ大原が顔を出しますが、アントラーズノルテの熊谷がカバー。
アントラーズノルテも集中力を持って、対応していきます。
フロンターレ生田は、田中、草野、武内と左サイドで動かし、下がり目で受けた沓野が右へ展開するなど、うまく関わり合いながら、前へ出ようとしていきます。
アントラーズノルテも、下がり目で受けた新井がおさめ、左へ展開。熊谷が縦に持ち出し、仕掛けていきますが、渡邉が前に行かせず。
ふたたび草野から沓野、加藤昊とつながり、沓野の浮き球のパスに、武内が前線へ走り出すなどしていくフロンターレ生田。
沓野や加藤昊が多く触れ、右サイド、大原へ。大原の縦パスに、渡部が高い位置へ仕掛けていくなどしていきます。
8分には、右サイドでのスローインの流れから木村がエリア外正面やや右へ。木村のパスに、大原がエリア外右へ。大原はミドルシュート。しかし、藤田がセーブ。
すばやく藤田が前に送ると、正面へ長谷川が抜け出しそうになりますが、田中、渡邉が囲い込むようにして対応。フロンターレ生田も、集中し、連係し守っていきます。
加藤昊や武内が中央に顔を出し、渡邉や田中もかかわって、組み立てを図るフロンターレ生田。
アントラーズノルテがボールを奪い、縦パスに、熊谷が抜け出しそうになっても、渡邉がしっかり寄せ、ボールをカット。いい守備を見せていきます。
フロンターレ生田は、植木に渡邉、田中と最終ラインでつなぎ、下がり目で受けた沓野が木村に預けたところから、高い位置へ顔を出すなど、テンポよく前に出ていきます。
一方のアントラーズノルテも、中盤の深川から受けた最終ラインの大内が持ち上がり、そのパスに、新井が左サイド、高い位置へ。新井のパスに、エリア外右、熊谷が顔を出すと、フロンターレ生田はファール。
アントラーズノルテのフリーキックに。
キッカーは、寺尾。左足で直接狙いましたが、枠はとらえられず。
フロンターレ生田は、左サイド、下がり目で沓野が受け、左へ開いた渡部へつながり、渡部の縦パスを正面で、西川が受け、そのパスに、木村が高い位置へ動き出すなど、再び相手陣内で時間をつくり、16分には、西川のプレスバックから、大原がエリア外正面やや右へ。大原はミドルっシュートを打ちますが、左へ。
アントラーズノルテは、GKの藤田に最終ラインの栗田、大内がかかわって、自陣のエリア内から組み立てを図りに。
それに対して、フロンターレ生田は高い位置から連動。アントラーズノルテが浮き球を入れる場面では、田中が出足よくカットしていきます。
18分には、渡部が右サイド、高い位置へ仕掛け、後ろへ戻すと、エリア外正面やや右で沓野がシュート。しかし、アントラーズノルテはブロック。
すぐさま拾った沓野は、左へ展開。武内がこれに動き出し。最後はラインを割ってはしまいましたが、たたみかけるようにフロンターレ生田が、相手陣内でのプレーを続けていきます。
沓野や草野、田中や渡邉がかかわり、中央で前を向いた加藤昊の浮き球に、西川が高い位置へ動き出すなどしていくフロンターレ生田。
アントラーズノルテがボールを奪っても、すぐさま加藤昊がカバー。時には左サイドへ渡部が顔を出し、厳しく体を入れ、マイボールにするなど、球際の強さを見せていきます。
23分には、左サイド、草野から右へサイドを変え、大原から渡部とつながり、渡部のパスに、西川がエリア右へ。西川はターンからシュート。ワンタッチあり、左コーナーキックに。
左コーナーキック、武内が右足でボールを入れると、セカンドボールを拾ったフロンターレ生田は、渡部から左へ展開。武内はクロスを入れていきますが、アントラーズノルテの前にシュートまでは行けず。
さらに西川がボールをおさめ、受けた木村が右サイドへ。木村のパスに、大原がエリア右へ仕掛けていき、折り返すと、エリア右、木村はシュートを打ちますが、アントラーズノルテはブロック。
右コーナーキックとなり、武内が右足でボールを入れると、セカンドボールを拾った沓野は、エリア左を突くパス。抜け出した加藤昊はオフサイドをとられましたが、ゴールをおびやかすプレーを見せていきます。
28分にはふたたびフロンターレ生田、渡邉から大原、渡部、ふたたび大原とつながり、大原のパスに、加藤昊がエリア右へ。加藤昊の折り返しは、アントラーズノルテがブロック。
シュートには至りませんでしたが、中盤の加藤昊がエリア内へ飛び出す、いい動きを見せ、チャンスをつくっていきます。
29分には、沓野がエリア正面へ浮き球を入れると、木村がうまく体を入れて、ボールをおさめ、シュート。しかし、左に。
アントラーズノルテも、藤田から大内、大内から中盤の深川とつなげていきますが、フロンターレ生田は、渡部が中央に顔を出し、カバー。
さらに斉藤が右サイド、高い位置へ抜け出し、クロスを入れていきますが、エリア内で渡邉がクリア。木村へつなげ、正面へ西川が抜け出しそうになりますが、アントラーズノルテの戻りも速く、シュートまではいけず。
フロンターレ生田はさらに加藤昊が中央でマイボールに。左サイド、草野から最終ライン、田中、渡邉とつながり、中盤の沓野は右サイドに展開。抜け出した大原の仕掛けに対しては、アントラーズノルテの守備も粘り強さを見せ、前には行けなかったものの、奪ったところから、多くの選手が関わって、前に出る場面をつくっていきます。
アントラーズノルテも、右サイドから斜めに寺尾が持ち出し、迫っていきますが、渡部が中央をカバー。
ふたたび、最終ラインでボールに触れながら、沓野が左サイドの下がり目に下りることで、サイドに展開し、そこから前に出ていこうとするフロンターレ生田。
35分には、大原が右サイド、高い位置でカット。エリア右へ進入し、折り返すと木村が飛び込むも、アントラーズノルテはブロック。
右コーナーキックとなり、武内が右足でボールを入れると、西川がヘディングシュート。これが決まり、1-0。前半はここでタイムアップ。最後の最後にフロンターレ生田が先制し、試合を折り返します。
後半、最終ラインの渡邉のフィードに、渡部が高い位置へ動き出すなどしていくフロンターレ生田。
2分には、大原が右サイド、高い位置へ抜け出し、折り返し。エリア正面、西川がシュートを打ちますが、アントラーズノルテは体を張った守備。さらにこぼれ球を拾った加藤昊がエリア内へ浮き球を送ると、木村が迫りますが、藤田がセーブ。
フロンターレ生田はさらに木村から西川とつながり、西川は右へ展開。渡部から受けた大原が、ふたたび高い位置へ。アントラーズノルテはボールを奪い、前に送ると、新井が左サイド、高い位置へ迫りますが、フロンターレ生田も戻りが速く、奪い返していきます。
アントラーズノルテも、中盤の佐藤洋仁や右SBの斉藤、前線の長谷川がかかわって、フロンターレ陣内でボールを動かしていきますが、最後には田中がカット。
さらに後ろから組み立てを図るアントラーズノルテに対し、フロンターレ生田は、前から連動してボールを奪いに。
ふたたびマイボールにすると、沓野や渡邉、加藤昊がテンポ良くボールを回し、奪われても、すぐさま沓野がカット。左サイド、草野へつなげ、自分たちでボールを動かす時間をつくっていきます。
7分には、左サイドで受けた武内が中央へ持ち出し、浮き球のパス。正面へ渡部が飛び出しますが、藤田がセーブ。
直後には、沓野の浮き球のパスに、木村が正面へ。木村は右へ展開。アントラーズノルテがボールをカットするも、高い位置で取り返し、大原がエリア外正面やや右へ。ミドルシュートを打つも右に。
アンとアーズノルテも、最終ラインの栗田の縦パスが、長谷川に通り、長谷川から左へ展開。受けた熊谷は、エリア正面へ仕掛けていきますが、渡部が中央へしぼり、体を入れ、奪い取る好守。
アントラーズノルテも、佐藤洋仁、間に長谷川が顔を出すことで、フロンターレ陣内で時間をつくると、10分には、佐藤洋仁のスルーパスに、新井がエリア右へ。
しかし、フロンターレ生田は、田中がカバー。
そこから右サイドに展開し、加藤昊から大原とつながり、大原は渡部とのパス交換からエリア右へ。アントラーズノルテの守備に阻まれ、シュートにはいけませんでしたが、攻めに転じて、チャンスをつくっていきます。
加藤昊に、武内も中央に寄り、最終ラインの間に沓野が顔を出して受けるなどして、ボールを動かしていくフロンターレ生田。セカンドボールを加藤昊が回収し、そこから前に出ていこうとしていきます。
しかし、13分にはアントラーズノルテ、下がり目で受けた新井から右へ展開。寺尾から斉藤につながり、斉藤は高い位置から右クロス。
これに対しては、植木がパンチング。ボールは左へ。左サイドからクロスが入ると、最後は新井が押し込み、1-1。アントラーズノルテが追いつきます。
直後にもアントラーズノルテ、正面へ熊谷が抜け出し、右へ展開、エリア外右、仕掛けた寺尾がミドルシュート。しかし、植木がセーブ。
フロンターレ生田も、15分には、右サイドでのスローインの流れから、大原が折り返すと、エリア正面へ木村が迫りますが、藤田が背0部、
アントラーズノルテも、右へ流れた長谷川、寺尾とつながり、正面で受けた深川がエリア内へ浮き球のパス。しかし、植木がセーブ。、
さらにアントラーズノルテが、最終ラインから右サイド、斉藤へ展開、間で長谷川が受けることでフロンターレ生田の陣内で時間をつくりますが、フロンターレ生田もコンパクトに、焦れずに対応していきます。
フロンターレ生田は、武内が前線、木村が左MFと位置を入れ替え、17分には、田中から左サイド、木村へパスが通り、木村は前に持ち出し、正面、間で西川がおさめ、西川は前に仕掛けようとしますが、アントラーズノルテの守備に遭い、今度はアントラーズノルテの攻撃に。
19分、アントラーズノルテは、右クロスを、長谷川が正面やや右でおさめ、シュート。しかし、わずかに左。
さらに熊谷が左サイドから斜めに仕掛け、迫っていきますが、加藤昊がカバー。
20分には高い位置でボールをカットした、アントラーズノルテ、深川から右へ展開。寺尾から斉藤へつながり、高い位置からクロスを入れていきますが、オフサイド。
21分には、右サイドからの折り返し、正面へ新井、長谷川が迫りますが、大原がカバー。フロンターレ生田も、最後のところで、いい対応を見せ、しのいでいきます。
24分にはフロンターレ生田、中央で加藤昊がマイボールに。その縦パスに、渡部が右サイドから正面へ飛び出し、シュート。しかし、藤田がセーブ。
さらに加藤昊のボールカットから、右の大原へ。大原からエリア正面、武内へつながり、武内のパスに、エリア左、木村が飛び出しますが、藤田がセーブ。
25分には、アントラーズノルテ、熊谷が高い位置からクロスを入れたところ、跳ね返したフロンターレ生田。左サイドでの攻めに転じ、木村が武内とのパス交換からエリア左へ。
しかし、藤田がここでもセーブ。アントラーズノルテはすぐさま、右へ展開。ラインを高め、黒澤や大内が動かし、熊谷が斜めにエリア内への仕掛けを見せ、それに対し、フロンターレ生田はカット。
左サイドのスペースを突くパスに、草野が抜け出し、エリア左へ持ち込んで、シュート。ここでも藤田のセーブが阻みましたが、チャンスをつくっていきます。
渡邉や大原、加藤昊や田中がかかわって、ボールを動かしていくフロンターレ生田。加藤昊が多くのセカンドボールをものに。また、アントラーズノルテが後ろから組み立てを図る場面では、前から連動してプレス。奪いに行く姿勢も見せていきます。
30分には、左サイドでボールをカット。正面の西川がおさめ、ターンからシュート。しかし、右に。
直後には、植木が正面へ送ったボール、西川がおさめ、切り返しからシュートを打とうとしますが、アントラーズノルテは、栗田が粘り強く対応。
アントラーズノルテも、33分には、右サイドからの攻めに。正面からのシュートは植木がシュート。こぼれ球を熊谷が拾い、アントラーズノルテはふたたび、右へ展開。すると、フロンターレ生田にファールがあり、エリア外右でのフリーキックに。
キッカーの寺尾は左足で直接狙いますが、植木がセーブ。
ふたたび沓野や加藤昊が中盤でボールをものにすることで、時間をつくっていくフロンターレ生田。
左の木村から中央を経由し、大原がクロスを入れるなどしていきます。
36分には、田中の縦パスを西川がおさめ、右へ展開。渡部が高い位置からクロスを入れますが、アントラーズノルテの守備に遭い、シュートには結びつかず。
試合はタイムアップとなり、1-1。引き分けに終わりました。
前半1-0 後半0-1 計1-1
得点:西川航雅(フロンターレ生田) 新井修平(アントラーズノルテ)
フロンターレ生田の先発:21植木琉斗 31大原比呂 5渡邉拓真 28田中瑛登 30草野心音(c) 32加藤昊 36沓野楓 35渡部真己 37武内勇人 43木村風斗 44西川航雅
控え:45荒井隆成 29藤間貴洋 39土屋瑛大 40オビオラ クリスティアン チノンソ龍 17吉田琉海 3出口翔太
アントラーズノルテの先発:21藤田怜旺 7斉藤旬平 4栗田飛鳥馬 6大内秀梛 8黒澤世楽 12佐藤洋仁 17深川智寛 15寺尾桔平 13熊谷凛皇(c) 5新井修平 10長谷川敦人
控え:1佐藤隼平 16鈴木峻優 9佐藤輝 11佐藤奏太 14野辺好文 18松下陽 19菅井杜真
なお、試合後には30分1本の練習試合が行われ、フロンターレ生田は、GK45荒井隆成、最終ラインは右から1年生の3出口翔太、29藤間貴洋、1年生の17吉田琉海、28田中瑛登、ボランチは36沓野楓 (→37武内勇人) 35渡部真己 (→32加藤昊) 、右MF31大原比呂、左MF40オビオラ クリスティアン チノンソ龍、前線には43木村風斗 (→44西川航雅) 、39土屋瑛大 というメンバーで臨み、西川と大原のゴールで、2-0。
練習試合でゴールを決める大原比呂選手
この日のフロンターレ生田は、何人かの選手が不在。それでも加藤昊、沓野を中心に多くのセカンドボールをものにし、1年生の渡邉も精度の高いボールを供給するなど、それぞれの良さを見せ、攻守に戦い抜いたことが、心に残るものがありました。
これからも、その戦いをとても楽しみにしています。
(文中敬称略)
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