7月9日、等々力第一サッカー場では、川崎フロンターレU-15等々力が、FASCINATE(ファネサイト) ジュニアユースU-14との神奈川県(U-15)サッカーリーグに臨みました。
【川崎フロンターレU-15等々力(1年) 神奈川県U-15サッカーリーグ4部(2nd Stage) vs FASCINATEジュニアユースU-14】
7月9日(日)午後4時2分キックオフ 等々力第一サッカー場 くもり 35分ハーフ
ここまで神奈川県(U-13)サッカーリーグ4部では4勝、得点71、失点1。首位に立つフロンターレ等々力にとって、U-15サッカーリーグでの初戦。
先発はGK45山川敦弘、最終ラインは右から35渡部泰地、42岩﨑海澄、キャプテンの40野田永輝飛、39木田悠司、ボランチは41坂西叶羽、28池田颯太、右MF27遠山頼斗、左MF38小嶋遼介、前線には26遠山煌斗、29平野杜和。
時折太陽が顔を出し、蒸し暑さを感じる等々力第一サッカー場。サッカー場を囲むネット越しに、多くの両チームの選手の家族らが見つめるなか、試合は始まりました。
立ち上がりはファネサイト。高い位置で10、9の連係からゴールに迫るも、フロンターレ等々力はコンパクトに、粘り強い守り。
しのいでいくと4分には、中盤の坂西が浮き球のパス。エリア正面へ平野が抜け出しますが、シュートはファネサイトが体を張ってブロック。
左コーナーキックとなり、渡部が右足でボールを入れると、遠いサイドで小嶋がさわり、最後は池田がシュートを打ちますが、ファネサイトは体を張り、ブロック。
右コーナーキックとなり、遠山頼斗が左足でボールを入れると、小嶋が合わせますが、ワンタッチあり、ゴールとはならず。
立て続けにゴールへ迫るフロンターレ等々力でしたが、ファネサイトも集中したいい守りを見せていきます。
続けての右コーナーキックとなり、遠山頼斗がボールを入れると、エリア右へボールがこぼれたところ、野田がカット。そのパスに、坂西がエリア右へ。坂西が折り返すと、エリア内、平野、小嶋が飛び込みますが、枠はとらえられず。しかし、迫力のある攻めをフロンターレ等々力は見せていきます。
左サイド、開いて受けた木田の浮き球に、正面へ平野が動き出すなどしていくフロンターレ等々力。
間で坂西、小嶋、池田も受け、テンポよくボールをつないでいきます。
一方のファネサイトも、30が持ち上がり、左サイドを突くパス。高い位置へ41が抜け出していきますが、渡部が対応。
9分にはフロンターレ等々力、平野が遠山煌斗との連係から持ち上がり、中盤の坂西へ。坂西は右サイド、渡部へ。
渡部の縦パスに、坂西がエリア右へ飛び出しますが、ファネサイトもしっかりカバー。
11分には、渡部が平野とのパス交換から高い位置へ。右クロスを入れると、ニアで小嶋が合わせますが、ファネサイトも体を張った守りを見せ、ゴールとはならず。
すると13分には、ファネサイト、左サイド下がり目からの縦パスに、18がエリア左へ。これはフロンターレ等々力が阻むも、これで得た左コーナーキックからゴールを決め、0-1。
先制点はファネサイトへ。
追いかけるフロンターレ等々力は、最終ラインの岩﨑が、間に下りた平野に縦に付け、平野から右サイド、渡部へ。
渡部はやや低い位置からクロス。これに小嶋が迫りますが、GK21がセーブ。
ファネサイトも、直後には17が高い位置でカット。左へ流れた14につながり、14は折り返しますが、渡部がクリア。
さらにファネサイトが、右サイドからの攻めに。テンポ良くボールを間で受けながら前進していくと、最後は右SBの5がエリア右へ。
角度のないところからシュートを打ちますが、枠はとらえられず。
16分には、ファネサイトは中盤の10がCBの30や中盤の22とかかわってボールを動かし、10のパスに、14がエリア内へ飛び出し。ここは岩﨑が体をうまく入れ、マイボールに。
フロンターレ等々力も、集中したいい守りを見せていきます。
飲水タイムをはさんで、フロンターレ等々力は池田に代わり30初音虎次郎。
平野が左MF、小嶋が前線へ。
フロンターレ等々力は、初音や坂西が多く触れながら、ボールをつないでいき、22分には初音から左サイド、木田へ。
木田の斜めのパスに、エリア内、小嶋が飛び出しますが、オフサイド。
さらに中盤で坂西がカット。左サイド、木田から平野へつながり、平野はエリア外左へ持ち込み、ミドルシュート。しかし、上に。
ファネサイトも、GK21にCBの30や26、ボランチの22がテンポよくボールを動かしていきますが、フロンターレ等々力は前から連動してプレス。
それをかいくぐるようにして、ファネサイト、下がり目に下りた18のパスに、5が高い位置へ。クロスを入れていきますが、山川が対応。
さらに裏を突くパスに17がエリア内へ。しかし、フロンターレ等々力はコンパクトに、粘り強く対応。最後は山川がセーブしていきます。
狭いスペースにボールを入れ、組み立てを図るフロンターレ等々力。28分には、初音が左サイドを突くパス。平野が抜け出しそうになりますが、ファネサイトはカバー。
ファネサイトも、29分には下がり目で受けた17のスルーパスに、14が高い位置へ飛び出し。しかし、遠山煌斗がカバー。
30分には、遠山頼斗が右サイドから中央へ持ち出し、前に持ち上がると、正面で受けた初音は左へ展開。平野が高い位置へ上がり、クロスを入れていきますが、ラインを割り、チャンスにはつながらず。
31分にはファネサイト、中央で受けた17が浮き球のパス。エリア左へ、14が抜け出しますが、岩﨑がカバー。最後は14のファールに。
さらにファネサイトが、最終ラインの26のパスに、5が高い位置へ顔を出すなど、フロンターレ等々力の陣内にうまく入り込み、35分には30が持ち上がり、スルーパス。17がエリア右へ抜け出しますが、坂西がカバー。最後は山川がセーブ。
アディショナルタイムに入り、36分にはフロンターレ等々力にファールがあり、エリア外正面でのファネサイトのフリーキックに。
これをしのいだフロンターレ等々力は、遠山頼斗が持ち上がり、カウンターに。遠山頼斗は右へ展開。小嶋が高い位置から折り返すと、正面で坂西がシュート。これが決まり、1-1。
フロンターレ等々力が追いつきます。
しかし、37分にはファネサイト。10、8がエリア前でボールをテンポよく動かし、スルーパス。エリア右、抜け出した18がゴールへ決め、1-2。
前半はここでタイムアップ。ファネサイトがリードし、ハーフタイムへ。
後半フロンターレ等々力は、GK33小坂一、最終ラインは右から35渡部泰地、42岩﨑海澄、キャプテンの40野田永輝飛、39木田悠司、28池田颯太、41坂西叶羽、右MF36笠原宏仁、左MF30初音虎次郎、前線には37中矢温仁、38小嶋遼介。
GKが山川から小坂に代わり、交代で下がった池田が戻り、さらに笠原、中矢が入る構成に。
立ち上がり、最終ラインで組み立てながら、間にうまくパスを入れ、前に出ていこうとするのはファネサイト。
フロンターレ等々力は、それに対してプレス。渡部が右サイドでマイボールにし、間で坂西が受け、右の笠原へつなげ、笠原はエリア右へ向かって仕掛けていきますが、41が対応していきます。
4分にはファネサイト、10がエリア右へ抜け出し、シュート。しかし、小坂がセーブ。
フロンターレ等々力は、下がり目の池田から右サイド、渡部へ展開。渡部は笠原を高い位置へ走らせ右サイドでのスローインに。
その流れから笠原がエリア右へ、仕掛けていきますが、ファネサイトの対応も粘り強く、ラインを割っていきます。
連動して、前からプレスをかけることでうまくボールを奪うなどしていくフロンターレ等々力。
5分には、笠原がカット。そのパスに、正面へ中矢が抜け出しますが、オフサイドに。
さらに下がり目で坂西や中矢、小嶋もかかわって、組み立てを図るフロンターレ等々力。
7分には、右サイド、笠原が斜めに仕掛け、正面の小嶋へ。小嶋から中央やや下がり目で、初音が受け、初音のパスに、木田がエリア外正面やや左へ。
木田はミドルシュートを打ちますが、枠はとらえられず。
ファネサイトも、直後にはGK21がエリア前にボールを送ると、正面へ14が抜け出しますが、木田が粘り強く足を伸ばして対応。さらに野田がカバー。
さらに17の浮き球のパスに、18がエリア内へ進入。しかし、小坂がカバーしていきます。
ファネサイトはさらに中盤でボールを動かし、9分には、左の41から正面、間の9とつながり、9のスルーパスに、14がエリア左へ。シュートを打ちますが、小坂がセーブ。
10分には高い位置でファネサイトがカット。エリア正面へ17が抜け出しそうになりますが、野田がカバーしていきます。
フロンターレ等々力も、渡部が右サイドから斜めにパスを入れ、間で小嶋が受けるなどし、エリア前に迫ると、11分には、右サイドでのスローイン、受けた笠原がクロス。
遠いサイド、中矢が抜け出しますが、ファネサイトの守りが対応していきます。
ファネサイトも、13分には、14のパスに、9が左サイドへ。そのパスに、18がエリア左へ進入しますが、池田がカバー。
さらに、うまく中央で動かしながら、エリア前に入れてくるファネサイト。しかし、野田・岩﨑が対応していきます。
フロンターレ等々力は、中矢を左MF、初音を前線へ。
初音が下がり目でかかわり、左の木田に受け渡し、木田の縦パスに、中矢が高い位置へ仕掛けていきますが、ファネサイトの守りが対応。
15分には、下がり目の初音から中央の池田とつながり、池田はスルーパス。エリア右、初音が抜け出し、切り返しからシュート。しかし、GK21がセーブ。
ファネサイトも、右SBの5が高い位置へ抜け出し、クロスを入れていきますが、エリア内で岩﨑が対応。
17分には、17から8とつながり、8のパスに、18がエリア右へ。18はシュートを打ちますが、小坂がセーブ。
飲水タイムをはさんで、フロンターレ等々力は、中矢に代わり再び29平野杜和。池田に代わり27遠山頼斗。
平野が前線、小嶋が左MFに。遠山煌斗、初音が中盤に、位置を入れ替えていきます。
すると19分、フロンターレ等々力は高い位置でボールをカットし、笠原がエリア正面へ。笠原が倒れ込みながらもシュートを打つとこれが決まり、2-2。
フロンターレ等々力が追いつきます。
ファネサイトも、浮き球を正面へ入れるなどし、揺さぶりに。しかし、フロンターレ等々力は渡部がカバー。小坂もしっかりボールをセーブし、対応。
25分には、8のスルーパスに、14がエリア内への動き出し。しかし、野田がカバー。さらにパスを回しながら、エリア前に迫ってくるファネサイト。
フロンターレ等々力は、平野がプレスバック。コンパクトにしていい対応を続けていきます。
28分には、中央で平野がセカンドボールを拾い、初音につなげると、初音のスルーパスに、小嶋がエリア左へ。
小嶋はシュートを打ちますが、左に。
フロンターレ等々力はここで小嶋に代わり26遠山煌斗。
直後にはファネサイト。8から左へ流れた14、9とつながり、9のパスに、高い位置へ5が持ち出していきますが、坂西がカバー。
33分には、浮き球のパスに、途中出場の16がエリア内へ。しかし、岩﨑が対応。最後は16のファールに。
34分には、中盤での競り合いを制して、ファネサイト。エリア左へパスが通ると、14が抜け出しますが、小坂がセーブ。
アディショナルタイム、高い位置でボールをカットし、フロンターレ等々力の陣内へ迫るファネサイト。
14が高い位置でカットし、正面へ。そのパスに、正面やや左で17が放ったシュートは、小坂がセーブ。
右コーナーキックに。17が右足でボールを入れると、26がヘディングシュート。これが決まり、2-3。
ファネサイトが勝ち越します。
追いかけるフロンターレ等々力は、37分、浮き球のパスに、笠原が右サイド、高い位置へ。
ここでファネサイトはファール。フロンターレ等々力はフリーキックを得ます。
キッカーは野田。左足で直接狙うも、シュートは上に。
試合はタイムアップとなり、2-3。勝利したのはファネサイトとなりました。
体格差でやや勝り、技術も確かなものがあるファネサイトに、ここまで培ってきたものと戦う姿勢を見せ、挑んだフロンターレ等々力の選手たち。
見事な連係からチャンスもつくりだし、そして、ゴールも決めており、これからが楽しみになる試合となりました。
前半1-2 後半1-2 計2-3
得点:坂西叶羽、笠原宏仁
フロンターレ等々力の先発:45山川敦弘 35渡部泰地 42岩﨑海澄 40野田永輝飛(c) 39木田悠司 41坂西叶羽 28池田颯太 27遠山頼斗 38小嶋遼介 26遠山煌斗 29平野杜和
交代:池田→30初音虎次郎 山川→33小坂一 遠山頼斗→36初音虎次郎 平野→池田 遠山煌斗→37中矢温仁 中矢→29平野杜和 池田→遠山頼斗 小嶋→遠山煌斗
(文中敬称略)
This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International License.