フロンターレU12(４年、3年) – 川崎ウィングスFCホワイト / かわしん杯3位決定戦

7月９日、最終日を迎えたかわしん杯ジュニアサッカー大会。

準決勝の第１試合は、川崎フロンターレU-12に1-0で中野島FCホワイトが勝利。第2試合は中野島FCブルーが川崎ウィングスFCホワイトに1-0で勝利。

この結果、3位決定戦はフロンターレU-12 vs 川崎ウィングスFCホワイト、決勝戦は中野島FCホワイト vs 中野島FCブルーという組み合わせになりました。

【川崎フロンターレU-12(4、3年) かわしん杯ジュニアサッカー大会3位決定戦 vs 川崎ウィングスFCホワイト】
7月9日(日)午後1時28分キックオフ　等々力陸上競技場　くもり　15分ハーフ　8人制

フロンターレの先発は、GK1藤木乃以、最終ラインは右から3大野隆ノ介、2下地勇人、5岡西春樹、中盤は6戸部心暖、右に14芳賀廣人、左に8成瀬文哉、前線には10新堀葵。

曇り空にも、時折、太陽が顔をのぞかせ、蒸し暑さも感じる等々力陸上競技場。メインスタンドには、選手の家族らや準々決勝までに大会を去ったチームの選手たちらが集い、ウィングスの家族らや選手たちが声援を送る。いい雰囲気の中、キックオフの時を迎えました。

立ち上がり、ゴールに迫るのはウィングス。パス交換から11が左サイド、高い位置へ。これには下地が粘り強く対応。
さらに高い位置でカットし、11がエリア外左へ。ミドルシュートは枠をとらえますが、藤木がセーブ。

ウィングスの応援団を沸かせる場面をつくっていきます。

ウィングスの左コーナーキックをしのいだフロンターレは、カウンターに持ち込み、成瀬がエリア外正面へ。成瀬は正面やや右に抜け出した戸部へ展開。戸部に対しては、ウィングスの10が粘り強く対応。
戸部のパスに、正面やや右へ、成瀬が抜け出しますが、オフサイドに。

フロンターレはさらに正面でキープを図る新堀葵のパスに、芳賀が右サイドからエリア内へ動き出し。これはウィングスが阻んで、左コーナーキックに。
左コーナーキック、新堀葵が右足でボールを入れると、セカンドボールを拾ったフロンターレは、大野が右サイドを持ち上がり、クロス。エリア内で戸部がおさめ、シュートを打とうとしますが、ウィングスの守備も粘り強く、最後はGK1がセーブしていきます。

フロンターレは、下地の裏を突くパスに、芳賀がエリア右へ進入。さらに新堀葵が迫りますが、ウィングスの守りが対応。ここでもGK1がセーブ。

ウィングスも、高い位置でボールをおさめる場面をつくりますが、岡西が対応。岡西は持ち上がり、左へ展開。成瀬につながり、成瀬から中央で受けた戸部がドリブルで正面へ。
戸部から新堀葵につながり、新堀葵はエリア正面やや右へ持ち込み、シュート。しかし、ウィングスの体を張った守りが阻んでいきます。

8分にはフロンターレ、岡西が鋭いターンの連続から一気にエリア正面やや左へ。シュートを打ちますが、ここでもウィングスはブロック。

さらに大野が持ち上がり、右へ展開。芳賀につながり、芳賀のパスに、戸部がエリア内へ。戸部は反転からシュートを打とうとしますが、ここでもウィングスは粘り強い守り。

飲水タイムをはさんで、11分にはフロンターレ、下地が持ち上がり、中央で戸部、新堀葵とつながり、新堀葵から左サイド、上がった岡西へ。
岡西はミドルシュート。ウィングスが阻んだところ、成瀬がエリア左へ進入。さらにシュートを打ちますが、サイドネット。

12分には、セカンドボールを拾った大野が一気にエリア内へ。しかし、ここでもGK1がセーブ。

ウィングスの好守の連続の中、さらに攻めていくのはフロンターレ。
13分、下地から戸部とつながり、戸部はスルーパス。エリア正面、抜け出した新堀葵がうまく寄せを剝がして、ミドルシュートを打つとこれが決まり、1-0。
ついにフロンターレが先制します。

追いかける展開となったウィングスも、高い位置で8がカット。しかし、岡西が対応。

再び前に出ていくのはフロンターレ。14分には、岡西が体をうまく使いながら、ドリブルで前へ。エリア左へ持ち込みますが、ウィングスの守りが阻み、左コーナーキックに。
新堀葵がボールを入れると、下地がシュート。いったんは、ウィングスの守りが阻むも、最後にはボールはゴールのなかへ。2-0。

フロンターレが突き放します。

ウィングスも直後には、11が左サイドからエリア正面へ動き出しますが、藤木がクリア。

前半は2-0でタイムアップとなります。

後半フロンターレは、芳賀に代わり15長野優斗、成瀬に代わり11久保田創大。

立ち上がりには、ウィングス、スルーパスに、8がエリア外右へ。背後を取り、仕掛けていきますが、久保田がカバー。

さらにフロンターレの陣内でウィングスがカット。前に迫る場面をつくりますが、大野がカット。大野は前に持ち上がり、大野から受けた新堀葵が高い位置でキープ。

ウィングスはさらにボールを奪うも、岡西が奪い返し、岡西から受けた戸部がドリブルで前へ。戸部のパスに、新堀葵がエリア外右へ抜け出し、折り返し。
こぼれ球に迫った下地がミドルシュート。これは上にそれたものの、フロンターレは迫力のある攻めを見せていきます。

2分には、正面で新堀葵がターンからシュート。しかし、枠はとらえられず。

3分には、新堀葵が中央でカット。エリア正面へ持ち込み、ウィングスの選手を引き付け、ループシュート。クロスバーに当たり、ゴールとはなりませんでしたが、等々力にどよめきを生みます。

4分にはさらにフロンターレ。岡西がドリブルで持ち上がり、正面へ。岡西のパスに、正面やや右へ抜け出した戸部がシュートを打つとこれが決まり、3-0。
フロンターレがさらに突き放します。

フロンターレは戸部がドリブルで間を縫うようにして、前に持ち出し、5分には中央の新堀葵がスルーパス。エリア右へ、長野が抜け出しますが、オフサイド。
6分には、長野が中央を持ち上がり、そのパスに、久保田が左サイドからエリア内へ。ここでもウィングスが体を張った守り。

ウィングスも8が右サイドから背後を取り、エリア右へ仕掛けていきますが、岡西が対応。

フロンターレは戸部が中央でフェイントを交えながら、前に。さらに新堀葵やこぼれ球に反応した大野が高い位置へ顔を出すなど、相手陣内で時間をつくっていきます。

7分にはウィングス、左サイドに開いた11のパスに、18がエリア左へ。シュートを打ちますが、サイドネット。

飲水タイムをはさんで、フロンターレは3人を交代。大野に代わり9桑原大河、新堀葵に代わり7佐藤雄吾、下地に代わり13田中真祐斗。

最終ラインは右から長野、岡西、田中、右に桑原、前線に佐藤が入ります。

11分にはフロンターレ、中央を岡西が運び、こぼれ球に中央で田中が反応。距離のあるところからシュートを打ちますが、これは右。

フロンターレはさらに戸部が中盤でドリブルで運んで、受けた佐藤がエリア左へ。ドリブルで持ち込み、切り返していきますが、16が粘り強く対応。
ゴールキックとなります。

すると12分、ウィングスは左サイド8からエリア外正面、7につながり、7はミドルシュート。藤木は手を伸ばして阻もうとするも、ゴール右へ決まり、3-1。
ウィングスも1点を返します。

フロンターレは、岡西が持ち上がり、佐藤がエリア内へ迫りますが、ウィングスはカット。18が抜け出しそうになりますが、藤木がエリア外に出てカバーしていきます、

フロンターレは、左サイド、久保田が正面やや右へ運び、シュートを打ちますが、GK1がセーブ。

ウィングスの右サイドからの攻めに対しては、久保田・田中が厳しく挟み込むようにして対応していくフロンターレ。
13分には、エリア外正面やや左で田中がミドルシュート。GK1は反応するも、ゴールへ決まり、4-1。フロンターレが突き放します。

ウィングスも、中央で9や7がかかわってボールを動かし、フロンターレはそれに対して厳しい寄せ。

15分には、フロンターレにファールがあり、ウィングス陣内でのフリーキックに。
キッカーの10は、左サイド、裏を突くボールを供給。これに抜け出したのは11。シュートを打つと、ゴールネットを豪快に揺らし、4-2。

ウィングスが再びゴール。試合は2点差に。

フロンターレは佐藤がドリブルで前に。
さらに岡西がうまく前に持ち出し、ミドルシュートを打ちますが、GK1がセーブ。

さらに田中がカット。中央を持ち上がり、ミドルシュートを打ちますが、GK1がセーブ。

試合はタイムアップとなり、4-2。

フロンターレは3位でこの大会を終えることになりました。

中野島FC同士による対戦となった決勝は、中野島FCブルーが2-1で中野島FCホワイトに勝利。

優勝は中野島FCブルー、準優勝は中野島FCホワイト、3位フロンターレ、4位川崎ウィングスFCホワイトに。

3位決定戦での川崎ウィングスFCホワイトの戦いぶりも素晴らしく、川崎市のサッカーのレベルがさらに上がっている、と思わされるものがありました。

この先、さまざまな大会で川崎市のチームと切磋琢磨していくであろうフロンターレ。素晴らしいチームとの対戦を通して、どんなチームになっていくのか、どんな選手になっていくのか、とても楽しみにしています。

前半2-0 後半2-2 計4-2

得点：新堀葵、オウンゴール、戸部心暖、田中真祐斗

フロンターレの先発：1藤木乃以　3大野隆ノ介　2下地勇人　5岡西春樹　6戸部心暖　14芳賀廣人　8成瀬文哉　10新堀葵

交代：成瀬→11久保田創大　芳賀→15長野優斗　大野→9桑原大河　下地→13田中真祐斗　新堀葵→7佐藤雄吾

(文中敬称略)