11月6日は日産追浜グラウンドへ。U-15年代の最後の全国大会の予選、高円宮杯関東大会は2回戦。1回戦でジェファFCを5-1で下した川崎フロンターレU-15はTOKYU S Reyes FCとの対戦となりました。
【川崎フロンターレU-15 高円宮杯関東大会2回戦vsTOKYU S Reyes FC】
11月6日(日)午前11時キックオフ 日産追浜グラウンド 晴れ 40分ハーフ
フロンターレの先発はGK1安福祐一、DFは右から5森璃太、4道間雄生、9ディアウ勇守歩、15栗田悠巨、ボランチは14山内日向汰、20澤田泰大、右MF28浅倉廉、左MF7中島大成、トップ下13安田捷人、FW11有田恵人。10宮城天がベンチスタートとなり、ゲームキャプテンは栗田が務めました。
横浜市青葉区を拠点にするレイエスは前日フロンターレと同じ関東ユース2部のクマガヤSCと対戦し、3-0で勝利。攻守にハードワークできる好チームという印象。先発はGK1大庭椋介、DFは右から6福井寿俊、4西山浩人、5杉本裕哉、3山口絋生、中盤の底に14青木駿人、二列目に右から11山本航生、7奥村周太、10キャプテン中村洸太、15島木秀音、FW2菅原陸斗。クマガヤSC戦では中村の直接フリーキックで先制し、その後ゴールを決めたのは島木と奥村。
晴れ渡った空の下、両チームの家族やチームメートらが多く集まるなか始まった試合。立ち上がりにはレイエスが前から激しくプレスをかけて攻勢に。いきなり奥村にエリア前からシュートを打たれるなどゴール前に迫っていきます。
フロンターレは4分には細かくパスを回して最後は山内のパスに浅倉が抜け出しますがオフサイド。レイエスは6分には山本からボールを受けた島木がエリア左からシュートを打つも左へ。その後もフロンターレのボールをうまくカットしたところからテンポよく前にレイエスの選手たちが仕掛ける場面が続きます。
レイエスの攻勢をしのいだフロンターレも11分にはディアウのフィードにエリア左、浅倉が抜け出してダイレクトでシュートを打つもやや上に。17分には安田のスルーパスに有田が抜け出してエリア前へ迫りますがレイエスの選手たちも粘り強く対応し、シュートを打つことはできず。さらに澤田がセカンドボールを拾い右へ展開すると安田を経由して森が右から迫るもやはりレイエスの守備の前にシュートにはつながらず。
レイエスも山口が左サイドを駆け上がってエリア内へクロスを上げますが、安福がしっかり対応。23分には左コーナーキック、青木の左足で入れたボール、ファーで山本が合わせるも枠をとらえられず。
フロンターレも安田の縦パスを起点に浅倉が右から仕掛けてエリア左へ流れたボール、山内がシュートを打ちますがレイエスの選手にわずかに触られて決めることはできず。29分には浅倉から右へ展開、有田からパスを受けた森がエリア右あまり角度のないところから狙うもGK大庭がしっかりキャッチ。
レイエスがしっかりブロックをつくったこともあってフロンターレは次第に縦にパスをつけられなくなり、ディアウや道間、さらには安福も加わり最終ラインでボールを回す時間帯が続いていきます。パスが引っ掛かりボールを奪われるとレイエスの選手たちは一気に前へ。中村がエリア左からシュートを打つも右へ。難を逃れたものの、ボールを持ちながらもゴールをおびやかすのはレイエスという場面が目立っていきます。
なかなかゴール前へ迫れずこのままスコアレスかと思われた39分、ゴールへようやく迫ったのはフロンターレ。山内が縦へ鋭いパスを入れると右へ展開。有田がエリア右から仕掛け浅倉がシュートを打つとこれは決まらなかったもののエリア左へこぼれたボール、安田が走り込みながらゴールへ蹴るとネットを揺らして1-0。ゴールを喜ぶフロンターレの選手たち。そして、そのまま前半のタイムアップを告げる笛が鳴ります。
共に、メンバーは変わらずに始まった後半。ゴールへ迫ったのはレイエス。1分には中村から右へスルーパス。その先には山本が抜け出していましたが、ディアウが読みよくカット。さらには4分エリア横左でレイエスはファールを得ると中村が直接右足でゴールへフリーキックを蹴るもサイドネットに。5分フロンターレはセカンドボールを拾われて右へ展開されると、レイエスは福井の右クロスに菅原が合わせますが右へ。
なかなかボールを拾うことができず苦しい立ち上がりとなった後半、フロンターレは7分栗田が左サイドから仕掛けるとエリア前やや左で倒されてゴールに近い位置でフリーキックを得ます。キッカーは中島。右足を振り抜くとゴールネットを直接揺らして2-0。貴重な貴重な追加点。選手たちが集まってタッチをかわします。
しかし、レイエスも前へ。直後には右へボールが出ると奥村がエリア前右から抜け出て安福と1対1に。これは決められたか、と思うような場面でしたが安福が粘り強くシュートに好反応。好守で救います。
10分にはレイエス、島木に代わり16竹内崇人。中村を起点にフロンターレのゴールへ迫りますが道間らが体をはって対応。
フロンターレも次第にボールを回せるようになり14分には中島のパスから右へ抜け出した有田がシュートを打つもGK大庭がキャッチ。さらに澤田の縦パスから中島を経由して有田がエリア左から仕掛けてシュートを打つもボールは右へ。レイエスは菅原に代わり12田中隼太。
16分には森が高い位置まで仕掛けてクロスを上げるとエリア内へ進入した栗田がGK大庭ともつれあうようにしてボールに触るも大庭が何とかキャッチ。決めることはできず。
17分にはレイエス、エリア左へ抜け出た田中がシュートを打つも安福がしっかりキャッチ。レイエスはここで竹内に代わり21新井田裕介。
25分にはフロンターレ、山内から右へボールが出ると安田が仕掛けてエリア右へ。立て続けにシュートを打つもいずれも大庭が好守を見せて決めることはできず。26分にはレイエスにさらに交代。青木に代わり9鈴木良太が入りFW。新井田が左SB、福井がボランチ、山口が右SBに。
29分にはフロンターレ、中島から縦パスを受けた山内が右へ展開すると、浅倉が抜け出してシュートを打つもまたも大庭の好守。
ゲームは終盤へ。次第に再びセカンドボールを拾えるようになったレイエスがゴールへ迫り、フロンターレが耐える時間となりますが37分には左からボールを入れられ、シュートを打たれると安福はさわったもののエリア内にこぼれたボールは走り込んだ奥村のもとへ。これを頭で決められて2-1。
ここでフロンターレは山内に代わり18佐藤聖真、ボランチに。直後にはレイエス、右から奥村が抜け出してゴールへ迫るも安福が前へ出てシュートには持ち込ませず。
ロスタイムは3分。フロンターレは有田に代わり10宮城天。フロンターレは佐藤を起点にカウンターに。宮城が右へ抜け出てエリア左へ送ったボール、中島がシュートを打つもワンタッチあり、コーナーキックに。浅倉がエリア内へ入れたボールをクリアされて再びコーナーキックに。ボールを右コーナーでキープしラインを割ると、主審が笛をならしボールを抱え上げて試合はタイムアップ。2-1。最後まで攻守によくプレーを見せたレイエスに苦しみながらもフロンターレは3回戦へ駒を進めることになりました。
前半1-0 後半1-1 計2-1
得点:安田捷人、中島大成(フロンターレ) 奥村周太(レイエス)
フロンターレの先発:1安福祐一、5森璃太、4道間雄生、9ディアウ勇守歩、15栗田悠巨=cap、14山内日向汰、20澤田泰大、28浅倉廉、7中島大成、13安田捷人、11有田恵人
交代:山内→18佐藤聖真 有田→10宮城天
控え:16鈴木嵐大 21川合我空 2山崎健翔 3有山佑汰 8小澤星夜 24上野暁
TOKYU S Reyes FCの先発:1大庭椋介、6福井寿俊、4西山浩人、5杉本裕哉、3山口絋生、14青木駿人、11山本航生、7奥村周太、10中村洸太=cap、15島木秀音、FW2菅原陸斗
交代:島木→16竹内崇人 菅原→12田中隼太 竹内→21新井田裕介 青木→9鈴木良太
フロンターレの高円宮杯関東大会3回戦は11月5日午前11時、味の素スタジアム西競技場にて。対戦相手はFC東京U-15深川。勝てば翌6日、全国大会への出場を決める決定戦へ進むことになります。
(文中敬称略)
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