11月5日は箱根湯本駅からバスに揺られて星槎箱根キャンパスグラウンドへ。川崎フロンターレU-15にとって最後の大きな大会、高円宮杯の予選関東大会が始まりました。
すでに出場が決まった上位5チームをのぞいた関東ユース1部の7チーム、関東ユース2部の12チーム、さらに予選を勝ち抜いた29チームの計48チームを3つのブロックにわけ、トーナメントを行い4つ勝利すれば全国大会の出場権を得ることになります。
【川崎フロンターレU-15 高円宮杯関東大会1回戦vsジェファFC】
11月5日(土)午前11時キックオフ 星槎箱根キャンパスグラウンド 晴れ 40分ハーフ
川崎フロンターレU-15の先発はGK1安福祐一、DFは右から5森璃太、4道間雄生、9ディアウ勇守歩、15栗田悠巨、ボランチ14山内日向汰、20澤田泰大、右MF11有田恵人、左MF7中島大成、トップ下28浅倉廉、FWキャプテン10宮城天
ジェファFCは國學院久我山の李済華総監督が創設し東京都葛飾区を拠点に活動しているクラブ。先発はGK1石渡克、DFは右から22岡本一輝、24茂木成志、29須田陸斗、33森谷貴海、ボランチはキャプテン14戸田尉、右MF35須賀涼斗、左MF17山下貴之、トップ下15名倉海登、FWは10木村聖、9加納直樹
好天に恵まれ遠くの山々の木々の葉が鮮やかに色づくなか始まった試合。フロンターレは最終ラインからボールを回して組み立てていくのに対して、ジェファは前からプレスをかけていきます。1分には山下にエリア前へ迫られますがここは寄せてシュートには至らず。
しかし、5分ボールを奪ったところから一気に前へ出てきたジェファFC、最後はエリア正面やや左から山下にシュートを打たれるとゴールネットを揺らされてしまいます。0-1。
それでも慌てず前へ出たフロンターレ、有田がオーバーラップをした森の動きをうまく使って右サイドからエリア内へ仕掛けてボールを送ると浅倉がこれに反応、最後は中島がエリア内左から決めて1-1。フロンターレは追い付きます。
両SBが高い位置まで上がり、澤田が最終ラインまで下りて後ろから組み立てていくフロンターレはさらに攻勢に。しかし、ジェファFCも茂木、須田を中心に好守を見せ、ボールを奪うと縦に速い攻撃で迫っていきます。
14分にはエリア前へ仕掛けて山下がパス交換から迫るも栗田がクリアし、フロンターレはボールを受けた宮城がエリア左からシュートを打つもGK石渡が対応。互いに切り替え速くゴール前での場面をつくっていきます。16分には有田が右サイドから仕掛けて人数をかけていくと最後はリターンを受けた澤田がエリア外正面からミドルシュート。しかし、わずかに上に。ジェファFCのサイドからの攻撃も安福がしっかりクロスに対応したフロンターレは21分には浅倉の縦パスに宮城が抜け出しますが、GK石渡が前に出てこれを防ぐ好守。
さらに山内の縦パスがエリア前、浅倉に渡り右へ展開するとエリア右からニアを狙って森がシュートを打つもこれもGK石渡がしっかりキャッチ。25分にも細かいパス回しからエリア左、栗田がシュートを打つもまたまたGK石渡が対応。
ジェファも25分には素早く切り替えて山下がエリア前左へ迫りますが道間がしっかり寄せてシュートは左に。
すると次の1点はフロンターレに。カウンターかは森が右から仕掛けてエリア前やや右から有田がシュートを打つと最後はこぼれたボールを宮城が押し込み、2-1。
畳み掛けるフロンターレはさらに人数をかけて前へ出ていきますが、山内のエリアまえからのシュートにはGK石渡が好セーブ。
34分にはジェファFCも人数をかけて一気に4人がエリア前へ。最後はエリア右、加納がシュートを打つも左にそれて、フロンターレは難を逃れます。38分にはジェファFC、須賀に代えて27後藤直也。木村のロングスローから同点を狙っていきますが、安福を中心にしっかりしのいで前半は2-1でタイムアップとなります。
後半、次の1点もフロンターレに。3分宮城がエリア前からスルーパスを送るとエリア右抜け出したのは有田。GK石渡は前に出ますが有田がループシュートを放つとボールはゴールネットに吸い込まれていきます。3-1。直後にはジェファFC、加納が左から仕掛けて迫るも道間が寄せてラインを割らせシュートには至らず。
フロンターレはいい距離感でボールを回し、前線から浅倉がしっかり戻ってボールを失ってもすぐに取り返して攻勢に。4分には宮城が右から仕掛けてエリア内、浅倉がシュートを打つもGK石渡が対応。さらに7分にも山内のリターンを受けた宮城がミドルシュートを打つもまたまたGK石渡がキャッチ。13分には山内がドリブルで一気に前へ出ていったん有田にボールを預けてエリア内へ。有田から再びボールを受けシュートを打つもブロックに阻まれ追加点とはならず。
15分にはジェファFCもセカンドボールを拾い、左から木村が仕掛けますが道間が粘り強く対応。シュートは打たせず。
フロンターレはやや攻め急ぎかなというプレーが続き、少し攻撃が単調にみえる時間帯、さらに最終ラインからのボール回しでボールを失う場面があったもののしっかり取り返してジェファFCの攻撃をしのいでいくと、19分には森が右から仕掛けて中へ切れ込み宮城とのパス交換からシュートを打つもGK石渡に防がれてゴールネットは揺らせず。セカンドボールを拾い、山内が中島とのパス交換からエリア右へ。シュートを打つも防がれてまたも追加点とはならず。それでも再び厚みのある攻撃。
26分にはジェファFC、名倉に代わり28寺内響央。加納をワントップに、二列目に山下、木村、寺内、後藤が並びます。フロンターレも28分にはディアウに代わり、18佐藤聖真が入りボランチ、澤田はCBに。さらに宮城に代わり、13安田捷人が入り、右MF浅倉、左MF中島、トップ下安田、FW有田。佐藤が最終ラインまで下りて組み立てながらさらにゴールをうかがっていきます。
直後には右サイドを崩すとクロスに中島がエリア左で合わせますがバーに。さらに山内もエリア前からシュートを打つもこれもポスト。ジェファFCは山下に代わり34内藤誠吾、さらに木村に代わり、12吉川秀斗。
39分にはフロンターレ、山内が前へ仕掛けると最後はエリア左、中島が右足を振り抜いてゴールネットを揺らしこの日2点目。4-1。直後には有田の右からの折り返しに安田が合わせるとこれもゴールへ決まり、5-1。ここでフロンターレは中島に代わり6黒川海翔。
最後は中盤を厚くしてジェファFCの反撃をしっかりしのぎきったフロンターレ、試合は5-1でタイムアップし2回戦へ。難しい大会の初戦、先制されうまくいかなかった場面もあったかもしれませんが、追う展開にも慌てず見事に逆転勝利を飾ることになりました。
次の対戦相手はクマガヤSCを3-0で下したTOKYU S Reyes。6日午前11時、日産追浜グラウンドにてキックオフとなります。
前半2-1 後半3-0 計5-1
得点:中島大成2、宮城天、有田恵人、安田捷人(川崎) 山下貴之(ジェファFC)
川崎フロンターレU-15の先発:1安福祐一、5森璃太、4道間雄生、9ディアウ勇守歩、15栗田悠巨、14山内日向汰、20澤田泰大、11有田恵人、7中島大成、28浅倉廉、10宮城天=cap
交代:ディアウ→18佐藤聖真 宮城→13安田捷人 中島→6黒川海翔
控え:16鈴木嵐大 21川合我空 2山崎健翔 3有山佑汰 8小澤星夜 24上野暁
ジェファFCの先発:1石渡克、22岡本一輝、24茂木成志、29須田陸斗、33森谷貴海、14戸田尉=cap、35須賀涼斗、17山下貴之、15名倉海登、10木村聖、9加納直樹
交代:須賀→27後藤直也 名倉→28寺内響央 山下→34内藤誠吾 木村→12吉川秀斗
(文中敬称略)
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