9月3日にプレミアリーグEASTの再開初戦となる大宮アルディージャU-18戦を控えた川崎フロンターレU-18。
8月27日、Anker フロンタウン生田で、日本大との練習試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-18 練習試合 vs 日本大】
8月27日(日) Anker フロンタウン生田 Anker Field 晴れ 45分×2
1本目、フロンターレのメンバーは、GK1濱﨑知康、最終ラインは右から2江原叡志、5土屋櫂大、30林駿佑、4元木湊大、ボランチは10尾川丈、6由井航太、右MF22加治佐海、左MF11岡野一恭平、前線には14岡田泰輝、13髙橋宗杜。
日本クラブユース選手権には帯同せず、その後の和倉ユースサッカー大会で本格的に実戦に復帰した由井、岡野一が入りました。
なお、日本大にはフロンターレU-18出身のDF栗田悠巨、MF田中慶汰、FW五木田季晋の3選手がいますが、この日は不在でした。
夏らしい青空に、白いもくもくとした雲がかかるAnker フロンタウン生田。厳しい残暑のなか、ネット越しから選手の家族らが見守る中、試合は始まりました。
立ち上がりは、日本大が裏を突くパスを入れ、ゴールをうかがう展開に。
1分には、右サイド、浮き球のパ明日に、60が高い位置へ。しかし、江原がうまく、粘り強く対応。最後はマイボールに。いい対応を見せていきます。
フロンターレは、GKの濱﨑に、最終ラインの選手がかかわって、組み立てを図りますが、日本大はラインを高め、前から奪いに行く姿勢を見せ、2分には、左サイドでボールをカット。
60がエリア左へ持ち込み、シュート。しかし、濱﨑がセーブ。
ピンチをしのいだフロンターレは、3分には、左サイド、うまくフリーで受けた岡野一が岡田に預け、エリア左へ。あまり角度のないところからシュートを打ちますが、右へ。
GK52に最終ラインの32や31が動かし、フィードも交え、攻めを試みる日本大。5分には、下がり目で受けた35が、エリア右を突くフィードを出していきますが、林がカバー。
セカンドボールを拾った日本大は、右サイド、80がエリア右へ仕掛け、折り返し。しかし、エリア内を由井がカバー。
さらに日本大がフロンターレの陣内でうまくボールを動かし、前に出てくる時間が続きますが、フロンターレはコンパクトに対応。
髙橋宗杜が自陣に下りてマイボールにし、そこから左サイドの岡野一へつなげるなど、守備から攻撃へのつながりを持たせていきます。
8分には、再び日本大、下がり目で35が右サイドを突く浮き球を出すと、46が右クロス。これに対して、フロンターレはブロック、右コーナーキックに。
幹コーナーキック、75が左足で入れたボールはニアに入り、セカンドボールを拾った日本大、12から右サイド、高い位置に残っていた75につながり、75がクロスを入れると、遠いサイドに精度の高いボールが入りますが、これにはさわることはできず。フロンターレとしてはヒヤリとする場面でしたが、しのいでいきます。
フロンターレも、土屋のフィードに、髙橋宗杜が高い位置へ動き出すなどし、日本大の陣内でプレーをする時間を増やし、中盤で由井がカット、由井から受けた岡野一が左サイド、高い位置を仕掛けるなどし、エリア前に。日本大が後ろから組み立てを図る場面では、岡田が厳しく寄せ、うまく体を入れ、マイボールに。前からの守備でもチームに力を与えていきます。
13分には、左サイド、元木、岡野一の連係からエリア近くに迫ると、元木から受けた岡野一はエリア内へ、ドリブルで仕掛けていきますが、日本大も厳しく、粘り強く寄せていき、シュートにはつながらず。
ボールをものにした日本大は、左サイドに展開していきますが、尾川がすばやい寄せを見せ、フロンターレの右サイドでのスローインに。切り替えの速さを見せていきます。
15分には左サイド、開いて受けた60が斜めにエリア内への仕掛け。しかし、濱﨑が飛び出して、セーブ。
濱﨑は素早くリスタート。右サイドに正確なボールを供給すると、加治佐がおさめ、キープ。下がり目で受けた尾川、さらに由井に預け、エリア内へ飛び出していきますが、日本大の守備に遭い、シュートまでは行けず。
すると18分、日本大は、最終ラインの46から75と右サイドでつながり、75から80が中央で受け、下がり目で受けた12の浮き球のパスに、75が右サイドの高い位置へ。75が折り返すと、ゴール正面、飛び出した60が押し込み、0-1。日本大が先制します。
さらに日本大賀、最終ラインで動かしながら、中盤にうまくパスを差し入れ、サイドに展開。フロンターレの陣内でプレーする時間をつくりますが、フロンターレはコンパクトに、焦れずに対応を続けていきます。
由井が最終ラインの間に下り、濱﨑の縦パスを受け、土屋や林と関わり合いながら、組み立てを図っていくフロンターレ。
21分には、髙橋宗杜から左サイド、岡野一、さらに元木とつながり、元木は浮き球のパス。エリア内、尾川が飛び出しますが、日本大の守りに遭い、シュートは打てず。
さらにフロンターレは岡野一がドリブルで斜めに仕掛け、また、最終ラインの土屋や林、元木、間で由井も受けながら、ボールを動かす時間をつくっていきます。
23分には、うまく間で受けた岡田がドリブルで前に持ち上がり、右サイド、江原へ。江原がクロスを入れると、エリア左、拾った岡野一がシュート。しかし、日本大の守備に遭い、さらにセカンドボールを拾い、岡野一から正面の尾川とつながり、尾川のスルーパスに、元木がエリア内へ抜け出し、シュート。GK52に阻まれましたが、素晴らしい連係を見せていきます。
土屋のフィードに、加治佐が高い位置へ動き出すなど、長いボールも交えていくフロンターレ。日本大が左サイドに展開していく場面では、加治佐が球際に厳しく寄せていき、ボールを奪っていきます。
26分には、土屋が持ち上がり、縦パスを髙橋宗杜がおさめ、右サイド、江原へ。江原から正面の髙橋宗杜にパスが入り、セカンドボールを尾川が拾い、左サイド、岡野一へ。
岡野一は中央へ持ち出し、右サイドに展開。右から中央、由井につながり、由井の縦パスに、岡田がエリア正面へ。ここでは日本大の守備に遭い、シュートには至りませんでしたが、畳みかけるように、フロンターレが相手陣内で時間をつくっていきます。
32分には、林から中央、間で尾川が受け、岡田に預けると、岡田のスルーパスに、尾川がエリア左へ。しかし、日本大の守備に遭い、シュートまでは行けず。
さらに土屋のフィードに、髙橋宗杜がエリア正面へ。ここでも日本大の守りに遭い、シュートには至りませんでしたが、長短のパスからフロンターレがチャンスをつくっていきます。
35分には、加治佐が縦へ仕掛け、正面で受けた由井のパスに、岡野一が左サイド、高い位置へ。岡野一は折り返すも、日本大もエリア内で、集中したいい守りを見せ、シュートには至らず。
フロンターレは、日本大がボールをものにしても、加治佐や岡田が厳しく寄せていき、簡単には前には行かせず。
うまく間でボールをものにし、自分たちで動かす時間につなげていきます。
39分には、うまく間で髙橋宗杜が受け、左へ展開。左サイド、下がり目で受けた元木のスルーパスに、岡野一がエリア左へ。
岡野一が折り返すと、正面で髙橋宗杜がシュートを打ちますが、上に。
フロンターレはさらに林のフィードに、髙橋宗杜が高い位置へ。日本大が後ろでボールを持つ場面では、岡田や髙橋宗杜が前から連動してプレス。
中盤で尾川がカットする場面につなげていきます。
43分には、細かく、テンポの良いパス回しから、左サイド、下がり目で受けた元木のパスに、岡田がエリア内へ飛び出しますが、オフサイド。
1本目は0-1でタイムアップとなります。
2本目、フロンターレは、GK16菊池悠斗、最終ラインは右から2江原叡志、6由井航太、30林駿佑、4元木湊大、ボランチは25矢越幹都、10尾川丈、右MF22加治佐海、左MF11岡野一恭平、前線には14岡田泰輝、13髙橋宗杜。
立ち上がりには日本大、左サイド、60がエリア正面へ仕掛け、そのパスに80が迫りますが、林がクリア。
すると2分、フロンターレは、左サイドからの攻めに。元木のスルーパスに、エリア内、抜け出したのは岡田。岡田が折り返すと、ゴール正面、飛び込んだ髙橋宗杜が決めて、1-0。
2本目はフロンターレが先制します。
4分にはさらにフロンターレ、尾川が中央でボールをカット。加治佐が受け、高い位置へ。加治佐から正面で受け直した尾川のパスに、岡田がエリア正面やや左へ持ち込み、シュート。しかし、右に。
さらにフロンターレは、岡田がうまくエリア正面へ持ち込み、シュートを打つなど、チャンスをつくっていきます。
一方の日本大も、右サイド、高い位置へ71が持ち出し、左へ展開。60から31とつながり、31のパスに、12がエリア外正面やや右へ。12のスルーパスに、75がエリア内へ飛び出しますが、林がクリア。
さらにラインを高め、下がり目で受けた80から右へ展開していきますが、尾川がカット。7分には46のスルーパスに、80がエリア右へ飛び出しますが、林がカバー。
日本大が迫る中、フロンターレは守備でいい対応を続けていきます。
8分には、菊池のフィードを、エリア外正面で髙橋宗杜がおさめ、ターンからミドルシュート。GK52の好セーブに阻まれましたが、枠をとらえた素晴らしいシュートでゴールをおびやかしていきます。
一方の日本大も10分には、12がうまく反転から、エリア正面やや右へ持ち込み、シュート。しかし、わずかに左。
選手を入れ替え、日本大も最後尾から丁寧な組み立てを試みていきますが、フロンターレは髙橋宗杜、岡田が連動して前からプレス。
自分たちのスローインにつなげていきます。
すると14分、フロンターレは、最終ライン、元木から林、由井とつながり、由井から中央で尾川が受け、矢越へ。矢越から岡田、江原と右サイドへ展開。
江原から間で尾川が受け、中央からの攻めに尾川のスルーパスを、髙橋宗杜が、中央で受け、髙橋宗杜はダイレクトでエリア内へパス。
これに抜け出したのは加治佐。シュートを打つとこれが決まり、2-0。
鮮やかな連係からフロンターレが突き放します。
フロンターレはここで、江原に代わり17柴田翔太郎、林に代わり32関徳晴、尾川に代わり26齊名優太、岡野一に代わり7志村海里。
19分には日本大、高い位置でボールをカット。53が正面でシュートを打ちますが、ワンタッチあり、左コーナーキックに。左コーナーキック、80が右足でボールを入れると、セカンドボールを拾った日本大は、左サイド、残っていた80へ。80がクロスを入れると、32がヘディングシュート。しかし、ボールはポストに。
フロンターレは、直後には、加治佐が中央に寄って、菊池からボールを受け、左サイド、元木へ。元木から岡田とつながり、齊名に預けた岡田がエリア内へ飛び出していきますが、日本大の守備に遭い、今度は日本大の右サイドからの攻めに。しかし、志村が自陣のエリア外左をカバー。志村から髙橋宗杜につながり、髙橋宗杜は粘り強くキープ。再びフロンターレが、自分たちでボールを動かす場面につなげていきます。
22分には、右サイド、下がり目で矢越がサイドチェンジ。左サイド、岡田との連係から志村がエリア内へ進入。志村はエリア右へ持ち込み、そのパスに、エリア正面、髙橋宗杜がシュートを打ちますが、日本大は体を張り、ブロック。得点とはなりませんでしたが、いい連係でチャンスをつくっていきます。
飲水タイムをはさんで、フロンターレは、髙橋宗杜に代わり41恩田裕太郎、岡田に代わり28香取武、加治佐に代わり8名賀海月。
24分には、日本大、53が背後を取り、エリア正面へ仕掛けていきますが、由井が体を張り、ブロック。最後は菊池がセーブ。
交代で入った恩田や香取も前から連動してプレス。そこからボールをものにしていくフロンターレ。
26分には、左サイドでのスローイン、受けた香取から右サイド、名賀へ。名賀は正面へ持ち込む姿勢を見せ、右へ展開。
柴田が右クロスを入れると、遠いサイド、志村が飛び込みますが、惜しくもサイドネット。
さらにフロンターレは、GKの菊池が正確なボールを、左サイドの江原へ供給。最終ラインの関の縦パスを、うまく間で香取が受け、そこから前に出る時間をつくっていきます。
日本大も前線の選手がうまくサイドに流れ、ボールをおさめ起点をつくり、30分には、左へ流れた24がボールをおさめ、エリア左へ。しかし、由井が粘り強く足を伸ばし、ボールをものにする素晴らしいプレー。
31分には、右サイドでのスローインの流れから、右サイドからクロスが入りますが、柴田が相手と接触しながらも、エリア内、しぼってカバー。集中したいい守りを見せていきます。
32分には、さらに日本大、69の左クロスに、60がエリア内へ飛び出し、ヘディングシュート。しかし、右に。
フロンターレはここで元木に代わり18八田秀斗。FWや攻撃的なMF、Jユースリーグや日本クラブユース選手権ではボランチとしても起用された八田ですが、右SBに入り、柴田が左SBに回ります。
33分には、日本大、エリア右、抜け出した60がシュート。これがゴール左に決まり、2-1。
直後には、さらに日本大、高い位置でボールをカット。37がエリア正面でシュートを打ちますが、菊池がセーブ。
菊地はすぐさまリスタート。正確なボールを、前線の恩田へ入れ、恩田がキープ。恩田は右サイドに展開し、ボールは八田へ。
八田、恩田の連係から右サイド、高い位置へ持ち込んでいくと、恩田の折り返し、エリア正面やや右、おさめた矢越がシュート。これがゴールへ決まり、3-1。
再びフロンターレが突き放します。
しかし、直後には日本大、エリア外正面、うまく間で受けた37がシュートを打つと、これが決まり、3-2。
再び1点差となったなか、フロンターレは齊名が縦へ速いパスをつけ、香取、さらには志村も中央に寄ってこれを受け、名賀が右サイドから正面へ斜めに仕掛け、日本大のエリア前に迫っていきます。
矢越が下がり目に下り、柴田とかかわり、最終ラインの関や由井がかかわり、関のパスを受けた志村が左サイドから中央に持ち出すなどし、相手陣内に入り込んでいくフロンターレ。
中央に持ち出した志村のパスに、八田が右サイド、高い位置へ抜け出し折り返すなど、ゴールに迫っていきます。
37分には、右サイドでのスローインの流れから八田が右サイド、高い位置で粘り、右コーナーキックに。
キッカーは柴田。右足でボールを入れると、こぼれ球はエリア外正面、八田へ。八田がミドルシュートを打つと、日本大の選手に当たり、軌道の少し変わったボールはゴールのなかへ。4-2。
日本大も直後には、エリア前に迫る場面をつくりますが、矢越がカバー。
さらに日本大が、37が左サイド、うまく流れボールをキープ。エリア近くでボールを回していきますが、フロンターレは恩田も下がり目に下り、コンパクトに、対応していきます。
41分には、日本大、31、43と左サイドでつながり、そこから右へ展開。折り返しに、正面やや右、24がシュート。しかし、ポストに。
直後にはフロンターレ、名賀がうまく間で受け、その縦パスに恩田がエリア正面へ。恩田は鋭いターンからシュートを打ちますが、GK52がセーブ。
さらに八田、名賀と右サイドでつながり、名賀が斜めに仕掛け、そのパスに志村が正面へ動き出しますが、日本大の守備に遭い、シュートまでは至らず。
それでもフロンターレは、矢越の縦パスをうまく恩田が間で受け、また、名賀のパスを、下がり目に下りた香取が受けるなど、つながりを持ってプレーを続けていきます。
45分には、53のパスに、80がエリア内へ抜け出しますが、由井がカバー。
攻めに転じたフロンターレは関のパスに、柴田が左サイドの高い位置へ。柴田は折り返しますが、日本大はブロック。
そこから右サイド、高い位置へ日本大は持ち込みますが、関がカバー。
さらに下がり目で受けた80のパスに、69が左サイドから正面へ動き出してきますが、由井がカバー。
2本目はタイムアップとなり、4-2。この日の練習試合が終わりました。
由井や岡野一が戻り、それぞれコンディションが上がっていることをうかがわせるプレーを披露。また、CBの並びが右に土屋、左に林となったことや、由井が久しぶりにCBに入ったこと、U-18ではSBでの出場が続いていた関がCBに入ったこと、八田が右SBという新たなポジションでプレーしたことといった新たな試みや、1年生の恩田も存在感を見せるなど、シーズンのこれからに向けての楽しみが増すものになったのではないか、と思います。
プレミアリーグEASTの再開まで1週間。いい準備をして、目指すサッカーを見せることを楽しみにしています。
①0-1
フロンターレのメンバー:1濱﨑知康 2江原叡志 5土屋櫂大 30林駿佑 4元木湊大 6由井航太 10尾川丈 22加治佐海 11岡野一恭平 14岡田泰輝 13髙橋宗杜
②4-2
得点:髙橋宗杜、加治佐海、矢越幹都、八田秀斗
フロンターレのメンバー:16菊池悠斗 2江原叡志 6由井航太 30林駿佑 4元木湊大 25矢越幹都 10尾川丈 22加治佐海 11岡野一恭平 14岡田泰輝 13髙橋宗杜
交代:江原→17柴田翔太郎 林→32関徳晴 岡野一→7志村海里 尾川→26齊名優太 髙橋宗杜→41恩田裕太郎 岡田→28香取武 加治佐→8名賀海月 元木→18八田秀斗
(文中敬称略)
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