9月3日、プレミアリーグEASTは再開初戦を迎え、川崎フロンターレU-18は、ホーム、Anker フロンタウン生田にて、大宮アルディージャU-18との試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-18 プレミアリーグEAST第12節 vs 大宮アルディージャU-18】
9月3日(日)午後4時キックオフ Anker フロンタウン生田 Anker Field 晴れ 354人
6勝4分け1敗、勝ち点22のフロンターレ。
先発は、GKキャプテンの1濱﨑知康、最終ラインは右から2江原叡志、5土屋櫂大、30林駿佑、4元木湊大、ボランチは6由井航太、10尾川丈、右MF22加治佐海、左MF11岡野一恭平、前線には14岡田泰輝、13髙橋宗杜。
10得点でプレミアリーグEASTの得点ランクトップにつけるFW9岡崎寅太郎、さらに夏までは多くの試合に出ていたMF7志村海里、FW28香取武がメンバー外。全11試合に先発していたDF20山中大輝は、日本クラブユース選手権で負傷し、登録外に。
その一方で、由井が5月21日の第7節、青森山田戦以来の復帰。そして、昨年10月22日の第19節、桐生第一戦で負傷交代した岡野一が長いリハビリを経ての復帰。さらに髙橋宗杜がプレミアリーグでは初めて先発に連ねました。
大宮は、3勝3分け5敗、勝ち点12。
先発は、GK21野口依吹、最終ラインは右から3浅井一彦、2髙橋岳、ゲームキャプテンの5真壁拓海、15大西海瑠、ボランチは6依田功太、22山中大智、右MF18登丸楓吾、左MF7高橋伸太朗、前線には10種田陽、9石川楓。
4月16日の第2節(フロンターレが1-0で勝利)では、先発出場したU-18日本代表のDFであり、キャプテンの4市原吏音は、トップチームの試合に出場しているため、不在に。
汗ばむような陽気のAnker フロンタウン生田。観客席やピッチ脇のスペースには、両チームの選手の家族ら、さらには多くのサポーターの姿も。Anker Fieldの外からも多くの人々が見つめる、フロンターレU-18に対する期待の高まりを感じる雰囲気のなか、キックオフの時を迎えました。
立ち上がり、1分には大宮が左コーナーキックを得て、種田の右足のキックからゴールを狙うも、これはシュートには結びつかず。
すると、試合はフロンターレが最終ラインの土屋のフィードに、岡田や髙橋宗杜が前線へのランニングを繰り返し、中盤では由井が球際の強さを見せ、マイボールに。
右サイドで前を向いた江原の縦パスを、髙橋宗杜がおさめ、うまく間で受けた岡田から左の元木へ展開し、ピッチを左右に使いながら、ボールを動かす時間をつくっていきます。
4分には、大宮、フィードに種田がエリア右へ抜け出していきますが、フロンターレは粘り強く寄せ、シュートはサイドネットに。しっかりシュートコースを消して、いい対応を見せていきます。
濱﨑に林、土屋のCBコンビ、尾川や由井がその間に下りるなどして、組み立てを図るフロンターレ。土屋の左サイドを突く正確なフィードを、岡田、さらには岡野一がおさめるなど起点をつくり、左サイドでサポートに入った元木は、髙橋宗杜に縦パスを供給。髙橋宗杜から中盤で受けた尾川から右サイド、江原に展開し、江原がクロスを上げる場面をつくっていきます。
9分には、右サイド、江原から中央の尾川へ。尾川がエリア内へ浮き球を入れると、飛び出した江原が競り、最後はエリア正面、髙橋宗杜がシュート。これは上に。
加治佐や由井が局面局面で、厳しい寄せを見せ、ボールを奪いにいく姿勢と、簡単には前には行かせない対応を続けていくフロンターレ。尾川が間を縫うようにしてボールを前に持ち出し、最終ラインでは、土屋、林が開いて、濱﨑もかかわって、ボールをテンポよく動かしていきます。
14分には、江原から由井と右サイドでつながり、由井から江原、加治佐へ。加治佐から中央で受けた由井は左へ展開。岡野一から元木へのパスは、大宮の守りに遭うも、ボールを奪い返したフロンターレは、尾川が正面の髙橋宗杜に預け、エリア左へ。ここはハンドを取られ、シュートには結びつかず。
さらに由井の縦パスを髙橋宗杜がおさめ、左サイドへ展開し、ボールは岡野一へ。岡野一から下がり目で受けた尾川が縦に持ち出し、大宮の寄せに遭ったところ、セカンドボールを拾った加治佐が迫りますが、大宮の守りも堅く、対応していきます。
左サイド、岡野一がフィードをおさめ、仕掛けるなど、フロンターレの攻勢は続き、21分には、尾川から下がり目で受けた岡田とつながり、岡田から左サイド、岡野一へ。
岡野一は正面へ持ち込み、右へ展開し、江原へ。江原から再び左サイド、今度は元木につながり、元木のパスに、岡野一がエリア正面へ。ここでも、大宮の守りに遭い、シュートにまでは行けませんでしたが、ゴールへ迫るのはフロンターレ。
22分には、右サイド、江原から加治佐、エリア右飛び出した尾川へつながり、尾川のリターンを受けた加治佐が、速い軌道のクロスを上げると、エリア内、飛び込んだ岡田がヘディングシュート。しかし、上に。
飲水タイムをはさんで、大宮も24分には、ルーズボールを拾い、種田がエリア外正面へ持ち込み、シュートを打ちますが、枠はとらえられず。
すると再び、濱﨑や土屋、林が組み立て。加治佐も中央に顔を出しながら、フロンターレがボールをつないでいく時間に。
28分には、中央、加治佐から左サイド、岡野一へ。岡野一のパスに、尾川がエリア正面右へ仕掛けていきますが、ここでは大西のカバーに遭い、シュートまでは行けず。
29分には、最終ラインの土屋の速い斜めのパスを、中央で髙橋宗杜がおさめ、髙橋宗杜から受けた岡田が前へ運び、左サイドの元木へ。
元木から岡野一へつながり、岡野一からうまくエリア外正面、間で受けた岡田は、鋭いターンからエリア内へ。ここでも大宮の守りに遭い、シュートには行けず。
テンポ良くボールを回していくフロンターレに対し、大宮も高橋伸太朗が高い位置から厳しい寄せを見せるなどしていき、35分には、左サイドから斜めに高橋伸太朗が仕掛けて、ヒールパスで左へ展開。
種田がエリア左へ進入し、折り返そうとしますが、由井が体を張り、ブロック。
大宮の左コーナーキックとなりますが、シュートには結びつかず。
すると37分、フロンターレは、最終ラインから中央へフィードが入ると、中盤での大宮の対応にミスが出たところを、岡田がカット。岡田のスルーパスに、正面へ抜け出したのは髙橋宗杜。
大宮の真壁がスライディングで阻もうとしたところ、切り返してかわし、左足でシュートを打つと、これが決まり、1-0。
初先発の髙橋宗杜は、プレミアリーグEAST初ゴール。
ピッチ脇で見守っていた控えの選手たちのもとへ、次々に選手たちが飛び込み、全員でこの、嬉しい先制点の喜びを分かち合います。
39分にはさらにフロンターレ、右サイドでのスローインを髙橋宗杜がおさめ、受けた加治佐は正面へ斜めの仕掛け。ここで大宮にファールがあり、フリーキックに。
キッカーは加治佐。直接狙ったシュートは、大宮のブロックに遭い、エリア外正面、セカンドボールを拾った元木は、エリア内へ浮き球を供給。大宮が跳ね返したところ、加治佐が競ったボールがエリア正面に入り、抜け出した髙橋宗杜がシュート。
しかし、野口がセーブ。さらに岡田が詰めますが、野口が体を張って、阻んでいきます。
大宮がボールをカットし、左へ展開しても、土屋のカバーで、再び自分たちのボールにするなどしていくフロンターレ。
42分には、中央に寄った加治佐のパスを、間で岡田が受け、その縦パスを髙橋宗杜がおさめ、ボールは左サイド、元木へ。元木はシュートを打ちますが、野口がセーブ。
43分には、江原が高い位置へ仕掛け、加治佐とのパス交換から、エリア外右へ。江原は正面へボールを送ると、岡田がシュート。しかし、野口がセーブ。
エリア左へこぼれたボール、詰めた岡野一がシュートを打ちますが、ここでも大宮の好守に遭い、左コーナーキックに。
キッカーは元木、右足でボールを入れると、セカンドボールをものにしたフロンターレは、尾川から左サイド、残っていた元木へ。。元木がクロスを入れると、右サイドへ流れたボール、由井がキープ。
最後は大宮の寄せに遭いましたが、巧みさだけではなく、泥臭さでも魅せる、戦う姿勢を見せて、サポーターたちの拍手を呼び起こします。
アディショナルタイムは1分。
大宮は、右SBの浅井の縦パスを、石川が高い位置でキープ。しかし、由井が厳しく寄せていき、チャンスはつくらせず。
前半は1-0でタイムアップとなります。
後半、立ち上がり、大宮は左サイド、高い位置へ石川を走らせていきますが、林がうまく回り込んで、マイボールに。前を向いた林のフィードに、髙橋宗杜が正面へ抜け出しますが、野口がセーブ。
さらにフロンターレは、GKの濱﨑が贈ったボールを、髙橋宗杜がおさめ、左サイドへパスを送ると、岡野一、元木に尾川や由井がかかわり、間で受けた岡田のスルーパスに、加治佐がエリア正面へ。
これに飛び出したGK野口と交錯。加治佐のファールとなり、加治佐にはイエローカードが提示。
4分には元木の浮き球のパスに、うまく背後を取った髙橋宗杜がエリア左へ。ボールをおさめ、ゴール前左にパスを送ると抜け出したのは、岡田。巧みなタッチで大宮の選手の寄せをかわし、シュートを打つと、ゴールへ決まり、2-0。
出し手と受け手の連係、技術の高さも詰まった素晴らしいゴールで、フロンターレが突き放します。
直後には、中央、加治佐のパスに、岡野一がエリア正面左へ抜け出し、シュート。しかし、右に。
フロンターレは、間で受けた由井の縦パスを髙橋宗杜がおさめ、左サイドでは岡野一や元木、由井もかかわってテンポよくボールを動かし、土屋のフィードを岡野一が左サイドでおさめ、正面の岡田、髙橋宗杜につなげるなど、エリア近くでのプレーを継続。大宮に奪われても、切り替え良く、自陣に戻り、対応していきます。
大宮も、浅井のフィードに、種田が高い位置へ仕掛けていきますが、土屋が速い寄せでカバー。10分には、セカンドボールを拾い、種田が右サイド、高い位置へ仕掛け、クロス。
しかし、エリア内を林がカバーし、シュートは打たせず。
フロンターレは、フィードに、髙橋宗杜、岡田が高い位置へ動き出し、左サイド、流れた髙橋宗杜がキープ。受けた岡田は右へ展開。江原から加治佐、由井、中央に寄った加治佐とつながり、最終ラインへ戻し、左サイド、岡野一へ。岡野一から元木、元木から高い位置へ抜け出した尾川とつながり、尾川が折り返すと、岡田がシュートを打ちますが、ポストに。
フロンターレのテンポの良いパス回しは続き、林や土屋、間に岡田、尾川も顔を出すなどしていきます。
14分には、髙橋宗杜から左サイドに展開。岡野一が仕掛け、左コーナーキックに。
左コーナーキック、元木がボールを入れると、ニアで林が合わせ、ワンタッチあり、今度は右コーナーキックに。
キッカーは加治佐。ニアで由井が高い打点で合わせると、ゴール右、詰めた髙橋宗杜が押し込み、3-0。
フロンターレがさらに突き放します。
直後には、大宮、依田が種田とのパス交換から、折り返しますが、林がカバー。
さらに山中が仕掛け、エリア左へ持ち込みますが、フロンターレは体を張り、ブロック。
左コーナーキックとなり、セカンドボールを拾った大宮は、種田が左クロス。しかし、由井がエリア内で対応。
さらに大宮は、右サイド、流れた種田が仕掛けていきますが、元木が粘り強い寄せ。右サイドでの大宮のスローインとなり、浅井がロングスローを入れていきますが、エリア内で尾川がマイボールに。
尾川は前に持ち出し、加治佐が高い位置へ。大宮にファールがあり、シュートにまでは行けませんでしたが、フロンターレが守備からチャンスにつなげていきます。
さらに登丸が高い位置へ顔を出し、浅井のロングスローなどで、フロンターレのエリア前に迫ってくる大宮。しかし、フロンターレは元木がしっかり跳ね返し、高い位置でキープを図る場面では、元木や岡野一が厳しく寄せていき、エリア内へは近づかせず。守備でもいい対応を続けていきます。
飲水タイムをはさんで、大宮は依田に代わり23田中翼冴、石川に代わり17丹野豊芽。
フロンターレは、加治佐に代わり8名賀海月。
27分には、フロンターレ、エリア外正面やや右で大宮にファールがあり、フリーキックに。
キッカーは元木。正面へボールが入ると、土屋がヘディングシュート。しかし、上に。
種田が間を縫うようにして、持ち出し、フロンターレの陣内へ仕掛けてくる大宮。しかし、フロンターレは土屋や由井が寄せていき、シュートは打たせず。
岡田が下がり目、中央でボールをおさめ、そこから右へ展開。江原の縦パスに、名賀が高い位置へ粘り強く動き出し、右サイドでのスローインを得て、スローインで入ったボールを髙橋宗杜がおさめ、そこから名賀もかかわって、高い位置で時間をつくっていきます。
大宮が種田を起点に、フロンターレの陣内へ入り込んだところでは、尾川がカットしたり、セカンドボールをものにしたりするなど、流れを渡さずプレーを重ねるフロンターレ。
32分には、右サイド、名賀がエリア前に斜めの仕掛けを見せ、それに対して、大宮はファール。フロンターレのエリア外正面やや右でのフリーキックに。
元木が入れたボールは大宮がクリアし、左コーナーキックに。
セカンドボールを拾ったフロンターレは、元木がクロス。土屋が折り返しますが、野口がセーブ。
フロンターレは、浅井のロングスローに対しては、濱﨑がしっかりセーブし、シュートは打たせずに対応。土屋のフィードに、髙橋宗杜が高い位置へ、動き出し、再び相手陣内で時間をつくっていきます。
36分には、岡野一に代わり左MFに17柴田翔太郎、髙橋宗杜に代わり前線に18八田秀斗。
37分には、右サイドでのスローイン、尾川が高い位置へ持ち込み、右コーナーキックに。
柴田が右足でボールを入れると、セカンドボールを拾い、名賀がシュート。しかし、野口がセーブ。
38分には、林から右サイドへ展開すると、名賀が高い位置へから折り返し。正面で八田がシュートを打ちますが、野口がセーブ。
フロンターレは、さらに濱﨑や林、土屋、下がり目で尾川も受けながら、前を見据えながらの組み立てを継続していきます。
40分には、大宮、丹野が中央から右サイドへ持ち込み、折り返しますが、エリア内を元木がカバーしていきます。
43分には、由井に代わり25矢越幹都がボランチに。岡田に代わり41恩田裕太郎が前線へ。
この日が初めてのメンバー入りとなった1年生の恩田はプレミアリーグEAST初出場に。
一方の大宮は登丸に代わり29野口蒼琉。
元木との連係から柴田が高い位置へ。矢越も中央でよくボールを受け、尾川が左サイド、高い位置へ飛び出すなど、フロンターレは高い位置でのプレーを続けていきます。
アディショナルタイムは4分。
大宮の攻めに対しては、土屋が落ち着いたカバーを見せ、ロングスローに対しては濱﨑が安定したセービングで対応。
フィードに、八田が高い位置へ動き出し、ゴールへ向かう姿勢も見せながら、フロンターレは時間を重ねていきます。
49分には、柴田から中央の矢越へ。矢越のパスに、名賀がエリア外右へ。ミドルシュートは枠をとらえますが、野口がセーブ。
さらに名賀や江原、恩田が高い位置でボールを回し、試合はタイムアップ。3-0。
フロンターレは大切な再開初戦を勝利で飾りました。
前半1-0 後半2-0 計3-0
得点:髙橋宗杜2、岡田泰輝
フロンターレの先発:1濱﨑知康(c) 2江原叡志 5土屋櫂大 30林駿佑 4元木湊大 6由井航太 10尾川丈 22加治佐海 11岡野一恭平 14岡田泰輝 13髙橋宗杜
交代:加治佐→8名賀海月 岡野一→17柴田翔太郎 髙橋宗杜→18八田秀斗 岡田→41恩田裕太郎 由井→25矢越幹都
控え:16菊池悠斗 32関徳晴
大宮の先発:21野口依吹 3浅井一彦 2髙橋岳 5真壁拓海(c) 15大西海瑠 6依田功太 22山中大智 18登丸楓吾 7高橋伸太朗 10種田陽 9石川楓
交代:依田→23田中翼冴 石川→17丹野豊芽 登丸→29野口蒼琉
控え:1高田裕也 19茂木祐弥 25藤原朝日 20堀内陸大
試合後、U-17日本代表のフランス遠征、リモージュ国際大会(9月3日から12日)に参加するDF5土屋櫂大、DF17柴田翔太郎、長橋康弘監督、1ゴール1アシストのMF14岡田泰輝、復帰戦となったMF11岡野一恭平、MF6由井航太、2ゴール1アシストのFW13髙橋宗杜に話を聞きました。
「遠征で、自分の武器をしっかり発揮して、代表のスタッフの人に、自分のプレーを見せられたらと思います」
DF5土屋櫂大
「死に物狂いでアピールして、メンバー入りっていうところをつかんで、ワールドカップで自分が活躍してっていうところにつなげられたら」
DF17柴田翔太郎
〇無失点で抑えたことについて。
土屋
「クラブユースとかでは失点が多くて、チームとしての課題だったんですけど、このプレミア後期開幕のところで、抑えられたということは本当にうれしく思います」
〇相手はカウンターしかなかったように見えた。そのへんはどうですか?
土屋
「そうですね、これもクラブユース終わってから、チームを通してカウンターっていうのは本当に徹底してやってきた部分があるので。そこは今日、本当にそのゼロっていう数字で表せたのかな、と思います」
〇柴田君は途中出場だった。入るときはどういうふうに考えて入りましたか?
柴田
「途中出場っていう役割だったんですけど、サッカー選手である以上、スタメンで出たいっていう気持ちはあって、結構悔しい気持ちを持って入ったんですけど。
短い時間だったんですけど、自分の持ち味を出せるようにと思って入りました」
〇セットプレーのキッカーをやっていましたけど、そのへんはどうでしたか?
柴田
「アシストにつなげられたらよかったんですけど、やっぱり今日アシストにつながらなかったので、もっともっと自分自身大きくならないといけないと思いますし、また代表行って帰ってきた時にはもっとスタートで出れるぐらいパワーアップしていかないとと思います」
〇代表前、最後の試合で、はずみになる試合になるのかな、と思うんですけど、代表に向けてひとことずつもらっていいですか?
土屋
「11月のワールドカップ(U-17ワールドカップ)に向けて、本当に厳しい戦いが待っているので、 今回のこのフランスの遠征で、自分の武器をしっかり発揮して、代表のスタッフの人に、自分のプレーを見せられたらな、と思います」
柴田
「本当に、そのワールドカップっていうところを15の代表の時からやってきて、 もうほんとにここまで来たからには絶対行きたいですし、それを、つかみかけている位置にいると思うので。
この遠征は本当に大事になると思いますし、死に物狂いでアピールして、メンバー入りっていうところをつかんで、ワールドカップで自分が活躍してっていうところにつなげられたら、と思います」
〇レギュラーという、メンバーに入るという余裕は全然ない?
土屋
「そうですね、危機感しかないです」
柴田
「危機感しかないです」
「クラブユースで、悔しい思いをしたので。残念な姿をサポーターの前で見せてしまって。それは絶対にやらないようにということで、選手たちはトレーニングからしっかり準備してくれた」
長橋康弘監督
〇再開初戦、3-0でいい出だしだったと思うんですけど、それについてはどうでしょうか?
本当にクラブユースで、選手たち悔しい思いをしたので。
2巡目の1試合目。ホームでできるっていうことと、(クラブユースで)ちょっと残念な姿をサポーターの前で見せてしまって。もう、それは絶対にやらないようにということで、選手たちはトレーニングからしっかり準備してくれたので。
本当に、こうやってきたことが出たのかな、と思います。
〇やっぱり、クラブユースに負けたっていうところについて、かなり選手たちはがっかりしていた?
そうですね。本当にもう優勝を目指してやってきたので、そこに対して、原因をしっかり探して、そこに対して、選手たちもしっかり向き合ってくれて。そうした結果、そういった部分が今日、このグラウンドで出たのかなと思います。
〇ひと伸びしたかんじの手応えがある?
はい。成長を感じています。はい。
〇今日の試合に関して言うのならば、大宮のような守備の堅いチームとなると崩せるのだけれど、崩しきれない。それでカウンターでやられてしまうこともある。それに対しての解決方法ができているのかな、と思ったんですけど、選手たちがそれを、解決方法をしっかり出せた試合なんじゃないかなというふうに私は思うですけれども。その点はどうでしょうか。
本当に選手たちは、まさしく、そのへんのところは、トレーニングからしっかりと話をしながら、やってくれて。
やはり、このね、相手のやり方っていうのは、想定した中で、ああいうミドルで引っ込んで、前向けで引っかけて、カウンターと。で、私たち、悪い時っていうのは、あそこで、焦れて無理やり差し込んで引っかけられてカウンターっていうところはやっぱりこうないようにしながら。だけど、それをおびえているとずっと後ろ回しで。
全く、相手が怖くないようなボール回しになってしまうんで、それは良くない。とにかく自分たちの良さを出すためには、あのゴールへ向かう姿勢っていうのは絶対忘れちゃいけないということ。 相手見ながら、無理やり差し込んでしまったら、相手の思うツボなので、中を締めてきたら外。ちょっと開いたら中っていうところを選手たちが見ながら、できていたのかなというふうに思います。
〇クラブユース、終わった後のコメントでは、私なりに見つかってる部分があるっていうの、おっしゃったんですけど。どんなことなんですか?
私らはやっぱりこう、技術を磨くためにこう時間かけてるっていうところが、やはり多くて、 夏場の戦い、冬場の戦いっていうので変わってくるなってうのがあって。もちろん、あの控えの選手のレベルアップっていうのも大事なんですけど、やっぱりこう、暑いなか、連戦でどうやって戦っていくか、そこのゲームコントロール。そういうところを、こう、選手たちがどうやってスピードアップするのか。今ちょっと遅攻で相手を動かす時間にするかって。
なんかこう、成長した姿が少し見えたのかなと感じています。
〇1カ月取り組んできたと、そういうことですか?
そうですね。ただ、やはり怖いことできないと、結局カウンターのパワーを貯めてしまうというか。あまりよろしくないボール回しになってしまうので。
今までキャンセルしていた横回し、後ろ回ししていた部分を、「そこ前いけないのか」ということをちょっと言ってきました。
で、その代わりチームで切り替えを保証しようと。矢印剝がされたらもう本能で戻せっていう。
そこはチームで保証してあげれば、攻撃かかった時に勇気持っていけるでしょっていう話で。選手たちは本当によくやってくれたと思います。
〇さっき夏の成長の話出たんですけど、技術、フィジカル、精神面含めてどんな成長見えましたか?
すべてといえば、すべてなんですけど。特に自分たちのサッカーは限界がないと思っていて。映像を見直しても、クラブユースで全然行けるところを行けていない、 止まってない、蹴れていない、運べてない、外せていない。
ダメだなっていう。やっぱり見直しだなと。だから、紅白戦のところで、ゲームの進め方だったりというところは少し考えてっていうこと。しゃべって、ちゃんと自分たちでコントロールしていく姿勢を見ていくのは大事かなと思います。
〇岡野一選手が久しぶりに出て。優勝争いに向けて欠かせない選手だと思うんですけど。彼に期待するのはどんなところですか?
彼自身が悔しい思いを抱えてリハビリする姿、私らとか仲間も見ているので、 これまで思っていたことを全てぶつけてくれればいいかなというふうに思っていて。思いっきりやってほしいです。
〇今日の出来はどうでしたか? 岡野一君は。
すごく公式戦から離れてなかで、先発で出場したんですけど、本当によくやってくれたと思います。これからもっといい、彼のプレーが見れると思います。
〇2得点の髙橋選手は公式戦初先発?
クラブユースのF東戦で先発して、すばらしいプレーを見せてくれていたんですけど。
〇夏でぐっと伸びてきたような感じですかね。
彼は本当に練習からもうずっと努力し続けてくれていて。ああいう選手が結果を出してくれるとうれしいですね。
いや、本当に山田新選手を見ているような。応援したくなりますね。頑張ってほしいです。
〇山田新選手の系譜の選手?
ちょっと似ているところもあるんですけど。本当に努力できる選手。素直で取り組んでくれる選手で、本当にやってくれると思います。
そこでさらにこう岡崎も、気が付くと思います。
〇次、ホームが等々力になるんですけど、そこに向けて豊富を聞かせてもらえますか?
サポーターのみなさんの前で、内容と結果にこだわるということ。特に選手たちがトレーニングで、自分たちのサッカーで圧倒するということをやっているので。
サポーターの前で、何とか美しく勝つということでやれたらいいなと思います。頑張ります。
〇相手が今年唯一負けている昌平高校ということで。
そうですね。彼らもかなりテクニックに。上手でした本当に。ただ、あそこで負けちゃいけない。どっちが勝つか見に来てほしいです。
〇岡崎君は怪我とかですか?
重い怪我ではないですけど、コンディションを上げながら、リハビリしながらコンディションを上げていくということでやっていますので。今月中にはできるかなと思いますけどね。はい。
〇休んでいたら、いつの間にかポジションがなくなるくらいの競争になっているんですかね?
今年始まってから、とにかく紅白戦が面白くて。今週も面白かったんですけど。すごく良い競争が生まれていると思います。
「トラも今日はいなかったので、“点、自分がとるしかないな”と思っていたので。取れて良かった、と思います」
MF14 岡田泰輝
〇ナイスゴールでしたね。
ありがとうございます!
〇ちょっとゴールシーン、振り返ってもらっていいですか。
宗杜が背後に抜けてくれて、自分はそのキープしてたところを受けようと思っていて、いいボールが来たので。
そこでシュートかドリブルで、悩んでいて。シュート打とうとしたんですけど、相手が前に入ってきたんで、切り返して決めることができました。
〇落ち着いて、プレーを選択できた感じなんですか。
はい。
〇前半、堅い守備に苦しんだ印象だったんですけど、どんな手応えでした?
相手は最初結構コンパクトで、自分の特徴であるライン間で、受けるところがあんまりできなかったんですけど。チームとして背後を狙っていって、そこで相手のラインも下がってきたんで、後半はそのライン間で受けて、特長を出せたかな、と思います。
〇じゃあ、焦れずに続けた。そういうところが利いたって感じですね。
そうですね。
〇再開初戦を3-0で勝ったっていうのは、結構大きいのかなと思います。そこはどうですか。
結構メンバーも変わってて、トラ(岡崎寅太郎)も今日はいなかったので、「点、自分がとるしかないな」と思っていたので。取れて良かった、と思います。
〇怪我人とかいないところの穴を、こう、みんなで埋め合おうという、そういうのはあるんですか。
はい。
〇あわよくばポジションをとってやろうという?
はい。
〇宗杜君とのコンビがとても良かったと思うんですけど、どんなことを考えながらやっていました?
宗杜の特徴は、守れるというところだと思うので。割と宗杜は前でもらっていて、自分は足元で受けたい感じなので。役割ははっきりしていた、という感じはあります。
宗杜とは紅白戦とかでも組んでいることが多かったので。意思疎通できたのかな、とは思います。
〇クラブユース終わって、個人的にどんなことを積み上げてきましたか。
クラブユースは、自分は得点を取ることができなかったので、自分はFWなので、得点にはかかわっていかないといけないなと思っていたので、得点にかかわるというところはこだわってやってきました。
〇今日の試合やってみて、こういうことできるようになったなとか、手ごたえはありますか?
ライン間で受けてからのスルーパスだったり、シュートっていうのは、練習しているので。海(加治佐海)のボールとかは、ちょっと強くなっちゃったんですけど、そこは、こだわらなきゃいけないところで。
宗杜のアシストだったり、自分が良くなったところは出せたのかな、と思います。
〇大宮みたいな守備の堅いチームに、攻めているのに取れないうちにカウンターというのになりがちなのかなと思う。それが今日はなかった一番の要因というのはどういうところにある?
チーム全体で、相手の狙いはやっぱりカウンターっていうのは分かっていたので。 そこは、ディフェンスラインの人たちが警戒してくれてて。うん、ま、自分たちは、ライン間で無理に受けて、引っかかってカウンターとか、避けないといけないなと思うので、そこはうまくできました。
〇次、ホームが、等々力になるんですけど、等々力でプレーしたことってありますか?
いや、ないです。
〇そこに向けて、競争とか、スタメン取りたい、っていう気持ちもあると思うんですけど、意気込みとか聞かせてください。
等々力となると、スタジアムも広いので。サポーターさんもけっこういっぱい入ると思うので。そこでプレーしたいのでがんばりたいと思います。
〇あとは出たらどんなプレーをしたいのか、そこを、意気込みを聞かせてください。
自分はドリブルとかが特長なので、それを出して、盛り上がれるようなプレーができたらいいな、と思います。
〇最後にサポーターの方にコメントをいただけますか?
今日も応援ありがとうございます。次の流経戦は、アウェーなんですけど、次のホームでは等々力でプレーできるので、精一杯頑張るんで、応援よろしくお願いします。
「うれしいですけど、やっぱり自分が絡めなかったのが悔しい。悔しいっていうことが一番ですね」
MF11 岡野一恭平
〇久しぶりのインタビューですね。
そうですね。
〇どうでした、久しぶりにプレーしてみて。
いやあ、個人のプレーとして全然ですね。やっぱり相手が構えて。相手が縦切ってきたり、ドリブル対応っていうところは多分意識されていたんで。その中でも自分の特長を出せればと思っていたんですけど。
自分としてはあんまり、だったんですけど、チームが勝てて良かったです。
〇10カ月ぶりぐらいと聞いたんですけど。
そうですね、去年の10月22の桐生(桐生第一)戦ですね。それ以来だったので。
〇どんな怪我だった?
怪我としては、膝、前十字ですね。ちょうど接触して、そのときに。
〇損傷?
いや、断裂ですね。
〇去年は腰もやって 膝もやって、怪我ばかりで大変だったですね。
※2022年は、日本クラブユース選手権前に怪我をし、10月2日の前橋育英戦で復帰。10月22日の桐生第一戦で負傷した。
そうですね、まあ、「ついてなかった」っていう言葉でまとめていいのかわかんない。まあ、きつい一年でしたね。
〇今日プレーして、喜びの方が多かった?
そうですね。でも実際復帰してからはもう1、2カ月ぐらいたったんで、そういう中では レミアは久しぶりでしたけど、試合は和倉(和倉ユース)とかも出ていたので、いつもと変わらない感じでした。
〇じゃあ、もうあのプレーすることにはもう不安がないような?
そうですね。もう、思いっきりやるだけです。
〇リハビリ期間、苦しかったと思うんですけど、どんなことを考えながら耐えてきました?
もう正直、あの怪我して知った時は すごい落ち込みましたし、予想はしてなかったので、そこまで大怪我だと思っていなくて。一番落ち込みましたけど。3日、4日ぐらいで気持ちはなんとか切り替えて。
そこからはもう復帰して活躍することだけ考えて。けどやっぱり、8カ月くらいかかったので、途中難しい時期もあったので。池田さん(池田善憲アスレティックトレーナー)に励ましてもらいながら。何とかやってこられました。
〇いない間、チームのことをどう見ていました?
いや、もうすごい。みんな好調で強くてまとまってるし、全然不安はないっていうか、「みんなならやってくれるな」と思って。自分のリハビリに専念していました。
〇チームがこの優勝争いする中で、岡野一君の復帰って、すごい頼りになると思うんだけど、これからの意気込みとかは?
もう、チームにずっと助けられていたんで、今日はダメでしたけど、 あのチームの結果につながるようなプレーを、得点もアシストもそうですし。それ以外のところも出して。
後半戦、もっと順位上げて優勝したいです。
〇自分が出た試合で、3-0で勝ったということについてはどうですか?
うれしいですけど、やっぱり自分が絡めなかったのが悔しい。悔しいっていうことが一番ですね。
〇それは得点もそうだし、アシストでも絡みたかったっていう?
そうですね。それ以外も今日の自分のプレーにあんまり満足してないので。特長のところだったり、もっとできたかなという感じです。
〇大宮さん、守備固めていたというか、もう割り切ってたじゃないですか。結構難しいと思ったんですけど。
そうですね。けど、そのなかでもやれなきゃいけないな、っていうのと相手の右SBに、あんまり何もやらせてもらえなかったので。悔しい。
〇じゃあ、そこを発奮材料にして、次に。
はい、つなげていければ、と思います。
〇次のホームは等々力で、確か去年等々力で復帰して、思い出とかどうでしょう?
等々力は意外と強いというか、横浜FC戦と、あと流経も1点決めれて、3試合で2点決めれているんで。そこはもちろん点取りたいですね。
〇年にそうないじゃないですか、等々力開催。大事な試合なんでしょうか。
もちろんそうですね。等々力でやれることなんてぜいたくなことなので。人もたぶんここよりも、けっこう来てくれると思うので。
より、みんな注目してくれると思うので。その中で結果を残したいです。
〇進化した岡野一君を見せたいと思うんですけど。こういうところを見てほしいとかありますか?
いやもう怪我前と変わらず、怪我前よりもドリブルだったりっていうところが特長なので。もっと出せていけたらと思います。
〇サポーターの方にコメントをいただけますか?
毎試合毎試合、たくさんの人が駆け付けてくれて。自分たちのゲームを応援してくれているので。
去年、ファイナルで負けてしまったので。絶対優勝したいと思います。
「“今そんなにチームの中心ではないな”って自分で思うんで、これからもっと、チームの中心でやっていけるように成長したいです」
MF6 由井航太
〇プレミア再開初戦、3-0で勝ちましたけど、それについて。
ほっとしています。勝てて、うれしいです。
〇緊張というか、勝たなきゃいけないっていう思いはあった?
勝たなきゃ、はありました。でも緊張はしなかったです。
〇青森山田がもう勝てたっていうのを含めて、負けられないっていう思いはあった?
あんまりほかのことは気にしていなくて、自分たちの結果に集中していました。
〇結構守りを固められてしまっていたというか、 でも、カウンターをケアしなきゃいけないような、攻めながらも守備を意識する。そこらへんはどういうふうにやっていました?
相手のFWのところを、自分たちがボールを持っている時に振られて、相手のFWに当たった時にそこだけつぶすっていう、意識をしていました。
〇じゃあ、あとは握ってればいいだろうみたいな。
そうですね。握っていれば、いずれチャンスが来て、何本かは入るかなと思っていたんで。焦ることなくできたかなと思います。
〇コンスタントに、FWが点を取ってくれて。そういう試合というのはどうでした?
うーん、楽です。前半で1点取れたんで。それが一番でかかったかな、と思います。
〇相手のミスを逃さない決定力って頼もしいですね。
はい、大事です。
〇トラ君(岡崎寅太郎)がいなくて、代わりに出た髙橋君(髙橋宗杜)が点を取ってくれましたけど、そのへんはどうでした?
2人とも、悔しいというか、トラも、今日宗杜が点を取って、ポジション争いとかもあって。いろんな人の、複雑というか、トラは悔しいでしょうし、宗杜は初先発で、2ゴール1アシストで。
チームの競争が高まるのはすごいいいことかな、と思います。チームとしてはポジティブかな、と思います。
〇岡野一君が久しぶりに復帰して、そういう意味でも気合が入ってたのかなと思いますけど、そこらへんはどうですか。
いや、それはあんまり。まあ、和倉(和倉ユース)とか出ていたので。別に関係なかったです。
〇トップ昇格が決まって、発表されて初めての公式戦だと思うんですけど、意識変わったところとかありますか?
いや、何もないです。いつも通りです。
〇じゃあ、平常心で。
そうです、平常心でやりました。
〇ちょっと怪我をしていたと聞きましたけど。そこから戻ってきたという手ごたえはあるんでしょうか?
自分がいない時の方がチームが勝っていたので。幹都(矢越幹都)とか齊名(齊名優太)がずっといいプレーをしていたので。まず、そこのポジション争いのところで勝って。自分、「今そんなにチームの中心ではないな」って自分で思うんで、これからもっと、チームの中心でやっていけるように成長したいです。
〇特にこう、今心がけようと思ってるプレーだったり、改善したいなって思うプレーだったりどうですか?
ボールロストを減らすのと、取られた時の戻りのスプリントです。
〇失ったときは切り替え速く?
そうです。
〇尾川君とのコンビネーションはどう?
尾川君とのコンビネーションですか? 尾川君とのコンビネーションはうまいんで。やりやすい。やりやすいっていうか、預けたら何とかしてくれるなあって思うので。頼もしいです。
〇ここからのリーグ戦優勝目指していかなきゃいけないんですけど、どういうところがポイントになってきそうですかね。
全試合。追ってる立場なんで、チャレンジャーの気持ち忘れずに。集中して一戦一戦、百パーセントで臨むことが一番だと思うので。練習からこだわっていければ、結果につながるかなと思います。
〇次、2試合はさんで等々力ですけど、どういうところを見てほしい?
チームのために走っているところ。チームのために。やっぱりボランチなので。走るとか、地道な泥臭いところを出せればいいかな、と思います。
〇以前にずっと攻撃のところが課題だと言われている、って言っていましたけど、最近はどうですか?
変わらず課題だと思っているので、そこも取り組みながらかなと思います。
〇最後にサポーターの方にコメントをいただけますか?
今、3位なので。もちろん優勝目指しているんで。
残り全試合落とさず。1位で去年のリベンジ。日本一取りたいと思います。
「夏で大きく成長したかなって個人的に思っていて。メンタル的にも技術的にもすごい大きな成長ができて この試合に臨めたので、緊張はなかった」
FW13 髙橋宗杜
〇お疲れ様でした。
ありがとうございます。
〇まず、勝利したことについて一言もらってもいいですか。
中断明け、1戦目ということで、まず素直に勝って嬉しいです。
〇相手がディフェンスを固めていた印象があって、なかなか崩しきれないなっていう思いもあったのかなと思うんですけど、どういうふうに思っていました?
前半から焦れないでいこうっていう声が出てたと思うんですけど、相手がすごい引いてきて。うまくいかない時間帯もあったと思うんですけど。
でも慌てないで、焦れないで。自分たちのサッカーを続けて、勝利にできたかなと。
〇1点目の時間帯というか、前半で1点取れたっていうのは大きかったですね。
そうですね、大きかったです。
〇今日、前の選手、岡野一選手が復帰してきて、結構チームメートとしては大事な試合なのかなと思ったりしたんですけど、 皆さんどういうふうにこう、このへんは思ってたんですか?
恭平(岡野一恭平)とか由井が久しぶりの公式戦で。みんな気持ち入っていたと思いますし。みんな、うれしい。復帰がうれしい選手が多かったのかなと思います。
〇3-0で勝って、いいはずみになったと思いますけど、これからこう、残りの試合にどうつなげていきたいですか?
去年成し遂げられなかったファイナルの優勝に向けて、まずEAST優勝して、ま、その後のファイナル優勝につなげられたらなと思います。
〇忘れ物っていうか、イメージがあるんですか。ファイナルで負けたっていう。
自分は個人的に去年そんなに試合に関わってなかったので。自分の力で今年はファイナル優勝させたいな、というのはあります。
〇そのために必要なものってどういうふうに考えているんですかね。優勝させるために必要なものは。
守備のところとか、自分はFWの選手ですけど、守備のところ、すごい献身的に走ってやって、 まず守備から入って。やっぱり得点も大事だと思うんですけど。やっぱり守備がすごい大事だ。大事かなと思います。
〇2点振り返ってもらっていいですか。先制点、相手のミスを、岡田君が拾って、そこからつなげてくれた、うまいシュートだと思うんですけど。
泰輝(岡田泰輝)が持った時に、自分が武器のスピードがあるんで。スピードで走って、相手のCB1枚剝がして。
で、シュート打つときにCBの人がスライディングしてくるのが見えたんで。「これ打ったら当たるな」と思ったんで。冷静に見えてたんで、切り返して、あとは左足で流し込むだけだったんですけど。
〇ああいうのは得意なんですか?
得意になったって感じですかね。練習して。
〇さっき、サポーターの前で、プレミアでは初先発っていうこと言ってましたけど、緊張感とかなかったんですか?
クラブユースでも先発経験して、夏で大きく成長したかなって個人的に思っていて。メンタル的にも技術的にもすごい大きな成長ができて この試合に臨めたので、あんまり緊張とかなかったです。
〇メンタル、技術って具体的にはどんなとこですか?
具体的にはやっぱりクラブユースで点取りましたし。で、その後の和倉ユースでもずっと活躍できたかなって思って、個人的に自信がすごい付いたかな、と思います。
〇なんかすごい、クラブユースの前と比べると自信をもってプレーしているのかなと思って見ていたんですけど。
そうですね、自信に満ち溢れています。
〇試合に慣れてきたとか、そういうのはある?
はい、途中出場が多くて。やっぱり難しいじゃないですか、途中出場ってすごい。そういう中でスタメン経験させてもらって、変わったかなと。
〇今日初めて出たりとか、久しぶりに出たりとか、ある程度試合の経験はあるんだろうけど、そういった選手がいるなかでちゃんとした解決策が取れて、3-0で勝てたというのは非常に大きいと思うんだけれども、それはどうですかね?
やっぱり、みんな、ジュニアユースの頃からすごい長い間やっている中で、信頼関係っていうのはお互いあって。みんなが得意なプレーももちろん知っていますし。
どういう状況でボール持たせたらいいっていうのをみんな知っているんで。そういう中で信頼し合えたのかなと思います。
〇「目を合わせろ」とキーパーの濱﨑君が言っていて。そういった意思というか共通認識、ある程度、こうしたらこうしようねっていうようなルールみたいのは、おそらく何も言わなくてもわかるっていうような感じはあるのかな。
そうですね。前線と守備のところずれるところはあると思うんですけど、そういうところで悔しい思いをすごくしてきて。前線の選手は背後に蹴ってほしいのに、後ろの、最終ラインの選手たちはつなごうとか、そういうズレで失点してきたり、すごいそういうのは課題だったので。目合わせようっていうのはずっとこの夏意識的にやってきたことだと思います。
〇アウェー、二つはさんで次、ホーム等々力なんですけど、等々力でプレーしたことってありましたか。
ないです。
〇では、それに向けて。スタメンで出たいという気持ちもあると思うんですけど。
スタメンで等々力で出て、点取って、やっぱりまた取材受けたいです。
〇サポーターの人も何千人も来ると思うんですけど、どういうプレーを見せたいですか?
自分の武器のフィジカルの部分をすごい見せて、献身的に走って、やっぱりサポーターに愛されるような選手になりたいです。
〇等々力への思いってやっぱり強い?
そうですね。やっぱり特別なところだと思いますし、そこで点とって活躍したいって思いはあります。
〇後半4分ぐらいにアシストで2点目取るんですけど、あそこの場面ちょっと振り返ってもらえますか?
あそこは元木がフリーキックを置いて。背後取れそうだなってすごい思って、思い切って走ってみたら、ボール出てきて。キーパーちょっと出てきて。シュート打とうかなって思ったんですけど、でも、味方の上がりちょっと待って、 で、アウトサイドで戻して、泰輝が見えたんで。ちょうど戻したら、うまく取ってくれたという感じです。
〇俺が俺がって感じじゃないんだ。
やっぱトラ(岡崎寅太郎)はすごい自分で行くと思うんですけど、自分はトラよりも、自分はドリブルが劣ってるとも思ってるんで、ドリブルのところで課題があると思っていて。チームのためにパスしようかなっていうのは、すごい考えている時があります。
〇13番つけていた大久保嘉人さんがよく「パスと出せば帰ってくる」って言ってたから、多分それが3点目のところに。
そうですね、そういう思いもありました。
〇ご自身の2点目はどうでした?
自分はキーパーブロックで、でも、キーパーブロックした後に、佐原さんからセカンドボール狙えってすごい言われてて。由井が触るのが見えて。
自分がキーパーの前入ったら触れるんじゃないかと思って、いい反応できて。ちょんと触るだけでした。
〇じゃあ、動き直しというか、切らさずに続けたことが、ゴールにつながったんだ。
そうです。
〇またサポーターの方に。今日は、あの、ちょっと静かな感じでしたけど、バラバラで喜ぶこともできましたけど、またサポーターの方にコメントいただけますか?
プレミアリーグで、まず点取れてすごい嬉しいです。これから等々力とかあるんで、自分を見に来ていただけたらなと思います。
優勝を目指していた日本クラブユース選手権、悔しいラウンド16での敗退という挫折を経験したフロンターレU-18。
それから1カ月。夏の遠征や練習を通して、髙橋宗杜や岡田泰輝といった選手たちが、大きな自信をつけ、堂々とプレー。
フロンターレらしく、技術の高さとお互いへの信頼を感じさせる連係を披露。さらに、ちょっとしたところでもあと一歩足を伸ばすことのできる泥臭さというこちらもフロンターレらしい姿勢を見せ、見事に勝利をつかみとりました。
怪我から戻ってきた由井航太。そして、岡野一恭平が「今の自分はチームの中心ではない」(由井)、「(点に)絡めなかったことが悔しい」と、3-0での勝利にも、自分の現状には満足はしていないことも、印象的なものがありました。
勝利を喜びながらも、そこで歩みを止めることはない。そうした気持ちも、また、チームを大きく前に進めてくれるのではないか、と思います。
9月10日は、アウェーでの流通経済大柏戦。9月17日はこちらもアウェーでの前橋育英戦。
難敵が続きますが、きっとフロンターレらしいサッカーを見せるために、またトレーニングで、積み上げていくことと思います。
どんな試合を見せるのか、とても楽しみにしています。
(文中敬称略)
◇写真はまゆげかわうそさん、かんちさんからもいただきました。
※まゆげかわうそさん撮影
※かんちさん撮影
※だいち撮影
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