9月10日は、流通経済大付属柏高校グラウンドへ。
プレミアリーグEASTは、第13節を迎え、川崎フロンターレU-18は流通経済大柏との一戦に臨みました。
【川崎フロンターレU-18 プレミアリーグEAST第13節 vs 流通経済大柏】
9月10日(日) 午前10時キックオフ 流通経済大付属柏高校グランド 晴れ 300人
前節、大宮アルディージャU-18に3-0で勝利したフロンターレ。
先発は、GKキャプテンの1濱﨑知康、最終ラインは右から2江原叡志、6由井航太、30林駿佑、4元木湊大、ボランチは25矢越幹都、10尾川丈、右MF22加治佐海、左MF11岡野一恭平、前線には14岡田泰輝、13髙橋宗杜。
DF5土屋櫂大、DF17柴田翔太郎はU-17日本代表のフランス遠征のため、不在。由井が中学2年以来、というCBに入り、前節途中出場の矢越がボランチに入りました。
流通経済大柏は、再開初戦は前橋育英と対戦し、2-2。
先発は、GK1土佐昂清、最終ラインは右から3北村温人、キャプテンの5高橋力也、35奈須琉世、24渡邊和之、ボランチは8古川結翔、34飯浜空風、右MF16柚木創、左MF20堀川由幹、前線には10笠松良緒、2田中ショーン涼太。
昨年の戦績は、フロンターレから見て、1勝1敗。今季保土ケ谷公園サッカー場で行われた第2節では、MF7志村海里のゴールでフロンターレが先制。しかし、試合終了間際にDF4塩川桜道のゴールで流通経済大柏が追いつき、引き分けに終わっています。
朝早いにもかかわらず、厳しい残暑の流通経済大柏高校。この日は学園祭が行われ、時折、飲み物の売り子も現れるなど、にぎやかな雰囲気に。
ピッチの脇で、メンバー外の流通経済大柏の選手たちが熱のこもった声援を送れば、フロンターレのサポーターもネット越しに、旗を振り、チャントを歌い、選手たちを励ます素晴らしい雰囲気に。
両チームの選手たちを後押しする中、キックオフの時を迎えました。
立ち上がり、ゴールに迫るのは流通経済柏。フロンターレのエリア前に、長いボールを供給。フロンターレのファールを誘い、フリーキックを得るなど高い位置でのプレーを続けていきます。
2分には、左コーナーキックを得ると、サインプレーから渡邊が左サイド、高い位置から折り返し。ボールは右サイドに流れますが、フロンターレは体を張り、ブロック。
さらにセカンドボールを拾い、流通経済大柏が、フロンターレの陣内でプレーする時間をつくり、5分には、浮き球のパスに、堀川が左サイド、高い位置へ。
堀川のパスに、飯浜がエリア左へ抜け出し、折り返しますが、フロンターレはここでも、堅い守りで対抗。
左コーナーキックとなり、渡邊が左足で入れたボールは、濱﨑がパンチング。こぼれ球を拾った元木が、高い位置へ加治佐を走らせるパス。
これは攻撃にはつながらなかったものの、落ち着いた対応を見せていきます。
流通経済大柏は、エリア前に浮き球を供給。そこから前に出ようとする時間が続きますが、フロンターレは、由井がしっかり競りにいき、セカンドボールは尾川が回収。
最終ラインでボールを動かす時間をつくり、フィードに高い位置へ動き出した髙橋宗杜が、粘ってフロンターレボールのスローインにするなど、次第に高い位置でプレーできるようになっていきます。
7分には、右サイド、江原から加治佐とつながり、加治佐のパスに、矢越がエリア右へ。矢越のマイナスの折り返しは、流通経済大柏の守りに遭い、シュートには結びつかず。
攻撃に転じた流通経済大柏は、浮き球を田中に入れ、再び攻勢に出ようとしていきますが、由井がここでもしっかり競り、最後は濱﨑が対応。
さらに中央、古川が前に持ち出していきますが、尾川が粘り強く体を入れ、マイボールに。
尾川が、林や由井の間に下り、テンポよくボールを組み立てていくと、11分には左サイドでのスローインの流れから、岡野一がうまくドリブルで前に。岡野一から間で受けた岡田、岡田から再び岡野一とつながり、岡野一から受け渡された岡田は、、エリア左へ、間をぬうようなドリブルでの仕掛け。流通経済大柏の守備に遭い、左コーナーキックとなり、元木が右足でボールを入れると、こぼれ球を競った髙橋宗杜は、鋭いターンからシュート。これは枠はとらえられませんでしたが、チャンスをつくっていきます。
矢越や加治佐、下がり目中央で岡田も受け、ボールを間に差し入れ、動かしていくフロンターレ。流通経済大柏がエリア前に浮き球を入れてくる場面では、林がしっかり競り、下がり目に下りた髙橋宗杜がセカンドボールを回収。距離感良くプレーを続けていきます。
16分には、流通経済大柏、フロンターレにファールがあり、エリア外正面やや右でフリーキックを得ると、柚木が右足で直接シュートを打ちますが、濱﨑の正面。濱﨑はしっかりボールをセーブしていきます。
さらに高い位置でビールをカットした流通経済大柏は、柚木が右サイド、高い位置へ抜け出し、折り返しますが、エリア内で林が落ち着いた対応を見せ、シュートは打たせず。
直後には、笠松が浮き球を競り、田中が右サイド、高い位置へ抜け出しそうになりますが、ここでも林がカバー。直後には、渡邉の縦パスに、柚木がエリア左へ。しかし、由井が体を入れ、うまくマイボールに。フロンターレの守備の対応の良さが際立っていきます。
19分には、左サイド、開いた飯浜のパスに、渡邊が高い位置へ。そのパスに、笠松がエリア左へ抜け出しますが、オフサイドに。
すると、20分、フロンターレは右サイドからの攻めに。岡田のパスに、加治佐が高い位置へ抜け出し、折り返すと、エリア外正面やや左、ボールをおさめたのは岡野一。
シュートを打つと、ゴール右へ決まり、1-0。
前節約8カ月ぶりにプレミアリーグEASTの舞台に戻ってきた岡野一は、昨年10月15日の横浜FCユース戦以来のゴール。
前節の終了後、チームに目に見える形で貢献できなかったことへの悔しさを口にしていた岡野一のうれしいゴールが決まります。
直後にはセカンドボールを拾った尾川が高い位置へ持ち上がり、右サイド、江原へ。
江原はクロスを入れていきますが、土佐がセーブ。
フロンターレは由井や林、矢越や尾川がかかわって、ボールをうまく動かし、23分には、左サイド、元木のスルーパスに岡田がエリア左へ。
流通経済大柏が阻んだところ、セカンドボールを正面で拾った尾川はミドルシュート。枠をとらえますが、土佐が好セーブ。
右コーナーキックとなり、加治佐が右足でボールを入れると、元木のヘディングシュートは枠をとらえますが、ここでも土佐の好守に遭い、惜しくもゴールとはならず。
流通経済大柏はここで早くも交代。笠松に代わり4塩川桜道。前回の対戦で同点ゴールを奪った塩川を前線に入れ、長いボールを前に入れていきますが、セカンドボールをものにするのはフロンターレ。
尾川や矢越が間で受け、元木、さらには江原も下がり目に。相手に奪われても、尾川が出足よくカットするなど、フロンターレは寄せの速さも見せていきます。
32分には流通経済大柏、フィードを前線で塩川が競り、左サイド、堀川が抜け出しそうになりますが、加治佐がカバー。
33分には、さらに左サイドでボールを動かし、下がり目で受けた塩川のパスに、飯浜がエリア左へ。しかし、オフサイド。
すると直後にはフロンターレ、濱﨑の正確なキックを髙橋宗杜が競り、セカンドボールを拾った岡田から左サイド、岡野一へ。
岡野一はドリブルで、エリア左に進入。シュートに持ち込もうとしますが、流通経済大柏も粘り強い守り。
左コーナーキックとなり、元木が右足でボールを入れると、加治佐がヘディングシュートを打ちますが、右に。
流通経済大柏も、、直後には浮き球をうまくエリア前でコントロール。堀川が左サイドからエリア前に持ち込もうとしていきますが、加治佐がファールを取られながらも、対応。
流通経済大柏のフリーキックとなり、キッカーの柚木は遠いサイドへ入れていきますが、元木が加治佐につながるようなかたちで対応。
加治佐は左サイド、高い位置へ持ち出し、フロンターレボールのスローインにしていきます。
流通経済大柏の攻めに対しては、コンパクトに焦れずに、対応を続けていくフロンターレ。簡単には前には入れさせず、プレーを重ねていきます。
41分には、下がり目でボールをおさめた岡田から矢越とつながり、矢越の浮き球のパスに、正面へ髙橋宗杜が抜け出し、ゴールネットを揺らしますが、オフサイド。
42分には、濱﨑が左サイド、高い位置へ送ったボールを、岡野一がおさめ、下がり目で受けた元木のパスに、岡田がエリア左へ。
岡田のパスをエリア正面やや左で受けた岡野一はミドルシュートを打ちますが、上に。
44分には、再び岡野一が左サイドでボールをおさめると、正面の髙橋宗杜、下がり目の矢越とつながり、矢越から江原へ。
江原のパスに、加治佐が高い位置へ仕掛け、右コーナーキックに。
右コーナーキック、加治佐がボールを入れると、尾川がヘディングシュート。流通経済大柏のブロックに遭ったところ、さらに髙橋宗杜がシュートを打ちますが、ここでも流通経済大柏はブロック。
さらに右サイドでのスローインの流れから、岡田が高い位置へ持ち込むなど、フロンターレの攻勢は続き、前半はタイムアップ。1-0でハーフタイムへ。
後半、流通経済大柏は北村に代わり23富樫龍暉、田中に代わり29山野春太。
立ち上がりには、フロンターレにハンドがあり、エリア外正面やや右でフリーキックを得た流通経済大柏。
こぼれ球を拾った柚木が左足でシュートを打ちますが、枠はとらえられず。
フロンターレも、2分には正面で髙橋宗杜がおさめ、加治佐から江原へ。
江原は高い位置へ持ち出し、クロスを入れていきますが、土佐がセーブ。
流通経済大柏は、塩川が左サイド、高い位置へ流れておさめ、堀川が左サイドから斜めに仕掛ける動きを見せますが、フロンターレはコンパクトに、距離感よく対応。
6分には、正面の山野から右へ展開すると、富樫が高い位置でクロスを入れていきますが、濱﨑がセーブ。
7分には左サイドでスローインを得た流通経済大柏。富樫がロングスローを入れると見せかけ、近くにいた塩川に預け、塩川のパスを高い位置で受けた富樫は左クロス。
セカンドボールを正面で拾った柚木は再び左サイドに展開。富樫が仕掛けていきますが、加治佐が体を粘り強く入れ、ゴールキックにする素晴らしい対応。
すると攻めに転じたフロンターレは、元木、岡野一が左サイドで連係。岡田が高い位置へ抜け出し、岡田のパスは、エリア正面の髙橋宗杜へ。
髙橋宗杜はターンからシュートを打とうとしますが、土佐が阻んでいきます。
加治佐が高い位置へ仕掛け、そのクロスに矢越が正面へ抜け出すなど、攻勢を強めていくフロンターレ。
流通経済大柏が左サイドに展開する場面では、加治佐がカバー。そこから尾川、江原とつながり、攻めに転じていきます。
9分には、元木の縦パスを受けた岡野一が正面へ仕掛け、そのパスに尾川がエリア正面へ。しかし、流通経済大柏の守備に遭い、シュートは打てず。
ここで流通経済大柏は、飯浜が傷んで、担架でピッチの外へ。代わって14道白優斗が入り右MF、柚木がボランチに。
矢越がうまく相手を剝がし、前に持ち出し、加治佐につながり、尾川や江原もかかわって、フロンターレはボールを動かしていきます。
ところが、14分、流通経済大柏は中央、古川のスルーパスに、山野がエリア正面やや右へ、抜け出していくと、ここで林がファール。
主審の判定は退場。フロンターレは10人に。
フロンターレは、岡田に代わり32関徳晴がピッチへ。
これで得たフリーキック。キッカーの柚木はゴール左を狙いますが、枠はとらえられず。
10人となったフロンターレは、最終ラインは右から江原、由井、関、元木に。
前線にただ髙橋宗杜を残す、というだけではなく、やや近い距離を保ちながら、流通経済大柏に対峙していきます。
20分には、浮き球を髙橋宗杜が競り、拾った矢越のスルーパスに、加治佐が高い位置へ。
右サイドでのスローインとなり、江原や矢越との連係から加治佐が高い位置で粘り、右コーナーキックに。
加治佐がボールを入れると、元木がヘディングシュート。しかし、右に。
流通経済大柏の縦パスに対しては、江原や由井が鋭い動きを見せ、カットするなどしていくフロンターレ。
飲水タイムをはさんで、流通経済大柏は、フロンターレの陣内でボールを動かそうとしていきますが、髙橋宗杜が下がり目に下りるなど、コンパクトに、距離感良く対応。
縦には入れさせず、チャンスをつくらせずに対応を続けていきます。
29分には、高橋が右サイド、高い位置へフィード。しかし、関がカバー。
セカンドボールを拾い、道白が高い位置へ仕掛けていきますが、元木が粘り強さを見せ、エリア内へは近づかせず。
フロンターレは、32分、加治佐に代わり24児玉昌太郎、矢越に代わり18八田秀斗。
33分には流通経済大柏、フロンターレにファールがあり、エリア外正面やや右でフリーキックを得ると、キッカーの古川は右サイドに展開。
柚木が右クロスを入れていきますが、濱﨑がセーブ。
さらにフロンターレにファールがあり、流通経済大柏のフリーキックが続きますが、柚木が遠いサイドに入れたボールは折り返すことはできず。
髙橋宗杜も自陣に下り、距離感良く対応を続けていくフロンターレ。道白が高い位置へ仕掛けていく場面では元木が1対1の強さを見せ、ゴールキックにするなどしていきます。
39分にはフロンターレ、髙橋宗杜がおさめ、カウンターに。髙橋宗杜から正面の尾川とつながり、尾川のスルーパスに岡野一がエリア正面へ。
シュートを打ちますが、土佐の好守に遭い、惜しくもゴールとならず。
左コーナーキックとなり、それをしのいだ流通経済大柏は、土佐がすばやくリスタート。
左へ展開し、山野につなげていきますが、八田が体を入れ、カバー。
さらに流通経済大柏は、最終ラインでボールを回しながら、糸口を探っていきますが、八田がプレス。
左サイドに展開していく場面では由井がカバーしていきます。
43分にはフロンターレに交代。髙橋宗杜に代わり41恩田裕太郎。岡野一に代わり7志村海里。
44分には流通経済大柏。中央、塩川が縦パスを入れると、最後は山野がエリア正面やや右へ。シュートは枠をとらえますが、濱﨑が手を伸ばしながらも阻む素晴らしいセーブ。
直後には、浮き球に再び山野が正面へ。しかし、元木がうまく体を入れ、最後は濱﨑がセーブしていきます。
アディショナルタイムは6分。流通経済大柏は、高い位置で塩川が粘り、右コーナーキックにするなどしていきますが、コーナーキックの場面ではエリア内でファールがあり、シュートには結びつかず。
恩田が下がり目でボールをおさめ、八田や志村もかかわって、自分たちでボールを持つ場面もつくっていくフロンターレ。
浮き球のパスに、恩田が高い位置へ動き出すなど、相手陣内でのプレーを試みていきます。
51分には、流通経済大柏、堀川が左サイド、高い位置へ。しかし、江原が対応。最後は流通経済大柏のファールに。
試合はタイムアップとなり、1-0。
数的不利にも、それを感じさせず。たくましさを感じさせられるかたちでフロンターレは勝利をおさめました。
悔しい夏を経て、チームとしても選手個々としても確実に成長を見せているフロンターレ。この一戦で戦い抜き、勝利を手にしたことは、さらにチームを、そして選手たちそれぞれを前に進めてくれるものになったのではないでしょうか。
前半1-0 後半0-0 計1-0
得点:岡野一恭平
フロンターレの先発:1濱﨑知康(c) 2江原叡志 6由井航太 30林駿佑 4元木湊大 25矢越幹都 10尾川丈 22加治佐海 11岡野一恭平 14岡田泰輝 13髙橋宗杜
交代:岡田→32関徳晴 加治佐→24児玉昌太郎 矢越→18八田秀斗 髙橋宗杜→41恩田裕太郎 岡野一→7志村海里
控え:16菊池海斗 8名賀海月
流通経済大柏の先発:1土佐昂清 3北村温人 5高橋力也 35奈須琉世 24渡邊和之 8古川結翔 34飯浜風空 16柚木創 20堀川由幹 10笠松良緒 2田中ショーン涼太
交代:笠松→4塩川桜道 北村→23富樫龍暉 田中→29山野春太 飯浜→14道白優斗
控え:17木下晴喜 19オラツンジ アダム 26柳裕晋
◇試合後、長橋康弘監督と、元木湊大、岡野一恭平、由井航太の3選手に話を聞きました。
「アシストもですけど、得点も、結果を出していきたい、目に見える結果を出していきたいなってのは思っています」
DF4 元木湊大
-試合を振り返って。
前半、結構、自分たちの形で入れた部分があったり。最初のコーナーキックとか、入りは悪かったんですけど。
でも、途中から、自分たちのやりたいことだったり、けっこう目がそろってきて、自分たちの時間をつくれて、得点につなげたのは、すごい良かったんですけど。
後半10人になったんですけど、そこでも「もうちょっと自分たちのサッカーができたかな」っていうのを感じたり、個人的には後半の入りとかで、いらない判断だったり、そういう、もったいないミスっていうのが、失点につながるような危ないシーンを自分でけっこうつくっちゃったんで。そこは改善していきたいなっていうのが、今回の試合の振り返りで、反省です。
-前半も後半も1人少なくなってからも、タフな印象を受けた90分だったんですけど、その中で元木君としてはどんなことを意識しながらプレーをしていました?
相手の狙いっていうのがカウンターだったり、ロングボールからの、前ででかいやつを使って。そのこぼれっていうのがあったんで。そこを注意しつつ。恭平(岡野一恭平)のところで1対1が、結構有利だっていう感じたので、無理に攻撃に参加せずっていうので、 相手の攻撃の芽をつぶしながら、自分たちの強み、自分たちの今有利になってる場所っていうのを使っていくってことを、意識してプレーしていました。
-恭平君とのコンビネーションがすごく良くて、立ち位置とかどんなことを考えてやっていましたか?
自分は恭平と、途中から海里(志村海里)も入ったんですけど。プレーのタイミングでつける足だったり、パスを出すタイミング。恭平は、後ろ向きでも剝がせる選手なので、あまり強いボールは出さずにっていうのとか、ま、そういう選手に合ってとか、恭平に合わせたパスとか、タイミングっていうのを意識して、恭平とプレーしていました。
-それがひとつ攻撃のスイッチになっていたし、今日は司令塔的な、影の司令塔的な感じがしたんですけど。
攻撃のチャンスは、つくれたかもしれないですけど、もう少しボールにかかわれたりっていうのとか、少し駿佑(林駿佑)のところで、あまりビルドアップがうまくいかなかったり、 そういうところで、自分の顔の出し方だったり、ボールのちょっと回るスピードっていうのが、もう少し自分がかかわって、テンポ上げれたら良かったかなっていうのは、反省しています。
-得点のにおいもしたんですけど。コーナーキックでレンズ越しで見ていたガッツポーズしているように見えたから、「入ったんかな」と思ったんですけど。
僕も入ったと思いました。海(加治佐海)から来てヘディングした時に、もう普通に左角に飛んでいったんで、「もう入った」と思って喜んでな、キーパー出てきちゃって、いや、もう結構あれがっかりしました。
-じゃあ、得点も狙いつつというような感じですかね。これから。
得点していきたいです。アシストもですけど、得点も、結果を出していきたい、目に見える結果を出していきたいなってのは思っています。
-恭平君が復帰してきて、後ろからプレーを見て、怪我前と比べるとどうですか?
去年に比べて、相手が2人来ても、無理に助けに行かずに、「恭平一人でなんとかできる」っていうことを感じたり、怪我前と比べてっていうよりは、すごいやりやすいっていうか、任せられるっていう、「ボールを預けておけば、まあ、なんとかしてくれる」みたいな、そういう安心感があります。
-次節に向けて、意気込みなどを教えてください。
次は、アウェーっていうことで、今日みたいな入りはせずにっていうのと、自分個人としては、結果を出せたり、ま、チームの勝ちにつながるようなプレーをしていきたいなっていうのは考えています。
-次はまた最終ラインの組み合わせが変わったりすると思うんですけど、それに向けて、なんか気を付けて準備していくとことかってありますか?
コミュニケーションだったりっていうのと、やっぱり日頃からやってるから、何も言わなくても、ここにいてくれるだろうっていうのが、そういうのが変わってくるので。試合中、結構声も出ているんですけど、最終ラインは。
それをより声を出してっていうので、細かく話し合いながら、しゃべって、会話しながら、コミュニケーション取って、次の試合に向けて頑張りたいです。
-今日もたくさんのサポーターの人が来てました。あの、サポーターの方にコメントいただけますか?
今日、10人になって、結構、気持ち的にもきつい時間が長かったなかで、サポーターの声だったり、自分たちのひとつひとうのプレーを盛り上げてくれるっていうので、相手の声にも負けずっていうので、すごい 心的に、気持ち的にすごい力になってくれたっていうので、それもあって、ラスト10人で、1点を守りきれたかなっていうのは感じているので。すごいありがたかったです。
「何にも言わないのに、 彼らがコントロールしていたので、“すごいな“と。10人になってのトレーニングしていないので。すごいな、と思います」
長橋康弘監督
-お疲れ様です。
-タフな…
疲れた、選手はもっと疲れた、頑張った。
-その中で、本当に頑張ったっていう言葉が一番っていうふうに感じていて…
なんて言うんだろう、必死に。ほんとにこう、「めちゃくちゃこいつら頑張ってんな」っていう。なんかちょっとこう、見てて少し感動したぐらい。なんか彼ら「まだまだ頑張れるんだな」っていう、再確認できました。はい。もっと求めていこうと思います。
-そういう意味でも、サッカーってメンタルのスポーツってよく言うじゃないですか。それこそ今日は一人少なくなったけど焦れずにみんなでやっていこうという、なにか凝縮されたなったいうのを感じているんですが。
そうですね、なんか こう、10人になって気づくことあるなっていう。ゲームのその運び方、こっちは何も言ってないのに、うまい具合に 深く引きすぎず、ちょっと焦れずに、少し、こうミドルの後ろぐらいのところで。このぐらいじゃないと、ちょっと前行きすぎちゃって、パス入れられて、ちょっと一気にスピードアップみたいな。クロスで、どかーんと4番(塩川桜道)みたいな、多分、だったと思うんですけど。そのへんのところ、何にも言わないのに、 彼らがコントロールしていたので、「なんかすごいな」と。10人になってのトレーニングしていないので。すごいな、と思います。
-じゃあ10人になって、こういう指示とかはきょうは全く。
全く、ですね。
ただ、後半になって、ちょっとこう、江原叡志のところに、4番、競らせて、ちょっと、20(堀川由幹)は外で余って、多分すらして、数的優位みたいな。ちょっと気になったんで。途中海が出ている時に言ったんですけど、「そこは5枚にしてもぜんぜん構わないよ」と。しか言っていないです。
あとは何も。頑張っていました。
-そういう意味で今日勝ち切れたっていうのは、改めてこう、成長が見られたゲームですね。
そうですね。うん、なんか本当にこう、新しい彼らの底力が見られたというのと、退場したのが、それこそ駿佑ということで、1年生に絶対にこう勝ち点つけてやろうっていうようなその選手たちの、なんていうか、チームのちょっと団結したその力っていうのは、今日、改めてこう見れたかなっていうふうに思います。
-彼もそれをまたに、またひとつ。
そうですね、彼は必ず来ますよ。はい、間違いなく来ます。
-今日は由井君がCBに入りましたけど、改めてプレーの評価と、これからCB、彼がやるから、なんか見えてくるものがあるんじゃないかみたいものってありますか?
もともと彼がもう守備のところで、ものすごくね、こう、いろんな方にこう評価されて、で、これまで来たんで。もう本当に今日、CBっていうところでは、何も心配するところはなかったんですけれども。
ただ、これは本当にボランチにまた戻っても絶対にこう生きることもあるし。そのへんのところで、1週間のその取り組みを見ていたら、やっぱり彼なりに、しっかりとCBやりながらも自分は成長できるっていうところを、前向きにこうとらえていたし、 すごく周りに働きかけることがすごく多くなったので。ボランチになった時に、いい部分が出そうだなっていう感じはしましたね。
-それは大きいですね。
大きいと思います。なんかね、いい具合にタイミングが。
-今日は帰ってきた岡野一君が点を決めましたけど、それについてはどうですか?
もう、彼は、悔しい思いをしてきたんで、とにかく精いっぱいやってほしいっていうこと。これまで相当苦しんでる。多分、チームメートも知っていて。それが早い段階で得点っていう形で出てきて、本当に良かったなって、私もちょっとほっとしたんだけど。 2点目取れましたね?
-そうですね。惜しかったですね。
また反省してもらって、つなげていてほしいなっていうふうに思います。
よくやってたと思います。相当。3番(北村温人)のね、最初出てたSBはそうとう嫌がっていたし、彼の良さっていうのはすごく出たんじゃないかなというふうに思いますね。
-何か三笘君に似ているような。
そうですね、研究しているみたいです。
-持ち方とか。
反発ドリブルとか、「あれ似ている」みたいな。いいと思います。
-次節、林君が出場停止ということで、最終ラインのやりくりとか考えないといけないのかな、と思うんですけど、それについてはどうですか?
あとから入る選手っていうのが、それこそ、いつも言うんですけど紅白戦見ていて、あまり心配することなくて。で、しかもなんか、「俺だろ」っていうような。ちょっとこう、ギラギラしてる感じがあるんですよね。だから途中から入ってくる子も、今日も途中で入った子もやっぱりしっかりやってくれてるし、それをチャンスに変えて、また前向きにやってくれる選手がまた出てくると思ってるので。
今はまだね、ちょっとこう、誰がっていうことはちょっと言えないですけれども。しっかり、あとから入った子たちが、穴を埋めるっていうよりは、「ポジションとってやる」ってつもりで、多分、やってくれると思います。
-後期の2試合を見て、やっぱりすごい、いい競争が生まれているなっていう感じがすごいするんですけど、それはどうですか?
やっぱりクラブユースのF東戦の悔しい思いっていう、その思いを持ってですね、和倉遠征に行った子たちが、少し変わったんですよね、遠征後に。
その遠征に、これまでリーグ戦と、クラブユースとほぼほぼ軸に、先発で出ていた子たちは、その期間しか休みがなかったので、置いていったんですけど。
彼らが多分、戻ってきた時に、何か変化を感じたと思います。その子たちがまた渡さないぞ、という。いい感じですね。
-それで終わらないのがすごいですね。
そうですね、選手らすごいなって思います。
あんまりこう、私がこうマネージメントするようなところ、あんまないですかね。本当にいい競争と、刺激し合いながら、こう、みんなでこう成長していくって姿を見られますし、非常にいい状況だと思います。
いい時、苦しくなった時と、このへこみが少なくなるように今から準備しててほしいなって思いますね。
-また、あの、サポーターの方に。今日、今日もすごい、あんなに来ていましたけど。
びっくりしました。あれ、なんでしょうかね。ちょっと最初見た時と、ちょっと旗持ってくれてたの。ちっちゃい子もいて。
-そうですね。
「あれ、増えた?」っていうのを自分も感じていて。
すいません、いつも本当にありがたくて。で、今日実は文化祭と一緒の日っていう感じで言ってたんですよ。流経さんが。
「完全アウェーみたいな感じになるんだろうね」っていうふうに話していたんですけど、やはりこれだけの人数来てくれてっていう。
いつもいつも、本当にありがとうございます。サポーターの力がなければ多分10人で持つことはなかったと思います。ありがとうございます。感謝しかないです。
「うれしいです。リハビリしている時も、活躍して、チームに貢献することを考えてやってたんで」
MF11 岡野一恭平
-試合の振り返りからお願いします。
もう10人になったし、自分もあの大チャンスがあったんですけど、決めれなくて、とにかくきつい試合でした。
-でも、あの得点シーンはうまかった…
いやまあ、最初、クロス上がった時点でダイレクトで打とうかなって思ったんですけど、思ったより余裕あって、いいところに収められたんで、相手少し外して、あとは気持ちごと押し込みました。
-あれ外して、相手のちょっと股をちょっとゴールに見据えたみたいな?
そこまでは狙ってないんですけど、ファー狙って、いいところに行って良かったです。
-久しぶりに決めて、それが勝利に結びついたということについてはどうですか?
めっちゃくちゃうれしいです。リハビリしている時も、活躍して、チームに貢献することを考えてやってたんで。まあ、もう1個チャンスあったんで、本当にそこは決めなきゃいけなかったんですけど、とりあえずは1点は決めてたんで、良かったです。
-最後の、決めていれば。
いや、もうそっちのほうが。
-強くなっちゃった?
反省しなきゃ。
-大宮戦のあと、悔しいというようなことも言っていたと思うんですけど、あの、この1週間、それを踏まえてどういった準備をしてきました?
もう1回、自分の特長のところを、見直して。自信なくなったら ドリブラーは、「取られたらどうしよう」みたいな、「ミスしたらどうしよう」みたいな、自信がなくなったら難しいので。そこはもうチャレンジして、何回もチャレンジしてやっていくことを意識して。今日はうまく最初のプレーからいいプレーができたので、乗っていけて良かったです。
-チームもすごい。 サイドチェンジとかで、岡野一君のところにボールを集めて、そのプレーを生かそうとしてるのかなっていう感じがするんですけど、それはどうでしょう?
そこはもう、みんながいいボール来るので、自分のところに集中できているのと、日頃から話し合って、一人一人の特徴を生かすっていうことでやってるので、 自分のところに集中してできます。
-ドリブルが三笘選手のような…
ありがとうございます。
まだまだ全然比較されるほどじゃないですし、もっともっとやんなきゃいけないんですけど。
相手を1人、2人剝がすことが、チームのチャンスになっていくので、そこは毎試合意識しています。
-なんか、持ち方とか、結構…。
参考にしているところはあるんですけど、
自分は、自分なので。いいところは見て、学ばせてもらっています。
-今日なんかはけっこうドリブルで制圧できているような感じがあったんですけど。どうでした?
楽しかったです、ゾーンに入れたというか、今日は行けるなっていうのはありました。
-ゾーンに入れたというのは、どういう?
難しいですけど、最初のプレーとか、いいプレー行けると乗っていけるというか。そういうのはあります。
毎試合できるように頑張ります。
-毎試合出来たら、ゾーンじゃなくなっちゃう…
それくらいにできるように、ゾーンじゃなく、毎試合それが普通にできるように。
-ゴールも決めて、試合後バラバラで喜ぶこともできましたけど、それについては?
いやもう初めてだったのでバラバラ。まあ、あの、2年生の頃は苦しい時間多かったですし、きつかったですけど、こういうふうに喜べるようにリハビリも頑張ってきたので。報われて良かったです。
-次以降、目標などあったら教えてください。
もうとにかく優勝して、ファイナル、去年負けてしまって自分も出場できなかったので、1試合1試合、目の前の試合、とにかく勝って、最終的に優勝できるように頑張りたいです。
-またサポーターの方にコメントをいただけますか? 今日もたくさん来ていましたけど。
わざわざ朝10時からこの流経のグラウンドまで来てくれて、太鼓叩いてくれて。もう感謝しかないですし、そのためにも、 あの、勝利して優勝して恩返しできるようにこれからも頑張ります。
「CBやって、ボールの配球難しいなって思ったので。気の使えるポジショニングするとか、ボランチでもそういうとこは意識したいです」
MF6 由井航太
-試合を振り返って。
10人で勝ててよかったです。
-立ち上がりとか相手が前から来て、タフな感じになりましたけど、どんなことを考えながらプレーしていました?
そういうチームっていうか、戦い方になると思ってたんで、想定内っていうか、うん、ま、そんな感じかなと思ったんで、まあ普通に…。
-そういう意味でも、いかにCBとして、どうプレー、どうコントロールしていくかっていうのは、どう意識していましたか?
林にいってもらいながら、ついていくって感じです。
-そこは任せながら。
そう任せながら。「いって」っていう。そうです。
-CBは久しぶり。
そうです。
-ジュニアユースの時以来。
中2の時以来ぐらいです。
-やった感覚としては、僕らとしては全然やれてるなという…
いや、1試合だけなんで、これを継続的にっていったら、多分無理なんで、なんとか、あと何試合やるか、CB、わかんないですけど、あと数試合は頑張りたいです。
-エアバトルと競り合いとかすごく見ごたえがあったんですけど。
そんな勝ててもいないです。
-けっこう跳ね返せてたみたいなかんじもあったけど。
そんなでもないです。
-これからボランチが主戦場になるわけですけど、CBをやることによって、見えてくるものってありますか?
いろんなポジションやることで、ボールの受け方ががすごい、CBやって、ボールの配球難しいなって思ったので。だから、気の使えるポジショニングするとか、ボランチでもそういうとこは意識したいです。
-CBはCBで楽しいとか、そういったものってありますか?
楽しいですけど、自分はボランチの方が好きです。
-配球のところでいうと、CBっていろんな選択肢あるじゃないですか。それでも配球が難しいですか。どんなところですか?
自分が出したところで相手に行っちゃう。1個先、2個先意識してプレーするからです。
-ビルドアップの最初だから?
そうです。
-次は林君が不在ということで、 最終ラインの組み合わせとか変わってくるのかなと思うんですけど。なんかこの1週間、まど、どういうふうに準備していきますか?
慣れてないんで、練習から。うーん、成長するっていうイメージでやれればいいかなと思います。
-今日は岡野一君が久しぶりに点を決めましたけど、それについてはどうですか?
いや、もっと点決めてほしかったです。
-チャンスもありましたもんね。こんなものじゃないだろうと?
そうです。もっと点決めてほしいです。
-次の前橋育英戦に向けて、意気込みなどは?
やっぱり首位目指してるので、ひとつも落とせないんで、絶対勝ちたいです。
-今日も朝からたくさんサポーターの人が来てましたけど、えー、その人たちに向けてコメントなどいただけますか?
プレミアリーグ優勝するんで。応援しに来てください。勝ちます。
(文中敬称略)
◇写真はかんちさんからもいただきました。
ありがとうございます。
※かんちさん撮影
※だいち撮影
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