11月26日はヴェルディグラウンドへ。Jユースカップにともない、中断期間に入っていたプリンスリーグ関東はこの日が再開初戦。川崎フロンターレU-18は東京ヴェルディユースとの試合に臨みました。
フロンターレは6勝4分け5敗、得点19、失点19、勝ち点22の6位。
プリンスリーグは首位浦和レッズユースが勝ち点32で飛び抜けているものの、勝ち点24で2位横浜FCユース、3位の桐光学園に、勝ち点23で4位東京ヴェルディユース、22、得失点差+1で5位の前橋育英、フロンターレのあとにも勝ち点20で7位の三菱養和ユース、8位の山梨学院が続いてきており、プレミアリーグ参入戦の出場権を得られる3位以内を巡って混戦となっています。
【川崎フロンターレU-18 プリンスリーグ関東第16節vs東京ヴェルディユース】
11月26日(土)午後3時キックオフ 晴れのち曇り ヴェルディグラウンド
フロンターレの先発はGK16早坂勇希、DFは右から14小川真輝、34高吉正真、22新井秀明、3川崎晶弘、ボランチはキャプテン10田中碧、15池谷祐輔、右MF17大曽根広汰、左MF11道本大飛、トップ下18村田聖樹、FW26宮代大聖
ヴェルディはGK12佐藤久弥、DFは右から9平田竜士、キャプテン3深澤大輝、16谷口栄斗、22羽生識、ボランチは13相馬雄太、14藤本寛也、右MF7大久保智明、左MF19河田稜太、トップ下10渡辺皓太、FW11松本幹太
フロンターレは今季ヴェルディとは2回対戦しており、プリンスリーグ関東第7節では5-3でフロンターレが勝利。日本クラブユース選手権グループステージ第1戦では0-1でヴェルディが勝利しています。
時折冷たい風が吹くなか、始まった試合立ち上がりから前へ出てきたのはヴェルディ。渡辺を起点に高い位置取りの右SBの平田が裏のスペースを狙い、押し込んでいきます。フロンターレも3分には右の高い位置まで上がった小川がクロスを上げるもこれはクリアされて決定機にはつなげられず。ここで得たコーナーキック、小川が右から入れたボールに新井が合わせるもミートしきれず、枠へ飛ばすことはできません。
5分にはヴェルディも左から河田が仕掛けて、ボールをエリア前へ入れると藤本が飛び出しうまくボールを納めてエリア内へ進入しますが高吉が体を寄せ、早坂が最後はキャッチ。さらに右から抜け出した平田がシュートに持ち込むも早坂が反応。しのいでいきます。
前へ人数をかけてくるヴェルディの前になかなかボールを回すことのできないフロンターレも17分には池谷が中盤でボールを奪って一気に前へ出て右へ展開。大曽根がエリア内へボールを入れるもブロックに阻まれてシュートにはつなぐことはできず。
すると20分、右サイドへのパスにうまく抜け出した平田がエリア内右へ。角度のないところからニアを抜くシュートを打たれるとゴールネットが揺れます。0-1。先制したのはヴェルディ。
さらに22分にも細かくパスを回されていくとエリア右でこぼれ球を拾った平田にまたもネットを揺らされてしまいます。0-2。
直後にはフロンターレも宮代が前線でボールを奪ってドリブルで仕掛け右へ展開するとエリア右から村田がシュートを打ちますがGK佐藤に阻まれて得点とはならず。
すると流れはさらにヴェルディへ。24分には松本がうまく前でボールを受けてシュートを打つもボールは上に。さらに右からのコーナーキック、大久保が左足で入れたボールに深澤が合わせますが早坂がキャッチ。さらに大久保からのボール、エリア内でうまく受けた渡辺にシュートには早坂が反応。さらにこぼれたボールはバーに当たりながらゴール内へ入りそうになりますが早坂がかき出す好守。
30分フロンターレは道本に代えて28山田新を入れ、FW。村田が左MFへ。すると直後にヴェルディが自陣でリスタートからフロンターレにボールを渡すと村田がエリア前1対1に。ゴールへ流し込んで1-2とします。
直後にはヴェルディも右サイドでキープした大久保からボールを受けた相馬がミドルシュートを打つも左へ。38分には右コーナーキック、深澤がうまく頭で叩きつけるも枠をとらえることはできず。
フロンターレも高吉のフィードを村田が左サイドで受けてエリア前へボールを入れると宮代が迫るもヴェルディのDFの前にシュートには至らず。さらに池谷からのパスに山田が抜け出て迫りますがシュートを打つには至らず。ロスタイムにはヴェルディの攻めをしのいだところから大曽根が右サイドでボールを受け、中央の田中へボールを出すとエリア左へ精度の高いパスを出しますが宮代は惜しくもさわることはできず。前半は1-2でタイムアップとなります。
日が落ちつつあり、次第に冷え込むなか始まった後半。フロンターレはサイドで起点となっていた平田らをうまくケアしながら、攻勢に。8分には山田が左サイドの裏へ抜け出てコーナーキックを得ると小川が入れたボール、村田が落として最後は田中がエリア内シュートを打ちますが力が入ってしまったのかボールは上に。9分には池谷がドリブルで持ち上がって右へ展開、大曽根が仕掛けるもシュートには至らず。
ヴェルディも前線で松本がうまくボールをキープしてエリア前へ迫りますが、高吉や新井が粘り強く守り、小川が切り替え早く自陣のさまざまな局面に顔を出し攻撃の芽を摘んでいきます。
20分には右からのスローイン、山田がうまくボールを受けてエリア右へ迫りますが、ヴェルディの選手も粘り強く守り、シュートを打つことはできず。さらに早坂のキックを起点に村田や山田がエリア前へ迫り、小川が高い位置取りからパスを出してエリア前宮代が抜け出るもゴールを割るには至らず。一方のヴェルディも左サイドからパスを入れた羽生がエリア内へ進入、ボールを受けてゴールへ迫りますが高吉が寄せてシュートを打たせない好守。
27分にはフロンターレ、村田と川崎の連係から左サイドを崩し、最後はエリア左から宮代がシュートを打つもワンタッチあり、コーナーキックに。左から小川が入れたボール、田中がダイレクトで合わせるもボールはバーを叩き、宮代のシュートも惜しくも決まらず。
攻勢を強めるフロンターレは32分には右サイドの裏のスペースを突いた田中がシュートを打つも左へ。直後には村田からのパスに左から川崎が抜け出てシュートを打ちますがGK佐藤が反応。ここで得たコーナーキック、小川の左からのボールに宮代が頭で合わせますが上に。
ヴェルディも36分にはカウンターからエリア外右で大久保が左足でシュートを打ちますが、左へ。ここでヴェルディは大久保に代わり18大森渚生、平田に代わり2小幡祐稀。
直後には左からボールをヴェルディが入れるとエリア右、大森がシュートを打つも左へ。いい形はつくられながらも、追加点とはならず。
フロンターレは41分には池谷に代えて4伊従啓太郎を入れ前線へ。長身の伊従を生かして同点を狙っていきます。
43分フロンターレはエリア外右でファールを受けると小川のフリーキック、ニアで合わせたのは田中。見事にゴールネットを揺らして2-2。ついに同点に。一斉に駆け出すフロンターレの選手たち。
勝ち越しを狙い攻めぎあうヴェルディとフロンターレの攻防が続きロスタイムには山田がうまく抜け出してゴールへ迫りますが、折り返したボールはシュートにはつながらず。試合は2-2でタイムアップ。
この結果、フロンターレは6勝5分け5敗、得点21、失点21、勝ち点23、7位。プリンスリーグは首位浦和レッズユースが勝ち点を35まで伸ばし優勝が決定。2位横浜FCユースが敗れ、桐光学園も引き分けてさらに混戦へ。2位桐光学園(勝ち点25、得失点差+1)、3位ヴェルディユース(24、+5)、4位横浜FCユース(24、+3)、5位前橋育英(23、+6)、6位三菱養和ユース(23、+2)、7位フロンターレ、8位山梨学院(23、-1)の6チームに2位、3位の可能性が残されて、プリンスリーグはラスト2試合を迎えることになりました。
苦しい展開から持ち味の粘り強いサッカーを見せてこれからにつなげたフロンターレ。次節は12月4日午前11時、前橋育英高崎グラウンドにて前橋育英との対戦となります。
前半1-2 後半1-0 計2-2
得点:村田聖樹、田中碧(フロンターレ) 平田竜士2(ヴェルディ)
フロンターレの先発:16早坂勇希、14小川真輝、34高吉正真、22新井秀明、3川崎晶弘、10田中碧=cap、15池谷祐輔、17大曽根広汰、11道本大飛、18村田聖樹、26宮代大聖
交代:道本→28山田新 池谷→4伊従啓太郎
控え:21浅川将輝 2横山尚貴 6小泉靖弥 7桝谷岳良 8栗脇拓人 31上野綜太
ヴェルディの先発:12佐藤久弥、9平田竜士、3深澤大輝=cap、16谷口栄斗、22羽生識、13相馬雄太、14藤本寛也、7大久保智明、19河田稜太、10渡辺皓太、11松本幹太
交代:大久保→18大森渚生 平田→2小幡祐稀
(文中敬称略)
写真はかんちさんのものを多く使わせていただきました。ありがとうございます。
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