「4年間でまたフロンターレに戻るっていう覚悟で来たので。そこを一番目指して」 / MF大瀧螢


2022年12月のプレミアリーグファイナルを最後に、卒団したフロンターレU-18の選手たち。

ボランチとして、先発でも途中出場でも力を発揮できる存在として、チームを支えたのがMF大瀧螢。

 

プレミアリーグファイナル後、フロンターレのマスコットたちと写真におさまる大瀧螢選手

 

卒団後は、関東大学サッカーリーグ1部の中央大へ進み、インディペンデンスリーグ関東や関東大学サッカーリーグ新人戦などで出場を重ねています。

10月17日、中央大多摩キャンパスサッカー場で行われたインディペンデンスリーグ関東、中央大U-22A vs 立教大U-22Aでは、控えに。

出場の機会はありませんでしたが、試合後に、大学での日々とこれからの目標などについて聞かせてもらいました。

 

 

MF大瀧螢選手

 

-お久しぶりです。
久しぶりです!

-大学ここまでどうですか?
そうですね。部活動っていうの初めてだったので。どうなるかなっていう不安もありながら、始まったんですけど。
すごい楽しい感じで。雰囲気とかも、すごいあったかい、中大、あったかい感じで迎えてくれて。すごい充実した時間を過ごせているのかな、と思います。

-じゃあ、ユースとはまた違った楽しさがあるような感じ?
そうですね。寮でサッカーしている仲間と、寝泊まりとかしているぶん、やっぱりこう、仲もより深まるというか。
ユースだと、そういうのがなかったので。そこはすごい新鮮な感じがありますね。

-大学でサッカーやってみて、フィジカルとかそういうところはやっぱり違うのかな、と思うんですけど、それはどうですか?

そこはそうですね。大学生みんな、体しっかりしていて。わかっていた、というか思っていたんですけど、それでも少し差があって。
そこはけっこう入ってからも、感じていて。それを自分の、強さにするために、というか筋トレとかけっこうやったりして。
ユースの時よりも、そこは大事かなって思っています。

 

-今年の目標は何かありますか?

まだ、B1っていう立ち位置なので。とりあえずAチームに上がれるようにして、関東リーグ出場っていうのを目標にしています。

 

-プレミアの結果とは気にしていますか?
してます。気にしているんですけど、この前、山田に負けちゃったみたいで。ちょっと抜けちゃったのかな、山田が。

-そうですね。でもおとといかな、山田が負けて、それでまた差が縮まったんだけど。自力の優勝の可能性はまだないんだけど、まだ可能性はあるような感じですね。
本当に去年ファイナルまで行って。日本一というところを目指して、一歩届かなかったので。そこはリベンジしてほしいっていう気持ちは個人的に大きいです。

 

-個人的にこれから4年間の目標、もう1年目は終わりますけど、4年間で目標って何かありますか?

やっぱりこう中大に来る前に、4年間でまたフロンターレに戻るっていう覚悟で来た部分があるので。そこを一番目指して。フロンターレに戻るためにどうしたらいいのか、この4年間考えながら過ごしていけたらいいなと思います

 

-サポーターの人にメッセージをもらえますか?
1年生から関東リーグ出て、戦っている姿を見せたかったんですけど、ちょっとそれはかなわなかった。まだ、関東リーグありますけど。
少しでも早く、関東リーグ出場して、みなさんに自分が戦っている姿を見せられるように、頑張りたいと思いますので、応援よろしくお願いします。

 

充実した毎日を送っていることが、その表情からもよく伝わってくるものが感じられた大瀧。

この日のインディペンデンスリーグでも、40人はいるのではないか、というほどの選手たちが熱い声援を送っていたり、話を聞いている間にも、その様子をなぜかチームメートが撮影して、いじっていたりと、中央大の雰囲気の良さも感じられ、こちらとしても、何だか、あったかい気分にさせられるものがありました。

そんな素晴らしい一体感も感じられるチームと、仲間たちに恵まれたなかで、「フロンターレに戻る」という覚悟のもと、どんな選手になっていくのか。とても楽しみにしています。

 

(文中敬称略)

大瀧螢選手と田中幹大選手

CC BY-NC-ND 4.0 This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International License.

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